フユシャク第九弾、クロテンフユシャク その1(2014年1月25日)
例年主フィールドでは1月中旬以降に見られるクロテンフユシャク。
東京郊外の山麓では12月下旬に既に見られた。
写真1、2は郊外の林縁で見つけたクロテンフユシャク♂。
▼写真1 クロテンフユシャク♂ その1a(ノートリミング、2013年12月21日、東京郊外)
▼写真2 クロテンフユシャク♂ その1b(ノートリミング、2013年12月21日、東京郊外)
※写真1、2はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
写真3〜6は主フィールドで見つけたクロテンフユシャク♂。
昨季は1月15日初見だったが、今年は1月22日とやや遅かった。
▼写真3 クロテンフユシャク♂ その2a(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
▼写真4 クロテンフユシャク♂ その2b(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
▼写真5 クロテンフユシャク♂ その3(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
※写真4、5はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
▼写真6 クロテンフユシャク♂ その4(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
クロテンフユシャク♂とウスバフユシャク♂は一見似ている。
クロテンフユシャク♂の外横線は前縁付近で前方(頭部の方)に曲がること、内横線と外横線の間にある黒い点がクロテンフユシャク♂の方がはっきり出る場合が多い、ウスバフユシャク♂は赤茶色になる傾向があるが、クロテンフユシャク♂は薄茶色である場合が多い、などで判別できる。
自分の経験では、ウスバフユシャク♂はやや色の濃い個体が多く、ウスバフユシャク♂をさんざん見た後にクロテンフユシャク♂を見つけると、何だか綺麗に見えるように思う(笑)。
なお、クロテンフユシャク、ウスバフユシャク、ウスモンフユシャクは♂の姿も似ているが、♀に至ってはほとんど外見で識別するのは困難なようだ。
交尾でもしていないと判別できないので、♀が単独でいるのを見つけても、それがどれの♀なのか分からない。
クロテンフユシャクは3月くらいまで見られるので、まだこれから交尾シーンを見ることもあるだろうが、参考までに過去画像から交尾シーンを1枚だけ載せておく。
▼写真7 クロテンフユシャク交尾シーン(ノートリミング、ストロボ撮影、2012年1月31日、東京近郊)
※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
参考サイト:相模国の自然スケッチ、似た蛾の比較図鑑、ほか
by mikiosu | 2014-01-25 03:50 | 蛾 | Comments(4)
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himeoo27 at 2014-01-25 17:24
濃い内容の冬尺蛾シリーズお見事ですね!
今回も堪能させていただきました。
今回も堪能させていただきました。
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みき♂
at 2014-01-26 03:46
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himeoo様
コメントありがとうございます。
フユシャクシリーズは、第十五弾くらいまでやりたいと思っていますので、
ゆるりとお付き合いください(笑)。
主フィールドだけではそこまでできないので、そろそろ遠征も考えています。
首尾よく見つけられるかどうか…。
コメントありがとうございます。
フユシャクシリーズは、第十五弾くらいまでやりたいと思っていますので、
ゆるりとお付き合いください(笑)。
主フィールドだけではそこまでできないので、そろそろ遠征も考えています。
首尾よく見つけられるかどうか…。
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Sippo5655 at 2014-01-27 21:58
いつだったか、、
黒っぽい蛾が、死んだ連れ合いを抱いて
じっとしていた光景に出会いました。
この子たちの生涯って、どんなだろうって、
その時考えたんですよね。
みんな言葉を話せたら、どんなにか地球は楽しく面白く
生きる喜びが倍増することかって♪
黒っぽい蛾が、死んだ連れ合いを抱いて
じっとしていた光景に出会いました。
この子たちの生涯って、どんなだろうって、
その時考えたんですよね。
みんな言葉を話せたら、どんなにか地球は楽しく面白く
生きる喜びが倍増することかって♪
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みき♂
at 2014-01-28 01:57
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