アルバムを作ってみよう(2013年3月19日)

昆虫写真を撮る方々は、自分の撮った写真をどうしているのだろうか。
今はデジタル写真の時代なので、フィルム代、現像・プリント代がかからないのでたくさん撮ってもパソコンに放り込んでおけば良い。
写真はパソコン上で見た方がカメラの液晶画面で見るより大きくてみやすい。パソコンに取り込んでおけば自宅のプリンターで印刷したり、ブログやネット掲示板に投稿することもできる訳だ。
気に入った画像はカメラのメモリにそのまま入れておけば、フィールド上で知人に見せることもできるので、消さずに残している方も多いのではあるまいか。
いずれにしても、今どきわざわざお金をかけてプリントする人は少数派に属するだろう。
しかし、敢えて言おう! 写真はプリントせよと。
私は蝶の写真を撮りはじめてまだ1年足らずの2011年、自分で撮った蝶の写真をアルバムにして図鑑代わりにしてみてはどうかと、種類別にプリントしてみた。
例えばツマグロヒョウモン。♂の開翅&裏翅、♀の開翅&裏翅でコンプリートとなり、4枚の写真を並べるのである(写真1)。

▼写真1 2011年のアルバムからツマグロヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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こうしておくと、種類によっては同定にも役立つし、何度も見て、撮った蝶でも、
「そういえば、まだ♀の開翅だけは撮っていないな」
というふうに、関心が薄れることもなくなる。
ミドリヒョウモン、オナガアゲハも同じ文脈でプリントした例である(写真2、3)。

▼写真2 2011年のアルバムからミドリヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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▼写真3 2011年のアルバムからオナガアゲハ(左側が♀、右側が♂)
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2011年にはあまり良い写真が撮れなかったサカハチチョウは、2012年に春型開翅、夏型開翅&裏翅と撮れたが、惜しくも春型裏翅だけ撮り逃してしまった(写真4)。

▼写真4 2012年のアルバムからサカハチチョウ(左側が春型、右側が夏型)
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一方で、クモガタヒョウモン、メスグロヒョウモンは♂♀ともにうまく揃えることができた(写真5、6)。

▼写真5 2012年のアルバムからクモガタヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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▼写真6 2012年のアルバムからメスグロヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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蝶のなかには雌雄が判別困難な場合もあるが、その場合は開翅&裏翅で良しとする訳である。
また、上記のサカハチチョウのように、春型、夏型(もしくは秋型)があれば、それもなるべく撮るようにする。
こうしていつまでも楽しく蝶を追いかけることができるのだ(笑)。
開翅写真の難しいタイプ(サトキマダラヒカゲとか)、裏翅写真が難しいタイプ(ダイミョウセセリとか)もあって、敢えてこれに挑戦するのも面白いかもしれない。
プリントした写真の裏には太めのポストイットを貼り付け、撮影日時&場所を記入しておくようにしている。
パソコン内に画像があればそれで事足れりとするのもいいが、手元にアルバムがあると、もっと手軽にソファーに寝転がっていても見ることができるし、虫撮り友人と持ち寄って見せ合うことだってできる。おっさん同士が小さな液晶画面に額を寄せ合うよりずっといいではないか。
それに、気に入った写真なら特にプリントをお薦めしておく。データというのはいつ消えてしまうか分からないものでもあるのだ。
カメラもパソコンも壊れたら買い直せばよろしい。しかし消え去った写真データは戻って来ない。そう思うと、今年もせっせとアルバムを作ることになるのだろう。
まあ、プリントしたいような写真が撮れれば…だけれど。

ちなみに私は、2012年には調子に乗って蛾のアルバムも作ってしまった(写真7〜9)。

▼写真7 2012年の蛾アルバムからヤママユ(成虫写真は2011年、空繭は2013年撮影)
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▼写真8 2012年の蛾アルバムからウスタビガ♂&空繭
d0303129_23451557.jpg


▼写真9 2012年の蛾アルバムからウスタビガ♀&交尾写真
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by mikiosu | 2013-03-19 23:12 | | Comments(0)

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