秋の大物蛾・クスサン(2013年10月16日)

夏にはヤママユ、秋にはクスサン、ヒメヤママユ、ウスタビガと、ヤママユガ科の大物蛾が出現する。
ヤママユ成虫には一昨年に二度出会ったものの、昨年、今年と出会い損なってしまった。
クスサンとヒメヤママユには昨年初めて1匹ずつ出会った。
今年、クスサンには10月3日、12日と二度出会うことができた。

写真1は10月3日に林縁の外灯にとまっていたクスサン。
遠くて♂か♀かはっきりしなかった。♂のようには思えたが…。

▼写真1 クスサン その1(2013年10月3日、東京郊外)
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写真2〜8は10月12日に見つけたクスサン♀。
3日に見つけたクスサンとはだいぶ色合いが異なる。
この日は朝の4時台に自宅を出て、暗いうちに東京郊外へ遠征した。
早朝には夜のうちに外灯に来た個体と出会えるのではないかと期待しての早出だ。
山麓の外灯廻りでは成果が得られなかったが、山頂からの下山途中でどうにか1匹だけ見つけることができた。

▼写真2 クスサン♀ その2a(ノートリミング、2013年10月12日、東京郊外)
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※写真2はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真3 クスサン♀ その2b(2013年10月12日、東京郊外)
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写真4は少し突ついて後翅の眼状紋を出してもらった。
写真6では開翅長約140ミリといったところ。別の写真では150ミリくらいに見えた。怒って翅をブルブル震わせると、10ミリ程度は大きく見えるようだ。
昨年見つけた個体は125ミリくらいだったので、この個体はやや大柄だったのかもしれない。

▼写真4 クスサン♀ その2c(2013年10月12日、東京郊外)
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▼写真5 クスサン♀ その2d(ノートリミング、2013年10月12日、東京郊外)
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▼写真6 クスサン♀ その2e(2013年10月12日、東京郊外)
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※写真6はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真7、8は手乗り写真。
今年は手乗りにも挑戦してみた。ヤママユやクスサンは大きくて、昨年まではビビって手が出せなかった(笑)。
これくらい大きいと、愛用している105ミリマクロレンズではフレームからはみ出してしまう。
写真7はコンパクトデジカメで、写真8は手乗り写真に備えて持って行った広角ズームレンズをデジタル一眼レフに装着して撮った。

▼写真7 クスサン♀ その2f 手乗り(ノートリミング、2013年10月12日、東京郊外)
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※写真7はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真8 クスサン♀ その2g 手乗り側面(2013年10月12日、東京郊外)
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※写真8はニコンD7000 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

せっかくなので幼虫&繭も紹介しておく。
写真9、10は一昨年(2011年)の7月に撮影した幼虫。
クスサンの幼虫はとても大きい。終齢幼虫では90〜100ミリ近くになる。
長い毛が生えていて、シラガタロウという別名がある。

▼写真9 クスサン 幼虫 その1(2011年7月9日、東京郊外)
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▼写真10 クスサン 幼虫 その2(ノートリミング、2011年7月9日、東京郊外)
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※写真9、10はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真11は昨年8月に撮影した繭。
網目状の繭にはスカシダワラ(透かし俵)という別名がある。

▼写真11 クスサン 繭(ノートリミング、2012年8月10日、東京郊外)
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※写真11はニコンD90 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

私の経験では幼虫も繭も時折見かける。数えたわけではないが、幼虫は30匹以上、繭は20個くらい見たことがあると思う。
一方で、成虫は今年の2匹を含めて合計3匹しかまだ見ていない。無事に羽化できる個体もそれだけ少ないのだろう。

クスサンの成虫は、この日出かける前には、見られそうなポイントを4カ所くらい想定していた。そのいずれも外れ、意外な場所で見つけた。
朝早くから出かけたので2〜3匹は見られるかと期待していたが、1個体しか見られなかった。なかなか計算通りにはいかないものだ。
それでも後翅の眼状紋を見せてもらい、サイズも計り、手乗り写真も撮らせてもらった。クスサンには迷惑だったろう。最後は怒りに身を震わせながら(実際には飛翔に備えて身体を温めていたのだろう)、梢の方に飛んで行った。

クスサンの次にはヒメヤママユが出現する。
次はヒメヤママユの手乗り写真に挑戦してみたい。

最後におまけ。
◎今日のニャンコ ♪(2013年10月3日、東京郊外)
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※ニャンコはOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-10-16 00:01 | | Comments(8)

Commented by puntamama at 2013-10-16 09:38
おはようございます!
台風の為に職場が午前休になってこんな時間にコメです (笑)

クスサン 見事に撮られましたね!
眼状紋がバッチリで美しいですし、毛深い頭は小動物のようにも ^^
しかし、あの大きさにはビックリしますよね~
昔の私は逃げていましたが (^^;) 今は是非出逢いたいです

ところでこちらでご紹介下さったカバマダラ、私も行ってきました (^^)
ありがとうございました
Commented by みき♂ at 2013-10-16 13:01 x
puntamama様
コメントありがとうございます。
秋の蝶も良いですが、秋の大物蛾も捨てがたいです(笑)。
クスサンはまだ卵を撮ったことがないので、次は卵狙いで行ってみようと思ったりしてます。
カバマダラ、拝見しました。素晴らしい写真を撮られましたね。
Commented by あかね at 2013-10-16 18:15 x
みき♂さま
先日は有難うございました
手乗りのクスサン・・・すごい!!
私はとても手が出せないですが
画像を見せていただいたりナガサキアゲハを撮影したりの
あと道路で車に轢かれているクスサンを
二匹見ました!!
覗き込んでいるのを御近所の男性が見て
蛾ですよって言いました
余程おかしかったのでしょうね
繭の殻はよく見かけますが蛹が入っているのは
見たことがありません
見つけようと思わないと目には付かないでしょうね
観察力の違いでしょう!!
あの近所には沢山居るようです
Commented by himeoo27 at 2013-10-16 21:28
クスサン埼玉県中南部の公園で一度撮影した
ことがあります。アースカラーの落ち着いた色
合いが綺麗ですね!
Commented by みき♂ at 2013-10-17 00:33 x
あかね様
コメントありがとうございます。
先日はこちらこそありがとうございました。
クスサン、車に轢かれていましたか。勿体ない…。
そうなんです、あの近所では幼虫や繭も結構見られるんです。
もう少ししたらヒメヤママユも見られると思いますよ。
Commented by みき♂ at 2013-10-17 00:36 x
himeoo様
コメントありがとうございます。
クスサン♀はなかなか重量感がありました(笑)。
クスサンよりやや小振りなヒメヤママユも綺麗ですよ。
Commented by ロクハンノリ at 2016-09-03 21:19 x
初めまして!
新潟のロクハンノリと申します。
本日偶然にも、拙宅の勝手口で遭遇しました。
クワガタムシが好きで追いかけていますが…
蛾には詳しくありません。
勉強がてら、またお邪魔させてください。
Commented by mikiosu at 2016-09-04 05:37
ロクハンノリ様
ご来訪&コメントありがとうございます。
クスサンは東京では10月になってからと思いますが、信州方面ではもう出ていました。こちらより一か月くらい早い発生のようですね。
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