甲虫を綺麗に撮る(2014年4月10日)

「甲虫を綺麗に撮る」などというと、いかにも筆者が綺麗な撮り方を心得ているような印象を与えてしまう。
実際には「甲虫を綺麗に撮るにはどうしたらいいのかな、オロオロ」というタイトルが相応しい。
それではタイトルが長過ぎるので、撮る以下は省略した次第だ(笑)。

写真1はナミテントウの産卵シーン。
こういう写真はコンパクトデジカメがうってつけのような気がするが、実際にはどうも背景の樹皮の方にピントが合ってしまって、ナミテントウの背面がボケボケになることが多い。
背景にピントが合ってしまったら、少しカメラを手前に移動させて撮ると昆虫の背面に合焦した写真が撮れる…、場合がある。移動距離は勘に頼ることになるので、うまく合焦していない場合の方が多いのが実情だ(涙)。

▼写真1 ナミテントウ 産卵シーン(2014年4月9日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真2はヒレルクチブトゾウムシ。
光が十分にまわっていると、10ミリ以下の小さな昆虫でもデジタル一眼+マクロレンズで、手持ち撮影でもまずまずの写真が撮れる場合がある。
自分の経験では7ミリ以下になると、運を天に任せるしかない気がする。
ヒレルクチブトゾウムシの大きさはせいぜい5ミリくらいと思う。

▼写真2 ヒレルクチブトゾウムシ(2014年4月9日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真3、4はこの時期によく出会うトラフコメツキ。
写真3はデジタル一眼+マクロレンズで、写真4はコンパクトデジカメで撮ったもの。
こういうシーンでは背景がボケているより、多少判別できるくらいに写っていた方が良いような気がする。
背景に写っている黄色い花はクサノオウである。

▼写真3 トラフコメツキ その1a(デジイチ撮影。2014年4月9日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真4 トラフコメツキ その1b(コンデジ撮影。2014年4月9日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真5〜9は主フィールドで初めて見かけたヨツボシチビヒラタカミキリ。
この個体の体長は約6ミリ。
木柵にとまってじっとしていたので、コンパクトデジカメ、デジタル一眼+マクロレンズ、同ストロボ撮影、同ストロボ撮影&ディフューザーあり、などで撮り比べてみた。
絞り値やISO感度もバラバラなので厳密な比較写真ではないが、やはりデジタル一眼+マクロレンズでストロボ撮影し、ディフューザーを使用した写真が鞘翅の点刻模様までよく捉えていたように思う。

▼写真5 ヨツボシチビヒラタカミキリ その1a(コンデジ撮影。2014年4月9日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真6 ヨツボシチビヒラタカミキリ その1b(デジイチ、自然光撮影。2014年4月9日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真7 ヨツボシチビヒラタカミキリ その1c(デジイチ、ストロボ撮影。2014年4月9日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真8 ヨツボシチビヒラタカミキリ その1d(デジイチ、ストロボ撮影+ディフューザー使用。2014年4月9日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真9 ヨツボシチビヒラタカミキリ その1e(デジイチ、ストロボ撮影+ディフューザー使用。2014年4月9日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

私が使用しているディフューザーはケンコーの「影とり」というもので、レンズ先端に輪っかを取り付けるようにして使用するタイプ。
ところが、私が常用しているマクロレンズはレンズ径が80ミリ以上もあって、ディフューザーを取り付けにくいのがちょっと困ったところだ。
一応いつも持ち歩いているものの、装着するのが面倒なのでタンスの肥やしならぬ、ザックの肥やしになりつつあった。
そんなことではいかんと、久し振りに引っ張り出して使ってみた次第だ。
この日はうっかりして、LED照明で撮ってみるのを忘れてしまった。
また似たような状況があったら、LED照明も含めて撮り比べてみたい。

参考サイト:東京カミキリムシ図鑑虫Navi東京23区内の虫、ほか
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by mikiosu | 2014-04-10 21:20 | 甲虫 | Comments(2)

Commented by at 2014-04-11 21:35 x
さすが、こういう風に比較して撮影するといいですね。
テントウムシは背のてっぺんにピントを合わすと全体はボケるし、縁に合わせると背はボケるし、いつも難しいと思います。
ヨツボシチビヒラタカミキリは見たことがありませんね。
Commented by みき♂ at 2014-04-12 00:06 x
秀様
コメントありがとうございます。
いやもう、5ミリ以下の昆虫をビシッと撮っておられる秀さんの昆虫写真に比べると全然足元にも及びません(涙)。
取りあえず、いろいろ試しつつ、少しずつでも綺麗な写真が撮れるようになれればと思います。
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