フィッシュアイレンズで撮ってみたヒオドシチョウ&ウスタビガ繭(2014年3月25日)
今月二度目の丘陵遠征では、ヒオドシチョウの姿が結構見られた。ちゃんと数えた訳ではないが、3〜4頭はいたように思う。
そのうち写真が撮れたのは2頭。
写真1は散策路脇の木の幹にとまっていた個体。
▼写真1 ヒオドシチョウ その1a(ノートリミング、2014年3月23日、東京郊外)
※写真1はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
最初にデジタル一眼+マクロレンズで何枚か撮った後、フィッシュアイレンズで撮ってみたのが写真2〜5。
レンズ交換して木の幹を見るともういなくなっていてがっかりしたところ、周囲を見回すと数メートル離れた地面にとまっていた。
写真2、3は同じ場所にとまって、翅を開いたところと閉じたところを撮ったもの。
ヒオドシチョウくらいの大きさの蝶だと、フィッシュアイレンズで周辺環境と一緒に撮るのに都合が良いようだ。
しかし、あまり近づきすぎると、写真4のように画面内に自分が影が出てしまうので要注意だ(笑)。
▼写真2 ヒオドシチョウ その1b(ノートリミング、2014年3月23日、東京郊外)
▼写真3 ヒオドシチョウ その1c(ノートリミング、2014年3月23日、東京郊外)
▼写真4 ヒオドシチョウ その1d(ノートリミング、2014年3月23日、東京郊外)
▼写真5 ヒオドシチョウ その1e(2014年3月23日、東京郊外)
写真6は別のポイントで見つけた個体。
ヒオドシチョウやルリタテハは、テーブルやベンチなど人工物にとまる姿もよく見られる気がする。
▼写真6 ヒオドシチョウ その2(ノートリミング、2014年3月23日、東京郊外)
※写真6はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
写真7は林縁で見つけたウスタビガの空繭。
フィッシュアイレンズで撮ってみたら、なかなかいい感じだった(自画自賛)。
蝶と違って繭は逃げないので、ゆっくり撮ることができる(笑)。
写真8は同じ繭をデジタル一眼+マクロレンズで撮ったもの。
この繭は綺麗だったので持ち帰ろうかと思った。
念のために裏側を見てみると、卵が一個だけ付いていたので、その場所に残しておくことにした(写真9)。
ネット上で空繭に付着したウスタビガの卵を見てみると、大体はたくさん産みつけられているのに、私が見たのはいつも一個しか付いていない。
もっとたくさん産みつけられた卵を見たい!
▼写真7 ウスタビガの繭 その1a(ノートリミング、2014年3月23日、東京郊外)
▼写真8 ウスタビガの繭 その1b(ノートリミング、2014年3月23日、東京郊外)
▼写真9 ウスタビガの繭&卵 その1c(ノートリミング、2014年3月23日、東京郊外)
※写真8、9はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
それにしても、2月に大雪が二度も降ったのに、成虫越冬する蝶たちは無事生き残り、ホシミスジの越冬幼虫の巣やウスタビガの繭も地面に落ちずに残っている。
昆虫たちの逞しい生命力に今更ながら驚かされる思いがする。
撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED
by mikiosu | 2014-03-25 00:01 | 蝶 | Comments(8)
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itotonbosan
at 2014-03-25 06:15
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おはようございます。
私も今年になってから,ウスタビガの繭を勿来の関で見つけました。
いつも歩いている道でした。
少し上を見上げると見覚えのある繭が付いていたのです。
少し押したくらいでは凹みまない丈夫な繭です。
底より僅か横には小さな穴が一つ空いていました。
私はこれで2回見ましたが,いずれも卵は付いていませんでした。
私も今年になってから,ウスタビガの繭を勿来の関で見つけました。
いつも歩いている道でした。
少し上を見上げると見覚えのある繭が付いていたのです。
少し押したくらいでは凹みまない丈夫な繭です。
底より僅か横には小さな穴が一つ空いていました。
私はこれで2回見ましたが,いずれも卵は付いていませんでした。
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野川では数回お目にかかっておりましたが、まさかあそこでとちょっとお声掛けにためらいました(^^)
ヒオドシ情報ありがとうございました。あの日は後の予定があり教えていただいた場所に行く時間がなかったのですが、何とか帰り際に見つけることができました。
昨年たくさん見られたウスタビガの繭は、この冬めっきり減ったように思います。きれいな繭ですね、卵一つも可愛らしい。
ヒオドシ情報ありがとうございました。あの日は後の予定があり教えていただいた場所に行く時間がなかったのですが、何とか帰り際に見つけることができました。
昨年たくさん見られたウスタビガの繭は、この冬めっきり減ったように思います。きれいな繭ですね、卵一つも可愛らしい。
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みき♂
at 2014-03-25 22:04
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みき♂
at 2014-03-25 22:10
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hirokou様
コメントありがとうございます。
拙宅からだとあまりアクセスはよくありませんが、早春の蝶、初夏の蝶、晩夏のトンボなど、いろいろ楽しめる場所なので、またお目にかかる機会があろうかと思います。
その際には宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
拙宅からだとあまりアクセスはよくありませんが、早春の蝶、初夏の蝶、晩夏のトンボなど、いろいろ楽しめる場所なので、またお目にかかる機会があろうかと思います。
その際には宜しくお願い致します。
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twoguitar
at 2014-03-28 22:12
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ヒオドシチョウのフィッシュアイレンズ写真、素晴らしいですね。ヒオドシチョウの現れそうな雰囲気がよく伝わってきますね。
いずれ、昨年の観察地点に言ってみたいのですが。
いずれ、昨年の観察地点に言ってみたいのですが。
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みき♂
at 2014-03-29 00:08
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itotonbosan
at 2014-03-31 22:07
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今年になって未見のチョウ2種類に出会いました。
最初は,コツバメです。
次は3/31のヒオドシチョウです。
飛んでいるとき翅のぶつかり合う音が聞こえるそうです。
翅を閉じたときの写真も写しました。
すると何としたことか足の数が4本でした。
驚きです。
最初は,コツバメです。
次は3/31のヒオドシチョウです。
飛んでいるとき翅のぶつかり合う音が聞こえるそうです。
翅を閉じたときの写真も写しました。
すると何としたことか足の数が4本でした。
驚きです。
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みき♂
at 2014-04-01 02:32
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itotonbosan様
コメントありがとうございます。
タテハチョウ科の蝶は一見すると4本足に見えますね(実際には6本です)。
他の科の蝶でも、とまる時に4本しか使わず、前脚は胸の前に折り畳む場合があるようです(ダイミョウセセリなど)。
コメントありがとうございます。
タテハチョウ科の蝶は一見すると4本足に見えますね(実際には6本です)。
他の科の蝶でも、とまる時に4本しか使わず、前脚は胸の前に折り畳む場合があるようです(ダイミョウセセリなど)。