コジャノメとウラギンヒョウモン(2013年3月18日)

grassmonblueさんのサイト「my 蝶あるばむ」ではこの時期、モンシロチョウの初見情報を全国から募っておられる。実際に全国からたくさんの情報が寄せられ、とても参考になる。
私も昨年は情報を寄せたが、今年は後手後手に廻ってしまい、報告できずにいる。「公園昆虫記」のおはるさんと観察地域が重なっているので、いつも先を越されるのだった(笑)。
同じサイトで以前、多摩東部地区の蝶相を調べておられた。
詳しい内容は「my 蝶あるばむ」をご覧いただくとして、その中にコジャノメとウラギンヒョウモンが入っていないのに気がついた。
八王子方面まで含めれば見られる蝶だが、対象地域は武蔵野、三鷹、小金井、調布、府中、西東京、杉並区西部とのことである。
ウラギンヒョウモンはともかくとしてコジャノメはどうかと思い、自分の撮影記録を調べてみると、確かに対象地域では少ないが、2011年6月に府中市で撮影していたので、コメント欄に投稿させていただいた経緯がある。
コメント欄には写真は投稿できないので、当ブログにて証拠写真を掲載しようと思う。
一応正確な場所は伏せておく。撮影時刻は50分ほど異なっているが、撮影場所はかなり近かったので別個体かどうかははっきりしない(写真1、2)。

▼写真1 コジャノメ その1(2011年6月6日、府中市S公園。ストロボ撮影)
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※ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

▼写真2 コジャノメ その2(2011年6月6日、府中市S公園)
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※ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

ウラギンヒョウモンは、信州あたりなら普通に見られるようだが、東京で見ることはあまりないのではなかろうか。
都内の平地の公園ではツマグロヒョウモン、郊外の丘陵ではオオウラギンスジヒョウモン、メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン、クモガタヒョウモンなどが見られる。
ウラギンヒョウモンに関しては、2011年6月に奥高尾方面の山頂で一度見ただけである。
この時も山頂付近に咲くノアザミの花にツマグロヒョウモンが何匹か来ていて、
「こんなところまで来てツマグロヒョウモンを撮ってもなあ…」
と思いつつ、一応写真を撮っておいた。
ところがあとでよく見るとツマグロヒョウモンの他にウラギンヒョウモンも写っていた。恥ずかしながらウラギンヒョウモンを見たのはこれが初めてだったのだ(写真3)。

▼写真3 ノアザミで吸蜜するウラギンヒョウモン(2011年6月24日、奥高尾方面)
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※ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

2012年は見る機会がないまま秋になり、今年は見られなかったとすっかり諦めていた。
ところが10月の半ばに、ぼちぼち秋の蛾が羽化していないかと小金井公園に出掛けてみたところ、いたのだ。ウラギンヒョウモンが。
近年、秋の公園にはツマグロヒョウモンがコスモスの花に写真を撮るのも億劫になるほどたくさん集まっている。
この時もツマグロヒョウモンだろうと思いつつ、草むらを低く飛ぶ蝶を眺めていた。
草むらに着地した蝶をよく見るとどうもツマグロヒョウモンではない。離れたところから写真を撮りながら少しずつ近づき、ウラギンヒョウモンと分かった次第である。
何度か飛び立ったが、その度にまた戻ってきて、草むらを這い回るようにしている。産卵行動をしているように見えた(写真4〜8)。

▼写真4 ウラギンヒョウモン(2012年10月11日、すべて同一個体。小金井市・小金井公園)
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▼写真5 同上
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▼写真6 同上
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▼写真7 同上
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▼写真8 同上
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(注:この蝶は定着種とは思えないので、場所を書いても問題ないと判断しています)

昨年出版された『新版 東京都の蝶』(2012年5月、西多摩昆虫同好会編、けやき出版発行)の巻末に掲載されている東京都蝶類分布一覧表でも小金井市での記録はないようなので、やはり平地の公園で見られるのは稀なのだろう。
さて、こうして写真を掲載しても実際のところ場所を証明するものは何もない。もっと背景を写し込むとかすれば良いのかもしれないが、マクロレンズ主体の私の写真ではそれも難しいのだった。
それにしても、ちょいと写真を数点アップするだけのつもりだったが何だか長い文章になってしまった。

撮影機材:※印以外はニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-03-18 03:34 | | Comments(4)

Commented by あかね at 2013-03-18 09:45 x
みき♂さま
ブログ開設おめでとうございます!
詳しい解説参考にさせていただきます
コジャノメは私のフィールドでは珍しい蝶ではないので
最初だけ熱心に撮影しますが後は「コジャノメね・・」で
終わります
何処にでも居る普通種だと思っていましたが
そうでもないのですね!
ウラギンヒョウモンが都会で見られたとは驚きです
やや冷涼な気候の場所に生息しているとばかり
思っていましたので。
ツマグロヒョウモンも要注意ですね
Commented by みき♂ at 2013-03-18 12:01 x
あかね様、早速のご来訪、ありがとうございます。
蝶相も地域を絞ってみると興味深いものがありますね。
ウラギンヒョウモンは自分でもびっくりの嬉しい出会いでした。
これがあるから公園散歩もさぼれません。
Commented by twoguitar at 2013-04-07 16:31 x
初めまして。twoguitarと申します。
4月4日にギフチョウ撮影に行き損ねてしまいましたが、昨年は4月9日に行ったので、間違いなくどこかでお会いしていますね。

さて、ウラギンヒョウモンですが、一昨年には6月と9月に町田・相模原の低標高地で出会いました。やはり貴重な出会いというのは普段からよく歩いている賜物なんでしょうね。やはり、山から里へ飛来したと考えるのが普通なんでしょうね。
Commented by みき♂ at 2013-04-08 02:51 x
twoguitarさん、初めまして。と言ってもギフチョウの里でお会いしたかもしれませんね。
自分が人より恵まれているのは、暇で時間が比較的自由に使えるということなので(苦笑)、それを生かすために数多くフィールドに出るようにしております。
近場のフィールドでも、何がしかの出会いが必ずあるものだと、しばしば思います。
ウラギンヒョウモンを見かけた時にもそう思いました。
放蝶の可能性も捨てきれませんが、飛来個体と考えるのがやはり普通でしょうね。
ただ、産卵行動をしていたように見えるので、今年は少し注意して観察しようと思っています。
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