今年も撮れたミヤマカラスアゲハ春型(2014年5月18日)

5月16日はミヤマカラスアゲハ狙いで遠方に遠征してみた。
9時前、林道手前で谷の方へ下っていくミヤマカラスアゲハの姿を2頭ほど見かけて期待が高まる。
一時間後、林道脇のウツギ系の花(ヒメウツギだろうか)にきている蝶がいた。
トラフシジミとミヤマカラスアゲハ♀のツーショットが撮れた(写真1、2)。

▼写真1 ミヤマカラスアゲハ♀&トラフシジミ その1a(2014年5月16日、東京郊外)
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▼写真2 ミヤマカラスアゲハ♀&トラフシジミ その1b(2014年5月16日、東京郊外)
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ミヤマカラスアゲハが花から花へ移動するとき、表翅が見えたので♀と分かった(写真3、4)。
ふだんなかなか♀に出会うことがないので胸が高まるが、いかんせん、写真3はややピンボケ、写真4は翅が切れてしまった(涙)。
(写真4はクリックするともう少し翅が写っています(苦笑))

▼写真3 ミヤマカラスアゲハ♀ その1c 飛翔中(ノートリミング、2014年5月16日、東京郊外)
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▼写真4 ミヤマカラスアゲハ♀ その1d 飛翔中(2014年5月16日、東京郊外)
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花は谷側に咲いているので、どうしても裏翅の一部しか撮れない(写真5)。
ガードレールから必死に身を乗り出すが、その先は断崖絶壁なので、あまり無理も出来ない。
それでも春型♀の綺麗な裏翅は眼に焼き付いた気がする。

▼写真5 ミヤマカラスアゲハ♀ その1e(2014年5月16日、東京郊外)
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枝被りばかりとはいえ、取りあえずミヤマカラスアゲハ♀の姿を捉えることができ、気を良くして林道を奥へと進む。
林道では吸水ポイントが何箇所かある。
そのうちの一つで、ミヤマカラスアゲハ♂が吸水していた(写真6〜8)。
写真6で吸水している3頭がミヤマカラスアゲハ♂、右側を飛んでいるのがカラスアゲハ♂のようだ。

▼写真6 ミヤマカラスアゲハ♂ その1a(2014年5月16日、東京郊外)
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この日、開翅シーンはあまり撮れなかった。石が邪魔だが何とか撮れた一枚が写真7。右側を飛んでいるのはカラスアゲハ♂。
この石はあとで片付けておいたが、本来は先に片付けておくべきだった。

▼写真7 ミヤマカラスアゲハ♂開翅&カラスアゲハ♂(右側) その1b(2014年5月16日、東京郊外)
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写真8は吸水中のミヤマカラスアゲハ♂。
やや後翅が傷んでいたようだ。

▼写真8 ミヤマカラスアゲハ♂ その1c(2014年5月16日、東京郊外)
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どの個体も近づくとすぐに飛び上がってしまい、なかなか近くから撮ることができず、一旦諦めて林道の奥へと進むことにする。

復路の吸水ポイントでは、ほぼ真横からミヤマカラスアゲハ♂の裏翅を撮ることができた(写真9、10)。
ミヤマカラスアゲハの後翅裏側の黄白帯は、春型で顕著に出る傾向があると言われている。
後翅に傷があるのは残念だが、昨年から狙っていたシーンをようやく撮ることができたので、これで来てみた甲斐があったと思えた。

▼写真9 ミヤマカラスアゲハ♂ その2a(2014年5月16日、東京郊外)
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▼写真10 ミヤマカラスアゲハ♂ その2b(2014年5月16日、東京郊外)
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昨年はもっと早い時期に遠征したつもりでいたところ、一度目は一頭も撮れずに帰ってきたので、ミヤマカラスアゲハを撮った日は昨年とまったく同じ日だった(昨年の記事はこちら)。
チャンスがあればいろいろなシーンを撮りたいと、フィッシュアイレンズや広角ズームレンズも持っていったが、どうもそんな余裕はなかった。

最後におまけ。
バスで帰る際に車掌さんに、2月の大雪の日にはどれくらい積もったのか尋ねると、駅付近で1メートル、奥地では数メートルも積もったとのこと。
この日はかなり気温が高くなったが、沢沿いにはまだ大量の雪が残っていた。

▼写真11 沢沿いに残る雪(2014年5月16日、東京郊外)
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参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

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by mikiosu | 2014-05-18 04:30 | | Comments(14)

Commented by maximiechan at 2014-05-18 04:43
東京も奥が深いのですね。
素晴らしい林道を探索して成果もあり、さぞ気持ちよかったことと思います。
ミヤマカラスアゲハの美しさにうっとりしました。
Commented by みき♂ at 2014-05-18 04:52 x
maximiechan様
コメントありがとうございます。
写真としては褒められたものではありませんが、
春型♂♀の裏翅が見られたのが素直に嬉しいです♪
Commented by pastel24 at 2014-05-18 08:56
郊外での一連のお写真拝見させていただきました
一期一会と言う喩がありますが、トラフシジミ、ミヤマカワトンボ
アサギマダラとの共演、まさにそのものです
↓前回の懸案、シーズン中に有言実行、さすがです
開翅シーン、透明感も十分伝わってきました
次は交尾シーンですか(笑)
都心を少し離れ山間部に目をやると、多様性に富んだ
東京の自然がたくさんあるのも嬉しいですね!!
Commented by himeoo27 at 2014-05-18 15:39
最初のチラリと見える雌の裏翅
吸水中の最後の雄の裏翅と
ミヤマカラスアゲハの美しさを堪能しました。
Commented by banyan10 at 2014-05-18 17:51
昔行ったことのある林道かなと想像しながら拝見しました。(^^;
僕も今日は雌を期待して出掛けたのですが雄も良い写真は撮れませんでした。やはり綺麗ですね。
吸水の雄は特に白帯が太いですね。春型でも細い個体もいるので、嬉しい出会いですね。
Commented by otto-N at 2014-05-18 17:54 x
ミヤマカラスのメス狙いでウツギを探してましたが、全然です。
オスもきれいですが、メスは格段ですね。
吸水中、晴れていると、半分しか開きませんが、日が翳ったり、日陰だと、全開することを今年やっと知りました。
Commented by みき♂ at 2014-05-18 18:59 x
pastel様
コメントありがとうございます。
いくつか撮れたツーショットは、確かに一期一会かもしれません。
そうそう、次はウスバシロチョウの交尾シーン、出会えると良いですが(笑)。
Commented by みき♂ at 2014-05-18 19:01 x
himeoo様
コメントありがとうございます。
ミヤマカラスアゲハ♀は、もうちょっと姿を出してくれると良かったですが…。
出会えただけでも良しとしましょう。
Commented by みき♂ at 2014-05-18 19:04 x
banyan様
コメントありがとうございます。
ミヤマカラスアゲハ、最後の♂はおっしゃる通り白帯が太かったです。
例によって匍匐前進して何とか近づいて撮りました(笑)。
Commented by みき♂ at 2014-05-18 19:07 x
otto-N様
コメントありがとうございます。
確かに開翅しても晴れ間の時は微妙な開き方で、大開翅とまではいきませんね。
吸水ポイントでは広角飛翔にもチャレンジしたかったですが、思いのほか近づくことが出来ませんでした。
Commented by ダンダラ at 2014-05-18 22:16 x
ミヤマカラスとトラフはぜいたくな組み合わせですね。
吸水シーンも裏の模様がきれいに写っていて素晴らしいです。
Commented by みき♂ at 2014-05-19 01:02 x
ダンダラ様
コメントありがとうございます。
なかなか、これで良し、という写真には至りませんが、
出会いを十二分に楽しめた日でした。
Commented by twoguitar at 2014-05-20 11:47 x
ミヤマカラスアゲハの吸水や飛翔の撮影を堪能されましたね。
吸蜜シーンが向こう側から撮れれば申し分ないのですが、なかなかそううまくはいきませんよね。
吸水シーンの撮影では、接近して克明に描写され見事です。
いつかこういう写真を撮りたいという気になりました。
Commented by みき♂ at 2014-05-20 19:40 x
twoguitar様
コメントありがとうございます。
ミヤマカラスアゲハ、春型♀&春型♂の裏翅が撮れてまずまずの成果でした。
次はフジミドリシジミの時期に遠征しようかなと思ったりしております。
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