ツシマウラボシシジミは小さかった(2016年7月4日)

自分も入会している日本チョウ類保全協会によると、7月2日から足立区生物園でツシマウラボシシジミの第二化の姿が見られるとのこと。4月の一化を見逃していたので、見に行ってみた。
この日はかなり暑かった。先日スマホに熱中症を警告してくれるアプリを入れたところ、この日は午前中から警報が鳴りっぱなしだ。そんな日に温室に蝶を見に行くのだから、私も好き者だなあ(汗)。
どこにどんな風に展示・公開されているのかよく分からないまま温室に入ってみると、見たことも無いほど小さな蝶がパタパタとちょっと不器用そうに飛んでいる。飛翔はゆっくりで、表翅の青がときおり眼につく。
これがツシマウラボシシジミに違いない。そう思ってとまるのを待つ。

写真1、2は葉上にとまったところ。
やはり想像していたよりずっと小さい。図鑑で見るのと実際に自分の眼で見るのとでは大きな違いがあるものだなとあらためて思う。

▼写真1 ツシマウラボシシジミ その1a(ノートリミング、2016年7月2日、足立区生物園)
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拡大すると外縁の黒い破線模様、亜外縁の金色のラインが見える(写真2)。
「フィールドガイド 日本のチョウ」(日本チョウ類保全協会)によると、亜外縁の色は淡黄褐色線となっているが、自分としては金色と言いたい。

▼写真2 ツシマウラボシシジミ その1b(2016年7月2日、足立区生物園)
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※写真1、2はニコンD7200+MB−D15 & シグマAPO MACRO 150mm f/2.8 EX DG OS HSM

写真3、4は葉っぱの先端にとまったところ。

▼写真3 ツシマウラボシシジミ その2a(2016年7月2日、足立区生物園)
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ちょっと翅を開き気味に(写真4)。
この角度だと表翅はグレーに見える。♂の表翅は青紫色で、♀は黒褐色らしい。これは多分角度の問題でグレーに見えたのだと思う。

▼写真4 ツシマウラボシシジミ その2b 半開翅(2016年7月2日、足立区生物園)
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※写真3、4はニコンD7200+MB−D15 & シグマAPO MACRO 150mm f/2.8 EX DG OS HSM

写真5、6は300ミリ単焦点レンズで撮ってみたもの。
ツシマウラボシシジミはとまるとしばらくじっとしているので、300ミリで離れたところから狙うよりも、マクロレンズで近づいて撮った方がいいような気がした。

▼写真5 ツシマウラボシシジミ その3a(ノートリミング、2016年7月2日、足立区生物園)
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▼写真6 ツシマウラボシシジミ その3b(2016年7月2日、足立区生物園)
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※写真5、6はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

写真7〜11は20ミリで撮ってみた飛翔シーン。
飛んでいる姿はゴイシシジミにちょっと近いかもしれない。

▼写真7 ツシマウラボシシジミ その4a 飛翔中(2016年7月2日、足立区生物園)
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♂の表翅もうまい具合に撮れていた(写真8、9)。

▼写真8 ツシマウラボシシジミ その4b 飛翔中開翅(2016年7月2日、足立区生物園)
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▼写真9 ツシマウラボシシジミ その4c 飛翔中開翅(2016年7月2日、足立区生物園)
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角度の問題なのか、表翅がグレーに見える場合もあった(写真10、11)。

▼写真10 ツシマウラボシシジミ その4d 飛翔中(2016年7月2日、足立区生物園)
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▼写真11 ツシマウラボシシジミ その4e 飛翔中開翅(2016年7月2日、足立区生物園)
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※写真7〜11はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

飛翔シーンはほぼ同じ場所で撮ったので同じ個体としたものの、周辺に2〜3個体はいたようなので、別個体である可能性もある。

現地でお会いした「ヒメオオの寄り道」のヒメオオさん、「花蝶風月」のbuttfflowさんらとご一緒して飼育ケース内の♀も撮ってみた(写真12)。

▼写真12 ツシマウラボシシジミ♀(2016年7月2日、足立区生物園)
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※写真12はニコンD7200+MB−D15 & シグマAPO MACRO 150mm f/2.8 EX DG OS HSM

ヒメオオさんやbuttfflowさんが卵を見つけてくれたので、卵も撮れた(写真13、14)。
卵は小さいがディンプル状で、ウラギンシジミの卵を小さくしたような感じ。

▼写真13 ツシマウラボシシジミの卵 その1(2016年7月2日、足立区生物園)
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▼写真14 ツシマウラボシシジミの卵 その2(2016年7月2日、足立区生物園)
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※写真13、14はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

ツシマウラボシシジミの故郷・対馬では鹿の食害が進んで食草が減り、絶滅が危惧されている。
足立区生物園での飼育繁殖には、日本チョウ類保全協会のボランティアの方々が協力しているとのこと。
この可憐な蝶がいつまでも見られるよう祈る。
ヒメオオさん&buttfflowさん、ありがとうございました♪
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by mikiosu | 2016-07-04 15:00 | | Comments(10)

Commented by himeoo27 at 2016-07-04 20:24
暑い中の遠征お疲れさまでした。
比較的綺麗な個体が多く蒼く煌めく
雄の表翅がとても綺麗でしたね!
今後ともよろしくお願いいたします。
Commented by yurinBD at 2016-07-05 06:23
ツシマウラボシシジミはとてもクリアに撮影されておられますね!
新しい150mmマクロの使いこなしがお見事です!
飛翔中に見えるブルーの表翅が綺麗ですね~♪
このプロジェクトの取り組みは素晴らしいですね、
自然の中で命を繋げるようになることを願います。
Commented by HemlenK at 2016-07-05 11:20
150mmの距離で撮れてよかったですね(^^)
小さいので近くにきてくれないと厳しかったのを覚えています。
半開だとブルーがちっとも見えないんですよね。
飛翔でうまくブルーを撮られていて、さすがです!
Commented by mikiosu at 2016-07-06 03:09
ヒメオオ様
コメントありがとうございます。
ようやくお目にかかれて良かったです。
温室内ではお世話になりました。こちらこそ宜しくお願い致します。
Commented by mikiosu at 2016-07-06 03:10
yurin様
コメントありがとうございます。
ツシマウラボシシジミ、飛翔中にチラチラ見える青い表翅が綺麗でした。
写真ではなかなかうまく表現できず、もっと上手に撮れるようになりたいです。
Commented by mikiosu at 2016-07-06 03:12
ヘムレン様
コメントありがとうございます。
ツシマウラボシシジミ、ちっちゃくて可愛かったです♪
飛翔シーンはもうちょっとうまく撮りたかったです。リベンジに行くかも…。でも暑いから無理かな(笑)。
Commented by konty33 at 2016-07-06 18:03
飛び方もか弱く見えますが、
静止した時の足の立った感じが良いですね。
この時期の温室内は大変だったと思いますが、
良い写真が撮れたと思います。
また見たくなりました。
Commented by ダンダラ at 2016-07-06 20:00 x
ツシマウラボシの翅表がきれいに撮れていますね。
狭い温室なのに、それを感じさせない写真は素晴らしいです。
野外でもまた復活できる日が来るといいですね。
Commented by mikiosu at 2016-07-06 22:01
konty様
コメントありがとうございます。
ツシマウラボシシジミ、おっしゃる通りとまったときの様子がつま先立ちみたいな感じで可愛らしかったです。
この日は温室も外気も大差無いくらい暑かったです(汗)。
Commented by mikiosu at 2016-07-06 22:05
ダンダラ様
コメントありがとうございます。
ツシマウラボシシジミ、小さくて狙いが定めにくかったですが、飛翔はゆっくりなので何とか撮れました。
野外でツシマウラボシシジミがたくさん見られるようになると良いですね♪
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