ムラサキツバメの受難、ほか(2016年1月29日)

最盛期には14匹くらい集まっていた主フィールドのムラサキツバメ、雪が降った1月18日には4匹(+近くにもう1匹)になったのは既報の通り(過去記事は→こちら)。
一度減ってしまった集団Fであるが、その後6〜8匹の集団を再形成して頑張っていた。
写真1は1月21日の様子。この日は7匹に見えた。

▼写真1 ムラサキツバメの集団F その1a(2016年1月21日、東京近郊)
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1月23日には8匹に見えた(写真2)。

▼写真2 ムラサキツバメの集団F その1b(2016年1月23日、東京近郊)
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1月26日には6匹に見えた(写真3)。

▼写真3 ムラサキツバメの集団F その1c(2016年1月26日、東京近郊)
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写真4〜6は集団Fのすぐ近くに単独でとまっていた個体。
同じ葉っぱにとまっているのだが、日によって向きが違う。
ウラギンシジミのようにじっとしているわけではなく、結構動きがあるようだ。

▼写真4 ムラサキツバメ その1a(2016年1月21日、東京近郊)
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▼写真5 ムラサキツバメ その1b(2016年1月25日、東京近郊)
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▼写真6 ムラサキツバメ その1c(2016年1月26日、東京近郊)
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集団Fもその近くの単独個体も1月26日までは健在だった。
この日一緒に確認した「公園昆虫記」のおはるさんから、午後遅くに連絡がきて、1匹もいなくなってしまったと言う。2個体は飛び回り、千切れた翅が地面に落ちていたと聞く。はっきりしたことは分からないが、どうも野鳥に襲われたのではないかと推測している。
冬の寒さに加えて雪、さらには野鳥と、成虫越冬する蝶の前途は険しい。

二日後に見に行ってみると、ツバキにはムラサキツバメとムラサキシジミが1匹ずつとまっていた(写真7〜9)。
一応集団Fが残っていたと考えておく。

▼写真7 ムラサキツバメの集団F その1d(ノートリミング、2016年1月28日、東京近郊)
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▼写真8 ムラサキツバメの集団F その1e(2016年1月28日、東京近郊)
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▼写真9 ムラサキツバメの集団F その1f(2016年1月28日、東京近郊)
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一時見えなくなっていたムラサキシジミも、ムラサキツバメ1匹では寂しかろうと戻ってきてくれたのだろうか…。
この日はとても暖かい日で、近くの笹薮ではムラサキシジミ♀が開翅していた(写真10)。

▼写真10 ムラサキシジミ♀ その1 開翅(2016年1月28日、東京近郊)
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飛び去ってから近くを探すと♀がもう1匹いた(写真11、12)。
集団Fのムラサキシジミはとまったままなので、別個体が近くに2匹はいることになる。

▼写真11 ムラサキシジミ♀ その2a 半開翅(2016年1月28日、東京近郊)
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▼写真12 ムラサキシジミ♀ その2b 開翅(2016年1月28日、東京近郊)
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1月26日には遊歩道のムラサキツバメの集団Cも見に行った。
前回行ったときに地面に落ちていた個体がどうなったか気になっていた。
集団Cは前回と同じく2匹のままだった(写真13、14)。

▼写真13 ムラサキツバメの集団C その1a(ノートリミング、2016年1月26日、東京近郊)
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▼写真14 ムラサキツバメの集団C その1b(2016年1月26日、東京近郊)
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拾って乗せた個体はまだ葉上で頑張っていると考えて良いのではなかろうか。そうだとするとちょっと嬉しい。

撮影機材:ニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR&スピードライトSB-910

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by mikiosu | 2016-01-29 23:42 | | Comments(8)

Commented by yurinBD at 2016-01-30 07:02
過酷な越冬の中、ムラサキツバメ、ムラサキシジミ、頑張っていますね!
写真9のムラサキコンビの健気な姿に感動しました。
1月末でも開翅して日向ぼっこするのですね。
ミキ♂さんが助けてあげた子を含め、1頭でも多くの蝶に春を迎えて欲しいですね!
Commented by mikiosu at 2016-01-30 17:01
yurin様
コメントありがとうございます。
本当に今季はムラサキシジミ&ムラサキツバメを見ることができて、冬の間退屈しないで助かっています(笑)。
ウラギンシジミとともに、少しでも多くの蝶たちが無事に越冬して欲しいです。あ、あとテングチョウの越冬する様子も見てみたいものです。
Commented by himeoo27 at 2016-01-30 19:09
見沼田んぼの越冬ムラサキツバメは、
1月23日まで4頭の集団を維持していま
したが、
本日観察すると1頭に減っていました。
さすがに-5℃以下の気温と野鳥の増加が
影響を与えているのかな?
Commented by pastel24 at 2016-01-30 19:13
ムラサキツバメとシジミの一緒のシーン、何度見ても興味深いです。
こちらでも、時々継続観察を続けてはいますが、続けるほどに一時飛び出しの条件や増減の経緯など分からないことが多いです。
集団越冬、一網打尽のリスクがある様に思いますが、一頭が犠牲になっている隙に他のものが逃げきるというリスク以上のリターンを選択したのかも知れませんね。いずれにしてもこの冬を乗り切った強く、運の良い個体が次世代に命を繋ぐという自然界では当たり前のことなのでしょう。 とは言え観察を続けていると一頭一頭への愛着が芽生えてきますね。
3年前ですが、シジュウガラに葉上をあらされ、一斉に飛び出しましたが、約一時間後には何もなかったように、ほぼ全頭が同じ葉上に戻ってきたのを見た事がありました。昆虫捕りが得意なハクセキレイはあまり樹上で見ることはありませんが、スズメやメジロが好む位置にあることの多い葉上では、日常茶飯事にこのような事が起こっているのかも知れませんね。彼らにとって、みき様が写真を撮っている間が唯一安全な時なのでしょう。
越冬発見当初は夢中になりますが、継続観察は根気が必要で、みき様のようにはなかなか出来ません。
これからは、集団越冬をいつ自然解消するのか気になるところです。意外と速い時期にもとのこと、もう暫く目が離せませんね
Commented by mikiosu at 2016-01-31 11:29
himeoo様
コメントありがとうございます。
ムラサキツバメ、そちらでも減っておりましたか…。
やはり冬を乗り切るのは大変ですね。
Commented by mikiosu at 2016-01-31 11:32
pastel様
コメントありがとうございます。
昨日見た時にはムラサキツバメ1匹になっていたので、観察が続けられるかどうか、風前の灯です…。
まだ近くにムラサキシジミが1匹いて、さらに別のポイントでムラサキシジミを1匹見つけたので、今後も諦めずに探したいと思っています。
Commented by twoguitar at 2016-02-02 15:26 x
そちらでは、雪の日に1回目の受難があったんですね。
こちらでは、雪のひと翌日の強風での被害はすくないものでしたが、25日の異常低温の日の観察で大きい変化がありました。
その後26日にも大変化があったとのこと、鳥に襲われたようですね。集団がばらけても付近にはまだ飛んでいるようなので、無事を見守りたいですね。
Commented by mikiosu at 2016-02-03 01:32
twoguitar様
コメントありがとうございます。
ムラサキツバメ、後日報告しますが、とうとういなくなってしまいました。まだ探せばどこかにいるのではないかと思います。諦めずに探し出したいです。
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