カラスシジミ幼虫&アオバセセリ今季初撮り(2016年5月4日)

5月2日は連休中で一番良い天気、という予報に思えた。
しかし、勇んで出かけてみると曇天で、これから晴れそう、と言うよりこれから雨が降りそうと言っても良い感じ(苦笑)。
とても蝶の出が期待できる雰囲気ではなく、現地駅に着いた早々卵や幼虫狙いに切り替えてのんびり歩くことにした。

林縁の電柱で蛾をチェックしながら歩いている時に見つけたのが写真1、2の幼虫。形態からゼフィルスの幼虫ではないかと予想した。家に帰って調べてみるとゼフィルスではないものの、初見のカラスシジミの幼虫だった。
最初は人の通る石段のど真ん中にいたので(写真1)、何枚か写真を撮ってから少し移動させた(写真2)。

▼写真1 カラスシジミ幼虫 その1a(ノートリミング、2016年5月2日、東京郊外)
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▼写真2 カラスシジミ幼虫 その1b(ノートリミング、2016年5月2日、東京郊外)
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※写真1、2はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

大きさは約18ミリで、模様&大きさから終齢幼虫と判断して良いのではなかろうか。
いずれにしてもちょっと珍しい幼虫が撮れたことで気を良くして、曇天にもかかわらず軽い足取りで林道の方へ向かって歩く。
林道手前のカラムシでアカタテハの幼虫をチェックしたあと、林道入口で「あかねの独り言 パート2」のあかねさんとお会いした。もう帰ろうかと思っていたというあかねさんをお誘いして林道に向かうとほどなくミツバウツギのポイントでカメラを構える方が何人か見えた。
もしや…と思って近づくと果たせるかなアオバセセリであった。
写真3〜7はミツバウツギで吸蜜するアオバセセリ。
ここには少なくとも3頭はいて、入れ替わり立ち替わり吸蜜していたのではないかと思う。とにかく飛翔が速くて思うように撮れないが、チャンスはかなりあったので何枚か撮れた(複数個体である可能性が高いが、識別できていないので1a〜1hとした)。

▼写真3 アオバセセリ その1a(2016年5月2日、東京郊外)
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▼写真4 アオバセセリ その1b(2016年5月2日、東京郊外)
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▼写真5 アオバセセリ その1c(2016年5月2日、東京郊外)
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あかねさんがご自身のブログで「アオバセセリのストローはオレンジ色だった?」と書かれていたので自分も見てみると、確かに先っちょの方はオレンジ色がかっていた(写真6)。

▼写真6 アオバセセリ その1d(2016年5月2日、東京郊外)
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アオバセセリは肛角のオレンジ色も気になる(笑)。

▼写真7 アオバセセリ その1e(2016年5月2日、東京郊外)
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写真8〜10は飛翔シーン。
もうちょっと速いシャッターなら良かったな、と思うのはいつも撮り終わったあとなのであった。いい加減に学習して欲しい…。
表翅の様子からすると写真9は♀、写真10は♂のように思えるが、まあよく分からないということにしておく。

▼写真8 アオバセセリ その1f 飛翔中(2016年5月2日、東京郊外)
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▼写真9 アオバセセリ その1g 飛翔中(2016年5月2日、東京郊外)
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▼写真10 アオバセセリ その1h 飛翔中(2016年5月2日、東京郊外)
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昼食を挟んでアオバセセリをひとしきり撮ったあと、いつも帰りに寄る喫茶店であかねさんとコーヒーを飲む。
ふと気がつくと自分のカメラザックに幼虫が…。
イチモンジチョウの幼虫じゃないか!
いつからいたのかまったく分からないが、林道でカメラザックをちょっと置いた時にでも這い上がってきたのだろう。

▼写真11 イチモンジチョウ幼虫 その1a(2016年5月2日、東京郊外)
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イチモンジチョウ幼虫の食草はスイカズラ。
林縁を歩いてスイカズラと思しき葉っぱを見つけ、幼虫を乗せてもう1枚(写真12)。
大きさは約17ミリで、中齢幼虫といったところか。

▼写真12 イチモンジチョウ幼虫 その1b(2016年5月2日、東京郊外)
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※写真11、12はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

できればサカハチチョウの卵も見つけたかったけれど、それはまた次のお楽しみということになった。
好天予報に裏切られ、一時はどうなることかと思ったが、望外の成果となった日であった。

参考文献:「イモムシハンドブック」(安田守著、文一総合出版)

撮影機材:※以外はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

by mikiosu | 2016-05-04 01:57 | | Comments(8)

Commented by yurinBD at 2016-05-04 07:31
以前よりミキ♂さんは幼虫探しの名人と思っておりましたが、遂に幼虫の方からミキ♂さんに寄って来るようになりましたね!驚きました。
それにしても食草の知識をお持ちのミキ♂さんのバッグでイチモンジチョウの幼虫はラッキーでしたね!
他の人のバッグであれば、食草に戻ることはできなかった可能性が高いです。
アオバセセリの吸蜜に飛翔、素敵ですね~♪
カラスシジミ幼虫との出会いも貴重ですね!
Commented by 2008oharu at 2016-05-04 08:47
同じ日に行ったのに、収穫がぜんぜん違いますね。やはり見つける力の違いだと思います。カラスシジミ、成虫もみたことがありません。まだまだ発見がありますね。
Commented by umajin2 at 2016-05-04 12:57
こんにちは!
おー!綺麗なアオバセセリですね。
新鮮で綺麗な個体ですし、お写真も綺麗です!
私は過去に1度しか出会えていないので、また撮ってみたいです。
因みにストロボは発光していますでしょうか?
Commented by mikiosu at 2016-05-05 02:22
yurin様
コメントありがとうございます。
いやいや名人などではありませんが、1日に蝶の幼虫3種類はかなり嬉しいです。
あとはサカハチチョウの卵が撮れれば万々歳なのですが…。
Commented by mikiosu at 2016-05-05 02:29
おはる様
コメントありがとうございます。
見つける力などなく、単なる運です(笑)。
カラスシジミは石川会長がこの近くで成虫を撮っているので、今年は私も撮りたいです。
Commented by mikiosu at 2016-05-05 02:31
umajin様
コメントありがとうございます。
アオバセセリは曇天でも元気に飛び回っていました。
ストロボは使用していません。セセリチョウ科は複眼に反射してしまうことが多く、あまりストロボ撮影はお薦めしません。
Commented by banyan10 at 2016-05-05 21:38
カラスシジミはこの近辺で観察されているようですね。
幼虫は蛹化する場所を探しているのかもしれないですね。
アオバセセリはやはり魅力的ですね。
今日は埼玉で多く観察できて良かったです。
Commented by mikiosu at 2016-05-06 19:52
banyan様
コメントありがとうございます。
今年はこの近辺でカラスシジミ成虫をなんとか撮ってみたいです。
アオバセセリ、曇天のこの日に撮っておいて良かったです。後日好天の日はまったく撮れませんでした。
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