カテゴリ:虻・蜂( 14 )

ビロードツリアブ&トラフコメツキ(2017年3月26日)

毎年この時期に出会うのがビロードツリアブ。コツバメやミヤマセセリが出る頃に一緒に見られるので、春がきた! という気持ちになる。
写真1は今季初撮りのビロードツリアブ。
これは東京郊外で撮ったもの。まだ枯葉の多い地面でひと休みしていることが結構ある。

▼写真1 ビロードツリアブ その1(2017年3月17日、東京郊外)
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花にくるシーンではオオイヌノフグリが多い印象だが、コツバメ狙いで出かけた埼玉県の公園ではアセビにきているシーンが見られた(写真2、3)。
この個体は体毛の一部がまだ白っぽかった。羽化間もないのかもしれない。

▼写真2 ビロードツリアブ その2a(2017年3月22日、埼玉県)
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▼写真3 ビロードツリアブ その2b(2017年3月22日、埼玉県)
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主フィールドではトラフコメツキの姿もようやく見られた(写真4、5)。

▼写真4 トラフコメツキ その1a(2017年3月25日、東京近郊)
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▼写真5 トラフコメツキ その1b(2017年3月25日、東京近郊)
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なかなか暖かくならない3月下旬だが、春は確実に巡ってきている。そろそろ春の蝶たちもどっと出てきて欲しいところだ。

撮影機材:OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

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by mikiosu | 2017-03-26 23:59 | 虻・蜂 | Comments(0)

スズバチの巣作り その2(2016年12月29日)

階段のスズバチの巣を観察している頃、いつの間にか玄関脇にも別の巣が出来つつあった(写真1)。

▼写真1 スズバチの巣 その2a(2016年7月28日、拙宅にて)
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この場所ではさすがに具合が悪いので、可哀想だが撤去させてもらった。
巣を壊すと中から餌の幼虫がたくさん出てきた(写真2)。

▼写真2 スズバチの巣 その2b(2016年7月28日、拙宅にて)
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よく見るとスズバチの卵も見える(写真3)。
結構大きな卵だ。もっと慎重に壊すべきだったか…。

▼写真3 スズバチの巣 その2c(2016年7月28日、拙宅にて)
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この巣は三層構造になっていた(写真4)。
途中で壊したので、これが最終形態という訳ではないと思う。

▼写真4 スズバチの巣 その2d(2016年7月28日、拙宅にて)
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巣をすっかり壊すと、下には餌の幼虫が落ちていた(写真5)。
数えると14匹いた。1部屋あたり4〜5匹の幼虫が餌として蓄えられていたことになる。

▼写真5 スズバチの巣に入っていた餌の幼虫(2016年7月28日、拙宅にて)
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この幼虫はほとんどプライヤエグリシャチホコの幼虫のようだった。
プライヤエグリシャチホコがこの付近にそんなにいるのだろうか。参考までに成虫はこんな姿(写真6)。
確かにこの付近でよく見かけるが、1シーズンに10匹以上見るほどでもない。スズバチに狩られなければもっと頻繁に見られるのだろう。

▼写真6 プライヤエグリシャチホコの成虫(再掲載、2014年7月24日、東京近郊)
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写真7は巣を壊したあと。

▼写真7 スズバチの巣 その2e(2016年7月28日、拙宅にて)
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写真8は12月に撮った巣の痕。

▼写真8 スズバチの巣 その2f(2016年12月4日、拙宅にて)
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このような巣は土に唾液を混ぜて作るのだと思うが、4か月くらい経ってもまだしっかり残っているのだから、かなり丈夫だ。
…感心していないで掃除しないといけないかな(苦笑)。
スズバチの巣はそのうち取り上げようと思いながら年末まで引っ張ってしまった。何とか年内に紹介できたようだ。ヤレヤレ。では皆様、良いお年を。
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by mikiosu | 2016-12-29 00:01 | 虻・蜂 | Comments(6)

スズバチの巣作り その1(2016年12月28日)

今年の春に新居に引っ越して約2か月後のこと、玄関前の短い階段にこんなものが出現した(写真1)。
ドロバチの仲間の巣だ。

▼写真1 スズバチの巣 その1a(2016年6月18日、拙宅にて)
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しばらくすると母蜂がやってきた。スズバチだった(写真2)。

▼写真2 スズバチの巣 その1b(2016年6月18日、拙宅にて)
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二日後には口が塞がれた(写真3)。

▼写真3 スズバチの巣 その1c(2016年6月20日、拙宅にて)
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90分後には隣りにもう1部屋作りはじめた(写真4)。

▼写真4 スズバチの巣 その1d(2016年6月20日、拙宅にて)
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写真5は翌日の様子。この日は雨が降っていた。

▼写真5 スズバチの巣 その1e(2016年6月21日、拙宅にて)
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その翌日には口の形が出来上がっていた(写真6)。

▼写真6 スズバチの巣 その1f(2016年6月22日、拙宅にて)
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毎日観察していると、作業がかなり捗る日と、2〜3日母蜂の姿が見えない日がある。
この後数日変化が無かったが、五日後には口から幼虫が見えていた(写真7)。
この幼虫はスズバチの幼虫ではなく、スズバチ幼虫の餌となる蛾の幼虫だ。

▼写真7 スズバチの巣 その1g(2016年6月27日、拙宅にて)
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二日後には口が塞がれ、3番目の部屋を作りはじめていた(写真8)。

▼写真8 スズバチの巣 その1h(2016年6月29日、拙宅にて)
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写真9は翌日の13時34分の様子、写真10は17時57分の様子だ。

▼写真9 スズバチの巣 その1i(2016年6月30日、拙宅にて)
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4時間後には部屋はすっかり出来上がり、中には餌の幼虫まで詰め込んであった。母蜂はまったく働き者だ。

▼写真10 スズバチの巣 その1j(2016年6月30日、拙宅にて)
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もうすぐにでも口を閉じて完成なのかと思うとそうでもなく、4日後の7月3日まであまり変わりはなかった(写真11)。
餌の幼虫が口から覗いているほか、巣の外に1匹落ちていた。
これは12時31分の撮影。

▼写真11 スズバチの巣 その1k(2016年7月3日、拙宅にて)
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ところが12時35分にはもう口が閉じられていた(写真12)。
はやっ!

▼写真12 スズバチの巣 その1l(2016年7月3日、拙宅にて)
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その日の18時42分には右側に4つ目の部屋がすでに出来上がっていた(写真13)。

▼写真13 スズバチの巣 その1m(2016年7月3日、拙宅にて)
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翌日昼にはもう口が閉じられていたので、餌もたっぷり入れ終わったのだろう(写真14)。

▼写真14 スズバチの巣 その1n(2016年7月4日、拙宅にて)
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部屋は4つで完成なのか、この後は外側に土を盛っていたようだ(写真15)。
これでほぼ完成なのだろう。あとで知ったが、オオセイボウはスズバチに寄生するらしい。スズバチには悪いが、オオセイボウが寄生に来てくれると嬉しいかな…。

▼写真15 スズバチの巣 その1o(2016年7月5日、拙宅にて)
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写真16は二日後の様子。
階段が汚くなっちゃうなあ(苦笑)。

▼写真16 スズバチの巣 その1p(2016年7月7日、拙宅にて)
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三日後、母蜂はまだ外側に土を盛ったりしていた(写真17)。

▼写真17 スズバチの巣 その1q(2016年7月10日、拙宅にて)
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その後は特に変化無く過ぎ、11日後には穴が空いていた(写真18)。
これはスズバチの子どもがここから出たと考えて良いのだろうか。
位置的には最初の巣の場所。最初の巣の口が塞がれたのが6月20日なので、一か月くらい経っている。

▼写真18 スズバチの巣 その1r(2016年7月21日、拙宅にて)
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二日後には穴が塞がっていた。誰が直したのか?

▼写真19 スズバチの巣 その1s(2016年7月23日、拙宅にて)
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さらに三日後にはもう一つ別の穴が(写真20)。
これは15時33分の撮影。

▼写真20 スズバチの巣 その1t(2016年7月26日、拙宅にて)
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同日18時11分にはまた穴が塞がっていた(写真21)。
穴から出てくる様子、穴を塞ぐ様子は残念ながら確認できなかった。

▼写真21 スズバチの巣 その1u(2016年7月26日、拙宅にて)
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この後は巣は崩れるばかりで、もう子どもたちは全部巣立ってしまったのかもしれない(写真22〜24)。

▼写真22 スズバチの巣 その1v(2016年8月3日、拙宅にて)
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▼写真23 スズバチの巣 その1w(2016年8月8日、拙宅にて)
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▼写真24 スズバチの巣 その1x(2016年8月31日、拙宅にて)
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できれば巣から子どもが出てくるところまで撮りたかったのだが、今年は果たせなかった。(つづく)
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by mikiosu | 2016-12-28 23:59 | 虻・蜂 | Comments(0)

八月の蜂たち(2016年9月2日)

主フィールドでモンキアゲハを追いかけているとき、足元のキツネノマゴにはルリモンハナバチがきていた。
ルリモンハナバチは素早く移動するのでAF性能に優れたニコン機でも撮るのは難しい。
合焦スピード、シャッターのタイムラグの点で劣ると言われるマイクロフォーサーズ機ではなおのこと難しい。
それでもなんとか粘って撮ったのが写真1、2。
ほとんどは合焦前に逃げられ、シャッターを押しても飛び去ったあとだった。

▼写真1 ルリモンハナバチ その1a(2016年8月31日、東京近郊)
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▼写真2 ルリモンハナバチ その1b(2016年8月31日、東京近郊)
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※写真1、2はOLYMPUS OM-D E-M1 & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

写真3、4は同じ場所で撮ったハラアカヤドリハキリバチ。
こちらはルリモンハナバチよりはゆっくりだった。それでもオリンパス機で撮るのはちょっと難しかった。
AF性能に関してはニコン機に及ばないのは我慢して使うしかないようだ。

▼写真3 ハラアカヤドリハキリバチ その1a(2016年8月31日、東京近郊)
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▼写真4 ハラアカヤドリハキリバチ その1b(2016年8月31日、東京近郊)
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※写真3、4はOLYMPUS OM-D E-M1 & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ついでなのでこの夏に撮ったほかの蜂たちを紹介しておく。
写真5、6は高原で撮ったキイロモモブトハバチ。
一瞬スズメバチかと思うような大きなハバチ。幼虫はハンノキを食べるらしい。

▼写真5 キイロモモブトハバチ その1a(2016年7月7日、長野県)
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▼写真6 キイロモモブトハバチ その1b(2016年7月7日、長野県)
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※写真5、6はニコンD7200+MB−D15 & シグマAPO MACRO 150mm f/2.8 EX DG OS HSM

写真7はアオハバチの仲間。
数年前に上高地でも撮ったことがある(過去記事は→こちら)。今回も標高2000メートルくらいの高原で撮ったのだが、名前が今ひとつはっきりしない。一番似ているのはタカネアオハバチなのだが、複眼が緑色ではない。クロムネアオハバチとはちょっと色合いが違うように見える。

▼写真7 アオハバチの仲間(2016年8月4日、長野県)
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※写真7はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR+AF-S テレコンバーターTC-14E Ⅲ

写真8は峠で寄ってきたヘリヒラタアブ。
レンズフードにとまったところをコンパクトデジカメで撮った。水色のシマシマが綺麗だ。

▼写真8 ヘリヒラタアブ(2016年8月4日、長野県)
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※写真8はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

写真9はチャイロスズメバチ。
木のウロのような場所に営巣していた。

▼写真9 チャイロスズメバチ(2016年8月26日、山梨県)
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※写真9はニコンD7200+MB−D15 & AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR+AF-S テレコンバーターTC-14E Ⅲ

チャイロスズメバチはモンスズメバチやキイロスズメバチの巣を乗っ取ることで有名だ。初めて見たのでもっと撮れば良かったと思った。しかしあとで調べるとかなり獰猛らしい。やっぱり撮り直しに近づかなくて正解だったのかもしれない(笑)。
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by mikiosu | 2016-09-02 23:59 | 虻・蜂 | Comments(4)

ルリモンハナバチの模様(2015年9月11日)

先週末の郊外遠征では久し振りにハラアカヤドリハキリバチを見かけた(写真1)。
街道脇のキバナコスモスで熱心に吸蜜していた。

▼写真1 ハラアカヤドリハキリバチ(2015年9月5日、東京郊外)
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写真2はハキリバチの仲間。
ハラアカヤドリハキリバチよりはずっと小さい。ハキリバチの仲間は種類が多くて同定が難しい。これも街道脇のキバナコスモスにきていた。

▼写真2 ハキリバチの仲間(2015年9月5日、東京郊外)
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写真3、4は近所の公園で見かけたミカドトックリバチ。
ミカドトックリバチは泥でトックリ状の巣を作る。それらしい巣は何度か見たことがあるが、巣を作る姿を見てみたい。

▼写真3 ミカドトックリバチ その1a(2015年8月27日、東京都区内)
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▼写真4 ミカドトックリバチ その1b(2015年8月27日、東京都区内)
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※写真4はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

写真5〜7はルリモンハナバチ。
今夏は8月12日にも見かけた。
ルリモンハナバチはこれまで何度か撮っているが、吸蜜時間が短く、すぐに移動するのでなかなか綺麗に撮れなかった。
この日も主フィールドのキツネノマゴで吸蜜している姿を見かけ、しつこく追いかけて何とか撮れた。

▼写真5 ルリモンハナバチ その1a(2015年8月22日、東京近郊)
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▼写真6 ルリモンハナバチ その1b(2015年8月22日、東京近郊)
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拡大してみるとルリモンハナバチの模様は色帯ではなく毛帯だった(写真7)。

▼写真7 ルリモンハナバチ その1c(2015年8月22日、東京近郊)
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ルリモンハナバチの模様が毛であることは、これまで気にしていなかった。
ハラナガツチバチの仲間では、♂が黄色い色帯、♀が毛帯になっていたりする。
参考までに過去に撮ったハラナガツチバチの仲間の写真を載せておく。
写真8、9は主フィールドのヤブガラシに来ていたハラナガツチバチの仲間。多分キンケハラナガツチバチではないかと思うが、この仲間もいろいろあるので、ハラナガツチバチの仲間としておく。
写真8は左側が♂、右側が♀。
♂は触角が長く、♀は短い。

▼写真8 ハラナガツチバチの仲間 その1 ♂&♀(2011年10月17日、東京近郊)
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※写真8はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

♂の腹部の帯は色帯+まばらな毛になっている(写真9)。

▼写真9 ハラナガツチバチの仲間 その2 ♂(2011年10月17日、東京近郊)
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※写真9はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

♀の腹部の帯は毛帯になっている(写真10)。

▼写真10 ハラナガツチバチの仲間 その3 ♀(2013年10月30日、東京都千代田区)
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※写真10はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

♂と♀で腹部の色彩の構造が違う理由がよく分からないが、そうなっているのだから仕方がない(笑)。
ルリモンハナバチの画像をネット上で検索してみると、どれも毛の模様になっているようなので、その点は♂も♀も同じなのかもしれない。触角の長さもどれも似たような感じだったので、ルリモンハナバチに関しては♂と♀の判別ポイントがどこなのかよく分からない。

撮影機材:※印以外はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&スピードライトSB-910

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by mikiosu | 2015-09-11 11:43 | 虻・蜂 | Comments(6)

美麗な蜂・イラガセイボウ、ほか(2014年9月2日)

8月31日もコシアカスカシバを観察すべく、主フィールドを歩く。
ヤブガラシに来ている蝶を撮っていると、下草に小さな蜂がいた。
どうもアカガネコハナバチのようだ(写真1、2)。触角が長いのは♂らしい。
前にも見たことがあるような気がするが、小さいのでなかなか綺麗に撮れない蜂だ。
もっとビシッと撮れれば美麗かつ可愛い蜂ではないかと思う。

▼写真1 アカガネコハナバチ♂ その1a(2014年8月31日、東京近郊)
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▼写真2 アカガネコハナバチ♂ その1b(2014年8月31日、東京近郊)
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この日は日曜なので、主フィールドでよく出会う観察仲間も何人か来ていて、ひとしきりコシアカスカシバの話で盛り上がる。
その帰り道、柵にとまる青い蜂を見つけた。
セイボウだ!
翅が傷んでいて飛べないらしく、柵の上を歩き回っていた(写真3〜9)。
撮った時は種名までは分からなかったが、家に帰って調べるとイラガセイボウのようだ。
写真3〜5はデジタル一眼で撮ったもの。
青緑色が実に美しい。黒い大きな眼も可愛らしい。
いつか見てみたいと思っていたイラガセイボウに、主フィールドで出会えたのは嬉しい。

▼写真3 イラガセイボウ その1a(ノートリミング、2014年8月31日、東京近郊)
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▼写真4 イラガセイボウ その1b(ストロボ撮影、2014年8月31日、東京近郊)
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▼写真5 イラガセイボウ その1c 背面(ストロボ撮影、2014年8月31日、東京近郊)
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写真6〜9はコンパクトデジカメで撮ったもの。
点刻模様がすごい(写真8)。

▼写真6 イラガセイボウ その1d 背面(ストロボ撮影、ノートリミング、2014年8月31日、東京近郊)
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▼写真7 イラガセイボウ その1 e–1(ノートリミング、2014年8月31日、東京近郊)
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▼写真8 イラガセイボウ その1e–2(2014年8月31日、東京近郊)
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▼写真9 イラガセイボウ その1f(ストロボ撮影、2014年8月31日、東京近郊)
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※写真6〜9はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真9はコンパクトデジカメでストロボ撮影した。
TG−2のスーパーマクロモードでは、ストロボ撮影すると被写体が真っ白になってしまうのが難点。
光量が十分でないと綺麗に撮れないのを残念に思っていたが、ちょっと工夫すると綺麗に撮れることが分かった。
写真10がその方法。

▼写真10 ストロボ発光面にフィルムケースをあてがう
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※写真10はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

ストロボ撮影する際に、発光面に不透明なフィルムケースをあてがえば、スーパーマクロモード時にストロボ撮影してもまずまず綺麗に撮れる。
しばらくはこの手法でTG−2を使ってみることにして、後継機のTG−3に乗り換えるのは先送りにしようと思う。

参考サイト:東京23区内の虫、ほか
撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

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by mikiosu | 2014-09-02 01:46 | 虻・蜂 | Comments(6)

5月のアブ&ハチたち(2014年5月28日)

今回は最近撮ったアブ&ハチを少し紹介してみたい。今月はどうもマガリケムシヒキの姿がよく目につくのだった。

写真1〜4はプチ遠征先の公園で撮ったマガリケムシヒキたち。
写真1は♂、写真2は♀。
ムシヒキアブ類については以前も書いたが、サングラスのような複眼をして、柵でじっと獲物を待つ姿は、昆虫界のスナイパーという気がする。
もしムシヒキアブが話せたら…。
さすがに「オレの後ろに立つな」とは言わないだろうが、「命が惜しければ、オレの視界に入るな」くらいは言いそうな気がする。

▼写真1 マガリケムシヒキ♂(2014年5月20日、東京近郊)
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▼写真2 マガリケムシヒキ♀(2014年5月20日、東京近郊)
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写真3、4はマガリケムシヒキの交尾シーン。
写真3では上、写真4では左側が♀。♀の方はハエ類を捕食しながら交尾していたようだ。
マガリケムシヒキは♀の腹端が尖っているので♂の方が腹部が太いように見えるが、実際はそうでもなく、よく見比べるとやはり♀の腹部の方が太いようだ。

▼写真3 マガリケムシヒキ 交尾シーン その1a(2014年5月20日、東京近郊)
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▼写真4 マガリケムシヒキ 交尾シーン その1b(2014年5月20日、東京近郊)
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写真5は郊外の林縁で2年振りに見つけたセダカコガシラアブ。
これは交尾シーンとは言えない。セダカコガシラアブは複数個体が重なっているシーンを何度か見たので、これが♂と♀かどうかも判然としない。
(注;セダカコガシラアブには近縁種がいくつかあるので、正確にはセダカコガシラアブの仲間と表記すべきかもしれない)

▼写真5 セダカコガシラアブ(2014年5月12日、東京郊外)
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写真6、7は丘陵方面で撮ったホソヒラタアブミナミヒメヒラタアブの交尾シーン。
広場でひと休みしていると、地上50センチほどの高さで交尾飛行しているのを見つけたので撮ってみた。
上が♂、下が♀。この写真は1/640秒で撮っている。もう少し速いシャッタースピードで翅をとめて撮るべきだったか。

▼写真6 ホソヒラタアブミナミヒメヒラタアブ 交尾飛行 その1a(2014年5月22日、東京郊外)
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▼写真7 ホソヒラタアブミナミヒメヒラタアブ 交尾飛行 その1b(2014年5月22日、東京郊外)
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写真8はキコシホソハバチ。
丘陵方面の広場で見つけた。あまりじっとしているハチではないので、素早く撮らないとチャンスを逃してしまう。

▼写真8 キコシホソハバチ(2014年5月22日、東京郊外)
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写真9はクロムネアオハバチ。
東京郊外の公園で見つけた。帯が黄緑色の綺麗なハバチだ。これもあっという間に見えなくなってしまい、2回しかシャッターを切れなかった。

▼写真9 クロムネアオハバチ その1(2014年5月17日、東京郊外)
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クロムネアオハバチと言えば、昨年7月に上高地で撮ったのが写真10。
これも葉から葉へと素早く移動しているのを追いかけて何とか撮った。

▼写真10 クロムネアオハバチ その2 →アオハバチの仲間(2013年7月21日、上高地)
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どうもクロムネアオハバチかどうか確信が持てずにこれまで紹介できずにいた。いろいろ調べても該当種が見当たらない。やや緑っぽいクロムネアオハバチということでよかったのだろうか。
東京郊外で見かけた個体はやや黄色っぽかったが(写真9)、上高地で見かけた個体は緑色に近く、このような色のハチを初めて見たこともあってちょっとびっくりしたものだった。

注記1 写真10はクロムネアオハバチを改め、アオハバチの仲間としておく(2014年8月23日記)。

注記2 写真6、7はホソヒラタアブではなく、どうやらミナミヒメヒラタアブの間違いのようだったので、訂正しておく(2014年11月4日記)。

参考サイト:虫Navi、ほか

撮影機材:ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

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by mikiosu | 2014-05-28 00:01 | 虻・蜂 | Comments(4)

4月初旬の昆虫たち(2014年4月7日)

まだ3月中に見かけたフユシャク以外の蛾も紹介していないのに、このところ蝶の写真が続いたので、たまには別の昆虫を紹介してみたい。
写真1〜3はアブの中のスプリング・エフェメラルと言うべきビロウドツリアブ。
ビロウドツリアブは♀の写真を紹介済みだが、主フィールドで♂の写真が撮れたので載せてみた(写真1、2)。
多くの場合、アブは左右の複眼がくっついているのが♂、離れているのが♀(写真3)と覚えておくと良いのでは。

▼写真1 ビロウドツリアブ♂ その1a 飛翔中(2014年4月4日、東京近郊)
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▼写真2 ビロウドツリアブ♂ その1b(2014年4月4日、東京近郊)
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▼写真3 ビロウドツリアブ♀(2014年3月29日、東京郊外)
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写真4、5は甲虫のスプリング・エフェメラルと言うべきトラフコメツキ。
この日は3個体見られた。
写真4は新品交換してもらったフィッシュアイレンズで撮ってみた。しっかりとトラフコメツキにピントが合っているようだ。

▼写真4 トラフコメツキ その1(2014年4月4日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

▼写真5 トラフコメツキ その2(2014年4月4日、東京近郊)
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写真6は主フィールドでは初めて見かけたカオジロヒゲナガゾウムシ。
もっと丁寧に撮りたかったが、シャッターを2度切っただけで、地面に落ちて見失ってしまった。

▼写真6 カオジロヒゲナガゾウムシ(2014年4月4日、東京近郊)
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写真7、8はシロジュウシホシテントウ。
写真7の暗色型は初めて見たのでちょっと嬉しい。
主フィールドでよく見かけるのは写真8のタイプ。

▼写真7 シロジュウシホシテントウ その1 暗色型(2014年4月4日、東京近郊)
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▼写真8 シロジュウシホシテントウ その2(2012年12月6日、東京近郊)
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※写真8はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真9はナナフシの幼虫。
春先にはあちこちの公園で幼虫の姿が見られる。細すぎてうまく撮れない(笑)。

▼写真9 ナナフシ幼虫(ノートリミング、2014年4月4日、東京近郊)
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写真10はカゲロウの仲間。
カゲロウの仲間はデジタル一眼+マクロレンズでもなかなか綺麗に撮れない被写体だと思う。コンパクトデジカメで撮ってみると結構綺麗に撮れていた。
相変わらずこの手の昆虫は名前が分からない。…まあ、はなから諦めて調べていないのだが。

▼写真10 カゲロウの仲間(2014年4月4日、東京近郊)
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※写真10はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

参考サイト:虫Navi、ほか

撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

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by mikiosu | 2014-04-07 20:33 | 虻・蜂 | Comments(4)

あまり身近でないアブたち(2013年11月8日)

前回に引き続きアブの話題。
今回はあまり近所では見かけないアブたちだ。
写真1はスキバツリアブ。
クロバネツリアブは見たことがあるが、スキバツリアブは初めて見た。がっちりした体形でなかなか見応えのあるアブだ。

▼写真1 スキバツリアブ♀(2013年6月17日、東京郊外)
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写真2、3は帰省先の岩手で撮ったアカウシアブ。
アカウシアブはかなり大きかった。
体長は25ミリくらいとのことだが、感覚的には30ミリかそれ以上に見える。
写真は登山口の駐車場に車をとめていたときに撮ったもの。そこから山の中に入ってもぶんぶん飛び回っていた。私は刺されたことがないので特に気に留めなかった。実際には刺されるとかなり痛いらしい。

▼写真2 アカウシアブ♀ その1a(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県)
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▼写真3 アカウシアブ♀ その1b(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県)
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写真4、5も帰省先の峠付近で見つけたアブ。これはキスジアブではないかと思われる。
複眼の模様からすぐに分かると思ったのだが、なかなか分からなかった。記事のアップ直前にようやくネット上で似た写真を見つけた。
アカウシアブほどではないが、アブとしてはやや大きめに感じた。

▼写真4 キスジアブ その1a(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県)
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▼写真5 キスジアブ その1b(2013年8月4日、岩手県)
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写真6はアオメアブ。
アオメアブには今年初めて出会った。三度目の出会いでやっと♀と分かる写真が撮れた。
光の加減で複眼は青緑色ではなく赤に見えた。

▼写真6 アオメアブ♀(ノートリミング、2013年9月18日、埼玉県)
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写真7は一昨年に林道脇で撮影したカワムラヒゲボソムシヒキ。
過去のアブ画像でお蔵入りしていたのを同定してみた。
今ならすぐにムシヒキアブの仲間だろうと見当がつくが、一昨年には分からなかったようだ。
こんなムシヒキアブに出会っていたとは自分でもちょっとびっくり(笑)。カワムラヒゲボソムシヒキにはこの一度しか出会っていない。

▼写真7 カワムラヒゲボソムシヒキ♀(2011年6月24日、東京郊外)
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※写真7はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真8、9は昨年春に撮ったセダカコガシラアブ。
この日はたくさん見かけた記憶があるが、今年はまったく見かけなかった。
林縁に咲くシャガの花の上で交尾しているカップルに、飛んできて邪魔する個体も見られた(写真9)。

▼写真8 セダカコガシラアブ その1(2012年5月16日、東京郊外)
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▼写真9 セダカコガシラアブ その2 交尾シーン(2012年5月16日、東京郊外)
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※写真8、9はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真10〜12は昨年秋に撮ったものの、最近ようやく同定できたルリミズアブ。
名前が分かってみると、特に珍しいアブではなかった。

▼写真10 ルリミズアブ♂ その1a(ノートリミング、2012年9月29日、東京郊外)
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▼写真11 ルリミズアブ♂ その1b(ノートリミング、2012年9月29日、東京郊外)
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▼写真12 ルリミズアブ♂ その1c(ノートリミング、2012年9月29日、東京郊外)
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一年近く名前が分からなかったのは、ルリミズアブにしては複眼が緑色っぽかったのと、翅を開いてとまっていたために、ネット上で絵合わせできる画像が少なかった。実際には翅を開いていた方が、腹部先端の方が太いというこのアブの特徴がよく分かるようだ。
この個体は林縁の散策路脇の手すりにとまってじっとしていた。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-11-08 00:01 | 虻・蜂 | Comments(6)

身近なハナアブたち(2013年11月7日)

昨年まで身近なアブはヒラタアブ系と思っていたが、今年はどうもヒラタアブ系との出会いが少ない。
主フィールドにあった観察ポイントの草地がひとつなくなってしまったせいもあってか、今年はホソヒラタアブくらいしか撮っていない。
チャンスがあれば積極的に撮ろうと思っていたものの、秋になって姿を見かけるのはオオハナアブ&キゴシハナアブだった。
写真1〜3はオオハナアブ。複眼の模様が面白いアブだ。
写真2は♂、写真3は♀。アブ類は左右の複眼の接し方で♂か♀か判別できる場合が多い。左右の複眼が接していないのが♀だ。

▼写真1 オオハナアブ♂ その1(ノートリミング、2013年10月3日、八王子市)
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▼写真2 オオハナアブ♂ その2 顔面(2013年10月30日、千代田区)
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▼写真3 オオハナアブ♀(2013年10月3日、八王子市)
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写真4〜6はキゴシハナアブ。
複眼の色と模様がユニークなアブだ。この複眼でどんな風に見えるのだろうか。
オオハナアブもキゴシハナアブも秋に見られることが多い。郊外のコセンダングサにたくさん来ていた。
写真6の♂の写真は昨年秋に撮ったもの。

▼写真4 キゴシハナアブ♀ その1(2013年10月3日、八王子市)
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▼写真5 キゴシハナアブ♀ その2(2013年10月3日、八王子市)
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▼写真6 キゴシハナアブ♂(ノートリミング、2012年10月4日、武蔵村山市)
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写真7、8はアシブトハナアブ。
アシブトハナアブは春先から見られるアブだ。
このアブは♂の複眼も左右が接していないようだ。腹部の形や模様が♂と♀では異なるので判別可能だ。

▼写真7 アシブトハナアブ♀(2013年11月3日、武蔵野市)
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※写真7はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真8 アシブトハナアブ♂(2013年3月21日、武蔵野市)
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写真9は夏に上高地で撮ったシロスジベッコウハナアブ。
都内でも見られるようだが、まだ見たことがない。

▼写真9 シロスジベッコウハナアブ♀(2013年7月19日、長野県)
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アブ類は寒くなってからも見られるので、ヒラタアブ系をもっと撮りためたら、別に取り上げてみたい。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-11-07 02:41 | 虻・蜂 | Comments(2)