カテゴリ:甲虫( 40 )

岩手の甲虫たち−−オオセンチコガネほか(2013年8月19日)

小学生時代、昆虫採集と言えばやはりカブトムシだった。
成虫を捕まえるのに飽き足らず、製材所近くの土を掘り起こして幼虫を見つけ、土ごともって帰って箱の中に収めて、幼虫〜蛹〜成虫と育ててみたりしたものだった。
今夏の帰省では残念ながらカブトムシには出会えなかったが、初見のオオセンチコガネに出会えた(写真1〜4)。
実家近くの林道を歩いている時に、地面を忙しく動き回っていたのを見つけた。
センチコガネは都内近郊&郊外でもよく見かける。オオセンチコガネはやはり鞘翅の輝きが違っていた。
嬉しい出会いなので4枚も写真をアップしてしまう(笑)。
写真4はブレ写真だが、オオセンチコガネの動きと、この個体の輝きがよく出ている気がするので敢えて載せてみた。

▼写真1 オオセンチコガネ その1a(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真2 オオセンチコガネ その1b(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真3 オオセンチコガネ その1c(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真4 オオセンチコガネ その1d(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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写真5はあまり自信がないがヒメコガネではないかと思われる。
この個体はOK農園さん宅をお訪ねした帰りに、街道脇で見つけた。

▼写真5 ヒメコガネ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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写真6、7はミヤマクワガタ♂。
大アゴの形など、典型的なミヤマクワガタの形ではないが、やや小振りで未発達なのだろう。
これは実家付近の紫陽花の茎を上っていた。ミヤマクワガタを見たのは数十年振りではなかろうか。
最初は大アゴを開いていなかった。私が近づいたので大アゴを開いて威嚇しているのかもしれない。

▼写真6 ミヤマクワガタ♂ その1a(ノートリミング、2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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▼写真7 ミヤマクワガタ♂ その1b(ノートリミング、2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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写真8はヒメシロコブゾウムシ。
これも実家付近の葉上で見つけた。隣の蟻の種類は…分からない(笑)。

▼写真8 ヒメシロコブゾウムシ(ノートリミング、2013年8月9日、岩手県大船渡市)
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写真9はシロスジカミキリ。
残念ながら死んでいた。兄の車で新幹線の駅まで送ってもらう途中に寄ったコンビニの外灯前で見つけた。

▼写真9 シロスジカミキリ(ノートリミング、2013年8月10日、岩手県一関市)
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写真10はガムシ。
これもシロスジカミキリと同じ場所で見つけた。コンビニの廻りは一面田んぼ。コンビニの灯りに引き寄せられてきたのだろう。ガムシ…、子供の頃はよく捕まえていたものだが、ガムシという名前自体、かなり久し振りに思い出した。

▼写真10 ガムシ(ノートリミング、2013年8月10日、岩手県一関市)
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以下は岩手の甲虫ではないが、紹介しそびれていたので、ついでに載せておく。
写真11はスジグロボタル、写真12はオトシブミ。
いずれも7月下旬に上高地の湿地付近で撮影したもの。木製のベンチにとまっていたオトシブミは後翅がはみ出していた。飛び立つのかと思い、カメラを構えたまま待っていたがそのままじっとしていた。

▼写真11 スジグロボタル(2013年7月21日、上高地)
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▼写真12 オトシブミ(2013年7月21日、上高地)
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上高地ではコメツキムシの類をよく見かけた。写真もいくつか撮ってあるが、何しろコメツキムシは種類が多くて同定が難しいので割愛した。
いつかまとめて紹介する機会があれば良いのだが…。

参考サイト:虫Navi、ほか

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-19 23:44 | 甲虫 | Comments(4)

7月のカミキリムシたち(2013年8月1日)

7月中は初旬が雨、上旬は猛暑、下旬はまた雨でフィールド散策にはあまり出かけられなかった。
それでもどうにか7月16日に東京郊外の丘陵方面で3種類、7月19日〜21日の上高地旅行では5種類のカミキリムシを見つけた。

写真1はニセノコギリカミキリ。
撮影時はノコギリカミキリと思っていたが、前胸部の光沢がないのでニセノコギリカミキリと判断した。いずれにしてもゴツいカミキリムシだ。

▼写真1 ニセノコギリカミキリ(2013年7月16日、東京郊外)
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写真2はアカハナカミキリ。
アカハナカミキリはこの日だけで3匹ほど見かけた。

▼写真2 アカハナカミキリ(2013年7月16日、東京郊外)
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写真3、4はリンゴカミキリ。
公園内の散策路脇をフラフラと飛んでいた。慌ててシャッタースピード1/250秒のまま撮ってしまったが、何とか飛翔中の写真が撮れた。
写真4はとまった後に撮ったもの。

▼写真3 リンゴカミキリ 飛翔中(2013年7月16日、東京郊外)
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▼写真4 リンゴカミキリ(2013年7月16日、東京郊外)
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写真5、6はムネグロリンゴカミキリ。
数日前にリンゴカミキリを見たばかりだったので、リンゴカミキリの仲間とは分かったが、前胸部が黒いのでなかなか種名にたどり着けなかった。名前が分かってみると、なるほど胸黒だ。
リンゴカミキリに比べると触角が黒くないのと、大きさもやや小振りに見えた。
食草はヒヨドリバナ類で、近縁種がいろいろあるようだが、標高1000メートル以上にも生息しているのはこの種だけらしい。

▼写真5 ムネグロリンゴカミキリ 交尾中 その1a(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
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▼写真6 ムネグロリンゴカミキリ 交尾中 その1b(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
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写真7はトゲバカミキリ。
あまり良い角度で撮れず、種名にも一抹の不安がある。

▼写真7 トゲバカミキリ(2013年7月19日、上高地)
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写真8はホソガタヒメハナカミキリ。
ハナカミキリの仲間だろうと見当はついたものの、これも種名にはあまり自信が持てない。ハクサンシラネヒメハナカミキリと非常に良く似ていた。

▼写真8 ホソガタヒメハナカミキリ(2013年7月21日、上高地)
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写真9、10はミドリカミキリ。
湿地付近でハナチダケサシにきているコヒョウモンの写真を撮っている時に、その近くで見つけた。
鮮やかな緑色が綺麗だった。後脚が長いのもこの種の特徴だ。

▼写真9 ミドリカミキリ(2013年7月21日、上高地)
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▼写真10 ミドリカミキリ(2013年7月21日、上高地)
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写真11、12はシラホシカミキリ。
これもニセシラホシカミキリという近縁種がいて難しい。この個体は帰り支度を済ませてカメラも仕舞った後に、バスターミナル付近のトイレの中で見つけた。
またカメラを取り出して撮影だ(笑)。
指に乗せて外でゆっくり撮ろうと思ったら逃げられてしまった。

▼写真11 シラホシカミキリ(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
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▼写真12 シラホシカミキリ(2013年7月21日、上高地)
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カミキリムシに限ったことではないが、昆虫の同定では微妙な違いの判定が難しく、ここに掲げたカミキリムシたちの名前にも間違っているものがあるかもしれない。
もし間違えているものがあれば、ご教示いただけるとありがたい。

参考サイト:虫Navi、ほか

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-01 00:01 | 甲虫 | Comments(0)

美麗な甲虫たち−−タマムシ篇(2013年6月21日)

美麗甲虫の第二弾はタマムシ類。
日本にはタマムシ類は200種くらいいるそうだ。自分が見たことのあるのは十種類にも満たない。
代表種とも言えるタマムシ(ヤマトタマムシ)は、金属光沢の美しい種だが、大きさでも群を抜いている。タマムシのほとんどは小さく、目にしてもすばしこくてなかなか写真に撮れないことが多い。

写真1、2はヒシモンナガタマムシ。体長は7〜8ミリくらいだ。この個体は東京郊外の林縁で見つけた。
この種は一昨年に主フィールドでも見かけているので、都内でもそれなりに生息していると思う。

▼写真1 ヒシモンナガタマムシ その1a(2013年5月7日、東京郊外)
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▼写真2 ヒシモンナガタマムシ その1b(2013年5月7日、東京郊外)
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※写真1、2はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真3はクロナガタマムシ。体長は10ミリ超といったところ。この個体も東京郊外の林縁で見つけた。倒れたコナラの木の上で忙しそうに行ったり来たりしていた。
翅を開いた時に見える腹部が濃い青色で綺麗だが、写真には撮れなかった。

▼写真3 クロナガタマムシ(2012年5月1日、東京郊外)
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写真4〜6はマスダクロホシタマムシ。体長は12〜13ミリくらい。
写真4、5は主フィールドの公園の柵で見つけた。曇天で綺麗に撮るのは難しかった。ストロボ撮影すると翅が赤っぽくなり、綺麗な緑色が出ない。感度を上げて自然光で撮るしかなかった。
写真6は東京郊外の山道脇で見つけた。この個体は鞘翅が右側と左側で色が違って見えた。太陽光線はほぼ真上から当たっていたので、光の角度のせいとも思えないのだが…。

▼写真4 マスダクロホシタマムシ その1a(2012年6月22日、東京近郊)
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▼写真5 マスダクロホシタマムシ その1b(2012年6月22日、東京近郊)
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▼写真6 マスダクロホシタマムシ その2(2013年6月18日、東京郊外)
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※写真6はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真7、8はアオマダラタマムシ。体長は24ミリ。タマムシとしては大きい方ではなかろうか。この個体は丘陵方面の公園内の柵にいたのを見つけた。朝早い時間で、朝日を浴びてキラキラ輝いてとても綺麗だった。その綺麗さがなかなかうまく撮影できず、かなりの枚数を費やした。

▼写真7 アオマダラタマムシ その1a(2012年6月26日、東京郊外)
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▼写真8 アオマダラタマムシ その1b(2012年6月26日、東京郊外)
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写真9はウバタマムシ。地味ながら体長約30ミリと大型のタマムシだ。
この個体は早春に丘陵方面で開かれたウォーキングイベントに参加した時、公園内の柵で見つけた。

▼写真9 ウバタマムシ(2012年3月25日、東京郊外)
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写真10〜12はタマムシ。体長は30〜40ミリ。
写真10、11は丘陵方面を歩いている時、頭上を飛んでいたのをタオルで払って地面に落ちたところを撮影したもの。
飛んでいる姿はギラギラしていたが、落ちたのを見ると腹部もギラギラしていて、夏の光を浴びてどこもかしこもギラギラだ。
写真12は主フィールドの公園で、地面で死んでいるのを見つけた。主フィールドでも見られるとは聞いていたが、見たのは初めてだった。今年は生きた個体を見てみたいものだ。

▼写真10 タマムシ その1a(2012年8月22日、東京郊外)
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▼写真11 タマムシ その1b(2012年8月22日、東京郊外)
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▼写真12 タマムシ その2a(2012年8月28日、東京近郊)
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※写真10〜12はニコンD90 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真12の個体は拾って帰り、今は写真13のようになっている。

▼写真13 タマムシ その2b(2012年8月29日、拙宅にて)
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※写真13はニコンD90 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED


それにしてもタマムシ類の眼には不思議な静謐さがある。
シジミチョウの黒い眼が可愛いとか、トンボの緑色の複眼が美しいとか、カマキリはどこから見てもこっちを見ているとか、昆虫の眼にもいろいろあるが、タマムシ類は外界を見ている感じがしない。
むしろ見ているものを引きずり込む亜空間のような感じがする。いつかタマムシ類の眼を接写できたらまた取り上げてみたい気がする。

撮影機材:※印以外はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
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by mikiosu | 2013-06-21 00:01 | 甲虫 | Comments(4)

美麗な甲虫たち−−センチコガネほか(2013年6月20日)

甲虫たちの中で美麗な種と言うとどんなものが挙げられるだろうか。
センチコガネ(またはオオセンチコガネ)、タマムシ、ハンミョウなどが即座に思い浮かぶが、光沢の強い種は写真の撮りようによって見え方がかなり異なるので、綺麗に撮るのは意外に難しい。
今回は自分がこれまでに撮った甲虫たちの中から、美麗と思われる種をいくつかピックアップしてみた。

写真1、2はアカガネサルハムシ。
ハムシもなかなか綺麗な種が多いが、小さいので綺麗に撮るのは簡単ではない。
光沢の綺麗な昆虫は、光の加減をうまくコントロールできるかどうかが写真の決め手になる。
この個体は港区・附属自然教育園(通称、目黒自然教育園)の野草コーナーのプレートの上を歩いていたもの。
虹色の光沢が美しい甲虫だ。

▼写真1 アカガネサルハムシ その1a(2012年5月1日、港区・附属自然教育園)
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▼写真2 アカガネサルハムシ その1b(2012年5月1日、港区・附属自然教育園)
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※写真1、2はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真3〜5はセンチコガネ。
図鑑等で見るとオオセンチコガネの方が色の変化もあって綺麗と思うが、私はまだセンチコガネしか見たことがない。
センチコガネは糞虫なので、いつも綺麗な姿とは限らない(笑)。
色にも個体差があり、東京郊外で見られるのは写真3のような赤銅色のタイプが多い。これは東京郊外の丘陵方面で撮ったもの。
写真4は東京郊外の山道で撮った。山と言ってもいつも人出の多い場所で、踏まれそうになっているのを脇に寄せて撮った。この個体はなかなか光沢が綺麗だった。
写真5は東京郊外の林縁で見つけたちょっと色の変わった個体。ここ3年ほどでセンチコガネを何匹見かけたか…、多分20匹くらいは見ていると思うが、このような藍色の個体は初めてだった。

▼写真3 センチコガネ その1(2013年5月28日、東京郊外)
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▼写真4 センチコガネ その2(2012年9月29日、東京郊外)
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▼写真5 センチコガネ その3(2012年9月24日、東京郊外)
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※写真3〜5はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真6、7はオオトラフハナムグリ。
3年ほど前に買った図鑑に載っていたのを見た時には、こんなコガネムシがいるのかと思った。いつか実際に見てみたいと思っていたが、よく行く郊外の山道脇で見つけることができた。
写真6の個体は2枚ほど撮るとすぐに逃げてしまったが、ほんの数メートル先の葉上に別個体がとまっていた(写真7)。
これも数枚撮ると飛んで逃げた。人の気配に敏感なようだ。
一日に2個体見ることができたが、その後は見たことがないので、それほど多くはいないようだ。

▼写真6 オオトラフハナムグリ その1(ノートリミング、2011年6月24日、東京郊外)
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▼写真7 オオトラフハナムグリ その2(ノートリミング、2011年6月24日、東京郊外)
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※写真6、7はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真8、9はハンミョウ。
この写真は一昨年に信州方面へ旅行に行った時に撮ったもの。噂に違わず綺麗な姿で嬉しい出会いだった。
都内ではなかなかお目にかかる機会がないので、出会いを期待していた旅先で首尾よく見ることができた。
しかし、顔面をよく見ると捕食昆虫らしく、怖い顔なのだった。
ハンミョウには「道教え」という別名があり、近づくと2〜3メートルほど先に飛んで行き、とまっているのでまた近づくとさらに2〜3メートルほど先に飛んでいく。まるで道案内をしているように見えることから付けられたそうだ。
今年見かけたミヤマハンミョウ、コニワハンミョウなども似たような習性を持っているようだ。

▼写真8 ハンミョウ その1a(2011年9月10日、長野県)
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▼写真9 ハンミョウ その1b(2011年9月10日、長野県)
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※写真8、9はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真10〜12はカミキリムシの美麗種代表・ルリボシカミキリ。
これは東京郊外の林道脇で見つけた。

▼写真10 ルリボシカミキリ その1a(2012年8月10日、東京郊外)
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▼写真11 ルリボシカミキリ その1b(ノートリミング、2012年8月10日、東京郊外)
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▼写真12 ルリボシカミキリ その1c(2012年8月10日、東京郊外)
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※写真10〜12はニコンD90 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

春先には花を見に来る人も多く、それなりに人出のある林道だが、真夏に歩き廻っている人は意外に少ない。
そんな折、ひと休みしていたベンチ脇の葉上にひょっこりとまっていたのがこのルリボシカミキリだ。
いつか見たいと思っていたルリボシカミキリに出会えて、写真を撮ったあとに誰もいない林道で一人静かにガッツポーズをしたものだった(笑)。

なお、美麗甲虫の代表の一つ、タマムシ類は別項として次回取り上げるつもりだ。
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by mikiosu | 2013-06-20 00:50 | 甲虫 | Comments(2)

春のカミキリムシたち(2013年6月9日)

4、5月に撮影した甲虫類のうち、トラカミキリ類以外のカミキリムシを紹介していなかったので、まとめて掲載したい。
写真1はムネアカクロハナカミキリ。のっけから名前に自信がないが(苦笑)、よく似たクロハナカミキリは高標高地に生息するらしいので、ムネアカクロハナカミキリなのだと思う。♀は前胸部が赤くなるが、♂は黒いので外見でクロハナカミキリと見分けるのは難しいらしい。
この日は郊外の里山のハルジオンに来る姿が2〜3匹見られた。

▼写真1 ムネアカクロハナカミキリ♂(2013年5月5日、東京郊外)
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写真2は都区内の公園でも見られるアトジロサビカミキリ。

▼写真2 アトジロサビカミキリ(2013年5月12日、東京近郊)
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写真3はベニカミキリ。都内でも郊外ではよく見られるようだ。

▼写真3 ベニカミキリ(2013年5月15日、東京郊外)
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写真4はゼフィルス狙いで出かけた神奈川県の公園で見つけたヒメヒゲナガカミキリ。

▼写真4 ヒメヒゲナガカミキリ(2013年5月22日、神奈川県)
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写真5、6はツマグロハナカミキリ。
写真5は郊外の公園で、写真6は丘陵方面で見つけたもの。
鞘翅がなめし革のようだった。こういう質感の甲虫は結構好きだ。

▼写真5 ツマグロハナカミキリ 背面(2013年5月23日、東京郊外)
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▼写真6 ツマグロハナカミキリ 側面(2013年5月28日、東京郊外)
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写真7はホタルカミキリ。ツマグロハナカミキリと同じ郊外の公園で見つけた。

▼写真7 ホタルカミキリ(2013年5月23日、東京郊外)
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写真8は郊外の里山で見つけたキクスイカミキリ。ホタルカミキリとちょっと似ている。これだけは4月の撮影である。

▼写真8 キクスイカミキリ(2013年4月17日、東京郊外)
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写真9はゴツい体格のゴマフカミキリ。やや標高の高い林道のガードレールで見つけた。

▼写真9 ゴマフカミキリ(2013年5月24日、東京郊外)
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写真10は郊外の林縁で見つけたトビイロカミキリ。

▼写真10 トビイロカミキリ(2013年5月24日、東京郊外)
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写真11、12は中国原産の外来生物であるラミーカミキリ。これは都内でもあちこちで見られるようだ。
イラクサ科のカラムシ、ヤブマオの葉上などによくいる。写真11は郊外の里山でヤブマオの葉上にいたのを撮ったもの。ラミーカミキリは結構敏感で、近づくと飛んで逃げたり、死んだ振り(?)をして葉上からぽろりと落ちて姿をくらますことが多い。
写真12だけは6月の撮影。こちらは神奈川県の公園で撮った。

▼写真11 ラミーカミキリ(2013年5月27日、東京郊外)
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▼写真12 ラミーカミキリ(2013年6月6日、神奈川県)
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今年は蝶・蛾に加えてトンボを熱心に撮っていて、甲虫類はそれほど熱心に撮っている訳ではないが、都内でも郊外の里山や丘陵方面では5月中からカミキリムシの姿は結構見られるようだ。
以前紹介したトラカミキリ類の小さなものは(体長10ミリ以下)、動きも速くて撮りにくい場合が多いが、体長15ミリを超えると比較的動きも少なく撮りやすい印象がある。
カミキリムシにも美麗な模様を持つものが少なくないので、今後もチャンスがあれば積極的に撮って紹介したいと思う。

参考サイト:虫Navi、ほか
撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-06-09 23:55 | 甲虫 | Comments(0)

5月下旬の甲虫たち(2013年6月6日)

このところ蝶の話題が多かったので、たまには少し目先を変えて、5月下旬に撮影した甲虫を取り上げてみたい。
写真1はヒゲナガハナノミ交尾シーン。
ヒゲナガハナノミは2年振りに♂を見つけ(5月5日)、その後初めて♀の姿も見つけることができた(5月15日)。5月下旬には首尾よく交尾シーンも見られた。

▼写真1 ヒゲナガハナノミ交尾シーン 上が♀、下が♂(ノートリミング、2013年5月27日、東京都)
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写真2、3はヒゲブトハナムグリ。身体の割りに大きな触角が何だか可愛い。この日は林縁で♂と♀を見つけることができた。

▼写真2 ヒゲブトハナムグリ♂(2013年5月18日、東京都)
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▼写真3 ヒゲブトハナムグリ♀(2013年5月18日、東京都)
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写真4、5はヒゲナガオトシブミ♂。一週間ほど時期は異なるが、林縁の同じような場所で見つけた。
♀の首はこれほど長くないようだが、残念ながら今季はまだ見つけていない。

▼写真4 ヒゲナガオトシブミ♂ その1(ノートリミング、2013年5月18日、東京都)
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▼写真5 ヒゲナガオトシブミ♂ その2(2013年5月24日、東京都)
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写真6はヒメコブオトシブミ、写真7はヒメクロオトシブミ。
同じ日に林縁の同じような場所で見つけた。大きさはほぼ同じくらい。ヒメコブオトシブミの方がやや大きいくらいだ。
ヒメコブオトシブミは脚が黄色く、後脚の腿の部分に黒い斑がある。
一方、ヒメクロオトシブミの脚は黒い。ただし、ヒメクロオトシブミには脚が黄褐色のタイプもいるらしい。
※追記;ここではヒメコブオトシブミとしているが、北海道に分布するオオコブオトシブミと本州以南に分布するヒメコブオトシブミと統合してコブオトシブミとなったらしい。

▼写真6 ヒメコブオトシブミ(ノートリミング、2013年5月27日、東京都)
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▼写真7 ヒメクロオトシブミ(ノートリミング、2013年5月27日、東京都)
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写真8はヒメカメノコテントウ。カメノコテントウは近所の公園などでも時折見かけるが、ヒメカメノコテントウはこれまで見たことがなかった。これは郊外の里山の湿地付近で見つけた。
カメノコテントウは10〜13ミリくらいとテントウムシの中ではかなり大きいが、ヒメカメノコテントウは4ミリ前後の大きさだ。

▼写真8 ヒメカメノコテントウ(2013年5月27日、東京都)
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写真9、10はヒメツチハンミョウ。5月に見つけた甲虫の中では一番嬉しい出会いかもしれない。
図鑑でしか見たことがなく、いつか見てみたいと思っていた昆虫である。
これは山歩きをした時に山頂付近で見つけた。

▼写真9 ヒメツチハンミョウ♀ その1a(2013年5月24日、東京都)
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▼写真10 ヒメツチハンミョウ♀ その1b(2013年5月24日、東京都)
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大きさを計ると23ミリだった。
動きは思ったより活発で、じっくり写真を撮るために木の枝でこちらへ引き寄せたところ、しばらく死んだ振りをしていた。
ヒメツチハンミョウは触るとカンタリジンという有毒物質を出すので直接手で触るのはやめた方が良いということになっている。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-06-06 00:02 | 甲虫 | Comments(2)

5月上旬の甲虫たち(2013年5月19日)

4月中旬以降、甲虫をまとめて紹介する機会がなかったので、最近撮影した甲虫をいくつか紹介したい。
写真1、2は水辺の甲虫ヒゲナガハナノミだ。
東京郊外の里山にサンドイッチなどを持って家人を連れて出かけた5月5日、ヒゲナガハナノミ♂を2年振りに見つけた。
2011年5〜6月に通称・目黒自然教育園(注1)で二度見かけて以来だ。
ヒゲナガハナノミは幼虫が水生なので成虫も水辺で見かける。
まだ見たことのない♀はいないかと探したがこの日は見つけられなかった。
5月15日に再度行ってみると、♀の姿も見つけることができた。
それにしても♀の姿は少ない。♂はこの日も20匹くらいは見かけたように思うが、♀は2匹しか見つけられなかった。

▼写真1 ヒゲナガハナノミ♂(2013年5月5日、東京都)
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▼写真2 ヒゲナガハナノミ♀(2013年5月15日、東京都)
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写真3、4はハンミョウの仲間。
写真3のコニワハンミョウはキバネツノトンボを見に行った埼玉県の河川敷にいた。
写真4のミヤマハンミョウは、初めて行った東京郊外の林道で、ミヤマカラスアゲハがまったく見られず、うなだれて帰る時に地面で見つけた(笑)。

▼写真3 コニワハンミョウ(2013年5月9日、埼玉県)
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▼写真4 ミヤマハンミョウ(2013年5月14日、東京都)
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写真5〜7はトラカミキリ各種。
林縁の葉上にいたトガリバアカネトラカミキリだけは4月下旬の撮影になる(写真5)。
写真6のトゲヒゲトラカミキリは主フィールドの柵の上にいた(写真6)。
ヒメクロトラカミキリはとても小さいカミキリムシだ(写真7)。小さい上に動きが速くて撮るのに苦労した。

▼写真5 トガリバアカネトラカミキリ(2013年4月23日、八王子市)
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▼写真6 トゲヒゲトラカミキリ(2013年5月8日、武蔵野市)
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▼写真7 ヒメクロトラカミキリ(2013年5月14日、東京都)
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写真8、9は初めて見たクチキムシの仲間。
アオバナガクチキは街道脇の斜面に設置された水道管のようなものの上を歩いていた。鞘翅が虹色に見え、何とか撮ろうとしたものの遠い上に動きも速くてあまり良い写真は撮れなかった。それでも色具合と、前胸の形に特徴があるのでアオバナガクチキで間違いないだろう。
キオビホソナガクチキは、その二日後に同じような場所の電柱で見つけた。これは1枚撮ったら逃げられてしまった。

▼写真8 アオバナガクチキ(2013年5月14日、東京都)
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▼写真9 キオビホソナガクチキ(2013年5月16日、東京都)
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写真10、11はコガネムシの仲間。
蛾もそうだが、コガネムシの仲間も♂の方が触角が発達しているらしいので、写真10のウスチャコガネは♂なのだろう。
写真11のクロマルエンマコガネは2年振りに見かけた。しかも主フィールドで見つけたのはちょっと嬉しい。飛び立つところを狙ったがちょっとタイミングが合わなかった。

▼写真10 ウスチャコガネ♂(2013年5月9日、埼玉県)
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▼写真11 クロマルエンマコガネ(2013年5月12日、武蔵野市)
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最後はアオハムシダマシ(写真12)。渓流沿いの堤防の上にいたのを見つけた。

▼写真12 アオハムシダマシ(2013年5月10日、八王子市)
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アオハムシダマシは金銀細工のように煌めいていた。しかし、10ミリ程度とそこそこの大きさはあるのに、綺麗に撮るのは難しかった。美麗な昆虫をそのまま美麗に撮るのは本当に難しい。

※注1;正確には国立科学博物館附属自然教育園、港区にある。

参考サイト:虫Navi、ほか

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-19 12:32 | 甲虫 | Comments(4)

コフキゾウムシの冒険

…冒険などというタイトルを付けたことをお詫びしておく。これが広告なら誇大広告で訴えられるところだ。
5月になったら一度トンボを見に行ってみようと思っていた八王子市・南大沢方面の公園に、4月28日に行ってみた。
今年は蝶もトンボも1〜2週間ほど発生が早い感じがしたので、ひょっとしたらもうイトトンボ類も出ているのではと期待したが、残念ながらこの日は見られなかった。
池の周辺を念入りにチェックした後、立ち去りかけると何だか右手がもぞもぞする。見ると黄緑色の昆虫が付いている。
家に帰って調べるとコフキゾウムシだった。
コフキゾウムシはこんなに綺麗な色だったか? 
そう思ってネット上で画像を検索すると、たしかにこのような色のコフキゾウムシが結構いるようだ。
右手にとまっていては写真が撮れないので、左手に移そうと突ついてみるが、なかなか言うことを聞かない。
私のすべすべの肌の上で(笑)脚を踏ん張っていて、左手に移動しようとしない。踏ん張る力は相当なものだ。二度三度突ついてようやく左手に移動してくれた。
後で画像を仔細に見てみると、脚の先端がかぎ爪状になっているようだ。
写真1〜7は、左手を歩くコフキゾウムシを片手で撮ったもの。
一生懸命手の上を歩き回るコフキゾウムシの姿がなんだか可愛い。

▼写真1 手の上のコフキゾウムシ1(2013年4月28日、八王子市)
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▼写真2 手の上のコフキゾウムシ2(2013年4月28日、八王子市)
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▼写真3 指を歩くコフキゾウムシ1(ノートリミング、2013年4月28日、八王子市)
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▼写真4 指を歩くコフキゾウムシ2(2013年4月28日、八王子市)
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▼写真5 指を歩くコフキゾウムシ3(ノートリミング、2013年4月28日、八王子市)
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▼写真6 指を歩くコフキゾウムシ4(2013年4月28日、八王子市)
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▼写真7 腕を歩くコフキゾウムシ(ノートリミング、2013年4月28日、八王子市)
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腕の上の方まで上がっていきかねない勢いだったので、最後は葉上に移動してもらった(写真8)。

▼写真8 葉上のコフキゾウムシ(2013年4月28日、八王子市)
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ところでゾウムシと言えば、死んだ振りをよくする。正確には死んだ振りではないのかも知れないが、まあ人間の目にはそんな風に見える。
上に紹介したコフキゾウムシはどうして私の手の上で平気だったのかよく分からない。
昨年夏に初めてマダラアシゾウムシを見つけた時には、写真を1枚撮っただけで擬死状態になり、公園のデッキの上に落っこちて動かなくなった(写真9、10)。
もっと撮りたかったのに、いつまで経っても動かないので諦めた。私は気長に待つということができない性質だ(笑)。

▼写真9 昨年撮影のマダラアシゾウムシ 背面(2012年7月13日、武蔵村山市)
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▼写真10 同上 擬死状態(2012年7月13日、武蔵村山市)
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※写真9、10はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真11は昨年(2012年)9月に主フィールドで見つけたもの。

▼写真11 昨年撮影のマダラアシゾウムシ 側面(2012年9月1日、武蔵野市)
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ゾウムシはとても種類が多い甲虫だ。国内だけで1000種類以上あるらしい。多くが体長10ミリ以下のゾウムシの中にあって、別格の大きさを誇るのがオオゾウムシだ。
写真12は一昨年(2011年)に林道で見かけた大物。

▼写真12 オオゾウムシ(2011年9月29日、奥高尾)
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※写真12はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

ネット上でオオゾウムシを調べると、体長は12〜24ミリとなっている。ゾウムシの体長はどこから計るのだろうか。
このオオゾウムシは口吻を含めると35ミリくらいあった。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-05 00:32 | 甲虫 | Comments(2)

タンポポに集まる昆虫たち(2013年4月24日)

都内の公園や野山に咲くタンポポのほとんどは、セイヨウタンポポかカントウタンポポだ。
セイヨウタンポポは総苞が反り返っているので、花を裏返してみれば区別がつく。
まあそんなことはどうでもいいかもしれないが、昆虫たちにはどちらのタンポポが美味しいのだろうか。それとも同じようなものなのだろうか。
両方のタンポポが混生する場所で、どちらのタンポポに人気があるのか観察してみるのも面白いと思ったりしていたが、いつの間にか忘れてしまっていた。
いちいちしゃがんで花を裏返してみるのも面倒くさいしね(笑)。
そんなわけで単なるタンポポ&昆虫の写真になってしまったが、この春にタンポポに来ているのを見かけた昆虫の写真を紹介してみる。

春のこの時期によく見かけるのがモモブトカミキリモドキだ(写真1、2)。
前翅先端部分がピッタリ閉じないで、後翅が見える個体が多いのもこの種の特徴だ。
その名の通り腿(後脚)が太いのだが、それは♂だけで、♀はそんなことはない(写真2)。

▼写真1 モモブトカミキリモドキ♂(2013年4月12日、三鷹市)
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▼写真2 モモブトカミキリモドキ♀(2013年4月17日、東京都)
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ハムシ類もタンポポには来ているようだが、名前が分からなかったりする。
写真3はウリハムシ、写真4はルリマルノミハムシだと思う。

▼写真3 ウリハムシ(2013年4月17日、東京都)
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▼写真4 ルリマルノミハムシ(2013年4月17日、東京都)
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スゲハムシは初めて見た(写真5、6)。
この日はあちこちの花でたくさん見かけたので、個体数は少なくないのだろう。赤銅色から青いものまで、色の個体変異が多いようだ。
スゲハムシは別名キヌツヤミズクサハムシともいうそうだ。この日は結構見かけたのだが、東京都では絶滅危惧種に指定されているらしい(よってこの日同じ場所で撮った昆虫はすべて東京都としておく)。

▼写真5 スゲハムシ 赤銅色タイプ(2013年4月17日、東京都)
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▼写真6 スゲハムシ 青色タイプ(2013年4月17日、東京都)
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春にタンポポで見かける昆虫の定番と言えばヤブキリ幼虫だろう。毎年よく見られる(写真7)。

▼写真7 ヤブキリ幼虫(2013年4月17日、東京都)
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ヒメギスも都内でよく見かける昆虫だが、幼虫がタンポポに来ているのは初めて見た(写真8)。

▼写真8 ヒメギス幼虫(2013年4月17日、東京都)
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フキバッタは野山ではよく見かけるが、やはりタンポポで見ることはあまりなかった(写真9)。
フキバッタには似たような種がいろいろあり、種名まではよく分からない。と言うか近づいてよく撮ろうと思ったら逃げられてしまった。

▼写真9 フキバッタ幼虫(2013年4月17日、東京都)
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ハラナガツチバチは夏〜秋に見かけるイメージがあったが、春にもいるようだ(写真10)。
この種もハラナガツチバチ、オオハラナガツチバチ、キンケハラナガツチバチ、ヒメハラナガツチバチとあってややこしい。
この個体は触角が短く、腹部の黄色い帯が毛束なので♀。胸部に毛が少なく、翅先がやや褐色を帯びていることからヒメハラナガツチバチ♀と判断した。

▼写真10 ヒメハラナガツチバチ♀(2013年3月28日、武蔵村山市)
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写真11、12はヤマトセンブリだ(と思う)。よく分からないが、希少な昆虫なのかもしれない。
これだけタンポポにとまっていないが、よく見るとタンポポの花粉らしき粉があちこちに付着していたのでついでに載せてみた。
この辺りに生息していることは以前何かで読んだ気がする。だからと言って特に探していた訳ではなく、蝶や蜻蛉を探してキョロキョロしていると、たまたま目についただけだ。
以前クロセンブリを見たことがあるので、センブリの仲間だとはすぐに分かったが、ネグロセンブリの可能性もないではない。ネグロセンブリは前翅の付け根がやや黒っぽいとのことなので、この個体はそうは見えない。従ってヤマトセンブリと判断した。

▼写真11 ヤマトセンブリ(2013年4月17日、東京都)
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▼写真12 ヤマトセンブリ 背面(2013年4月17日、東京都)
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撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-04-24 05:20 | 甲虫 | Comments(0)

早春の甲虫たち(2013年4月8日)

4月も中旬以降になるといろいろな甲虫が活動を始めるようだ。
それでも3月〜4月上旬まではまだまだ少ない。
早春の甲虫と言えば、甲虫界のスプリング・エフェメラルとも言うべきトラフコメツキだ。
今年は主フィールドで4月5日初見となった(写真1)。実際にはもう少し早く出ていたようだが、このところ遠征続きで主フィールドに出たのが久し振りだった。
偶然2012年も4月5日が初見になっている。
トラフコメツキは主フィールドはもちろん、近所の公園でもよく見られる。
今年はこのトラフコメツキよりもだいぶ前に、丘陵方面にミヤマセセリなどを見に行ったおりにオオシモフリコメツキを見つけている(写真2)。
角度によって赤銅色に輝きとても綺麗に見えたが、ちょっと眼を離した隙に見失ってしまった。枯葉の中に紛れてしまったのかもしれない。

▼写真1 トラフコメツキ(2013年4月5日、井の頭公園)
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▼写真2 オオシモフリコメツキ(2013年3月20日、東京都)
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この時期に見かける甲虫では、他にハムシ類が挙げられる。
あまり良い写りではないが、上記のオオシモフリコメツキと同じ日に見つけたのがフジハムシ(写真3)、それより前、拙宅の最寄りの公園で見つけたのがイタドリハムシ(写真4。写真5は丘陵方面の草原にて)、4月になってギフチョウを見に行った神奈川県で見つけたのがキクビアオハムシである(写真6)。
コメツキムシもそうだが、ハムシも種類が多くて同定は難しい。上記3種はその中では比較的分かりやすい種だ。
キクビアオハムシは神奈川県の標高約500メートルくらいの山中で見つけた。
ちょうど1年前、同じような場所で黄色いハムシを見つけたのを思い出した。
撮った時には、こんな黄色いハムシ、すぐに分かるだろうと思ったのだが、あにはからんや、一生懸命調べたものの結局名前は分からなかった(写真7)。体長は約7ミリである。

▼写真3 フジハムシ(2013年3月20日、東京都)
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▼写真4 イタドリハムシ その1(2013年3月18日、杉並区)
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▼写真5 イタドリハムシ その2(ノートリミング、2013年3月28日、東京都)
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▼写真6 キクビアオハムシ(2013年4月4日、神奈川県)
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▼写真7 不明のハムシ(2012年4月13日、神奈川県)
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※写真7はニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO+Kenko 1.4× TELEPLUS MC4

神奈川県にあるこの里では、他にも甲虫の姿を見つけている。
いずれも昨年の画像だが、ハネカクシの一種(写真8、9)とハサミムシの一種(写真10)をその中から紹介しよう。
(注−−ハサミムシは鞘翅目ではなく革翅目に属するので、厳密に言うと甲虫ではないようだ。)
ハネカクシはヒメクロハネカクシに似ているようだがあまり確信はない。と言うよりまったく自信がない。
ハネカクシは甲虫の中でも種類がもっとも多いらしいが(1500種以上?)、その一方で資料が乏しい。
ハサミムシの方はエゾハサミムシで合っていると思う。
ハネカクシは山麓にあるトイレの壁を歩いていたもので、もう少し綺麗に撮りたかったがカメラを向けると後翅を出し、飛んで行ってしまった。
ハムシといい、ハネカクシといい、名前のはっきりしない種を載せるのはいささか癪に障る。
それでも後翅を出したハネカクシの写真はちょっと珍しいのではないかと思って載せてみた。

▼写真8 ハネカクシの一種(2012年4月13日、神奈川県)
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▼写真9 同上 後翅を広げる(2012年4月13日、神奈川県)
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▼写真10 エゾハサミムシ(2012年4月13日、神奈川県)
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※写真8〜10はニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO+Kenko 1.4× TELEPLUS MC4

ハサミムシは山麓でも同じ種を見かけたが、写真の個体はバスの乗り継ぎ地点の地面で撮ったものだ。
コンクリートの地面が背景ではやや面白みに欠けるが、かなり活発に歩き回っていて、山麓で撮った写真はあまり芳しくなかった。
同じ里には昨年4月18日にも出かけている。その時にはハッカハムシやセンチコガネなども見かけた。
これら美麗な甲虫についてはまたいずれ別項を設けたい。

参考サイト:虫Navi
撮影機材:※印以外はニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

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by mikiosu | 2013-04-08 12:59 | 甲虫 | Comments(0)