真冬の蝶たち、成虫&蛹&幼虫(2016年1月19日)

蝶の幼虫やフユシャク狙いで郊外に出かけた1月16日、あわよくば河川敷で成虫越冬ではない蝶でも見られないかと思っていたところ、首尾よくオオイヌノフグリで吸蜜するベニシジミを見つけた。

写真1〜3はオオイヌノフグリで吸蜜するベニシジミ。
日陰では5度くらいとさすがに郊外は寒かったが、日当りの良い土手にはオオイヌノフグリが咲いていた。
ベニシジミは花から花へ元気に飛び回っていた。日だまりで気温を計ると10度くらいはあったようだ。

▼写真1 ベニシジミ その1a(2016年1月16日、東京郊外)
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▼写真2 ベニシジミ その1b(2016年1月16日、東京郊外)
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▼写真3 ベニシジミ その1c(2016年1月16日、東京郊外)
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※写真1〜3はニコンD7200+MB−D15 & AF-S DX Micro Nikkor 85mm f/3.5G ED VR

せっかくなので昨秋ジャコウアゲハの幼虫&蛹を見かけた場所に寄ってみる。
ジャコウアゲハは蛹越冬なので、蛹はまだいくつか見られた。
写真4、5はいずれも民家外壁にくっついていた蛹。
昨秋見かけた蛹に比較すると色が濃い(昨秋の記事は→こちら)。『ずかん さなぎ』によると、越冬蛹は色が濃くなるらしい。

▼写真4 ジャコウアゲハの蛹 その1(2016年1月16日、東京郊外)
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写真5はさらに濃い色をしていた。よく見ると腹部の真ん中に穴が開いていて、向こう側の外壁が見える。これは寄生されたせいで色が濃いのだろうか。

▼写真5 ジャコウアゲハの蛹 その2(2016年1月16日、東京郊外)
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※写真4、5はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR&スピードライトSB-910

近くの橋の欄干にはクロアゲハオナガアゲハの蛹があったはず。そう思って見に行くとやはりあった(写真6)。
しかし、昨秋の姿とはだいぶ違って見える。

▼写真6 クロアゲハオナガアゲハの蛹 その1a(2016年1月16日、東京郊外)
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※写真6はニコンD7200+MB−D15 & AF-S DX Micro Nikkor 85mm f/3.5G ED VR

昨秋の姿はこんな感じ(写真7、8)。
すいぶん様子が違う。これも寄生されてしまったのだろうか。

▼写真7 クロアゲハオナガアゲハの蛹 その1b(ノートリミング、2015年10月12日、東京郊外)
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▼写真8 クロアゲハオナガアゲハの蛹 その1c(ノートリミング、2015年10月12日、東京郊外)
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※写真7、8はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

この日一番の狙いはアサギマダラの幼虫。そのポイントに着く前に、散策路脇のキジョランをめくってみると小さな幼虫がいた。
写真9はアサギマダラの幼虫。
大きさは6ミリくらいだった。まだ肉角(突起)もなく、一齢幼虫のように見える。

▼写真9 アサギマダラの幼虫 その1(2016年1月16日、東京郊外)
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写真10、11は三齢幼虫ではないかと思う。
体長は一齢幼虫と大差なかったものの、ヘッドカプセルには白い斑点もあった。

▼写真10 アサギマダラの幼虫 その2a(2016年1月16日、東京郊外)
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この幼虫が脱ぎ捨てたと思われるヘッドカプセルが後方に見える(写真11)。

▼写真11 アサギマダラの幼虫 その2b(2016年1月16日、東京郊外)
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※写真9〜11はニコンD7200+MB−D15 & AF-S DX Micro Nikkor 85mm f/3.5G ED VR&スピードライトSB-910

写真12は幼虫がいた葉っぱ。
冬の間、食草のキジョランはこのようにまるまっていることがある。まるまっていると風も防いでくれるので都合が良さそうだ。

▼写真12 キジョランの葉(2016年1月16日、東京郊外)
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※写真12はニコンD7200+MB−D15 & AF-S DX Micro Nikkor 85mm f/3.5G ED VR&スピードライトSB-910

目指したポイントではアサギマダラの幼虫がたくさん見られた。それについてはまた後日あらためて取り上げたい。

(注:後日、石川会長より、写真6〜8の画像はクロアゲハではなくオナガアゲハの蛹ではないかと指摘があった。調べてみると確かにそのようであった。オナガアゲハの蛹は初めてなので、それはそれで嬉しい。本文中も青字で訂正しておく。2016年1月25日記)

参考文献:『ずかん さなぎ』(鈴木知之著、技術評論社)
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by mikiosu | 2016-01-19 20:31 | | Comments(8)

Commented by Sippo5655 at 2016-01-19 21:45
このベニシジミは新成虫・・・??
信じられないような光景ですね。
昨日の雪を耐えることができたでしょうか・・・
とても心配です。。
ジャコウアゲハの蛹はなんとも奇抜ですよね!
Commented by yurinBD at 2016-01-19 22:14
1月16日にベニシジミ!驚きですね。
だいぶ寒い日もあったと思いますが、
頑張って生き抜いてきたのですね。
ジャコウアゲハの蛹、私も探してみたのですが
残念ながら見つけることができませんでした。
この形は面白いですね~♪
Commented by だんちょう at 2016-01-20 00:16 x
こんばんは。
ジャコウアゲハの蛹の形が凄いですね。
まるでプラスチックのオモチャの様な
姿をしているのですね。
Commented by mikiosu at 2016-01-20 15:11
Sippo様
コメントありがとうございます。
ベニシジミ、ボロくもなかったですが、新鮮個体というほどでもなかったです。雪も降ったし、寒くなってきたので生き残るのは難しいかもしれませんね。
Commented by mikiosu at 2016-01-20 15:13
yurin様
コメントありがとうございます。
1月中旬にベニシジミが見られたので、今後はもう多少のことでは驚かなくなりそうですね。
ジャコウアゲハ、是非今度見つけてください。しげしげ見てみたくなりますよ(笑)。
Commented by mikiosu at 2016-01-20 15:15
だんちょう様
コメントありがとうございます。
ジャコウアゲハの蛹、確かに不思議です。何度見ても見飽きません(笑)。
蝋細工で売っていたら買っちゃいますね♪
Commented by banyan10 at 2016-01-20 19:47
ベニシジミまだ見れましたか。
いつ羽化したかは微妙でしょうが、今週の寒さは乗り越えられないでしょうね。
アサギマダラの幼虫は多数観察できたのですね。
こちらでは全く見ないので、この周辺にキジョランが多いのは不思議です。
Commented by mikiosu at 2016-01-21 04:13
banyan様
コメントありがとうございます。
ベニシジミには先日の雪は辛かったでしょうね…。
アサギマダラの幼虫、今季はまずまずの個体数が見られているので、春に終齢幼虫まで見てみたいです。
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