岩手の蝶たち−−タテハチョウ編 その1 エルタテハほか(2013年8月13日)

ブログの更新がだいぶ滞ってしまった。
8月3日に帰省し、10日には帰京したのだが、画像の整理などに思いのほか時間がかかってしまった。
ほぼ一週間の帰省中に撮った写真は660枚くらいだった。
都内郊外の野山でも一日に200〜300枚撮ることもあるので、一週間で660枚というのは少ないとも言える。
それでも普段見かけない昆虫を撮ったりしたことから、同定にも時間がかかってしまった。

帰省二日目の日曜日には、岩手県・沿岸南部で一番高い山である五葉山に行ってみた。
標高は約1350メートル。登山口の赤坂峠は700メートルくらいなので、登るのは600メートルほどだ。さほど高い山ではないが、ここには森林限界もあるので、高山蝶との出会いも期待していた。
しかし…、一緒に行ってくれた兄が登りはじめてすぐにグロッギーになってしまい、800メートルほどで諦めて下山してしまった。
歩いた時間は1時間ほどだが、標高は100メートルほどしか上がっていない。普段車に乗ってばかりで歩いていないせいだろう(苦笑)。
そんなことで、残念ながら山ではあまり成果を挙げることができなかった。

写真1は登山口にあるトイレ外壁にとまっていたエルタテハ。
裏翅しか撮れなかったが、取りあえず初見の蝶だ。
写真2は四日後、友人に高原に連れて行ってもらった時に見つけたエルタテハ。
ここは標高約600メートルくらいだろうか。
駐車場脇の側溝の中に入って行ってとまったのを、這いつくばって覗き込むようにして撮ったもの。
何とか開翅写真も撮れたが、せっかく出会ったものの、エルタテハに関してはろくな写真が撮れなかった。

▼写真1 エルタテハ その1(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
d0303129_1373964.jpg

▼写真2 エルタテハ その2(2013年8月8日、岩手県気仙郡)
d0303129_1375971.jpg


写真3は登山道で見かけたサトキマダラヒカゲ。
今回の帰省ではヤマキマダラヒカゲもヒメキマダラヒカゲも見かけず、サトキマダラヒカゲを1匹見かけただけだった。

▼写真3 サトキマダラヒカゲ(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
d0303129_138229.jpg


写真4〜5はジャノメチョウ。
ジャノメチョウはたくさんいた。山の登山口にもいたが、実家付近の道路脇でも普通に見られた。
写真5は♀のようだ。♀がこんなに色が薄いのを初めて知った。今まで♂しか見たことがなかったのかもしれない。
ちなみに写真5は拙ブログにリンクさせていただいているOK農園さん(「viva! OK農園の田舎暮らし♪」)の畑に咲くブッドレアに来ているを撮影したもの。OK農園さんを訪ねた顛末は後日述べたいと思う。

▼写真4 ジャノメチョウ 開翅(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
d0303129_1381488.jpg

▼写真5 ジャノメチョウ♀(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
d0303129_1383460.jpg


写真6は実家近所で撮影したイチモンジチョウ。
市内にはアサマイチモンジもいるはずで、何とか帰省中に撮りたいと思っていたが叶わなかった。
写真6の個体も微妙ではあるが、やはりイチモンジチョウのほうだろう。

▼写真6 イチモンジチョウ(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
d0303129_1383330.jpg


写真7はヒメアカタテハ、写真8はアカタテハ、写真9はキタテハ。
今回の帰省では市内の蝶相もできるだけ知りたいと思っていたので、普通種も積極的に撮っておいた。
ヒメアカタテハはOK農園さん宅のブッドレアで、アカタテハ&キタテハは市内の河原で撮影した。
『フィールドガイド 日本のチョウ』の分布域を見てみると、岩手県の沿岸南部にはシータテハはいてもキタテハは分布していないことになっているようだが、そんなことはないようだ。

▼写真7 ヒメアカタテハ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
d0303129_138475.jpg

▼写真8 アカタテハ(ノートリミング、2013年8月7日、岩手県大船渡市)
d0303129_139868.jpg

▼写真9 キタテハ(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
d0303129_1391749.jpg


写真10はコムラサキ♂。
河川敷にあるカワヤナギと思われる木にとまっていた。コムラサキも思ったような写真は撮れなかった。

▼写真10 コムラサキ♂(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
d0303129_1391561.jpg


写真11、12はオオミスジ。
残念ながら翅は痛んでいるが、初見の蝶なので嬉しい出会いと言っておこう。
この蝶は実家の裏手にある木の葉上にとまっていた。実家では誰も煙草を吸わないので、勝手口の戸を開けて煙草を吸っている時に見つけた(笑)。
翅を開いたり閉じたりしていたので、スリッパのまま出て行って撮った。

▼写真11 オオミスジ その1a(ノートリミング、2013年8月8日、岩手県大船渡市)
d0303129_1392583.jpg

▼写真12 オオミスジ その1b(2013年8月8日、岩手県大船渡市)
d0303129_1394466.jpg


写真13は高原で撮ったサカハチチョウ夏型。
今年はようやくサカハチチョウ夏型に出会えた。高原ではヨツバヒヨドリに来る姿が何匹か見られた。

▼写真13 サカハチチョウ 夏型(ノートリミング、2013年8月8日、岩手県気仙郡)
d0303129_1394369.jpg


次回はヒョウモンチョウ類を取り上げる予定だ。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-08-13 13:18 | | Comments(2)

Commented by himeoo27 at 2013-08-13 14:04
オオミスジ初見おめでとうございます。私もこの
蝶やっと初撮り叶いました。
夏型のサカハチチョウはカラフルな春型と異なり
黒と白のクッキリした配色パターンが綺麗ですね!
Commented by みき♂ at 2013-08-13 21:02 x
himeoo様
コメントありがとうございます。
オオミスジ、もうちょっと美麗個体だと良かったですが(苦笑)。
サカハチチョウ夏型は、すっきりした配色でなかなか捨てがたいものがあります。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード