それぞれの冬越し(2015年12月23日)

好天の12月20日は、新しく買ったハイキングシューズの足慣らしも兼ねて久し振りに東京郊外の丘陵方面に遠征してみた。
写真1はこの日履き下ろしのハイキングシューズ。
ちょうど特価セールをしていたのもあるが、私は青や緑が好きなので、ムラサキシジミの複眼を彷彿とさせるモスグリーンが気に入って買ってみた次第だ(笑)。

▼写真1 新しいハイキングシューズ(2015年12月20日、東京郊外)
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※写真1はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

なかなか履き心地の良いハイキングシューズで気分よく歩いていると、林縁でウラギンシジミを見つけた(写真2)。
今季は主フィールドでもたくさん見つけている。今年はウラギンシジミとムラサキ兄弟の当たり年なのかな。

▼写真2 ウラギンシジミ(2015年12月20日、東京郊外)
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※写真2はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

ベンチに腰掛けてひと休みしていると何か茶色っぽいものが飛んできた。
追いかけてみるとテングチョウだった(写真3)。
昼頃の気温は16度くらいだった。テングチョウは少しだけひなたぼっこして飛んで行った。
テングチョウも成虫越冬する蝶だ。テングチョウはどこでどんな風に冬を越しているのか、見てみたいものだ。

▼写真3 テングチョウ(ノートリミング、2015年12月20日、東京郊外)
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※写真3はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

写真4はこの日お目当てのウラゴマダラシジミの卵。
ここは5月下旬に産卵シーンを見かけた場所。卵は健在だった。
ウラゴマダラシジミの卵については1月にもう一度撮りに行ってからあらためて取り上げたいと思っている。

▼写真4 ウラゴマダラシジミの卵(2015年12月20日、東京郊外)
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※写真4はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&スピードライトSB-910

ついでなので、他の蝶たちの冬越しの様子を見てみよう。
写真5、6はホシミスジ幼虫の越冬巣。
ホシミスジの幼虫はユキヤナギの枝先に大体7〜8ミリ程度の巣を作り、その中で冬を過ごす。当然ながら中の幼虫はさらに小さい。開けてみるのは可哀想なのでやめておいた。

▼写真5 ホシミスジ幼虫の越冬巣 その1(ノートリミング、2015年12月19日、東京近郊)
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▼写真6 ホシミスジ幼虫の越冬巣 その2(ノートリミング、2015年12月19日、東京近郊)
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※写真5、6はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&スピードライトSB-910

写真7はダイミョウセセリ幼虫の巣。
ヤマノイモの葉の端を折り、糸で綴じてある。12月上旬には3個体ほど確認できたが、その後葉っぱは地面に落ちて、どこか分からなくなってしまった。
ダイミョウセセリの幼虫は地面に落ちた葉の中で越冬し、春にはそのまま摂食せずに蛹になるらしい。地面に落ちる前に巣の中の幼虫を隙間から覗いてみると、かなり大きな幼虫だった。多分終齢幼虫だったのだろう。

▼写真7 ダイミョウセセリ幼虫の巣(2015年12月9日、東京近郊)
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※写真7はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&スピードライトSB-910

写真8はアカボシゴマダラの幼虫。
上記のダイミョウセセリ幼虫がいた場所のすぐ近くにエノキの若木があり、アカボシゴマダラの幼虫が2匹いるのを「公園昆虫記」のおはるさんが教えてくださった。写真の個体は根元にいたもの。
この幼虫は12月1日に撮ったあと12月9日にも確認できたが、その後見られなくなった。どこかに移動したようだ。

▼写真8 アカボシゴマダラの幼虫(2015年12月9日、東京近郊)
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※写真8はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

写真9、10はアオスジアゲハの蛹。
石川会長が散策路脇の鉄柵にいるのを見つけて教えてくれた。
側面に黒い染みがあるのでどうも寄生されているような気がする。春まで生きながらえることはできないだろう。

▼写真9 アオスジアゲハの蛹 その1a(2015年12月21日、東京近郊)
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※写真9はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真10 アオスジアゲハの蛹 その1b(2015年12月21日、東京近郊)
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※写真10はニコンD7200+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED


ことほどさようにチョウの越冬は成虫もあれば卵も幼虫も蛹もある。どれにも一長一短があって、ということなのか、それともいずれ進化の過程で統一される方向にあるのか、私にはよく分からない。
けなげにも寒い冬を生き抜こうとするさまざまなステージの蝶たち。私に言えるのは少しでも多くの蝶が生き残って欲しいということだけだ。

最後におまけ。
アオスジアゲハの蛹を撮ったあとは遊歩道のムラサキツバメの集団を見て帰ってきた。
帰り道に見かけた猫ちゃんは近づくと門扉の陰に隠れてこちらを窺っていた。

◎今日のニャンコ ♪(2015年12月21日、東京近郊)
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※ニャンコはニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

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by mikiosu | 2015-12-23 13:00 | | Comments(4)

Commented by puntamama at 2015-12-24 00:36
こんばんは!
いつも幼虫や蛹や卵を見つけられていらっしゃるので
博識振りにびっくりしております!
私も見つけたいけど知識がなくて (ーー;

にゃん、とても綺麗な子ですね!
好奇心はあるけど恐がりやさんかな?(笑)
Commented by yurinBD at 2015-12-24 06:30
様々な種類の蝶の、様々なステージの様子を
発見され、素晴らしいです!
ホシミスジ幼虫の越冬巣は頼りなさげに見えますが
糸で確りと繋がれているのでしょうね
ダイミョウセセリの巣はシンプルながらもこれも
糸で綴じてある点に感心しますね~
皆、春まで頑張って欲しいですね!
Commented by mikiosu at 2015-12-24 20:36
puntamama様
コメントありがとうございます。
卵や幼虫などは自力で見つけているのは半分くらいじゃないでしょうか。地元に観察仲間がいるおかげでいろいろ見ることができています。
猫ちゃん、確かにちょっと恐がり屋さんといった感じでした。
Commented by mikiosu at 2015-12-24 20:38
yurin様
コメントありがとうございます。
卵越冬の写真を撮りたくて、わざわざ丘陵方面まで遠征しちゃいました(笑)。
蛹もアゲハなどもっと撮りたかったですが意外に難しいですね。
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