アカボシゴマダラ、成虫と幼虫(2017年11月7日)
主フィールドでウラギンシジミ&ムラサキツバメを撮った11月2日は、ムラサキツバメのポイントで久しぶりに石川会長とお会いした。しばらく立ち話をしていると道路脇に蝶の影が…。
アカボシゴマダラだった(写真1)。
葉っぱが被っていて分かりにくいがすぐ近くに羽化殻もある。羽化直後らしい。
▼写真1 アカボシゴマダラ その1a(ノートリミング、2017年11月2日、東京近郊)
別角度から撮った写真を拡大してみる(写真2)。
通常アカボシゴマダラの複眼は黒なのだが、この個体はややオレンジ色が入っている。何年か前に鮮やかなオレンジ色の複眼をした個体を見たことがあるが、それ以来だ(調べてみると2010年10月下旬であった)。(注;その後2015年9月22日にも見ていたことが分かった。2017年12月10日)
▼写真2 アカボシゴマダラ その1b(2017年11月2日、東京近郊)
※写真1、2はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
隣家のスダチ(ユズではなくスダチらしい)に発生していたアゲハの幼虫は10月31日を最後に見かけなくなってしまった。どこかに移動して蛹化しているのだと思う。
スダチの脇にエノキの幼木があって、そこにはアカボシゴマダラの幼虫がいた(写真3)。
▼写真3 アカボシゴマダラの幼虫 その1(2017年11月3日、都区内)
※写真3はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
すぐそばの公園内のエノキをチェックしてみると、アカボシゴマダラの幼虫は何匹か見つかった。
写真4は300ミリで撮ったもの。
さすがに300ミリで撮るのは難しかった(苦笑)。この日は水鳥を見に行ったので300ミリしか持っていなかった。
▼写真4 アカボシゴマダラの幼虫 その2a(ノートリミング、2017年11月5日、都区内)
※写真4はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
翌日は同じ個体を60ミリマクロレンズで撮ってみた(写真5)。
▼写真5 アカボシゴマダラの幼虫 その2b(2017年11月6日、都区内)
※写真5はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ついでに探すともう2匹見つかった(写真6、7)。
容易に見つかるのはアカボシゴマダラの幼虫ばかりで、ゴマダラチョウの幼虫はさっぱり見つからない。
▼写真6 アカボシゴマダラの幼虫 その3(ノートリミング、2017年11月6日、都区内)
▼写真7 アカボシゴマダラの幼虫 その4(ノートリミング、2017年11月6日、都区内)
※写真6、7はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
この日は主フィールドでもう1匹(写真8)。
時折こういう格好の幼虫を見かけるが、どんな意味があるのかよく分からない。
▼写真8 アカボシゴマダラの幼虫 その5(ノートリミング、2017年11月6日、東京近郊)
※写真8はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
主フィールドを歩くとエノキの実があちこちに落ちていた。いくつか拾ってきて拙宅の庭に適当に放り投げておいた。来年芽が出るといいのだけれど…。
by mikiosu | 2017-11-07 23:59 | 蝶 | Comments(0)