アサギマダラの幼虫たち(2015年12月8日)

12月5日、東京郊外をブラブラしたのはムラサキシジミを撮るためではなく、アサギマダラの幼虫を見るためだ。

まずは10月下旬、アサギマダラの蛹を観察していた頃に撮った幼虫たちを少々。
写真1、2は孵化間もない一齢幼虫たち。
まだ模様はなく、グレー一色。いずれも3ミリ程度の大きさ。

▼写真1 アサギマダラの幼虫 その1(2015年10月27日、東京郊外)
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孵化した幼虫は卵の殻を食べるらしい。

▼写真2 アサギマダラの幼虫 その2(2015年10月29日、東京郊外)
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食草であるキジョランの葉裏から丸い噛みあとを付ける(写真3)。

▼写真3 アサギマダラの幼虫 その3(2015年10月29日、東京郊外)
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写真4、5も一齢幼虫。
白と黒の斑模様が出ているが、まだ肉角はなく一齢幼虫と思う。
大きさは4ミリ強といったところ。

▼写真4 アサギマダラの幼虫 その4(2015年10月27日、東京郊外)
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※写真1〜4はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&スピードライトSB-910

▼写真5 アサギマダラの幼虫 その5(2015年10月27日、東京郊外)
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写真6〜9は12月5日に見つけた一齢幼虫と思われる幼虫たち。
10月下旬の幼虫に比べると斑模様がはっきりしている。体長は5ミリ程度とあまり変わらないが、身体には幅が出たように思う。

▼写真6 アサギマダラの幼虫 その6(2015年12月5日、東京郊外)
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▼写真7 アサギマダラの幼虫 その7(2015年12月5日、東京郊外)
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噛みあとの輪の中で丸くなったりしていた(写真8)。

▼写真8 アサギマダラの幼虫 その8(2015年12月5日、東京郊外)
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噛みあとは直径8〜10ミリ程度だった(写真9)。
幼虫の体長が4〜5ミリなので、尾部を基点にして噛みあとを丸く付けると直径10ミリ程度の円ができるのは合点がいく。

▼写真9 アサギマダラの幼虫 その9(2015年12月5日、東京郊外)
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写真10は肉角(突起)が出ている幼虫。
体長は7ミリ程度。多分これは二齢幼虫なのだろう。

▼写真10 アサギマダラの幼虫 その10(2015年12月5日、東京郊外)
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写真11はやや大きめの幼虫。
体長は8〜9ミリで、肉角も写真10の個体より大きく、当初は三齢幼虫かと思った。
しかし、黒い頭部(ヘッドカプセル)が真っ黒。ネット上で調べてみるとヘッドカプセルが黒いのは二齢幼虫までで、三齢幼虫は白い斑点があるらしい。よってこれは二齢幼虫と思われる。

▼写真11 アサギマダラの幼虫 その11(2015年12月5日、東京郊外)
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写真12は身体に幅のある三齢幼虫。
ヘッドカプセルには白い斑点も見えるので三齢幼虫と判断して良いと思う。
三齢幼虫になると丸い噛みあとを付けなくてもキジョランを食べることができるらしい。
写真12の食痕はちょっと古そうなのでこの個体が付けたものかどうかは不明。

▼写真12 アサギマダラの幼虫 その12(2015年12月5日、東京郊外)
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写真13、14は別個体の三齢幼虫。
食痕と一緒に撮ってみたが、体長が8ミリ以上はありそうなので、この個体の食痕にしては小さいように思う。あるいはもっと小さい頃に食べた痕なのかもしれない。

▼写真13 アサギマダラの幼虫 その13a(2015年12月5日、東京郊外)
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拡大するとヘッドカプセルの白い斑点がよく見える(写真14)。
体長は写真11の個体と同じくらいだが、肉角が発達しているのと、ヘッドカプセルも大きく感じる。

▼写真14 アサギマダラの幼虫 その13b(2015年12月5日、東京郊外)
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写真15はキジョランの葉。
食痕だらけなので撮ってみた(笑)。
丸い小さな穴が一齢幼虫や二齢幼虫の食痕。葉っぱの端を円弧上に食べた痕は三齢幼虫の食痕ではないかと推測している。

▼写真15 アサギマダラ幼虫の食痕(2015年12月5日、東京郊外)
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過去の観察から推測すると、冬の間、幼虫はあまり大きくならないだろう。一齢幼虫は今月中に二齢幼虫に、二齢幼虫は三齢幼虫になるかもしれないが、その後は3月くらいまで大きな変化はないかもしれない。
それでも、この日はたくさんの幼虫を見かけたので、春まで毎月一回くらいは観察しに行きたいと思う。

参考サイト:大阪市とその周辺の蝶、アサギマダラ・ドットコム、ほか

撮影機材:※印以外はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

by mikiosu | 2015-12-08 02:17 | | Comments(6)

Commented by Sippo5655 at 2015-12-08 21:32
アサギマダラの幼虫さん
大きく育ってきましたね!!
この子が、あのオーラを放つ成虫になって
遠い遠い旅をするんだ。。。

そう思うと、なおのこと 
感慨深いです!!

また、続きを見せてくださいね!
Commented by mikiosu at 2015-12-09 04:12
Sippo様
コメントありがとうございます。
アサギマダラ幼虫、次は年末か年明けくらいに観察したいと思います。今年は数が多いので、春までじっくり観察できるのではないかと期待しています。
Sippoさんのコミスジの幼虫も楽しみにしておりますよ♪
Commented by yurinBD at 2015-12-09 06:20
アサギマダラの幼虫さんがつくる円形の
噛み後は、面白いですね~♪
幼虫さんそのものの色・デザインも素敵
だと思います。
次回の観察も楽しみにしております!
Commented by Nature_Oyaji at 2015-12-09 12:42
未だにアサギマダラの生態が腹落ちしていません。こうして幼虫のまま越冬するわけですね。
これは一度観察に行かねばなりません。
Commented by mikiosu at 2015-12-10 04:27
yurin様
コメントありがとうございます。
アサギマダラの幼虫は造形的にも見応えありますね。
冬の間は若齢幼虫しか見られませんが、本当は春に終齢幼虫を見てみたいです。来年の課題です。
Commented by mikiosu at 2015-12-10 04:35
Nature Oyaji様
コメントありがとうございます。
アサギマダラは二齢幼虫または三齢幼虫で越冬するようです。
冬の間も見られるので、フユシャク探索のついでに見てみるのも良いかと思います。
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