どうしてこんなにウラギンシジミが多いんだろう(2015年12月13日)

誰しもすぐに分かると思うが、今回のタイトルは吉田拓郎の「どうしてこんなに悲しいんだろう」をもじったものである。
…分かるかっ!
まあ、とにかく今年は主フィールドにウラギンシジミが多いのだ。

既報の通り、11月中に見かけた個体A〜Jまでの10個体のうちABEHIJの6個体が健在だった(11月29日現在。過去記事は→こちら)。

12月1日に個体K発見、7日に個体LMN発見、10日に個体OP発見、12日に個体Q発見。
その一方で4日に見られた個体Iが7日には不在に。10日まで見られた個体BHLが12日には不在になった。
12月12日現在のまとめでは、AEJKMNOPQの9個体ということになった。

写真1はポイント2のモチノキの葉裏にいた個体(個体Lとする)。
この個体は12日にはいなくなっていた。

▼写真1 ウラギンシジミ個体L(2015年12月7日、東京近郊)
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写真2はポイント2のツバキの葉裏にいた2匹の個体E(左側)&H(右側)。
実はこの個体E&Hは、11月29日にはHが左側、Eが右側にいたのだが、12月7日には位置が逆になっていた。

▼写真2 ウラギンシジミ個体E&H その1a(ノートリミング、2015年12月7日、東京近郊)
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12日に見に行ってみると個体Hがいなくなり、個体Eのみになっていた(写真3)。

▼写真3 ウラギンシジミ個体E その1b(ノートリミング、2015年12月12日、東京近郊)
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写真4はサカキの葉裏にいた個体B。
この個体は12日にはいなくなってしまった。個体Bは11月6日からずっといたので、ちょっと残念。

▼写真4 ウラギンシジミ個体B(2015年12月10日、東京近郊)
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写真5はポイント1、2とは離れた場所にあるツバキの葉裏にいた個体(個体Nとする)。
観察仲間である「公園昆虫記」のおはるさんが教えてくれた。この個体はツバキの北側にある葉裏にいた。主フィールドではほとんどの個体が南向きの葉にいたので、これは意外だった。

▼写真5 ウラギンシジミ個体N その1a(ノートリミング、2015年12月7日、東京近郊)
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同じ個体を10日にはフィッシュアイレンズで撮ってみた(写真6)。

▼写真6 ウラギンシジミ個体N その1b(ノートリミング、2015年12月10日、東京近郊)
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※写真6はニコンD7200+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

写真7は12月7日にポイント2のツバキの葉裏で発見した個体(個体Mとする)。この個体は10日、12日にも健在だった。

▼写真7 ウラギンシジミ個体M(ノートリミング、2015年12月10日、東京近郊)
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12月10日にはポイント1から数十メートル離れたツバキの葉裏で2匹の個体を見つけた(個体O(左側)&P(右側)とする)。
写真8は個体Oメイン、写真9は個体Pメインに撮ってみたもの。

▼写真8 ウラギンシジミ個体O(左)&P その1a(ノートリミング、2015年12月10日、東京近郊)
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▼写真9 ウラギンシジミ個体O&P(右) その1b(2015年12月10日、東京近郊)
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写真10〜12は12日に撮ったポイント1の個体たち。
個体Bはいなくなってしまったが、最古参の個体Aはまだ健在だ。
個体AKJとも、時間帯によっては陽が当たることが分かった。

▼写真10 ウラギンシジミ個体A(ノートリミング、2015年12月12日、東京近郊)
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▼写真11 ウラギンシジミ個体K(ノートリミング、2015年12月12日、東京近郊)
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▼写真12 ウラギンシジミ個体J(2015年12月12日、東京近郊)
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この日は近くの白いツバキの葉裏にもう1匹見つけた(個体Qとする)。
写真13はやや離れて花と一緒に撮ってみたもの。

▼写真13 ウラギンシジミ個体Q その1a(ノートリミング、2015年12月12日、東京近郊)
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写真14はトリミングしてみたもの。
開翅シーンを見てみないとはっきりとしたことは言えないが、越冬態勢のウラギンシジミのほとんどは新鮮な個体に見える。裏翅に関しては白い油絵の具を塗ったばかりのような感じだ。

▼写真14 ウラギンシジミ個体Q その1b(2015年12月12日、東京近郊)
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主フィールドのウラギンシジミ、12月10日までの記録を一度まとめるつもりでいたのだが、11日に記録的な温度(24度)になったので、翌12日に見に行ってからまとめてみた。
ちなみに12月中の24度と言うのは、過去140年間で2度目の珍事らしい。この日の午前中、新聞を取りに玄関を出たとき、蒸し風呂のような熱気を感じた。体温調節が難しいので外出するのはやめておいた(笑)。
それはともかくとして、この冬こんなにウラギンシジミを見かけるのが不思議でしょうがない。
主フィールドでウラギンシジミを見かけること自体がそれほど多くないからだ。おそらく春から秋までの間、成虫を見かけるのは2〜3回程度ではないかと思う。
この冬にどうしてこれほど越冬態勢のウラギンシジミが見つかるのか、よく分からないのが本当のところだ。
理由は分からないけれど、良い機会なので春までじっくり観察を続けたいと思う。

撮影機材:※印以外はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR&スピードライトSB-910

by mikiosu | 2015-12-13 04:13 | | Comments(8)

Commented by twoguitar at 2015-12-13 06:56 x
楽しいウラギンシジミ越冬観察ですね。
特に、2頭の位置が入れ替わった例はまだ見たことがありません。同じ葉に2頭の例は見たことありますが。
それから、サザンカの花とのツーショットもまだ撮影出来ていません。
9頭もいると、この先の観察が楽しみですね。

こちらでは、今年は見つかりません。
生まれ育った近くの公園で3頭の越冬個体を見付けました。
また見に行ってきます。
Commented by himeoo27 at 2015-12-13 07:51
凄い数の越冬ウラギンシジミですね!
今年11~12月は、色々重なってMyフィールド
にあまり出歩いていないので、来週末でも探して
みたいです。

これだけいると継続観察結果報告が楽しみです。
Commented by mikiosu at 2015-12-14 04:39
twoguitar様
コメントありがとうございます。
ぼちぼちフユシャクシーズンなのですが、この冬は越冬蝶がいくらか見られそうなので、フィールド観察がより楽しくなりそうです♪
Commented by mikiosu at 2015-12-14 04:43
himeoo様
コメントありがとうございます。
ウラギンシジミ、ここまでは入れ替わりもそれなりにあって、ややこしいことになってますが、今後は定着してくると思われます。
ムラサキ兄弟やテングチョウも探してみたいところです。
Commented by Sippo5655 at 2015-12-14 22:24
なんか、今年はおかしいですね・・・
私が出歩くフィールドでは、1頭も見つかりません。
まだ越冬体勢に入っていないとしか思えません。
先日はキタキチョウが日光浴していたし、
まだヤマトシジミも元気に飛び回っている。

最近は自宅近くしか歩いていないので
あくまでその印象ですが・・・

暖かく暖房つけないで済むのはありがたいけれど
異常なくらいの暖かさですよね。。
Commented by mikiosu at 2015-12-15 04:17
Sippo様
コメントありがとうございます。
今年は主フィールドにウラギンシジミが多くてびっくりです。
幼虫は1匹しか見つけられなかったのに…(笑)。
来年は幼虫もたくさん見つけたいです。
Commented by yurinBD at 2015-12-15 22:47
わー、本当にたくさんのウラギンシジミが
いますね!
私が行くフィールドでは11月に多数見られましたが
このところ見つけることができていません(汗)
いつ頃までこの越冬態勢が見られるのかも気になり
ますね~、是非、継続観察をお願いします!
Commented by mikiosu at 2015-12-16 03:21
yurin様
コメントありがとうございます。
ウラギンシジミ、その後もう1匹増えました。
本当に今年はどうしたんでしょうか…。
ムラサキ兄弟も主フィールドで見られたので近々アップしたいです。
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