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初見の蝶2種、スジボソヤマキチョウ&ツマジロウラジャノメ(2013年9月14日)

林道へ遠征した9月12日、予想に違わずこの日は暑かった。
一人でひとけのない林道を黙々と歩く。この林道を歩いている人は本当に少ない。バス停近くにある鍾乳洞の中は涼しいので、夏の間は結構観光客が来るようだ。暑い中、カメラ片手に林道を歩く人は余程の好き者しかいないだろう(私のことです)。
まあ、今日はミヤマカラスアゲハ♂の排水シーンも見られたことだし、万が一キベリタテハに出会えたら、との思いで8月にフジミドリシジミ♀を見つけたポイントまで向かう。
すると前方に黄色い蝶が飛んでいるのが見えた。キタキチョウか? それにしてはちょっと大きい感じだ。
ダメもとで飛翔中を撮ってみる(写真1、2)。
翅の先が尖っている。スジボソヤマキチョウだ!

▼写真1 スジボソヤマキチョウ♂ その1a 飛翔中(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真2 スジボソヤマキチョウ♂ その1b 飛翔中(2013年9月12日、東京郊外)
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スジボソヤマキチョウは私には初見の蝶。とまったところを撮りたいと粘るが、飛び回ってばかりで、たまに地面にとまってもすぐに飛び立ってしまう。何とか1カットだけとまったところが撮れた(写真3)。
かなり離れていたが、無理を承知で大きくトリミングしてみたのが写真4。
眼は黒いようだ。ちょっと他のシロチョウ類とは眼の形が違うように見えるが、この写真だけではなんとも言えない。

▼写真3 スジボソヤマキチョウ♂ その1c(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真4 スジボソヤマキチョウ♂ その1d(2013年9月12日、東京郊外)
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初見のスジボソヤマキチョウも撮れたので、少し先のフジミドリシジミのポイントまで歩き、TG-2(コンデジ)で風景写真を1枚撮る。
TG-2にはGPS機能があり、気圧や標高を知ることができる。このポイントで撮った写真には960メートルと表示されていた。
バス停近くで撮った写真は680メートルになっていた。
バス停近くが600メートル、林道のどん詰まりが1000メートルくらいと何かで読んだ記憶があるが、まあ多少の誤差はあるだろう。一応標高の目安くらいにはなる。

この後は持参したおにぎりをほおばり、のんびりとバス停に戻る。
もちろん林道脇にキベリタテハでもいないかとキョロキョロするのは忘れない。
かなり下ったあたりに、ゲンノショウコが咲いている場所があった。
花には小さなアブがきていて、何だろうと思って見ていると、近くの花に蝶がきていた。
ダイミョウセセリか? と思いつつ、ゲンノショウコにきているシーンなら撮っても良いかとシャッターを切る。
その蝶はシャッター音に驚いたように飛び立った。
ふわーっと滑空するような飛び方だ。
ダイミョウセセリはセセリチョウ科らしく、きびきびと素早い飛翔のはず。
液晶画面で画像を確認すると、ダイミョウセセリではなかった。
ツマジロウラジャノメだ! 翅は痛んでいるがこれも初見の蝶だ。

写真5は最初に撮ったゲンノショウコの花にきているところ(写真6は写真5を拡大したもの)。
写真7はいったん飛び立った後に、林道の縁にとまったところ(写真8、9は写真7を拡大したもの)。

▼写真5 ツマジロウラジャノメ♀ その1a(ノートリミング、2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真6 ツマジロウラジャノメ♀ その1b(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真7 ツマジロウラジャノメ♀ その1c(ノートリミング、2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真8 ツマジロウラジャノメ♀ その1d(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真9 ツマジロウラジャノメ♀ その1e(2013年9月12日、東京郊外)
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敏感なのか近づくことができず、飛翔中でも撮ろうかと眺めていると、林道脇の落石防止用フェンスを飛び越えて林の中に消えて行ってしまった。

林道の奥でスジボソヤマキチョウを撮った時には、撮れただけでも良かったと思えたが、ツマジロウラジャノメに関しては、ぬかった! との思いが強かった。
なぜなら、前夜『新版 東京都の蝶』を読んでいて、この林道でツマジロウラジャノメが見られることを確認していたからだ。
それなのにダイミョウセセリと思い違いをして、立ったまま漫然とシャッターを切ってしまった。
うまく立ち回れば、開翅も眼状紋がたくさん並んだ裏翅も撮れたかもしれない…。
やはり、ぬかった! と言うべきだろう。

まあ、それでも一日に初見の蝶を2種類、曲がりなりにも撮れたので良しとするかと気を取り直して帰ってくる。
バッチリ撮れた! という写真は、キベリタテハとともに、来年のお楽しみということにしておこうか。

参考文献:『新版 東京都の蝶』(西多摩昆虫同好会編、けやき出版)、『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-09-14 00:01 | | Comments(8)

ミヤマカラスアゲハの吸水・排水シーン(2013年9月13日)

何とかキベリタテハの綺麗な姿を撮りたいと、東京郊外の林道へ遠征する。
この林道に行くのは今年4回目だ。
林道入口付近ではウラギンシジミがチラホラ飛んでいた。あまり撮る気はなかったが(笑)、ほらほら撮りなよ、とばかりに葉上にとまって全開してくれたので、ありがたく撮らせていただく(写真1)。

▼写真1 ウラギンシジミ♂ 開翅(ノートリミング、2013年9月12日、東京郊外)
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5月、8月にもミヤマカラスアゲハのポイントとしてチェックした林道脇の水場には、ミヤマカラスアゲハ♂が吸水にきていた(写真2〜5)。
さすがにこの時期、新鮮な個体というわけにはいかなかったが、盛んに吸水してはお尻から水分を排出していた(写真4)。
蝶の♂は、大量に吸水してミネラルを取り込み、あまった水分を排出するのだという。
何度も繰り返すので、排水シーンを狙ってみた。山のように撮ったのに排水シーンは1枚しか写っていなかった(写真5)。

▼写真2 ミヤマカラスアゲハ♂ その1a(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真3 ミヤマカラスアゲハ♂ その1b(ノートリミング、2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真4 ミヤマカラスアゲハ♂ その1c(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真5 ミヤマカラスアゲハ♂ その1d 排水シーン(2013年9月12日、東京郊外)
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この日、ミヤマカラスアゲハはこの1匹しか見かけなかった。
他にはサカハチチョウ、キタキチョウが散見されるくらいで、蝶の姿は少なかった。
仕方がないのでタマアジサイで吸蜜するイチモンジセセリ(写真6)、生乾き?のコンクリートで吸水するシータテハを撮ったりする(写真7)。

▼写真6 イチモンジセセリ(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真7 シータテハ 秋型(2013年9月12日、東京郊外)
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それでも8月にフジミドリシジミ♀を見つけたポイントまでは行ってみようと林道を歩き続けた。
頑張れば何がしか報いがあるものだ。目指すポイントの手前で嬉しい出会いがあった。 (続く)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-09-13 19:48 | | Comments(4)

8月のイチモンジセセリ(2013年9月1日)

8月中に撮ったイチモンジセセリの写真の中から、花にきているシーンをピックアップしてみた。

写真1は主フィールドで撮ったキツネノマゴの花にきているシーン。
キツネノマゴという名の由来ははっきりしないらしい。
この花の名前を聞くと、私はいつも『ぬらりひょんの孫』というアニメを思い出す。ぬらりひょんの孫である主人公が狐妖怪と戦うお話だ。
このアニメに登場する雪女の…、長くなるのでやめておこう(笑)。

▼写真1 イチモンジセセリ&キツネノマゴ(ノートリミング、2013年8月16日、東京近郊)
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写真2は主フィールドの花壇に咲くペンタスの花にきているシーン。

▼写真2 イチモンジセセリ&ペンタス(ノートリミング、2013年8月27日、東京近郊)
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写真3は東京郊外の街道沿いに咲くキバナコスモスにきているシーン。

▼写真3 イチモンジセセリ&キバナコスモス(ノートリミング、2013年8月29日、東京郊外)
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写真4はミソハギにきているシーン。

▼写真4 イチモンジセセリ&ミソハギ(ノートリミング、2013年8月30日、東京郊外)
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写真5はハッカの花にきているシーン。
残念ながらハッカの花は葉の陰に隠れてしまった。

▼写真5 イチモンジセセリ&ハッカ(2013年8月30日、東京郊外)
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写真6はニラの花にきているシーン。

▼写真6 イチモンジセセリ&ニラの花(ノートリミング、2013年8月30日、東京郊外)
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ニラの花には数匹のイチモンジセセリがきていた。正面顔の写真も撮りたくて少しの間粘ったが、炎天下のため撮れるまで粘る根性がなかった。

もっとたくさんの写真を掲載して「イチモンジセセリ百態」というタイトルにしたかったが、6枚しかないので、そんなずうずうしいタイトルは付けられなかった。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-09-01 17:46 | | Comments(6)

ウラナミシジミ出た(2013年8月30日)

そろそろウラナミシジミが出ているのではないかと、あちこち出かけるたびに探しているがなかなか見つからなかった。
業を煮やして昨年9月5日に初確認した場所へ行ってみると、やはりもう出ていた(写真1〜4)。

▼写真1 ウラナミシジミ その1a(ノートリミング、2013年8月30日、東京郊外)
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▼写真2 ウラナミシジミ その1b(2013年8月30日、東京郊外)
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▼写真3 ウラナミシジミ その1c(ノートリミング、2013年8月30日、東京郊外)
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▼写真4 ウラナミシジミ その2(2013年8月30日、東京郊外)
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ウラナミシジミは毎年この時期に初確認している。
東京では8月末から9月初めに姿を現し、秋にはあちこちで見られる印象だ。
この日はとある植物園のフジマメに来ているのを見つけた。見つけた、と言うかフジマメに来ている姿を探したのだった。
昨年はたくさん見かけたが、まだ発生初期なのか、2〜3匹くらいしか見られなかった。
写真4は別個体かどうか分からなかった。フジマメの花の先端で産卵行動のようにも見えたが、いずれもすぐに飛び去ってしまい、よく確認できなかった。

写真5は同じ植物園で見つけたチャバネセセリ。
この時期はニラの花に来る蝶が狙い目だ。同じニラの花にイチモンジセセリも来ていた。イチモンジセセリは近々まとめて取り上げる予定。

▼写真5 チャバネセセリ(ノートリミング、2013年8月30日、東京郊外)
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写真6は東京郊外の林道方面へ遠征した時に見つけたヒメウラナミジャノメ。

▼写真6 ヒメウラナミジャノメ(2013年8月29日、東京郊外)
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暑すぎて(?)蝶の姿は少なく、こういう日はウラギンシジミ、キタキチョウ、ヒメウラナミジャノメばかり目につく気がする。
面倒だからあまり撮らないけれど…(笑)。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-08-30 23:47 | | Comments(6)

林道の蝶たち−−フジミドリシジミほか (2013年8月28日)

今夏は暑くてフィールド散策をさぼり気味。
せっかく昆虫ブログを始めた最初の夏だと言うのにこれではいかんと、意を決して早起きし、東京郊外の林道方面へ行ってみる。
最寄り駅5時45分の電車に乗り、現地駅着7時半。林道方面行きのバスは8時10分発だ。
バスが来るまで駅舎や河原で蛾などを撮って時間を潰す。林道入口には9時前着だ。これは今年5月とまったく同じ行程。
春に来た時にはミヤマカラスアゲハを何とか撮ることができた。考えてみると今年はここでしかミヤマカラスアゲハを見ていない。
今日もミヤマカラスアゲハの姿は少しだけ見られた(写真1、2)。
→カラスアゲハ♂の間違いでした。yoda様、ご教示ありがとうございます。
吸水していても近づくとさっと逃げてしまい、なかなか綺麗な個体に見えたが、ろくな写真は撮れなかった。

▼写真1 ミヤマカラスアゲハ♂ →カラスアゲハ♂ その1a (2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真2 ミヤマカラスアゲハ♂ →カラスアゲハ♂ その1b 開翅(2013年8月28日、東京郊外)
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今日のお目当ては実はキベリタテハだった。
今夏は初めてキベリタテハらしき個体を上高地で見かけたが、判別不可能なほど擦れていたので、何とか綺麗な個体を見てみたいと出かけてみた次第だ。
しかし、虫影は思ったほど多くなかった。
蝶もキタキチョウやスジグロシロチョウばかり。たまにサカハチチョウ夏型が見られる程度で、どうも芳しくなかった(写真3〜5)。

▼写真3 スジグロシロチョウ♀(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真4 サカハチチョウ 夏型 その1 開翅(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真5 サカハチチョウ 夏型 その2 手乗り(2013年8月28日、東京郊外)
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思うように蝶に出会えず、林道をどんどん先に進む。
キベリタテハは見られなかったが、シータテハがいた。もう秋の装いに見える。
シータテハは都内で見るのは初めてなので、今日はこれで勘弁してやろうか。
この個体の「C」はかなりはっきりしていた。

▼写真6 シータテハ 秋型 その1a(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真7 シータテハ 秋型 その1b 半開翅(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真8 シータテハ 秋型 その1c 開翅(2013年8月28日、東京郊外)
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そろそろ引き返そうかと思った場所で、思いがけない出会いが待っていた。
かなり擦れてはいたが、ゼフィルスの一種に違いない。
…撮った時には分からなかった。
家に帰って調べると、フジミドリシジミ♀だった(写真9〜11)。

▼写真9 フジミドリシジミ♀ その1a(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真10 フジミドリシジミ♀ その1b(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真11 フジミドリシジミ♀ その1c 半開翅(2013年8月28日、東京郊外)
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フジミドリシジミは5月にこの林道を歩いた時に終齢幼虫を見つけている(→終齢幼虫の写真はこちら)。
その時は成虫を見たことがないのに幼虫を見てもなあ…などと思わないでもなかった。これで幼虫&成虫を見たことになるので嬉しい出会いだ。
まあ、♂の綺麗な開翅写真というわけでもなく、右から見ても左から見ても擦れた個体ではあったが、8月も終わりに近いこの時期での出会いに、帰りの足取りがかなり軽くなったのは間違いない(嬉)。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-08-28 23:51 | | Comments(2)

8月の蝶たち−−ゴマダラチョウほか(2013年8月26日)

あちこち遠征して蝶を撮っておられる方たちは、年に何種類くらいの蝶を見るのだろうか。
推測するに100種以上は見るのだろう。
都内での撮影をメインにしている私には夢のような話だ。
2010年の秋から昆虫写真を撮りはじめた私は、一昨年は74種(うち都内で62種)、昨年は77種(同70種)の蝶を撮影している。
昨年の年頭には、80種を目標に設定したりしたが、77種と少し足りずに終わった。
今年は特に目標を設定しなかった。たくさんの種類に出会うのも良いが、近場のフィールドで出会った蝶を丁寧に撮る方が大切に思えたからだ。
それでもいろいろな方の蝶ブログを拝見していると、やはりたくさんの蝶との出会いが羨ましく思えてくる。

8月半ばに帰省先から戻り、今年撮影した蝶のリストを点検すると、88種類になっていてびっくりした。
びっくり、というのは、今年はそんなにたくさんの種類を撮った気がしなかったからだ。
毎年撮っているモンキアゲハも今年はまだ撮っていない。春からあちこちで見かけているが、飛んでばかりで撮影チャンスがなかった。
スミナガシは全然見てもいないし、アオバセセリはともかくとして、毎年都内でも撮っているコムラサキ、オオムラサキ、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、ヒメアカタテハ、アカタテハさえも都内では撮っていない(これらは今年、他県で撮っている)。
そんな感じなので、撮影種類数がそんなに増えていると感じていなかった。
帰省先の岩手で予想以上の蝶たちに出会えたのも嬉しい誤算だった。

8月21日、久し振りに石川会長とお会いし、会長行きつけの中華屋で昼間からビールを飲んで蝶談義をしている時に、
「今年はまだゴマダラチョウを見ていないんですよ」と話すと、近所に樹液の出ているポイントがあるから行ってみようという。
石川会長の地元にある遊歩道で、中華屋からは徒歩20分くらいの場所らしい。
二人でカメラ片手にのんびり歩いていると、沿道の葉上にセセリチョウがとまっていた。
今年初見のチャバネセセリだった(写真1)。

▼写真1 チャバネセセリ(2013年8月21日、東京近郊)
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ここにはところどころコナラやクヌギがあり、なかなかいい雰囲気の遊歩道だった。
お目当ての樹液の出る木には確かにゴマダラチョウが来ていた。しかも4匹以上はいたようだ。
石川会長はさすがに蝶のいるポイントをよく知っておられる。
おかげで今年90種類目の蝶を撮影することができた(写真2、3)。

▼写真2 ゴマダラチョウ その1(ノートリミング、2013年8月21日、東京近郊)
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▼写真3 ゴマダラチョウ その2 開翅(ノートリミング、2013年8月21日、東京近郊)
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ついでに8月中に見かけた他の蝶たちを載せておく。
写真4はアカボシゴマダラ。
写真5はアカボシゴマダラ幼虫。
成虫は主フィールドで、幼虫は前述のゴマダラチョウを撮りに行った遊歩道脇のエノキの幼木で見つけた。

▼写真4 アカボシゴマダラ(ノートリミング、2013年8月16日、東京近郊)
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▼写真5 アカボシゴマダラ幼虫(ノートリミング、2013年8月21日、東京近郊)
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写真6、7はウラギンシジミ。
林道方面へ出かけた8月19日はウラギンシジミの姿がいやに目についた。多分20匹以上は見たような気がする。
写真6の右端には飛んでいる個体も偶然写っていた。ほとんどは♂だったが、♀の開翅も見ることができた(写真7)。

▼写真6 ウラギンシジミ♂ 開翅(2013年8月19日、東京郊外)
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▼写真7 ウラギンシジミ♀ 半開翅(2013年8月19日、東京郊外)
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写真8はヒメキマダラセセリ。
ヒメキマダラセセリも何匹か見かけた。

▼写真8 ヒメキマダラセセリ♂(ノートリミング、2013年8月19日、東京郊外)
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写真9はコミスジ。
林道脇の葉上にとまっていた個体を撮ろうとすると、シャッターを押す直前に飛び上がったようだ。ブレ写真だが、その一瞬を載せてみた。

▼写真9 コミスジ 飛翔中(2013年8月19日、東京郊外)
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写真10はサカハチチョウ夏型。
林道脇の葉上にとまっていた。この日は水辺で吸水するサカハチチョウの姿も何匹か見られた。

▼写真10 サカハチチョウ 夏型(ノートリミング、2013年8月19日、東京郊外)
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写真11はアオスジアゲハ。
林道入口の道路脇に生えていたヤブガラシにきていた。

▼写真11 アオスジアゲハ(2013年8月19日、東京郊外)
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写真12はクロアゲハ。
この個体は主フィールドのトイレの中で見つけた。
天井にとまっているのではなく、オブジェのように空間にぶら下がっていた。どうも蜘蛛の巣に引っかかっていたようだ。
写真を撮った後に軽く息を吹きかけてみると、気を取り直したのか翅をバタバタさせて蜘蛛の巣から逃れることができた。

▼写真12 クロアゲハ♂(ノートリミング、2013年8月16日、東京近郊)
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さて、今年はまだこれからウラナミシジミやムラサキツバメなどとの出会いも期待できる。
100種類は無理にしても、どこまで種類数を伸ばせるか、と同時に、今年まだ都内で撮っていない蝶の撮影にも精を出したい。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-08-26 00:01 | | Comments(6)

岩手の蝶たち−−アゲハチョウ&シロチョウ編 キアゲハほか(2013年8月17日)

昆虫少年と言っても過言ではなかった小学生時代でも、蝶を熱心に追いかけた記憶はなく、蝶の名前はアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ジャノメチョウくらいしか知らなかったような気がする。
昆虫少年と言ってもそんなに熱心な虫好きではなく、夏休みの自由研究に昆虫を捕まえるくらいしかやることがなかったのだろう。

写真1〜3はキアゲハ。
写真1はOK農園さん宅のブッドレアにきていた♀と思われる個体。側面写真だけでは私にはよく分からないが、腹部側面の黒条が先端まで続いているので♀と判断したがどうだろうか。
写真2、3は♂。
こちらは実家近所の原っぱで撮った個体。
夏型♀は6月17日に東京郊外で撮影している。♂と♀ではかなり黒い部分の面積が異なるようだ(→♀の開翅写真はこちら)。

▼写真1 キアゲハ♀ 夏型その1(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真2 キアゲハ♂ 夏型その2a(ノートリミング、2013年8月5日、岩手県大船渡市)
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▼写真3 キアゲハ♂ 夏型その2b(2013年8月5日、岩手県大船渡市)
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写真4はカラスアゲハ飛翔中、写真5はクロアゲハ飛翔中。
日付は異なるがいずれも実家近所の林道脇で撮った。まあ証拠写真だ(苦笑)。

▼写真4 カラスアゲハ♂ 飛翔中(2013年8月8日、岩手県大船渡市)
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▼写真5 クロアゲハ♂ 飛翔中(2013年8月10日、岩手県大船渡市)
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写真6はジャコウアゲハ、写真7はアオスジアゲハ。
こちらはいずれもOK農園さん宅のブッドレアで撮ったもの。
ジャコウアゲハもアオスジアゲハも東京辺りでもよく見られる蝶だが、ここ岩手では意外に数が少ない。
特にアオスジアゲハは北限に近く、OK農園のさんのブログ(「viva! OK農園の田舎暮らし♪」)では、8月初旬に見たのが5年振りとのことだ。私がここで見られたのは運が良かったと言える。

▼写真6 ジャコウアゲハ♀&キタテハ(2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真7 アオスジアゲハ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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写真8はキタキチョウ、写真9はモンシロチョウ交尾シーン。
いずれも実家近所の道路脇で撮った。
一昨年の夏にはモンキチョウをよく見かけた気がするが、今夏はどうも見られなかったようだ。

▼写真8 キタキチョウ(ノートリミング、2013年8月9日、岩手県大船渡市)
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▼写真9 モンシロチョウ 交尾中(2013年8月5日、岩手県大船渡市)
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写真10、11はスジグロシロチョウ。
このスジグロシロチョウがちょっと厄介なのだ。
写真10はスジグロシロチョウ♀で間違いないと思うが、写真11は♂か♀か、あるいはヤマトスジグロシロチョウか判断に苦しんだ。裏翅しか撮れなかったのが残念だ。♀の裏翅はやや黄色みがあることから、スジグロシロチョウ♂と判断したがあまり確信が持てない。
写真10はOK農園さん宅のブッドレアで、写真11は実家近所の道路脇で撮った。
写真12はヤマトスジグロシロチョウと思われる。
前翅の黒い斑点が上下の肢脈に達していないことから判断したが、これもあまり確信はない。

▼写真10 スジグロシロチョウ♀ 夏型(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真11 スジグロシロチョウ♂ 夏型(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真12 ヤマトスジグロシロチョウ♂ 夏型(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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スジグロシロチョウに関しては、帰省前からスジグロシロチョウ&ヤマトスジグロシロチョウが混在していることを予想していた。見つけたら積極的に撮ろうと思っていたが、そうそう都合良く開翅&裏翅が撮れるわけでもなく、やっぱり識別には苦労してしまった。
もっとたくさんの個体を見て識別する眼を養う必要があるのだろう。

今夏の帰省で撮った岩手の蝶はこれでおしまい。
帰省中に撮った蝶は、キアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ、キタキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ヤマトスジグロシロチョウ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ベニシジミ、ツバメシジミ、トラフシジミ、ゴイシシジミ、ミズイロオナガシジミ、ジョウザンミドリシジミ、イチモンジセセリ、コチャバネセセリ、オオチャバネセセリ、キマダラセセリ、ヒメキマダラセセリ、キバネセセリ、アオバセセリ、スジグロチャバネセセリ、ヘリグロチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、ウラギンスジヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、ウラギンヒョウモン、メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン、ヒオドシチョウ、エルタテハ、キタテハ、ルリタテハ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、コムラサキ、イチモンジチョウ、サカハチチョウ、オオミスジ、コミスジ、サトキマダラヒカゲ、ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ、以上45種である。

一昨年夏、美麗な個体を見たクジャクチョウに出会えなかったのは残念だったが、帰省前の予想をはるかに超えるたくさんの蝶たちに出会えて、楽しい一週間を過ごすことができたと思う。

突然の訪問にも関わらず歓待していただき、たくさんの蝶の撮影をさせていただいたOK農園のO氏にあらためてお礼を申し上げたい。

参考サイト:蝶鳥ウォッチング
参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-08-17 12:29 | | Comments(10)

岩手の蝶たち−−シジミチョウ編 ゴイシシジミほか(2013年8月16日)

一昨年の夏に帰省した時の観察では、シジミチョウ類は都内とほぼ同じような種類がいるように思われた。
今夏も実家付近や河原を観察した限りでは、同じような感想を抱いた。

写真1はヤマトシジミ。
朝6時前にはまだ朝露に濡れていた。

▼写真1 ヤマトシジミ(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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写真2はベニシジミ、写真3はツバメシジミ♂、写真4はルリシジミ♀。
写真2、4は河原で、写真3は実家付近の林縁で見つけた。
ルリシジミは萩系の花(多分マルバハギか)の廻りをフラフラ飛んでいた。
飛んでいる時には前翅が水色っぽく見えたが(写真4)、とまって開翅すると青灰色に見えた(写真5)。

▼写真2 ベニシジミ(ノートリミング、2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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▼写真3 ツバメシジミ♂ 開翅(ノートリミング、2013年8月10日、岩手県大船渡市)
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▼写真4 ルリシジミ♀ その1a 飛翔中(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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▼写真5 ルリシジミ♀ その1b(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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写真6はトラフシジミ夏型。
トラフシジミは特に探すまでもなく、実家近所の道路脇で何匹も見られた。この日はチダケサシの花に複数の個体がとまっていた。

▼写真6 トラフシジミ 夏型(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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写真7はゴイシシジミ。
この個体はOK農園さん宅からの帰り道に道路脇で見つけた。

▼写真7 ゴイシシジミ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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写真8は、どうにもひどい写真だが、かなり遠くの葉上にとまっていたミズイロオナガシジミと思われる蝶。
帰省中はオナガシジミあたりに出会えないかと期待していたのだったが、斑紋の発達したミズイロオナガシジミと思われる。これは実家裏手にある木の葉上にとまっていた。一応証拠写真として撮っておいた。

▼写真8 ミズイロオナガシジミ(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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写真9〜12はジョウザンミドリシジミと思われるがどうだろうか。
これは五葉山に登りはじめて間もなく見つけたもので、標高約750メートルの場所でテリ張りしていたようだ。時間は朝8時半頃の撮影。
やや擦れ気味のうえ、高い位置にばかりとまるのであまり良い写真は撮れなかったが、種々検討してジョウザンミドリシジミと判断した。
いずれにしても、今度こそ初見のゼフィルスだと思う(苦笑)。

▼写真9 ジョウザンミドリシジミ♂ その1a(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真10 ジョウザンミドリシジミ♂ その1b(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真11 ジョウザンミドリシジミ♂ その1c(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真12 ジョウザンミドリシジミ♂ その1d(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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この個体は付近を飛ぶ虻などを追飛しては戻ってくるのを繰り返していた。
写真12は写真11を拡大したもの。
あまり鮮明な写真が撮れずに残念だが、この山に登ろうとしたのは、こういう出会いを期待してのことだったので、少しだけ目的を達成できた気がする。
次に帰省する時には、今度こそ山頂まで登ってみたい。

次回はアゲハチョウ科とシロチョウ科をまとめて取り上げる予定。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-08-16 00:02 | | Comments(6)

岩手の蝶たち−−セセリチョウ編 キバネセセリほか(2013年8月15日)

今夏の帰省で楽しみにしていたのがキバネセセリとの出会いだった。
都内でキバネセセリに出会うのは難しいと思う。
帰省前に見たOK農園さんのブログ(「viva! OK農園の田舎暮らし♪」)に写真が掲載されていたので、何とか見てみたいと思っていた。
写真1、2は首尾よくOK農園さん宅のブッドレアに来ていたキバネセセリ♀を撮ったもの。
噂に違わず大きなセセリチョウだ。同じような大きさのアオバセセリは吸蜜時間がとても短い印象を持っているが、このキバネセセリはどっしり構えていて、かなり長い間モデルになってくれた。
写真3は後日実家の近所で見つけた♀。
帰京当日の朝7時半頃、林道脇のボタンヅルの花に来ていた。

▼写真1 キバネセセリ♀&オオハナアブ♀ その1a(2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真2 キバネセセリ♀&イチモンジセセリ その1b(2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真3 キバネセセリ♀ その2(ノートリミング、2013年8月10日、岩手県大船渡市)
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写真4はようやく今年初撮りのアオバセセリ。
アオバセセリは春先に見損なってからまったくチャンスがなく、今年は諦めかけていたので、実家の近くで見られたのは嬉しい。
写真3のキバネセセリ♀と同じボタンヅルの花に来ていて、もう少しでツーショットが撮れそうだったが、残念ながらすぐにどこかに飛んで行ってしまった。

▼写真4 アオバセセリ(2013年8月10日、岩手県大船渡市)
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写真5〜10はすべてOK農園さん宅のブッドレアに来ていたセセリチョウたち。
いずれも都内でも見られる蝶たちだが、これだけ一度に見られるのはやはり田舎ならではと言うべきだろうか。
それでもOK農園のO氏は、
「今日は蝶の姿が少ない」と言っておられた。
写真9のヒメキマダラセセリだけはコキマダラセセリとちょっと悩んだが、ヒメキマダラセセリのほうだと思う。
写真11は五葉山に行った時に山道脇で見かけたキマダラセセリの交尾シーン。

▼写真5 ダイミョウセセリ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真6 コチャバネセセリ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真7 オオチャバネセセリ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真8 イチモンジセセリ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真9 ヒメキマダラセセリ&イチモンジセセリ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真10 キマダラセセリ その1(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真11 キマダラセセリ その2 交尾中(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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写真12、13はOK農園さん宅を辞去して帰る道すがらに見かけたスジグロチャバネセセリ。
スジグロチャバネセセリは一昨年に信州方面で見かけて以来の出会いだ。

▼写真12 スジグロチャバネセセリ♂ その1a(2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真13 スジグロチャバネセセリ♂ その1b 開翅(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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写真14〜17はヘリグロチャバネセセリ(と思う)。
写真14、15は五葉山近くの峠道で見つけた個体。
写真16、17は実家近所の林縁で見つけた。

▼写真14 ヘリグロチャバネセセリ♀ その1a 開翅(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真15 ヘリグロチャバネセセリ♀ その1b(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真16 ヘリグロチャバネセセリ♀ その2a 半開翅(ノートリミング、2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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▼写真17 ヘリグロチャバネセセリ♀ その2b(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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『フィールドガイド 日本のチョウ』では、スジグロチャバネセセリはこの辺にもいることになっているが、ヘリグロチャバネセセリは分布域に入っていないようだ。
ヘリグロチャバネセセリは初見の蝶なので慎重に検討したが、やはりスジグロチャバネセセリではなくヘリグロチャバネセセリのほうだと思う。

次回はシジミチョウ類を予定している。

参考サイト:蝶鳥ウォッチング
参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-08-15 00:01 | | Comments(10)

岩手の蝶たち−−タテハチョウ編 その2 ウラギンスジヒョウモンほか(2013年8月14日)

一昨年の夏に帰省した折には、標高約600〜800メートルの高原に出かけ、ヒョウモンチョウ類を色々見ることができた。
この高原の駐車場が標高約600メートルで、そこからさほど登らない場所で多く見かけた。その辺りの方がヨツバヒヨドリやオカトラノオの花がたくさんあるからなのだろう。
今年の夏は暑いせいもあって都内郊外の野山にあまり出かけていないので、故郷でたくさんのヒョウモンチョウ類に出会いたいと思っていた。

帰省4日目の8月6日には、OK農園さん(「viva! OK農園の田舎暮らし♪」)を訪ねてみた。
OK農園さんは実家と同じ市内にある。車なら実家から30分くらいだろう。私には車もなければ免許もないので(苦笑)、徒歩と電車で行く。
実家から20分あまり歩いて盛駅に行き、8時5分発の南リアス線に乗り、三陸駅で降りる。8時40分着だ。
ここから歩いて30分くらいと見当を付けていたが、何しろ目印となるものもないので案の定、道に迷う(笑)。何人かの方に道を聞きながら、9時半頃ようやくたどり着く。
…お留守だった。
ちょっと前に通りかかった時には家の前に車があったが、うろうろしている間に出かけてしまったようだ。
仕方がないので東京駅で買ってきたお土産と一緒に名刺を置いて帰ることにする。
その前にOK農園さんの畑にたくさん植えられているブッドレアの花にきている蝶たちを眺める。
メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモンが多かった。
アオスジアゲハやジャコウアゲハも来ていた。
セセリチョウ類もいろいろ来ている。
そうこうしているうちに、OK農園のO氏が帰って来られた。
何しろアポなしで急にお訪ねしたのでびっくりされたようだ。
O氏宅で冷たい飲み物をいただき、蝶談義に花を咲かせる。
しばらくしてから一緒に畑のブッドレアを見て廻る。楽しい時間の始まりだ(笑)。

写真1〜3は初見のウラギンスジヒョウモン。
撮った時にははっきり分からず、オオウラギンスジヒョウモンかと思っていた。
オオウラギンスジヒョウモンは都内郊外でも見られる蝶だが、今年はまだ撮っていないので、オオウラギンスジヒョウモンでも良かった。
しかし家に帰ってからよく調べるとウラギンスジヒョウモンだったようで、もっとたくさん撮っておけば良かったと思ったりした。

▼写真1 ウラギンスジヒョウモン♀ 開翅(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真2 ウラギンスジヒョウモン♂ その1a 開翅(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真3 ウラギンスジヒョウモン♂ その1b(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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写真4、5はオオウラギンスジヒョウモン。
これらは友人の運転する車で連れていってもらった高原で撮影した。やはり持つべきものは友人だ(笑)。
オオウラギンスジヒョウモンはようやく今年初撮りなのだが、遠くからしか撮れなかった。

▼写真4 オオウラギンスジヒョウモン♂(ノートリミング、2013年8月8日、岩手県気仙郡)
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▼写真5 オオウラギンスジヒョウモン♀(ノートリミング、2013年8月8日、岩手県気仙郡)
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写真6、7はメスグロヒョウモン。
♂の方は高原で、♀の方はOK農園さんのブッドレアにきているのを撮った。

▼写真6 メスグロヒョウモン♂(ノートリミング、2013年8月8日、岩手県気仙郡)
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▼写真7 メスグロヒョウモン♀(2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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写真8〜11はミドリヒョウモン。
写真8と10はOK農園さん宅で、写真9、11は高原で撮ったもの。

▼写真8 ミドリヒョウモン♂ その1(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真9 ミドリヒョウモン♂ その2 開翅(ノートリミング、2013年8月8日、岩手県気仙郡)
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▼写真10 ミドリヒョウモン♀ その1(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真11 ミドリヒョウモン♀ その2 開翅(ノートリミング、2013年8月8日、岩手県気仙郡)
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写真12はウラギンヒョウモン。
高原ではウラギンヒョウモンは何匹か見られたが、いずれも擦れた個体が多く、他のヒョウモンチョウ類に比べるともうピークは過ぎたような感じがした。
一昨年の夏、ほぼ同時期にこの高原に来た時にも、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンは見かけたが、ウラギンヒョウモンは見なかったような気がする。
ヒョウモンチョウ類は盛夏には夏眠すると言われているが、岩手ではどうなのだろうか。

▼写真12 ウラギンヒョウモン♂(ノートリミング、2013年8月8日、岩手県気仙郡)
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OK農園さん宅をお訪ねした時には、12時42分の南リアス線で帰るつもりだったが、話が弾み、昼食まで御馳走になって14時46分の列車で帰ることになった。
今年の春に一部復旧した南リアス線は、朝乗った時には私を含めて2人しか乗客がいなくて心配したが、帰りには10人以上乗っていたので少しホッとした(笑)。
私が十代の頃は、夏休みにはこの列車でよく海に泳ぎに行ったものだ。
地元に住む友人に聞くと、最近の子供は海は砂で汚れるからプールが良いと言ったりするらしい。
海や山で思い切り遊ぶ! なんてことは最近の子にはないのだろうか。

次回はセセリチョウ科を取り上げる予定。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-08-14 00:01 | | Comments(2)