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信州の蝶たち(過去編)(2013年3月25日)

3月13日にブログを開設したはいいが、越冬蝶はもちろんのこと、春羽化蝶、早春のフユシャクまで見かけ、何だか急に忙しくなって色々なことに手が回らなくなってしまった今日この頃である(苦笑)。
そんなおりに昔撮った夏の蝶を紹介するのもなんだが、いつかブログを開設したら紹介したいと思っていた。
天気が良ければ丘陵方面にコツバメでも撮りにいきたいところであるが、生憎今日の東京は天気も良くない。
まあ、そんなわけで2011年に信州方面に家人と旅行に行った時の蝶である。
この頃は既にいろいろな蝶や蛾を撮りはじめていたので、虫撮り旅行というわけではなかったが、信州ならではの昆虫に出会えたら良いなと思っていた。
温泉に入って美味しいものを食べるのが第一目的で、そんなにたくさんの蝶には出会えなかったが、公園ではコマツナギにくるミヤマシジミの姿を見ることができた(写真1〜6)。
信州方面で見られるこの種には、ヒメシジミ、ミヤマシジミ、アサマシジミとあってややこしいが、♂の開翅写真から、ミヤマシジミと判断した。
なお、コマツナギはミヤマシジミの幼虫の食草である。

▼写真1 ミヤマシジミ♂&コマツナギ その1(2011年7月23日、長野県)
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▼写真2 ミヤマシジミ♂&コマツナギ その2(ノートリミング、2011年7月23日、長野県)
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▼写真3 ミヤマシジミ♂開翅(2011年7月23日、長野県)
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▼写真4 ミヤマシジミ♀&コマツナギ その1(2011年7月23日、長野県)
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▼写真5 ミヤマシジミ♀&コマツナギ その2(2011年7月23日、長野県)
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▼写真6 ミヤマシジミ♀開翅&コマツナギ(2011年7月23日、長野県)
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また、わさび農場の用水路脇に咲くエゾムラサキの花には、スジグロチャバネセセリの姿が見られた(写真7〜10)。似た種にヘリグロチャバネセセリというのもあり、経験不足の私には判別が難しいが、多分スジグロチャバネセセリの方だと思う。

▼写真7 スジグロチャバネセセリ♂&エゾムラサキ その1(ノートリミング、2011年7月23日、長野県)
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▼写真8 スジグロチャバネセセリ♂&エゾムラサキ その2(2011年7月23日、長野県)
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▼写真9 スジグロチャバネセセリ♂&エゾムラサキ その3(2011年7月23日、長野県)
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▼写真10 スジグロチャバネセセリ♂(ホテル付近で撮影。2011年7月24日、長野県)
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ちなみに宿泊した高原ホテルの露天風呂にはたくさんの蛾が集まってきていて、数えると50匹以上きていた。
夜更けにカメラを持ち込んで、曇るレンズを拭きながらスカシサン、エゾシモフリスズメをはじめとした蛾を撮影したのが楽しく思い出される(笑)。

撮影機材:ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
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by mikiosu | 2013-03-25 14:16 | | Comments(0)

コツバメ現わる!(2013年3月23日)

つい先日スプリング・エフェメラル第一弾としてミヤマセセリを紹介したばかりだが、コツバメも出ていると聞いて、慌てて同じ丘陵に出かけてみる。
私にとって、昆虫写真を撮りはじめてからやっと3度目の春である。
最初の春はミヤマセセリやコツバメなんてまだ名前も知らなかった(ような気がする)。
二度目の春の昨年はミヤマセセリにはそこそこ出会えたのに、コツバメには4月中旬に1匹出会えただけ。一生懸命撮ったつもりだったが、あまり良い写真は撮れていない。
今年こそコツバメの写真をたくさん撮りたいと思っていたので、気合いが入る。
11時前にフィールドに到着。先日ミヤマセセリ♂を何匹か見かけた場所をチェックすると、この日はあまり飛んでいない。遠くを飛んでいる個体が1匹見えただけ。
コツバメはどこにいるのか分からない。
取りあえずいつも散策するルートをゆっくり歩きながら、葉上をチェックして廻る。
コツバメは縄張りを持ち、葉上や枝先にとまって占有行動をするからだ。他の蝶が縄張り(テリトリー)内に入ってくると矢のように飛んでいってこれを追い出そうとする。
そのため葉上や枝先にとまっていることをテリ張りと呼んだりするようだ。蝶の中にはこういう行動をする種がいくつかある。
したがって、葉先などにとまってテリ張りしているコツバメを見つけたら、一度飛ばれても戻ってくる可能性が高い。
そういうことを念頭に置きながら蝶の姿を探した。
もう少しで、こんな小さい蝶、見つかるかい!
と思いそうになった頃、とうとう見つけた。
とある谷戸の奥で、テリ張りしているらしい個体がいた。
念のためやや離れた場所から何枚かシャッターを切る。
少しずつ近づくと、やはり飛ばれてしまったが、案の定ほどなく同じ場所に戻ってくる。
撮っては飛ばれ、戻ったところを撮っては飛ばれを繰り返して、何枚かまずまずの写真が撮れた(写真1〜3)。

▼写真1 コツバメ その1a(ノートリミング、2013年3月22日、東京都)
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▼写真2 コツバメ その1b(2013年3月22日、東京都)
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▼写真3 コツバメ その1c(2013年3月22日、東京都)
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コツバメは早春の蝶なので、暖かい太陽の光を効率よく浴びるために、太陽の角度に合わせて身体を傾けてとまるとも言われている(写真4)。

▼写真4 身体を斜めにしてとまるコツバメ(同一個体、2013年3月22日、東京都)
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本当にそうなのだろうか。身体を温めるためなら、翅を広げた方が良さそうに思えるが、この蝶は常に翅を閉じている。翅を広げると体温を奪われるのかもしれないが、では同じ時期に出るミヤマセセリはどうなのかということになる。
いずれにしてもコツバメには不思議な魅力がある。焦茶色の地味な小さい蝶で、表翅を見せることもない。それなのになぜか人気がある。
小さくてシンプルで、なおかつ精悍な感じがする。翅と同じ焦茶色の眼に白い縁取りも良い感じだ。

前回訪ねた折りには♂の姿しか見られなかったミヤマセセリの♀らしき個体もこの日は見られた(写真5)。

▼写真5 ミヤマセセリ♀(2013年3月22日、東京都)
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もう少し近づきたかったが、どこからかハチかアブのようなものが飛んできてミヤマセセリを飛ばしてしまった。あいつ、今度会ったらタダじゃおかんぞ(笑)。
この日はさらに、ヤマトシジミ♂(写真6)、ムラサキシジミ、ヒオドシチョウ(写真7)など今年初見の蝶を立て続けに見ることができた。

▼写真6 ヤマトシジミ♂(2013年3月22日、東京都)
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▼写真7 ヒオドシチョウ(2013年3月22日、東京都)
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撮影機材:ニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-03-23 03:59 | | Comments(2)

スプリング・エフェメラル第一弾 ミヤマセセリ(2013年3月21日)

3月5日にキタテハを撮って以来、テングチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ベニシジミと見られ、いよいよ蝶の季節到来という感じがしてきた。
昨年は3月下旬までなかなか気温が上がらなかった記憶がある。裏高尾方面でミヤマセセリを初撮影したのは3月27日で、その日は1匹しか見かけなかった。今年は暖かく、蝶の出現も早いように思う。
いつも拝見させていただいているあかねさんのブログ「あかねの独り言 パート2」では、既にミヤマセセリの写真が載っている。
3月20日、春分の日に丘陵方面へと遠征してみた。この場所は昨年7月にあかねさんとお会いし、オオムラサキやキイトトンボの話をした公園である。
早速公園入口付近の雑木林でミヤマセセリが飛んでいるのが見られた。
それも1〜2匹ではなく、少なくとも5〜6匹はいたようだ。ところがどの蝶も元気に飛び回るだけで、なかなかとまってくれない。
つい最近飛んでばかりでとまってくれないフチグロトゲエダシャク♂で痛い目にあったばかりなので嫌な予感がしたが、まあまだ公園に着いたばかりだからと、場所を移してミズバショウやカタクリなどをおざなりに撮ってから、もう一度同じ場所に戻ってみる。
この公園は広いので別の場所に移動しても良かったのだが、ここでミヤマセセリを撮るのは初めてで、他の場所にいるかどうか分からなかったのだ。
戻ってみると相変わらず何匹か飛び回っていたが、そのうちにとまった個体を見つけた。
ちょっと離れていたが、一応撮れたのでひと安心だ(写真1)。

▼写真1 ミヤマセセリ♂ その1(ノートリミング、2013年3月20日、東京都)
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一息ついているとすぐそばにもう1匹、枯葉の上にとまっているのを見つけた(写真2、3)。

▼写真2 ミヤマセセリ♂ その2(ノートリミング、2013年3月20日、東京都)
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▼写真3 同上 アップで(2013年3月20日、東京都)
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何とか2個体撮影できたので場所を移す。
別の場所でも地面にとまる個体を見つける(写真4)。

▼写真4 ミヤマセセリ♂ その3(ノートリミング、2013年3月20日、東京都)
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この個体はタチツボスミレにもとまってくれたが、ちょっと角度が良くなかった(写真5)。

▼写真5 同上(2013年3月20日、東京都)
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撮影したミヤマセセリはいずれも♂のようだ。♀はまだ出ていないのだろうか。
結局この日はベニシジミ(写真撮らず(笑))、モンシロチョウ(写真6)、キタキチョウ(飛翔写真のみ)、アゲハ(写真撮れず)、テングチョウ(写真7)、ルリタテハ(写真8)などが見られた。

▼写真6 モンシロチョウ♂(2013年3月20日、東京都)
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▼写真7 テングチョウ(2013年3月20日、東京都)
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▼写真8 ルリタテハ(2013年3月20日、東京都)
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ほかにも初見の蛾や甲虫なども見られて収穫の多い一日となった。

家に戻って調べてみると、この公園に初めて行ったのが昨年4月2日で、その次が5月13日になっている。いずれもミヤマセセリには出会っていない。
昨年はミヤマセセリ♀の良い写真が撮れていないので、また近々探しにいってみたいものだ。

撮影機材:ニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-03-21 05:20 | | Comments(2)

アルバムを作ってみよう(2013年3月19日)

昆虫写真を撮る方々は、自分の撮った写真をどうしているのだろうか。
今はデジタル写真の時代なので、フィルム代、現像・プリント代がかからないのでたくさん撮ってもパソコンに放り込んでおけば良い。
写真はパソコン上で見た方がカメラの液晶画面で見るより大きくてみやすい。パソコンに取り込んでおけば自宅のプリンターで印刷したり、ブログやネット掲示板に投稿することもできる訳だ。
気に入った画像はカメラのメモリにそのまま入れておけば、フィールド上で知人に見せることもできるので、消さずに残している方も多いのではあるまいか。
いずれにしても、今どきわざわざお金をかけてプリントする人は少数派に属するだろう。
しかし、敢えて言おう! 写真はプリントせよと。
私は蝶の写真を撮りはじめてまだ1年足らずの2011年、自分で撮った蝶の写真をアルバムにして図鑑代わりにしてみてはどうかと、種類別にプリントしてみた。
例えばツマグロヒョウモン。♂の開翅&裏翅、♀の開翅&裏翅でコンプリートとなり、4枚の写真を並べるのである(写真1)。

▼写真1 2011年のアルバムからツマグロヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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こうしておくと、種類によっては同定にも役立つし、何度も見て、撮った蝶でも、
「そういえば、まだ♀の開翅だけは撮っていないな」
というふうに、関心が薄れることもなくなる。
ミドリヒョウモン、オナガアゲハも同じ文脈でプリントした例である(写真2、3)。

▼写真2 2011年のアルバムからミドリヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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▼写真3 2011年のアルバムからオナガアゲハ(左側が♀、右側が♂)
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2011年にはあまり良い写真が撮れなかったサカハチチョウは、2012年に春型開翅、夏型開翅&裏翅と撮れたが、惜しくも春型裏翅だけ撮り逃してしまった(写真4)。

▼写真4 2012年のアルバムからサカハチチョウ(左側が春型、右側が夏型)
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一方で、クモガタヒョウモン、メスグロヒョウモンは♂♀ともにうまく揃えることができた(写真5、6)。

▼写真5 2012年のアルバムからクモガタヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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▼写真6 2012年のアルバムからメスグロヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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蝶のなかには雌雄が判別困難な場合もあるが、その場合は開翅&裏翅で良しとする訳である。
また、上記のサカハチチョウのように、春型、夏型(もしくは秋型)があれば、それもなるべく撮るようにする。
こうしていつまでも楽しく蝶を追いかけることができるのだ(笑)。
開翅写真の難しいタイプ(サトキマダラヒカゲとか)、裏翅写真が難しいタイプ(ダイミョウセセリとか)もあって、敢えてこれに挑戦するのも面白いかもしれない。
プリントした写真の裏には太めのポストイットを貼り付け、撮影日時&場所を記入しておくようにしている。
パソコン内に画像があればそれで事足れりとするのもいいが、手元にアルバムがあると、もっと手軽にソファーに寝転がっていても見ることができるし、虫撮り友人と持ち寄って見せ合うことだってできる。おっさん同士が小さな液晶画面に額を寄せ合うよりずっといいではないか。
それに、気に入った写真なら特にプリントをお薦めしておく。データというのはいつ消えてしまうか分からないものでもあるのだ。
カメラもパソコンも壊れたら買い直せばよろしい。しかし消え去った写真データは戻って来ない。そう思うと、今年もせっせとアルバムを作ることになるのだろう。
まあ、プリントしたいような写真が撮れれば…だけれど。

ちなみに私は、2012年には調子に乗って蛾のアルバムも作ってしまった(写真7〜9)。

▼写真7 2012年の蛾アルバムからヤママユ(成虫写真は2011年、空繭は2013年撮影)
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▼写真8 2012年の蛾アルバムからウスタビガ♂&空繭
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▼写真9 2012年の蛾アルバムからウスタビガ♀&交尾写真
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by mikiosu | 2013-03-19 23:12 | | Comments(0)

コジャノメとウラギンヒョウモン(2013年3月18日)

grassmonblueさんのサイト「my 蝶あるばむ」ではこの時期、モンシロチョウの初見情報を全国から募っておられる。実際に全国からたくさんの情報が寄せられ、とても参考になる。
私も昨年は情報を寄せたが、今年は後手後手に廻ってしまい、報告できずにいる。「公園昆虫記」のおはるさんと観察地域が重なっているので、いつも先を越されるのだった(笑)。
同じサイトで以前、多摩東部地区の蝶相を調べておられた。
詳しい内容は「my 蝶あるばむ」をご覧いただくとして、その中にコジャノメとウラギンヒョウモンが入っていないのに気がついた。
八王子方面まで含めれば見られる蝶だが、対象地域は武蔵野、三鷹、小金井、調布、府中、西東京、杉並区西部とのことである。
ウラギンヒョウモンはともかくとしてコジャノメはどうかと思い、自分の撮影記録を調べてみると、確かに対象地域では少ないが、2011年6月に府中市で撮影していたので、コメント欄に投稿させていただいた経緯がある。
コメント欄には写真は投稿できないので、当ブログにて証拠写真を掲載しようと思う。
一応正確な場所は伏せておく。撮影時刻は50分ほど異なっているが、撮影場所はかなり近かったので別個体かどうかははっきりしない(写真1、2)。

▼写真1 コジャノメ その1(2011年6月6日、府中市S公園。ストロボ撮影)
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※ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

▼写真2 コジャノメ その2(2011年6月6日、府中市S公園)
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※ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

ウラギンヒョウモンは、信州あたりなら普通に見られるようだが、東京で見ることはあまりないのではなかろうか。
都内の平地の公園ではツマグロヒョウモン、郊外の丘陵ではオオウラギンスジヒョウモン、メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン、クモガタヒョウモンなどが見られる。
ウラギンヒョウモンに関しては、2011年6月に奥高尾方面の山頂で一度見ただけである。
この時も山頂付近に咲くノアザミの花にツマグロヒョウモンが何匹か来ていて、
「こんなところまで来てツマグロヒョウモンを撮ってもなあ…」
と思いつつ、一応写真を撮っておいた。
ところがあとでよく見るとツマグロヒョウモンの他にウラギンヒョウモンも写っていた。恥ずかしながらウラギンヒョウモンを見たのはこれが初めてだったのだ(写真3)。

▼写真3 ノアザミで吸蜜するウラギンヒョウモン(2011年6月24日、奥高尾方面)
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※ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

2012年は見る機会がないまま秋になり、今年は見られなかったとすっかり諦めていた。
ところが10月の半ばに、ぼちぼち秋の蛾が羽化していないかと小金井公園に出掛けてみたところ、いたのだ。ウラギンヒョウモンが。
近年、秋の公園にはツマグロヒョウモンがコスモスの花に写真を撮るのも億劫になるほどたくさん集まっている。
この時もツマグロヒョウモンだろうと思いつつ、草むらを低く飛ぶ蝶を眺めていた。
草むらに着地した蝶をよく見るとどうもツマグロヒョウモンではない。離れたところから写真を撮りながら少しずつ近づき、ウラギンヒョウモンと分かった次第である。
何度か飛び立ったが、その度にまた戻ってきて、草むらを這い回るようにしている。産卵行動をしているように見えた(写真4〜8)。

▼写真4 ウラギンヒョウモン(2012年10月11日、すべて同一個体。小金井市・小金井公園)
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▼写真5 同上
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▼写真6 同上
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▼写真7 同上
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▼写真8 同上
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(注:この蝶は定着種とは思えないので、場所を書いても問題ないと判断しています)

昨年出版された『新版 東京都の蝶』(2012年5月、西多摩昆虫同好会編、けやき出版発行)の巻末に掲載されている東京都蝶類分布一覧表でも小金井市での記録はないようなので、やはり平地の公園で見られるのは稀なのだろう。
さて、こうして写真を掲載しても実際のところ場所を証明するものは何もない。もっと背景を写し込むとかすれば良いのかもしれないが、マクロレンズ主体の私の写真ではそれも難しいのだった。
それにしても、ちょいと写真を数点アップするだけのつもりだったが何だか長い文章になってしまった。

撮影機材:※印以外はニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-03-18 03:34 | | Comments(4)

今季初の蝶は? (2013年3月17日)

結論から言うと、キタテハだった。
昨年は1月中にウラギンシジミ、テングチョウ、ムラサキシジミ、2月にはヒメアカタテハを見ていたが、今年は主フィールドでフユシャクを追いかけていた関係で遠征もあまりせず、越冬蝶を見るチャンスも少なかった。
それに今年の東京は寒く、越冬蝶がひなたぼっこに出てくる雰囲気でもなかったように思う。
3月になると急に寒さが緩み、越冬蝶はもちろんのこと、モンシロチョウやモンキチョウといった春羽化蝶も登場しはじめたようだ。
啓蟄の3月5日、天気も良くモンシロチョウでも出ていないかと主フィールドをブラブラ歩く。
花壇の近くに何か赤茶色のものが飛んできてとまった。
キタテハだ。
そっと忍び寄って写真を撮る(写真1)。4月以降になるとあまり熱心に撮る蝶ではないが、この時期にはやはり嬉しい出会いだ。
キタテハは翌日も公園外れの草むらで2匹見かけた(写真2)。

▼写真1 今年最初の蝶・キタテハ(ノートリミング、2013年3月5日)
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▼写真2 キタテハ(2013年3月6日)
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3月11日に裏高尾方面へ出かけると、テングチョウが何匹か見られた(写真3、4)。
ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ルリタテハといった越冬蝶のほか、あわよくばミヤマセセリなども見られないかと思っていたが、この日出会った蝶はテングチョウだけだった。

▼写真3 テングチョウ開翅(2013年3月11日、裏高尾方面)
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▼写真4 テングチョウ(写真3とは別個体、2013年3月11日、裏高尾方面)
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3月15日には野川公園でモンシロチョウ(写真5)、3月16日には浅川の河川敷でモンキチョウ(写真6)を見かけた。
どうもこの時期の蝶は落ち着きなく飛び回るばかりで、飛翔中の写真ばかり撮らされる。
いずれゆっくり撮る機会があるとは思いつつ、一応証拠写真を撮りたいので飛翔中でも構わずに撮っておく。

▼写真5 モンシロチョウ飛翔中(2013年3月15日)
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▼写真6 モンキチョウ♀飛翔中(2013年3月16日)
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取りあえず今年はこれで4種類の蝶を撮影したことになった。
一昨年は74種(うち都内62種)、昨年は77種(同70種)の蝶を撮ることができた。今年はどれだけ見られるだろうか。

撮影機材:ニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-03-17 03:28 | | Comments(2)