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正月後のウラギンシジミ(2016年1月6日)

年末の12月27日、主フィールドのウラギンシジミはAEJKMRの6個体であった。
年明けの1月2日に見に行ってみると、何とアオキの葉裏にいた個体Aがいなくなっていた。
しかも、周囲を見回すと、笹薮が踏み荒らされていて、どうも誰かが接近したようであった。笹薮で近づけないため安心して遠くから観察していたのだが…。個体Aは11月1日からずっといたので実に残念である。

写真1はツバキの葉裏にいた個体K。
1月2日には健在だったが、5日には不在となった。定点観測でおざなりに撮ったのが最後になってしまった(苦笑)。

▼写真1 その後不在となったウラギンシジミ個体K(2016年1月2日、東京近郊)
正月後のウラギンシジミ(2016年1月6日) _d0303129_1420957.jpg

※写真1はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

同じポイント1の白いツバキの葉裏にいた個体Rは1月2日の時点で不在になっていて、ポイント1に今もいるのは個体Jのみになってしまった(写真2、3)。

▼写真2 ウラギンシジミ個体J その1a(2016年1月2日、東京近郊)
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※写真2はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真3 ウラギンシジミ個体J その1b(2016年1月5日、東京近郊)
正月後のウラギンシジミ(2016年1月6日) _d0303129_14203119.jpg

※写真3はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR&スピードライトSB-910

ポイント2の方では、ツバキの葉裏にいた個体Eが1月2日には健在だったものの、5日にはいなくなっていた。3日も4日も年明けとしてはかなり高い気温だったので飛び出してしまったのだろうか。


▼写真4 その後不在となったウラギンシジミ個体E(2016年1月2日、東京近郊)
正月後のウラギンシジミ(2016年1月6日) _d0303129_14204110.jpg

※写真4はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

近くの赤いツバキの近くにいる個体Mはどうにか無事(写真5、6)。
写真5は2日に105ミリマクロレンズで、写真6は5日に20ミリレンズで撮ったもの。

▼写真5 ウラギンシジミ個体M その1a(2016年1月2日、東京近郊)
正月後のウラギンシジミ(2016年1月6日) _d0303129_1420546.jpg

※写真5はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真6 ウラギンシジミ個体M その1b(2016年1月5日、東京近郊)
正月後のウラギンシジミ(2016年1月6日) _d0303129_1421428.jpg

※写真6はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

ポイント2のモチノキの葉裏には以前からいたらしい。この日主フィールドでお会いした「公園昆虫記」のおはるさんに教えていただいた。これを個体Tとする(写真7)。

▼写真7 ウラギンシジミ個体T(2016年1月2日、東京近郊)
正月後のウラギンシジミ(2016年1月6日) _d0303129_14211477.jpg

※写真7はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

1月2日に別ポイントのツバキで新たに発見した個体を個体Sとする(写真8)。

▼写真8 ウラギンシジミ個体S その1a(2016年1月2日、東京近郊)
正月後のウラギンシジミ(2016年1月6日) _d0303129_14212353.jpg

※写真8はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

この個体はとても低い位置にとまっているので、縦位置で撮ってみた(写真9)。
とまっている葉っぱの高さは地面から50センチほど。

▼写真9 ウラギンシジミ個体S その1b(2016年1月5日、東京近郊)
正月後のウラギンシジミ(2016年1月6日) _d0303129_1421334.jpg

※写真9はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

これで主フィールドのウラギンシジミはJMSTの4個体となった。春まで観察できるかちょっと心配になってきた。

最後におまけ。
珍しく植物の写真だ。1月5日にプチ遠征先の公園から帰る途中、歩道橋の上から撮ってみたオニグルミの葉痕。
何年か前には葉痕や冬芽を熱心に撮っていて、『冬芽ハンドブック』(文・広沢毅、写真・林将之、文一総合出版)という本まで持っていたのを思い出す。

▼写真10 オニグルミの葉痕(2016年1月5日、東京近郊)
正月後のウラギンシジミ(2016年1月6日) _d0303129_14214723.jpg

※写真10はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

人によって見え方はさまざまだと思う。羊に見えるという人もいるが、私には猿のように見える。今年は申年なので載せてみた次第だ。未年にも使えそうだ。ん? それは去年であったか…。

by mikiosu | 2016-01-06 14:23 | | Comments(2)

Commented by yurinBD at 2016-01-06 23:44
ウラギンシジミ越冬の継続観察、素晴らしいですね!
人の影響や暖冬で飛び出したりと、なかなか一箇所に
落ち着くことは簡単ではなさそうですね。
4個体が無事に春まで越冬できるといいですね!
私も週末にウラギンシジミを探してきます!
Commented by mikiosu at 2016-01-07 01:32
yurin様
コメントありがとうございます。
この冬は気温が高くて、越冬蝶たちも落ち着かないような感じですね。
これからまだ寒くなると思いますが、今後も継続して観察したいです。
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