マツヘリカメムシの撮影記録(2014年1月24日)
カメムシつながりで、今回は前から気になっていたマツヘリカメムシを取り上げてみた。
マツヘリカメムシは、2008年に東京・小金井市で最初に採集された北米原産の外来種と言われている。従って、都内の公園ではよく見かけるが、他県ではあまり見られないのではないだろうか(もっとも、最近はかなり分布域を広げているようだ)。
私が初めて見たのは2010年11月だった(写真1)。
この個体は庭園内の資料室の中で見つけた。この時はしばらく名前が分からなかった。
▼写真1 マツヘリカメムシ その1(ストロボ撮影、2010年11月8日、国分寺市)
※ニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
写真2はほぼ一年後の2011年10月に小金井公園で見つけたもの。
この日は公園内の電話ボックスと掲示板で2匹見かけた。写真は掲示板で撮った個体。
▼写真2 マツヘリカメムシ その2(2011年10月10日、小金井市)
※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
写真3は善福寺公園で見つけた。
どこにいたかはっきり覚えていないが、多分トイレ外壁だろう。
▼写真3 マツヘリカメムシ その3(ストロボ撮影、2011年10月20日、杉並区)
※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
写真4は玉川上水縁(三鷹地域)で見つけた。
これはトイレ外壁で撮った。
▼写真4 マツヘリカメムシ その4(ストロボ撮影、2011年10月21日、三鷹市)
※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
写真5は井の頭自然文化園本園で見つけた。
これは園内にある茶室の外壁を歩いていた。
▼写真5 マツヘリカメムシ その5 (ストロボ撮影、2011年10月25日、武蔵野市)
※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
写真6は2012年、写真7は2013年に玉川上水縁(三鷹地域)で見つけた。
いずれも擬木柵で撮った。
▼写真6 マツヘリカメムシ その6 (ストロボ撮影、2012年2月15日、三鷹市)
※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
▼写真7 マツヘリカメムシ その7 (2013年10月31日、三鷹市)
※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
写真8は野山北・六道山公園で見つけた。
これは公園のインフォメーションセンターの入口付近にいた。
▼写真8 マツヘリカメムシ その8 (2013年11月1日、武蔵村山市)
※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
写真9、10は東御苑で見つけたもの。
2013年秋には都心の東御苑でも2度続けてみた。
▼写真9 マツヘリカメムシ その9 (ノートリミング、2013年11月13日、千代田区)
※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
▼写真10 マツヘリカメムシ その10 (2013年11月19日、千代田区)
※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
玉川上水縁で見つけた例が多いのは、そこを歩く機会が多いからだと思う。
見つけた日付を確認すると、10〜11月がほとんどだ。
マツヘリカメムシは成虫越冬するので、秋に冬眠場所を探して樹上から降りてくるためと推測される。
2011年にたくさん見たので、その後の分布状況が気になったが、2012年はそれほどでもなかった。
もっとたくさん見ていると思うが、撮らなかったり、写真を見落としたりしているかもしれない。
今後も見かけたら面倒がらずにちゃんと写真を撮っておきたい。
by mikiosu | 2014-01-24 02:52 | その他 | Comments(2)