美麗な甲虫たち−−センチコガネほか(2013年6月20日)

甲虫たちの中で美麗な種と言うとどんなものが挙げられるだろうか。
センチコガネ(またはオオセンチコガネ)、タマムシ、ハンミョウなどが即座に思い浮かぶが、光沢の強い種は写真の撮りようによって見え方がかなり異なるので、綺麗に撮るのは意外に難しい。
今回は自分がこれまでに撮った甲虫たちの中から、美麗と思われる種をいくつかピックアップしてみた。

写真1、2はアカガネサルハムシ。
ハムシもなかなか綺麗な種が多いが、小さいので綺麗に撮るのは簡単ではない。
光沢の綺麗な昆虫は、光の加減をうまくコントロールできるかどうかが写真の決め手になる。
この個体は港区・附属自然教育園(通称、目黒自然教育園)の野草コーナーのプレートの上を歩いていたもの。
虹色の光沢が美しい甲虫だ。

▼写真1 アカガネサルハムシ その1a(2012年5月1日、港区・附属自然教育園)
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▼写真2 アカガネサルハムシ その1b(2012年5月1日、港区・附属自然教育園)
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※写真1、2はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真3〜5はセンチコガネ。
図鑑等で見るとオオセンチコガネの方が色の変化もあって綺麗と思うが、私はまだセンチコガネしか見たことがない。
センチコガネは糞虫なので、いつも綺麗な姿とは限らない(笑)。
色にも個体差があり、東京郊外で見られるのは写真3のような赤銅色のタイプが多い。これは東京郊外の丘陵方面で撮ったもの。
写真4は東京郊外の山道で撮った。山と言ってもいつも人出の多い場所で、踏まれそうになっているのを脇に寄せて撮った。この個体はなかなか光沢が綺麗だった。
写真5は東京郊外の林縁で見つけたちょっと色の変わった個体。ここ3年ほどでセンチコガネを何匹見かけたか…、多分20匹くらいは見ていると思うが、このような藍色の個体は初めてだった。

▼写真3 センチコガネ その1(2013年5月28日、東京郊外)
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▼写真4 センチコガネ その2(2012年9月29日、東京郊外)
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▼写真5 センチコガネ その3(2012年9月24日、東京郊外)
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※写真3〜5はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真6、7はオオトラフハナムグリ。
3年ほど前に買った図鑑に載っていたのを見た時には、こんなコガネムシがいるのかと思った。いつか実際に見てみたいと思っていたが、よく行く郊外の山道脇で見つけることができた。
写真6の個体は2枚ほど撮るとすぐに逃げてしまったが、ほんの数メートル先の葉上に別個体がとまっていた(写真7)。
これも数枚撮ると飛んで逃げた。人の気配に敏感なようだ。
一日に2個体見ることができたが、その後は見たことがないので、それほど多くはいないようだ。

▼写真6 オオトラフハナムグリ その1(ノートリミング、2011年6月24日、東京郊外)
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▼写真7 オオトラフハナムグリ その2(ノートリミング、2011年6月24日、東京郊外)
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※写真6、7はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真8、9はハンミョウ。
この写真は一昨年に信州方面へ旅行に行った時に撮ったもの。噂に違わず綺麗な姿で嬉しい出会いだった。
都内ではなかなかお目にかかる機会がないので、出会いを期待していた旅先で首尾よく見ることができた。
しかし、顔面をよく見ると捕食昆虫らしく、怖い顔なのだった。
ハンミョウには「道教え」という別名があり、近づくと2〜3メートルほど先に飛んで行き、とまっているのでまた近づくとさらに2〜3メートルほど先に飛んでいく。まるで道案内をしているように見えることから付けられたそうだ。
今年見かけたミヤマハンミョウ、コニワハンミョウなども似たような習性を持っているようだ。

▼写真8 ハンミョウ その1a(2011年9月10日、長野県)
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▼写真9 ハンミョウ その1b(2011年9月10日、長野県)
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※写真8、9はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真10〜12はカミキリムシの美麗種代表・ルリボシカミキリ。
これは東京郊外の林道脇で見つけた。

▼写真10 ルリボシカミキリ その1a(2012年8月10日、東京郊外)
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▼写真11 ルリボシカミキリ その1b(ノートリミング、2012年8月10日、東京郊外)
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▼写真12 ルリボシカミキリ その1c(2012年8月10日、東京郊外)
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※写真10〜12はニコンD90 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

春先には花を見に来る人も多く、それなりに人出のある林道だが、真夏に歩き廻っている人は意外に少ない。
そんな折、ひと休みしていたベンチ脇の葉上にひょっこりとまっていたのがこのルリボシカミキリだ。
いつか見たいと思っていたルリボシカミキリに出会えて、写真を撮ったあとに誰もいない林道で一人静かにガッツポーズをしたものだった(笑)。

なお、美麗甲虫の代表の一つ、タマムシ類は別項として次回取り上げるつもりだ。

by mikiosu | 2013-06-20 00:50 | 甲虫 | Comments(2)

Commented by yoda-1 at 2013-06-20 13:05
このルリボシカマキリの飛び出す前の正面側画像はダイナミックな感じでいいですね。
あのディズニーがデザインしたような、オオトラフハナムグリも未見ですが、どちらを初見しても感動が一日続きそうです。
Commented by みき♂ at 2013-06-20 19:27 x
yodaさん、コメントありがとうございます。
本当は「最近撮った美麗な蝶」でもやりたいのですが、このところさっぱりなので、過去画像でお茶を濁してます(苦笑)。
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