シモフリトゲエダシャク その2(2014年2月27日)
今季の主フィールドでは、全般にフユシャクの姿は少なかったように思う。
その中にあって、シモフリトゲエダシャクだけは♂も♀も複数個体が観察でき、来季以降も継続して見られそうなのが嬉しい。
写真1〜6は1月末に見られたシモフリトゲエダシャク♂の美麗個体。
シモフリトゲエダシャクは茶色っぽい個体よりも、このようにやや緑がかった個体の方が綺麗に思える。
▼写真1 シモフリトゲエダシャク♂ その1a(ノートリミング、2014年1月31日、東京近郊)
※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
▼写真2 シモフリトゲエダシャク♂ その1b(ノートリミング、2014年1月31日、東京近郊)
※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
写真3は同じ個体が地面に落ちたところを撮ったもの。
写真4は同じ写真の触角部分を拡大してみた。シモフリトゲエダシャク♂はフユシャクの中では触角がよく発達している。
▼写真3 シモフリトゲエダシャク♂ その1c−1(ストロボ撮影、2014年1月31日、東京近郊)
▼写真4 シモフリトゲエダシャク♂ その1c−2(ストロボ撮影、2014年1月31日、東京近郊)
※写真3、4はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
写真5はやや開翅したところ、写真6は手乗り写真を撮ってみたところ。
▼写真5 シモフリトゲエダシャク♂ その1d(ノートリミング、2014年1月31日、東京近郊)
※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
▼写真6 シモフリトゲエダシャク♂ その1e(ノートリミング、2014年1月31日、東京近郊)
※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
主フィールドでは1月中に♂♀各2匹見られたシモフリトゲエダシャクも、2月に入るともう見ることはなかった。
以前、他県の駅舎で4月中旬頃に見たことがある。通常は2〜3月、山地では4〜5月、近年の関東では12月頃から出現するらしく、12〜5月までと幅広い出現時期になっているようだ。
参考サイト:日本産フユシャクWEB図鑑、相模国の自然スケッチ、ほか
by mikiosu | 2014-02-27 23:08 | 蛾 | Comments(0)