12月のキアゲハ終齢幼虫たち(2016年12月10日)

終齢幼虫が4匹になった11月15日以降、ずっと観察を続けていたキアゲハの幼虫。
11月9日に最初に終齢幼虫になった個体Aは11月28日を最後に姿を消した。
写真1は最後に撮った個体A。
前日からアシタバを離れて移動していて、地面の枯葉にとまっていた。
このあとどこか目につかない場所で蛹化したのではないか。

▼写真1 キアゲハの幼虫 その1(個体A)(2016年11月27日、都区内)
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三齢幼虫から観察してきた個体Bは11月30日に行方不明となったが、近くのアシタバで見つかった。それも12月3日に見たのが最後になった(写真2)。

▼写真2 キアゲハの幼虫 その2(個体B)(2016年12月3日、都区内)
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個体Cは12月7日まではいたのだが(写真3)、翌8日にはいなくなった。

▼写真3 キアゲハの幼虫 その3(個体C)(2016年12月7日、都区内)
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これら個体ABCとはちょっと離れたアシタバにいた個体D。
12月2日からアシタバの近くのエノキの枝に移り、今にも蛹化しそうな雰囲気になりながら何日も引っ張ってくれた(写真4)。

▼写真4 キアゲハの幼虫 その3a(個体D)(ノートリミング、2016年12月2日、都区内)
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写真5は翌日の様子。
12月2日から4日まではエノキの枝をあちこち歩き回っていた。

▼写真5 キアゲハの幼虫 その3b(個体D)(ノートリミング、2016年12月3日、都区内)
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12月5日、エノキの幼木の幹にしっかり掴まっていた(写真6)。
細い枝よりも幹の方が蛹化場所には適している気がした。

▼写真6 キアゲハの幼虫 その3c(個体D)(2016年12月5日、都区内)
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その翌日見に行ってみると、幼虫は同じ場所で身を捩っている(写真7)。

▼写真7 キアゲハの幼虫 その3d(個体D)(2016年12月6日、都区内)
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これは蛹化の準備ではないか!(写真8)。

▼写真8 キアゲハの幼虫 その3e(個体D)(ノートリミング、2016年12月6日、都区内)
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身体の左右に糸を張り渡して少しずつ太くしているようだ(写真9、10)。

▼写真9 キアゲハの幼虫 その3f(個体D)(2016年12月6日、都区内)
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▼写真10 キアゲハの幼虫 その3g(個体D)(2016年12月6日、都区内)
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背面から見るとこんな感じ(写真11)。
いい天気で蛹化日和だ(私見)。

▼写真11 キアゲハの幼虫 その3h(個体D)(ノートリミング、2016年12月6日、都区内)
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しばらくすると背面に糸が渡っていた(写真12)。
最初に見始めてから30分経過していた。
胸元(?)に見える茶色いかたまりはマルカメムシだ。キアゲハ幼虫が一度追い払ったのだが、いつのまにかまた戻ってきた。ここで越冬するつもりだろうか。確かにそこはあたたかそうだ(笑)。

▼写真12 キアゲハの幼虫 その3i(個体D)(2016年12月6日、都区内)
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写真13は2時間ほど経過した様子。
帯糸はまだたるんでいるが、前蛹と言って良いのではないか。

▼写真13 キアゲハの幼虫 その3j(個体D前蛹状態)(2016年12月6日、都区内)
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写真14はその日の夜の様子。
大きく変わってはいないが、より前蛹らしくなった気がする。

▼写真14 キアゲハの幼虫 その3k(個体D前蛹状態)(2016年12月6日、都区内)
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翌日もう一度チェックするつもりでいたが、観察仲間のおはるさんが午前中に見にきてみると、もういなくなっていたらしい(涙)。
昼頃に見に行くと、切れた糸だけが空しく残っていた…。マルカメムシもいない。
今にして思えば、エノキの枝を移動している間に捕食されてもおかしくなかった訳だから、前蛹まで観察できただけでも良かったのかもしれない。

冒頭に述べたように最後の幼虫も12月8日にはいなくなってしまったので、12月のキアゲハ幼虫観察も終了となった。こんな時期まで間近に観察できたのは公園の近くに引っ越してきたおかげだから、やはり越してきて良かったということになるかな(笑)。

撮影機材:OLYMPUS OM-D E-M1 & M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5Macro&エレクトロニックフラッシュFL-600R

by mikiosu | 2016-12-10 23:59 | | Comments(4)

Commented by yurinBD at 2016-12-11 09:41
キアゲハの幼虫が前蛹になるまでの様子を移動を含めて丁寧に観察され、素晴らしいです!!
糸を張る様子が特に素晴らしいですね。
キアゲハの幼虫のように、蛹になる前に食草を離れる場合、行方不明になることも多く、前蛹まで確認できたことは大きな成果と思います!
Commented by banyan10 at 2016-12-11 14:33
蛹に続いて前蛹の撮影でもお世話になりました。
糸を張るシーンは貴重ですね。
近くでないと観察できないのではないでしょうか。
マルカメムシが一緒に捕食されたのか、脱出したのか気になります。(笑)
Commented by mikiosu at 2016-12-12 09:32
yurin様
コメントありがとうございます。
糸を張る姿がなかなか可愛らしかったです。
せめてもう1〜2日観察したかったですが、仕方ないですね。また来年もここをチェックしたいです。
Commented by mikiosu at 2016-12-12 09:35
banyan様
コメントありがとうございます。
当日はお疲れさまでした。
マルカメムシはどうしたでしょうね(笑)。
前蛹の帯糸を引きちぎるのは鳥と言えども簡単ではなかったと推測するので、その間に逃げちゃった公算大かなと思ったりしてます。
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