オオルリシジミ、初見初撮り(2015年5月23日)

好天予報のはずだった5月21日、遠征を予定していたら、夜明け前に雷雨で目が覚めた。
マジで?
一応6時に起きて天気を確認する。天気は回復しそうだ。8時前に特急列車に乗る頃にはもう青空が広がっていた。
この日は長野県内の某公園に絶滅が危惧される希少な蝶・オオルリシジミを見に行った。
特急に乗れば3時間程度で着くことは前から分かっていた。現地駅に着いてからの脚がないのが難点だ。土日には周遊バスがあるが、平日はタクシーを使うしかない。公園のサイトを見ると駅からのタクシー代は2000円くらいと書かれていた。それくらいならいいかと行ってみることにした。
実際に行ってみると約2500円だった。ちなみに往復の電車賃(乗車券&特急券)は14660円だったので、タクシー代込み往復2万円でちょっとお釣りがくるくらい。
これが高いと感じるかどうかは微妙なところ。私は車を持っていないので金額の比較は別にして、電車なら飲み食いしていようが寝ていようが現地駅までは連れて行ってくれる。その気になればビールも飲める。
蝶を撮るようになって、思い切って車の免許を取ろうかと思ったりしたが、やはり自分には電車やバス&徒歩が合っているような気がしている。

公園の入口でオオルリシジミはどの辺で見られるか聞いてみる。
窓口の方も心得たもので、てきぱきと教えてくれた。
写真1、2は最初に出迎えてくれたオオルリシジミ。
少し翅を開いたところを見ると♀のようだ(写真2)。

▼写真1 オオルリシジミ♀ その1a(2015年5月21日、長野県)
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▼写真2 オオルリシジミ♀ その1b 半開翅(2015年5月21日、長野県)
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オオルリシジミの食草はクララ。
この公園では池の周辺にクララをたくさん植えていた。
写真3は水辺にとまったオオルリシジミ。この後、翅を開いたので♂と分かった。

▼写真3 オオルリシジミ♂ その1(2015年5月21日、長野県)
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写真4、5は正確にははっきりしないが♂のように思えた。
写真4はシロツメクサにきていた個体。

▼写真4 オオルリシジミ♂ その2(2015年5月21日、長野県)
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後翅の基部が水色を帯びるのもこの蝶の特徴。せっかくなので強調してみた(写真5)。

▼写真5 オオルリシジミ♂ その3(2015年5月21日、長野県)
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♂も♀も半開翅シーンはさんざん見せてもらったのに、全開はしてくれない。
この日唯一の全開シーンはやや擦れた♂だった(写真6)。

▼写真6 オオルリシジミ♂ その4 開翅(2015年5月21日、長野県)
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天気が良かったせいなのかどうか、初めて見たのでよく分からないけれど、オオルリシジミは♂も♀も元気に飛び回っていた。
時折絡むシーンも見られた。写真7は右が♀、左が♂のようだ。

▼写真7 オオルリシジミ 求愛飛翔(2015年5月21日、長野県)
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交尾シーンは見られなかったものの、産卵シーンを見ることができた。
写真8はクララにとまる♀。
この♀は長いこと良いモデルになってくれた。

▼写真8 オオルリシジミ♀ その2a(ノートリミング、2015年5月21日、長野県)
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写真9は半開翅。

▼写真9 オオルリシジミ♀ その2b 半開翅(2015年5月21日、長野県)
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写真10、11は産卵行動。

▼写真10 オオルリシジミ♀ その2c 産卵行動(2015年5月21日、長野県)
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▼写真11 オオルリシジミ♀ その2d 産卵行動(2015年5月21日、長野県)
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クララの花穂を見てみると卵が2個見つかった(写真12)。
この日別のクララでルリシジミの産卵行動を見かけた。クララはマメ科なのでルリシジミの食草でもあるらしい。
写真12はオオルリシジミの産卵行動の直後なので、オオルリシジミの卵で大丈夫だろう。

▼写真12 オオルリシジミの卵(2015年5月21日、長野県)
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この公園には2011年7月にきたことがある。その時にはミヤマシジミを撮っている(過去記事は→こちら)。
この日もミヤマシジミが見られた。
写真13はミヤマシジミ♀、写真14はミヤマシジミ♂。

▼写真13 ミヤマシジミ♀(2015年5月21日、長野県)
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▼写真14 ミヤマシジミ♂(2015年5月21日、長野県)
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♀は傷み、♂は遠かった。それでもどちらも1度きりのチャンスに何とか撮れたので良しとしよう。
シジミチョウ類は他にベニシジミ、ツバメシジミ、ルリシジミなどもいた。
オオルリシジミは比較的大きく、これらの蝶と絡んで飛ぶとひと回り大きく見える。

公園には11時頃到着し、14時過ぎに撤収した。
帰りの列車の中では信玄餅アイスを食べ(美味)、ついでに家人へのお土産に「信玄餅」まで買って帰った。オオルリシジミがたっぷり撮れたので太っ腹な私であった(笑)。

最後におまけ。
2011年7月に安曇野近辺に出かけた時には、連日雲に隠れてとうとう一度も見ることがなかった常念岳。この日はくっきり見ることができた。
常念岳は高山蝶でも知られる山だ。この威容を見ると…私などとても登れそうもない(苦笑)。
常念岳をバックにオオルリシジミが撮れれば良かったが、そううまくはいかなかった。

▼写真15 常念岳
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撮影機材:ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2015-05-23 00:05 | | Comments(14)

Commented by LUFFYY at 2015-05-23 05:23
オオルリシジミ、シャープな画像
素晴らしいです!
この公園、いつもあわただしく寄って
オオルリシジミを撮影して後にしますが
いつかゆったりと蝶を眺めてすごしたいな
と思っています。
Commented by nika4 at 2015-05-23 18:30 x
オオルリシジミ綺麗に撮られていますが、同じ日に安曇野へ行っておられたのですね。私は扇沢へ寄ってから安曇野へ行ったので、現地に着いたのは2時頃で、すれ違いでした。昨年私も電車とTAXでしたが、今回は知り合いの車に同乗させて頂きました。クモマツマキは現地の天気が分からないので、何回かトライすることになるみたいです。
Commented by grassmonblue at 2015-05-23 22:25 x
充実のオオルリ遠征でしたね。
そこのオオルリは健在のようでなによりです。
遅ればせながら、リンクさせていただきました。
よろしくお願いします。
Commented by pastel24 at 2015-05-23 23:19
うわぁ~ 高価なチョウ、拝見させていただきました。
ひと回り大きなシジミチョウ見てみたいですが、小生には
ちょっと高価過ぎです(笑)
絶滅危惧Ⅰ類、局地的、期間限定ともなると2万・3万
当り前の世界かも知れませんね
一般種から貴重種まで、生態写真を含めた数々の快進撃
目をみはるばかりです。
今後のご活躍、楽しみにしております
Commented by mikiosu at 2015-05-24 12:02
LUFFYY様
コメントありがとうございます。
いつもLUFFYYさんの成果を羨ましく拝見しておりましたが、今年は思い切って行ってみました。
毎年…とは言わないまでも2〜3年に一回くらいは行ってみようと意を強くしました。
Commented by mikiosu at 2015-05-24 12:05
nika様
コメントありがとうございます。
おおっ、同じ日に行っていたのですね。
帰りは15時台の特急だったので、14時半にタクシーを呼んで撤収しました。
クモマツマキチョウもいつかチャレンジしたいです。
Commented by mikiosu at 2015-05-24 12:09
grassmonblue様
コメント&リンクありがとうございます。
長野県内では何箇所か保護している場所があるようですね。
2011年夏に家人と旅行に行った際に知ってから約4年、ようやくオオルリシジミを見ることができて嬉しいです。
Commented by mikiosu at 2015-05-24 12:13
pastel様
コメントありがとうございます。
オオルリシジミ狙いのみだとちょっとコストパフォーマンス的にアレでしょうか。
クモマツマキチョウやミヤマシジミも一緒に撮りに行くとか、美味しいお蕎麦を食べに行くとか、わさび農場を見に行くとか、別要素をからめればいいかもしれません。
Commented by ダンダラ at 2015-05-24 22:52 x
オオルリシジミの様々な生態が撮れたので、2万円弱はそう高くはないのではないでしょうか。
私の自宅から車で行っても、ガソリン代、高速代で1万5000円くらいかかりますから(平日の場合)、それに車の維持費を考えると、こちらの方が高くつくと思います。
まあ、車があれば、もっと不便なところでも行けるので、考え方次第ですかね。
私も翌日行きましたが(別の場所ですが)、雄はあまり見かけませんでした。
今年の発生は早いですね。
Commented by mikiosu at 2015-05-25 02:58
ダンダラ様
コメントありがとうございます。
やっぱり車も諸経費がかかって大変ですよね。
自分は電車が楽でいいかなと思います(笑)。
今年はいろいろな蝶の発生が早いように感じますね。
ウスバキチョウも早いようだと、7月初旬には擦れた個体ばかりになるんじゃないかと今から心配です(苦笑)。
Commented by yurinBD at 2015-05-25 06:22
オオルリシジミの初見初撮り、おめでとうございます!
開翅や産卵シーンがとてもクリアに捉えられており、
綺麗ですね~♪卵の写真も極めてクリアで素晴らしいです。
オオルリシジミは裏翅の模様がとても素敵ですね!
Commented by umajin2 at 2015-05-25 08:46
おはようございます!
オオルリシジミ、流石に綺麗に撮られていますね!
みき♂さんの腕もありますが、よく見ると綺麗なシジミチョウですね。
恐らく、昨年私も来たところかもしれません。
昨年は5月末だったので新鮮な個体は見れませんでしたが…。
私は常に車で移動です。運賃や運行時間を気にしてしまうので(笑)
でも、本当はみき♂さんのように現地では歩きの方が良いと思っています。
車ですと、移動中に居そうなポイントを発見しても、スペースが無いと止まれませんし…。
Commented by mikiosu at 2015-05-26 09:27
yurin様
コメントありがとうございます。
オオルリシジミ、♂と♀が絡むシーンも結構あって、
交尾シーンも撮れれば良かったですが、まあそれは欲張りと言うものですか。
Commented by mikiosu at 2015-05-26 09:31
umajin様
コメントありがとうございます。
あ、そうですね。umajinさんが昨年行ったところだと思います。
列車だと出先での小回り&転戦は難しいですが、楽だし、帰りは寝ていてもいいのが自分には合っています(笑)。
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