星になったウラギンシジミ(2016年2月9日)
主フィールドのウラギンシジミは、前回(2月1日)まで個体JTUの3匹が健在であった。
モチノキの葉裏にとまっていた個体Tは、写真に撮りにくいせいもあり、前回は割愛していた。
葉裏にいるのを撮影した写真は1月30日が最後になってしまった(写真1)。
▼写真1 ウラギンシジミ(個体T) その1a(2016年1月30日、東京近郊)
※写真1はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR&スピードライトSB-910
観察仲間の「公園昆虫記」のおはるさんから、モチノキが剪定され、ウラギンシジミもいなくなったと連絡があったのが2月3日。
翌4日に見に行ってみると、モチノキの枝はまだ地面に残されていた(写真2)。
何本か枝を持ち上げてみるが、とてもウラギンシジミが見つかるとは思えない。
▼写真2 剪定された枝(ノートリミング、2016年2月4日、東京近郊)
※写真2はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
と、ところが、剪定された枝よりも散策路に近いところにウラギンシジミが落ちていた。触ってもまったく反応がなく、すでに息絶えていた(写真3)。
▼写真3 ウラギンシジミ(個体T) その1b(2016年2月4日、東京近郊)
※写真3はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
風に吹かれて右に左に力なくひっくり返る姿が悲しい(写真4、5)。
▼写真4 ウラギンシジミ(個体T) その1c(ノートリミング、2016年2月4日、東京近郊)
▼写真5 ウラギンシジミ(個体T) その1d(ノートリミング、2016年2月4日、東京近郊)
※写真4、5はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
持ち上げて翅を開いてみる。♀であった(写真6)。
▼写真6 ウラギンシジミ(個体T) その1e(ノートリミング、2016年2月4日、東京近郊)
※写真6はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
近くのツバキの木の下、比較的風のあたらない場所に移動した(写真7)。
▼写真7 ウラギンシジミ(個体T) その1f(ノートリミング、2016年2月4日、東京近郊)
※写真7はSTYLUS TG-4 Tough
ウラギンシジミ個体Tは目につきにくい場所にいて、鳥に捕食される可能性も低く、春まで観察できると思っていたので実に残念だ。
赤いツバキのウラギンシジミ個体Uは元気にしていた(写真8、9)。
写真8はピクチャーコントロール「スタンダード」、写真9は「ビビッド」で撮ってみた(写真8の元画像はもう少しフラットな印象だが、やや暗めに補正して赤みを強く出している)。
▼写真8 ウラギンシジミ(個体U) その2a(ノートリミング、2016年2月4日、東京近郊)
▼写真9 ウラギンシジミ(個体U) その2b(ノートリミング、2016年2月4日、東京近郊)
※写真8、9はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR&スピードライトSB-910
写真10はサカキの葉裏にいる個体J。
▼写真10 ウラギンシジミ(個体J) その3(2016年2月9日、東京近郊)
※写真10はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR&スピードライトSB-910
主フィールドのウラギンシジミ、今では個体Jと個体Uの2個体のみが健在となっている。2月9日には個体Uのいるツバキの近くで剪定作業が行われていたので今後が心配だ。
by mikiosu | 2016-02-09 23:59 | 蝶 | Comments(2)