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アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日)

順序からして、そろそろ甲虫でも2〜3回取り上げたいところなのだが、初見の蝶が撮れたので今回も蝶の記事。

6月17日は今季3度目の山梨遠征。今回も「ヘムレンのNature Photo」のヘムレンさんに連れて行っていただいた。
やや小高い場所にある公園で葉陰にそっととまっている蝶がいた。
これは何? と叫びつつ、次の瞬間にはもうシャッターを切りはじめていた。
同行のヘムレンさんはチラと見るなり「アイノミドリシジミだ」と言う。
私なら家に帰って調べるまで分からない。やっぱりヘムレンさんは凄いな。そうだ今日から師匠と呼ぼう(笑)。

写真1、2は150ミリマクロレンズで撮ったアイノミドリシジミ♀。
葉っぱの間で撮りにくかったが、何とか撮れた。

▼写真1 アイノミドリシジミ♀ その1a(ノートリミング、2016年6月17日、山梨県)
アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日) _d0303129_8151389.jpg


尾状突起は切れている訳ではなく、捩れて見えにくいだけだ(写真2)。

▼写真2 アイノミドリシジミ♀ その1b(2016年6月17日、山梨県)
アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日) _d0303129_8152487.jpg

※写真1、2はニコンD7200+MB−D15 & シグマAPO MACRO 150mm f/2.8 EX DG OS HSM

写真3〜5は小飛してやや離れた位置にとまったのを300ミリ単焦点レンズで撮ったもの。
飛ぶ姿はとても弱々しく、まだ羽化してからあまり時間が経っていないのだと思う。

▼写真3 アイノミドリシジミ♀ その1c(ノートリミング、2016年6月17日、山梨県)
アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日) _d0303129_8153612.jpg

▼写真4 アイノミドリシジミ♀ その1d(2016年6月17日、山梨県)
アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日) _d0303129_8154636.jpg

▼写真5 アイノミドリシジミ♀ その1e(2016年6月17日、山梨県)
アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日) _d0303129_8155788.jpg


アイノミドリシジミ♀は過去にも撮っているが、その時は開翅シーンしか撮れていないので、綺麗な裏翅がしっかり撮れたのは嬉しい。
この場所ではクジャクチョウやヒオドシチョウも複数撮ることができた。それらはまた後日。

この日の朝ちょっとだけ立ち寄って、帰りにもう一度見に行ったウラクロシジミのポイントでは、ウラクロシジミ♂が遠くを飛ぶ姿が2〜3見られた。飛翔シーンも何枚か撮ったものの、いずれもボケボケなので割愛(苦笑)。
写真6は遠くの葉上にとまったウラクロシジミ♂。
ヘムレンさんがとまったところを指し示してくれるがなかなか分からなかった。
ようやく見つけたがノートリミングではこんな感じだ。

▼写真6 ウラクロシジミ♂ その1a(ノートリミング、2016年6月17日、山梨県)
アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日) _d0303129_816780.jpg


無理矢理拡大すると、思ったより綺麗に撮れていた(写真7〜9)。
ウラクロシジミは初見初撮り。あらためて300ミリを買っておいて良かったと思った次第であった。

▼写真7 ウラクロシジミ♂ その1b(2016年6月17日、山梨県)
アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日) _d0303129_8161763.jpg


はっきりしないがどうも葉上で口吻を伸ばしているような感じだ(写真8、9)。

▼写真8 ウラクロシジミ♂ その1c(2016年6月17日、山梨県)
アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日) _d0303129_8162623.jpg

▼写真9 ウラクロシジミ♂ その1d(2016年6月17日、山梨県)
アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日) _d0303129_816357.jpg


残念ながら開翅はしてくれなかったが、ほんの少し表翅の真珠色を見せてくれた(写真10)。

▼写真10 ウラクロシジミ♂ その1e やや開翅(2016年6月17日、山梨県)
アイノミドリシジミ&ウラクロシジミ(2016年6月19日) _d0303129_8164454.jpg


その後も飛翔する姿は見られたので、飛翔シーンを積極的に狙うべきだったと反省。それでもその幻想的な飛翔シーンを、心にはしっかり焼き付けることができたと思う。ヘムレン師匠、ありがとうございました。

撮影機材:※印以外はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

by mikiosu | 2016-06-19 23:59 | | Comments(6)

Commented by HemlenK at 2016-06-20 09:14
師匠はちょっと支障があります...恥ずかしいッス(^_^;)勘違いも度々ありますから(笑)
アイノミドリの♀は裏面が美しいですよね。♂はもっと白いので、次回はそちらも是非(*^^*)
ウラクロ、遠かったですね。それでもしっかり撮れていてさすがです。VR欲しい!(笑)
少ない成果でしたが、ピンポイントでいいシーンに出会えました。ありがとうございました。
Commented by ダンダラ at 2016-06-20 14:27 x
アイノにウラクロですか、良いチョウたちですね。
特にウラクロはなかなか撮影できないので、遠くからとはいえ、これだけきちんと撮れているのは素晴らしいです。
新しい300の威力ですね。
Commented by yurinBD at 2016-06-20 22:39
アイノミドリシジミとウラクロシジミの撮影成功、おめでとうございます!
ウラクロシジミの裏翅の模様は、魅力的ですね~♪
最後のお写真にちらりと見える表翅の色合いもイイですね!
撮影の難易度が高いだけに、撮影できた時の喜びは大きいでしょうね!
Commented by mikiosu at 2016-06-21 04:00
ヘムレン様
コメントありがとうございます。
えっ? 師匠じゃダメですか。師匠がダメなら神様になりますが(笑)。
ウラクロシジミは遠くを飛んでいる姿も何か惹き付けるものがありました。いつかもっと近くで見てみたいです。こちらこそありがとうございました♬
Commented by mikiosu at 2016-06-21 04:02
ダンダラ様
コメントありがとうございます。
ウラクロシジミ、本当に遠かったですが300ミリ単焦点レンズのおかげで何とか撮れました。
次はアイノミドリシジミ♂を何とかしたいですね♪
Commented by mikiosu at 2016-06-21 04:04
yurin様
コメントありがとうございます。
ウラクロシジミの裏翅は以前海野さんの写真を拝見して、いつか見てみたいと思っておりました。裏翅、表翅ともに魅力的な蝶でした♬
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