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3月のエダシャクたち(2013年3月31日)

3月のエダシャク類としては、主フィールドでもよく見られるこの時期の定番がアトジロエダシャク(写真1)とシロテンエダシャク(写真2、3)だ。
これらは色彩変異が多彩で、濃いのから薄いのまでさまざまだ。

▼写真1 アトジロエダシャク(2013年3月15日、井の頭公園)
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▼写真2 シロテンエダシャク その1(2013年3月23日、東村山市)
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▼写真3 シロテンエダシャク その2(2013年3月29日、裏高尾)
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丘陵や林道方面ではやはりエダシャクの種類が豊富だ(写真4〜10)。

▼写真4 ハスオビエダシャク♂ その1 (2013年3月28日、武蔵村山市)
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▼写真5 ハスオビエダシャク♂ その2 腹面(2013年3月20日、武蔵村山市)
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▼写真6 ハスオビエダシャク♀(2013年3月22日、武蔵村山市)
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▼写真7 ヒロバトガリエダシャク その1 白っぽい個体(2013年3月22日、武蔵村山市)
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▼写真8 ヒロバトガリエダシャク その2 薄茶色の個体(2013年3月29日、裏高尾)
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▼写真9 フタホシシロエダシャク(2013年3月26日、裏高尾)
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▼写真10 クロモンキリバエダシャク(2013年3月29日、裏高尾)
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上記には比較的分かりやすい種を紹介したが、よく似ていて画像を見比べてみただけではなかなか埒があかないのがエダシャクの仲間たちだ。
春の定番(らしい)ヒゲマダラエダシャク(写真11)はともかくとして、オオトビスジエダシャク(写真12)とウストビスジエダシャク、フトフタオビスジエダシャク(写真13)とスギノキエダシャク(写真14、やや色の濃い個体が多いか)とウスジロエダシャク(やや小さめ)などがかなり紛らわしく、なんだかもう全部まとめてエダシャクの仲間としてしまいたくなる。

▼写真11 ヒゲマダラエダシャク(2013年3月29日、裏高尾)
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▼写真12 オオトビスジエダシャク(2013年3月11日、裏高尾)
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▼写真13 フトフタオビスジエダシャク(2013年3月29日、裏高尾)
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▼写真14 スギノキエダシャク(2013年3月26日、裏高尾)
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最後に一つ、これもエダシャクの仲間ではあるが、早春に出るフユシャク、トギレフユエダシャクを挙げておく(写真15)。
実は♀を見つけたら一緒に紹介しようと思っていたのだが、残念ながらまだ見つけられずにいる。そうこうするうちに3月も終わりになってしまった。悔しいが取りあえず♂の姿だけご紹介しておく。

▼写真15 トギレフユエダシャク♂(2013年3月20日、東京都)
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フユシャクに関しては、今季(2012年12月〜2013年3月末まで)はこれで合計15種(♂15種、♀12種)を見たことになる。♀が3種類少ないのが残念だ。

参考サイト:「虫Navi」「似た蛾の比較図鑑」「みんなで作る日本産蛾類図鑑」
撮影機材:ニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-03-31 05:21 | | Comments(2)

3月のナミシャクたち(2013年3月30日)

主フィールドにおける春の代表的なエダシャクとして、オカモトトゲエダシャク、トビモンオオエダシャクは既に紹介した。
3月に入っていろいろなシャクガ類が目につくようになってきたので、ナミシャク類とエダシャク類の2回に分けてご紹介したい。
ナミシャク類のトップバッターはウスベニスジナミシャク。
主フィールドにおける今季初確認は3月6日で、まだヒロバフユエダシャクやシロフフユエダシャクの姿が見られる時期に登場しはじめた(写真1)。この個体は緑色の帯をしていて、名は体を表していない。実際、薄紅ではない個体も結構見られるのだ(写真2)。
写真3は昨年八王子方面で撮影した個体で、こちらは名前の通り薄紅色の帯が入っている(写真3)。
帯の色にはグレーのタイプもあるようで、色彩の個体変異が多いようだ。

▼写真1 ウスベニスジナミシャク その1(2013年3月6日、井の頭公園)
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▼写真2 ウスベニスジナミシャク その2(2012年3月11日、井の頭公園)
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※ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

▼写真3 ウスベニスジナミシャク その3(2012年3月22日、八王子市)
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※ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

シャクガ類は似たようなものが多くて同定に難儀するのだが、ナミシャク類は他にシタコバネナミシャク(写真4)、シロシタコバネナミシャク(写真5)、チャオビコバネナミシャク(写真6)など名前も外見もややこしいのがたくさんある。

▼写真4 シタコバネナミシャク(2013年3月23日、東大和市)
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▼写真5 シロシタコバネナミシャク(2013年3月26日、裏高尾)
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▼写真6 チャオビコバネナミシャク(2013年3月23日、東村山市)
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上記3種はウスベニスジナミシャクに比べてやや小振りのようだが、コバネナミシャクの仲間にはもっとたくさんの種があり、いずれもよく似ていて同定にはあまり自信が持てない。
よく見かけるウスベニスジナミシャクですら、パソコン内の画像フォルダの中にはどうも似て非なる種が混じっているような気がしている。

もう少し眼を引くナミシャクとしてモンキキナミシャクがある(写真7)。似ている種にナカモンキナミシャクというのがあるようだが、私はまだ見たことがない。

▼写真7 モンキキナミシャク(2013年3月20日、武蔵村山市)
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3月頃によく見られるナミシャクとしては、他にソトカバナミシャクをはじめとしたカバナミシャクの仲間もいろいろあるのだが、これらは同定がほとんど困難なので、ここでは取り上げない。と言うか、分からないので仮に撮ってもすべて迷宮入りになっている。
今回取り上げているナミシャク類、次回取り上げるエダシャク類では、誤同定をしている可能性も十分あるので、お気づきの点があればご教示いただけると幸いである。

撮影機材:※印以外はニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-03-30 22:02 | | Comments(2)

丘陵の蝶たち(2013年3月29日)

3月20日にミヤマセセリ、3月22日にコツバメを撮影できたまでは良かったのだが、その後はさっぱり。3月26日の裏高尾遠征も空振りに終わって、まだ3月なのに何だか焦りを感じる。
昨年は3月27日にミヤマセセリ初撮りだった。今年は発生自体が早かったように思う。そうなると早く撮らないと新鮮な個体が少なくなってしまうような気がして仕方がない。
実際には羽化する時期にも個体差が多少あるだろうから、そんなに焦ることもないはずなのだが、前回コツバメを撮ってから一週間、早くコツバメに再会したくてうずうずする。
そんなわけで、前日までの予報に反して好天になった3月28日、今月3度目の丘陵遠征をした。
同じように好天だった3月26日はかなり寒かったのだが、28日は気温も上昇して蝶日和な感じ。期待に胸を膨らませて丘陵を歩く。
3月20日にミヤマセセリを数匹見かけた公園入口付近では、この日も数匹見られた。20日と異なるのは♀が出迎えてくれたこと(写真1)。なかなか近づけなかったが、取りあえず2〜3枚抑える。
公園に入ってすぐに何枚か撮れると安心感がありますな(笑)。
この日は♂数匹、♀2匹の写真が撮れた。♀はいずれも近づけなかった。♂の写真(写真2)と並べてみる。ミヤマセセリ♀は前翅の白帯が♂より明瞭なのが特徴なのだが、地色もやや濃く見える。
概して♂の方が美しいことの多い蝶の世界にあって、ことミヤマセセリに関しては♀の方がメリハリがあって綺麗に感じる。

▼写真1 ミヤマセセリ♀(2013年3月28日、東京都)
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▼写真2 ミヤマセセリ♂(2013年3月28日、東京都)
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この日は出かける前からコツバメ>トギレフユエダシャク♀>ミヤマセセリ♀という優先順位を心に描いていたが、結局撮れたのはミヤマセセリ♀だけだった。
2箇所ほど想定していたコツバメが撮れそうなポイントも、いずれも空振りに終わってしまった。
コツバメの代わりにキアゲハが撮れた。新鮮な個体に見えたが、写真をチェックすると尾状突起が欠けていた(写真3、4)。まあ、キアゲハも今年初撮りなので良しとしよう。

▼写真3 キアゲハ その1a ヒメオドリコソウにて(2013年3月28日、東京都)
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▼写真4 キアゲハ その1b(2013年3月28日、東京都)
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散策路脇の笹の葉上にはヒオドシチョウがとまっていた(写真5)。ルリタテハも何匹か見かけたがいずれも近づくとすぐに逃げてしまう。それに比べてヒオドシチョウはどっしり構えている印象だ。

▼写真5 ヒオドシチョウ(ノートリミング、2013年3月28日、東京都)
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日当りの良い広場脇の土手で見られたベニシジミ、ヤマトシジミ♀を何枚か撮っておく(写真6、7)。
3月22日には♂しか見かけなかったヤマトシジミだが、ここにきて♀も発生したのだろう。この日は交尾シーンも見られた(写真8)。

▼写真6 ベニシジミ(2013年3月28日、東京都)
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▼写真7 ヤマトシジミ♀(2013年3月28日、東京都)
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▼写真8 ヤマトシジミ交尾シーン(左が♂、右が♀。2013年3月28日、東京都)
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さて、次はいつ遠征できるだろうか。今度こそコツバメと再会したい。
コツバメが撮れたら、コツバメ特集にする予定だ(笑)。

撮影機材:ニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-03-29 02:37 | | Comments(2)

裏高尾のアブとハチ(2013年3月27日)

3月26日、やや気温が低かったが、今週東京ではこの日くらいしか好天の日がなさそうだったので、裏高尾方面へ遠征してみた。
玄関を出てから一旦戻ってベストを着込んだくらいなので、やはり寒い。
蝶が飛んでいるか不安だったが、高尾駅近辺ではアゲハが飛んでいるのが見えたし、歩いて林道へ向かう途中ではミヤマセセリが1匹見られた。
これなら林道でも見られるだろうと、この時は追いかけなかった。
…失敗だった。
結局林道では蝶の姿はまったく見られなかった。1匹たりとも!
やはりチャンスは前髪を掴まなければならないのだ。あとで見られるだろうなどとタカをくくってはいけないのだ。
まったくもう、人間というのは何度失敗すれば学ぶのだろうか(いや、学んでないのは人間ではなく自分なのだが)。
そんな訳で蝶の写真はない。白状すると林道手前でテングチョウを撮っているが、今更テングチョウか? 
いや、テングチョウには失礼した。
春の林道ではうっとうしいくらい見かけるテングチョウも、1〜2月に見かけるとちょっと嬉しいものだ。
しかし、既にミヤマセセリやコツバメちゃん(もう、ちゃん付けですよ!)を見てしまったからには、テングチョウでは満足できないのだった。
ナミシャクはいくつか撮ったが、シャクガ類はいずれ別項でまとめたい。
んじゃ何? あれこれ考えた末、昨日は結局何もアップできなかった。
撮影画像を飽かず眺めても、あるのは花の写真ばかりだ。
虫撮り人たるもの、花の名前も知っておかねば…。などと花でも載せようかと思ったが、何だか自分が納得できない。
一つだけ林縁の木の幹にとまる昆虫の写真があった。それがこれ(写真1)。
ケブカハチモドキハナアブというらしい。
ハチだかアブだかはっきりして欲しいような名前だが、アブである。
触角がV字型になっている。ネット上で検索すると、近縁のハチモドキハナアブは触角がY字型(触角の付け根は1本)なので見分けがつきそうだ。
顔面も撮ろうと前に廻ると、警戒したのか翅を閉じた(写真2)。顔の模様もちょっと面白い。
このアブは、神奈川の山に蝶を撮りに行った昨年4月にも見ている(写真3)。このアブも早春のアブということになるのだろうか。

▼写真1 ケブカハチモドキハナアブ その1a 背面(2013年3月26日、裏高尾)
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▼写真2 ケブカハチモドキハナアブ その1b 顔面(2013年3月26日、裏高尾)
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▼写真3 ケブカハチモドキハナアブ その2 山の中腹にて撮影(2012年4月9日、神奈川県)
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アブの仲間は、左右の複眼がくっついていると♂、離れていると♀ということになっているが、この個体はくっついているので♂ということでいいのだろうか。
ケブカ…というからには毛深いのかと思うが、どの辺が毛深いのか成虫の姿を見てもピンと来ない。
しかし、シロトゲエダシャクなどトゲエダシャクの仲間は、幼虫時代にトゲ(突起)があるのでこの名がある。成虫の姿を見ただけで軽々と判断はできないわけである。

そういえば、昨年5月にこの付近の橋の欄干で面白いハチを見つけたのを思い出した。
最初に見つけたのは2012年5月11日で、橋の欄干に妙なハチがいるのに気がついた。
全身に油を塗ったような光沢があり、なんだか樹脂で作った昆虫ロボットみたいな感じがした(写真4)。
これはヒメウマノオバチという。産卵管があるので♀だ。
五日後に同じ場所を通りかかってみると、まだいた(写真5)。正確には同じ個体かどうかわからないが、面白いので写真を撮っていると(写真6、7)、どんどん近づいてきて長い産卵管のある腹部を持ち上げたり(写真8)、翅をバタつかせたりして(写真9)、どうも私を威嚇しているように見える。アゴもガチガチ言わせていたような気がする(写真10)。

▼写真4 ヒメウマノオバチ♀ その1 側面(2012年5月11日、裏高尾)
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▼写真5 ヒメウマノオバチ♀ その2a 全体(2012年5月16日、裏高尾)
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▼写真6 ヒメウマノオバチ♀ その2b 斜め上から(2012年5月16日、裏高尾)
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▼写真7 ヒメウマノオバチ♀ その2c 背面(2012年5月16日、裏高尾)
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▼写真8 ヒメウマノオバチ♀ その2d 尻を振り上げる(2012年5月16日、裏高尾)
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▼写真9 ヒメウマノオバチ♀ その2e 翅をバタつかせる(2012年5月16日、裏高尾)
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▼写真10 ヒメウマノオバチ♀ その2f アゴをガチガチする(2012年5月16日、裏高尾)
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ヒメウマノオバチはカミキリムシに寄生するらしい。この長い産卵管を使って、カミキリムシの幼虫に卵を産みつけると思われる。
写真を撮った時には動き回っていたのでサイズを測ることができなかった。何しろ威嚇もされていたことだし…。
ネット上でヒメウマノオバチを検索してみると、体長はおよそ25ミリくらいのようだ。
このハチの近縁にはウマノオバチというのがあり、こちらの♀の産卵管はとてつもなく長く、15センチ以上あるとか。そんな産卵管を使いこなせるのだろうか。いつか是非見てみたいものである。

一時は花の写真でお茶を濁そうかと思ったが、どうやら昆虫写真で何とかなったようだ。ヤレヤレ。

撮影機材:写真1〜2;ニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
写真3〜10;ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

by mikiosu | 2013-03-27 21:52 | 虻・蜂 | Comments(0)

信州の蝶たち(過去編)(2013年3月25日)

3月13日にブログを開設したはいいが、越冬蝶はもちろんのこと、春羽化蝶、早春のフユシャクまで見かけ、何だか急に忙しくなって色々なことに手が回らなくなってしまった今日この頃である(苦笑)。
そんなおりに昔撮った夏の蝶を紹介するのもなんだが、いつかブログを開設したら紹介したいと思っていた。
天気が良ければ丘陵方面にコツバメでも撮りにいきたいところであるが、生憎今日の東京は天気も良くない。
まあ、そんなわけで2011年に信州方面に家人と旅行に行った時の蝶である。
この頃は既にいろいろな蝶や蛾を撮りはじめていたので、虫撮り旅行というわけではなかったが、信州ならではの昆虫に出会えたら良いなと思っていた。
温泉に入って美味しいものを食べるのが第一目的で、そんなにたくさんの蝶には出会えなかったが、公園ではコマツナギにくるミヤマシジミの姿を見ることができた(写真1〜6)。
信州方面で見られるこの種には、ヒメシジミ、ミヤマシジミ、アサマシジミとあってややこしいが、♂の開翅写真から、ミヤマシジミと判断した。
なお、コマツナギはミヤマシジミの幼虫の食草である。

▼写真1 ミヤマシジミ♂&コマツナギ その1(2011年7月23日、長野県)
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▼写真2 ミヤマシジミ♂&コマツナギ その2(ノートリミング、2011年7月23日、長野県)
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▼写真3 ミヤマシジミ♂開翅(2011年7月23日、長野県)
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▼写真4 ミヤマシジミ♀&コマツナギ その1(2011年7月23日、長野県)
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▼写真5 ミヤマシジミ♀&コマツナギ その2(2011年7月23日、長野県)
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▼写真6 ミヤマシジミ♀開翅&コマツナギ(2011年7月23日、長野県)
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また、わさび農場の用水路脇に咲くエゾムラサキの花には、スジグロチャバネセセリの姿が見られた(写真7〜10)。似た種にヘリグロチャバネセセリというのもあり、経験不足の私には判別が難しいが、多分スジグロチャバネセセリの方だと思う。

▼写真7 スジグロチャバネセセリ♂&エゾムラサキ その1(ノートリミング、2011年7月23日、長野県)
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▼写真8 スジグロチャバネセセリ♂&エゾムラサキ その2(2011年7月23日、長野県)
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▼写真9 スジグロチャバネセセリ♂&エゾムラサキ その3(2011年7月23日、長野県)
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▼写真10 スジグロチャバネセセリ♂(ホテル付近で撮影。2011年7月24日、長野県)
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ちなみに宿泊した高原ホテルの露天風呂にはたくさんの蛾が集まってきていて、数えると50匹以上きていた。
夜更けにカメラを持ち込んで、曇るレンズを拭きながらスカシサン、エゾシモフリスズメをはじめとした蛾を撮影したのが楽しく思い出される(笑)。

撮影機材:ニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

by mikiosu | 2013-03-25 14:16 | | Comments(0)

ハエトリグモはお好き? 第一弾(2013年3月24日)

今日はちょっと趣向を変えて、蜘蛛を紹介してみたい。
巣を張らないで、地面や葉上などを歩き回って獲物を探す徘徊性の蜘蛛、ハエトリグモだ。
ちょうど数日前に、河川敷でフチグロトゲエダシャクを探している時にちょっと綺麗なハエトリグモを見つけた。
ヤハズハエトリ♂だ(写真1)。腹部に白と黒の縞模様があるのだが、光の加減で金色に見えたりする。

▼写真1 ヤハズハエトリ♂(2013年3月19日、東京都)
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※ニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

すぐ近くに♀の姿もあったのだが、撮る前に逃げられてしまった。♀はまだ撮ったことがなかったので惜しいことをした。
ヤハズハエトリ♂は昨年4月下旬にギンイチモンジセセリを撮りにいったススキの多い場所で見たことがあった(写真2、3)。

▼写真2 ヤハズハエトリ♂(2012年4月25日、東京都)
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▼写真3 同上(2012年4月25日、東京都)
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先日アップした「フチグロトゲエダシャク悪戦苦闘」の中で私は、
「ギンイチモンジセセリを探して…(中略)…フチグロトゲエダシャクがいるという河川敷は何だか似たような環境だ」
と書いた。
『ネイチャーガイド 日本のクモ』(新海栄一編著、文一総合出版)によるとヤハズハエトリは、
「河原、池や沼の周囲、水田、草原、林道に生息。主にススキやアシなどイネ科植物の葉上や茎上で生活…」とあり、やはりこのような生活環境を好んでいたようだ。
蝶や蛾もできるだけ♂♀セットで撮りたい私にとって、ハエトリグモは♂と♀でその姿がかなり違っている種も多く、興味深い被写体なのだ。
ヤハズハエトリも♂と♀では別種のような見かけをしている。撮り損なったのは返す返すも残念だ。
今年も4月にギンイチモンジセセリを探しにいったら、この蜘蛛も一緒に探してみようと思う。

ヤハズハエトリ♂の写真だけでは寂しいので、過去画像からいくつか紹介しよう。
まずはアリに擬態していると言われるアリグモ。♀の姿は本当によく見ないとアリかどうか分からない(写真4)。
♂は上アゴが発達していて、この姿もまた面白い(写真5、6)。これだけ上アゴが発達していると、かえって獲物を捕まえにくくないのだろうか。
それとも♀を惹き付けるための美学的問題からここまで発達しているのだろうか。

▼写真4 アリグモ♀(2011年4月18日、善福寺公園)
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※ニコンD90&AF Nikkor 35−80mm f/4−5.6 D

▼写真5 アリグモ♂(2011年5月25日、自然教育園)
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▼写真6 同上(2011年5月25日、自然教育園)
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アリグモより細長い身体のヤサアリグモというのもいる(写真7、8)。この♂などは使いにくさを通り越して、歩きにくくないのかと思ったりする。

▼写真7 ヤサアリグモ♀(2011年6月3日、自然教育園)
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▼写真8 ヤサアリグモ♂(2011年6月3日、自然教育園)
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マクロレンズでハエトリグモの眼を撮ると、身体の割に大きな眼に驚く。ハエトリグモよりずっと大きな身体のジョロウグモやオニグモ類よりはるかに大きな眼をしていて、なかなか可愛らしく見えないだろうか。
写真9はメスジロハエトリ♀の正面、写真10は背面である。白地に複雑な模様のあるハエトリグモだが、♂は別種のように見える(写真11)。

▼写真9 メスジロハエトリ♀ 正面(2012年6月17日、石神井公園)
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▼写真10 メスジロハエトリ♀ 背面(2011年5月22日、井の頭公園)
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▼写真11 メスジロハエトリ♂(2011年10月25日、井の頭公園)
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ハエトリグモには種類もたくさんあって、都市公園でもよく見かける。これまで何種類見つけたかなど、あまりちゃんと整理していないのが頭の痛いところだが、既にかなりの写真を撮っていて、数えたことはないが500枚くらいはあるのではないだろうか。
とにかくたくさんあるので、少しずつ整理して、またいずれ別の種も紹介したいと思う。

※参考サイト:虫Navi
撮影機材:※印以外は全てニコンD90&タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

by mikiosu | 2013-03-24 12:00 | 蜘蛛 | Comments(4)

コツバメ現わる!(2013年3月23日)

つい先日スプリング・エフェメラル第一弾としてミヤマセセリを紹介したばかりだが、コツバメも出ていると聞いて、慌てて同じ丘陵に出かけてみる。
私にとって、昆虫写真を撮りはじめてからやっと3度目の春である。
最初の春はミヤマセセリやコツバメなんてまだ名前も知らなかった(ような気がする)。
二度目の春の昨年はミヤマセセリにはそこそこ出会えたのに、コツバメには4月中旬に1匹出会えただけ。一生懸命撮ったつもりだったが、あまり良い写真は撮れていない。
今年こそコツバメの写真をたくさん撮りたいと思っていたので、気合いが入る。
11時前にフィールドに到着。先日ミヤマセセリ♂を何匹か見かけた場所をチェックすると、この日はあまり飛んでいない。遠くを飛んでいる個体が1匹見えただけ。
コツバメはどこにいるのか分からない。
取りあえずいつも散策するルートをゆっくり歩きながら、葉上をチェックして廻る。
コツバメは縄張りを持ち、葉上や枝先にとまって占有行動をするからだ。他の蝶が縄張り(テリトリー)内に入ってくると矢のように飛んでいってこれを追い出そうとする。
そのため葉上や枝先にとまっていることをテリ張りと呼んだりするようだ。蝶の中にはこういう行動をする種がいくつかある。
したがって、葉先などにとまってテリ張りしているコツバメを見つけたら、一度飛ばれても戻ってくる可能性が高い。
そういうことを念頭に置きながら蝶の姿を探した。
もう少しで、こんな小さい蝶、見つかるかい!
と思いそうになった頃、とうとう見つけた。
とある谷戸の奥で、テリ張りしているらしい個体がいた。
念のためやや離れた場所から何枚かシャッターを切る。
少しずつ近づくと、やはり飛ばれてしまったが、案の定ほどなく同じ場所に戻ってくる。
撮っては飛ばれ、戻ったところを撮っては飛ばれを繰り返して、何枚かまずまずの写真が撮れた(写真1〜3)。

▼写真1 コツバメ その1a(ノートリミング、2013年3月22日、東京都)
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▼写真2 コツバメ その1b(2013年3月22日、東京都)
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▼写真3 コツバメ その1c(2013年3月22日、東京都)
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コツバメは早春の蝶なので、暖かい太陽の光を効率よく浴びるために、太陽の角度に合わせて身体を傾けてとまるとも言われている(写真4)。

▼写真4 身体を斜めにしてとまるコツバメ(同一個体、2013年3月22日、東京都)
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本当にそうなのだろうか。身体を温めるためなら、翅を広げた方が良さそうに思えるが、この蝶は常に翅を閉じている。翅を広げると体温を奪われるのかもしれないが、では同じ時期に出るミヤマセセリはどうなのかということになる。
いずれにしてもコツバメには不思議な魅力がある。焦茶色の地味な小さい蝶で、表翅を見せることもない。それなのになぜか人気がある。
小さくてシンプルで、なおかつ精悍な感じがする。翅と同じ焦茶色の眼に白い縁取りも良い感じだ。

前回訪ねた折りには♂の姿しか見られなかったミヤマセセリの♀らしき個体もこの日は見られた(写真5)。

▼写真5 ミヤマセセリ♀(2013年3月22日、東京都)
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もう少し近づきたかったが、どこからかハチかアブのようなものが飛んできてミヤマセセリを飛ばしてしまった。あいつ、今度会ったらタダじゃおかんぞ(笑)。
この日はさらに、ヤマトシジミ♂(写真6)、ムラサキシジミ、ヒオドシチョウ(写真7)など今年初見の蝶を立て続けに見ることができた。

▼写真6 ヤマトシジミ♂(2013年3月22日、東京都)
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▼写真7 ヒオドシチョウ(2013年3月22日、東京都)
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撮影機材:ニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-03-23 03:59 | | Comments(2)

フチグロトゲエダシャク悪戦苦闘(2013年3月22日)

3月某日、野川公園で偶然お会いしたI氏のお誘いで、東京郊外のとある河川敷にフユシャク探しに行くことになった。
I氏は一週間前に既に撮影済みなのだが、今回は私の案内役を買って出てくれた。
お目当てのフチグロトゲエダシャクは早春に出るフユシャクの仲間である。
昼行性の蛾で、午前中から12時頃までが活動時間らしい。
この時間帯には、羽毛状に発達した触角を持つ♂が♀を探して飛び回る姿が見られ、午後になるとあまり飛ばなくなるという(参考サイト=日本産フユシャクWEB図鑑)。
現地に着いたのは10時半頃。早速土手を降りて河川敷を歩いてみる。
いるいる! あっちにもこっちにも飛んでいる。
これならバッチリ写真が撮れると思ったが、意外にこれからが大変なのだった。
昨年4月下旬のこと、ギンイチモンジセセリ春型を見に行った場所で、この日同行してくれたI氏とばったり遭遇し、飛び回ってなかなか止まってくれないギンイチモンジセセリを一緒に探したことがある。フチグロトゲエダシャクがいるという河川敷は何だか似たような環境だ。
歩き回っているとふいに足元から飛び立っていくのだが、飛んでいる♂の姿を眼で追っていても、必ずと言っていいほどとまる前に見失ってしまう。
二手に分かれて探しまわるが、闇雲に歩いてもなかなか見つからない。
そうこうするうちに、I氏がコセンダングサの実に絡まっているのを見つけてくれた(写真1、2)。

▼写真1 フチグロトゲエダシャク♂ その1(2013年3月16日、東京都)
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▼写真2 同上(2013年3月16日、東京都)
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絡まっている触角をほどいてから撮ってみたが、触ったためにちょっと擦れてしまったようだ(写真3)。

▼写真3 同上(2013年3月16日、東京都)
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取りあえず1個体は撮れたので、また歩き回って別の個体を探す。河川敷でおっさん二人がカメラを抱えて歩き回っている姿は、堤防を行き交う人たちの眼にどう映るのだろうと思いつつ、黙々と探し続ける。
見つからない! 
飛んでいる姿はたくさん見かけるのに、まったく近くに寄れず、時間だけが過ぎていく。
しばらくすると年配のご婦人がやってきて、一緒に探してくれた。
やがてこのご婦人がとまっている個体を見つけ、私の方に手招きをする。急いで近づくと、もう少しのところで飛ばれてしまった。
12時を過ぎた頃、再びこのご婦人が弱って飛べなくなっている♂を見つけてくれた。すごい!
これ幸いと裏から表から写真を撮らせていただく(写真4、5)。
実はこの個体も、いい位置に移動させようと私が翅に触ってしまい、擦れてしまった(汗)。

▼写真4 フチグロトゲエダシャク♂ その2(2013年3月16日、東京都)
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▼写真5 同上(腹面、2013年3月16日、東京都)
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その後12時半まで粘り、やや離れた場所にとまっている個体を見つけ、擦れのないまずまずの写真が撮れた(写真6)。これは1枚だけ撮ったら飛ばれてしまった。

▼写真6 フチグロトゲエダシャク♂ その3(2013年3月16日、東京都)
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考えてみると私はお二人に見つけてもらい、擦れ個体にしたあげく、擦れていないのは一人で撮っている。お二人に何の貢献もしていないどころか脚を引っぱってばかりだ(泣)。

あとで聞くと、I氏は知り合いの方にこの場所を教えてもらったそうだが、その方にこの場所を教えたのはこのご婦人だったらしい。
フチグロトゲエダシャク、写真では見たことがあったが、都内の河川敷で見られるとは思ってもいなかった。この日案内してくれたI氏と、場所情報をくださったご婦人に感謝したい。
感謝しつつ、一人で撮った最後の写真のことは内緒にしてある(笑)。

三日後、今度はもう少し良い写真が撮りたい。あわよくば♀も見つけたい。そんな思いで同じ河川敷に一人で出かけてみた。
前回よりやや遅めの11時頃現地に着く。
河川敷を歩くと、どうも様子が違う。飛翔する♂の姿がまったくといっていいほど見られない。
たった三日でこれほど変わるのかと思うほど、全然飛んでいないのだ。
「まあ、生き物相手だとこういうこともあるわな…」
たくさん飛んでいてもろくに見つからないのに、これでは無理だと最初から諦めムードが漂ってしまった。
それでも2時間ほど一人で黙々と探し歩く。♀はおろか飛んでいる♂の姿すらわずかに散見される程度で、仕方なくモンキチョウやベニシジミなどを撮ってお茶を濁す。
そんな私を哀れに思ったのか、どうにか1匹だけとまっている個体を見つけることができた。
もう一歩近くに寄りたかったが、離れたところから3ショット撮っただけで飛ばれてしまった(写真7、8)。

▼写真7 フチグロトゲエダシャク♂ その4(ノートリミング、2013年3月19日、東京都)
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▼写真8 同上(大幅にトリミング、2013年3月19日、東京都)
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この日は昼過ぎになって、ベニシジミの姿もちらほら見られた。ベニシジミは今年初見なので、何枚か写真を撮っておく(写真9、10)。
ベニシジミはいい子だ。近づいても逃げず、良いモデルになってくれる。

▼写真9 ベニシジミ その1(2013年3月19日、東京都)
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▼写真10 ベニシジミ その2(2013年3月19日、東京都)
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撮影機材:ニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-03-22 00:01 | | Comments(4)

スプリング・エフェメラル第一弾 ミヤマセセリ(2013年3月21日)

3月5日にキタテハを撮って以来、テングチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ベニシジミと見られ、いよいよ蝶の季節到来という感じがしてきた。
昨年は3月下旬までなかなか気温が上がらなかった記憶がある。裏高尾方面でミヤマセセリを初撮影したのは3月27日で、その日は1匹しか見かけなかった。今年は暖かく、蝶の出現も早いように思う。
いつも拝見させていただいているあかねさんのブログ「あかねの独り言 パート2」では、既にミヤマセセリの写真が載っている。
3月20日、春分の日に丘陵方面へと遠征してみた。この場所は昨年7月にあかねさんとお会いし、オオムラサキやキイトトンボの話をした公園である。
早速公園入口付近の雑木林でミヤマセセリが飛んでいるのが見られた。
それも1〜2匹ではなく、少なくとも5〜6匹はいたようだ。ところがどの蝶も元気に飛び回るだけで、なかなかとまってくれない。
つい最近飛んでばかりでとまってくれないフチグロトゲエダシャク♂で痛い目にあったばかりなので嫌な予感がしたが、まあまだ公園に着いたばかりだからと、場所を移してミズバショウやカタクリなどをおざなりに撮ってから、もう一度同じ場所に戻ってみる。
この公園は広いので別の場所に移動しても良かったのだが、ここでミヤマセセリを撮るのは初めてで、他の場所にいるかどうか分からなかったのだ。
戻ってみると相変わらず何匹か飛び回っていたが、そのうちにとまった個体を見つけた。
ちょっと離れていたが、一応撮れたのでひと安心だ(写真1)。

▼写真1 ミヤマセセリ♂ その1(ノートリミング、2013年3月20日、東京都)
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一息ついているとすぐそばにもう1匹、枯葉の上にとまっているのを見つけた(写真2、3)。

▼写真2 ミヤマセセリ♂ その2(ノートリミング、2013年3月20日、東京都)
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▼写真3 同上 アップで(2013年3月20日、東京都)
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何とか2個体撮影できたので場所を移す。
別の場所でも地面にとまる個体を見つける(写真4)。

▼写真4 ミヤマセセリ♂ その3(ノートリミング、2013年3月20日、東京都)
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この個体はタチツボスミレにもとまってくれたが、ちょっと角度が良くなかった(写真5)。

▼写真5 同上(2013年3月20日、東京都)
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撮影したミヤマセセリはいずれも♂のようだ。♀はまだ出ていないのだろうか。
結局この日はベニシジミ(写真撮らず(笑))、モンシロチョウ(写真6)、キタキチョウ(飛翔写真のみ)、アゲハ(写真撮れず)、テングチョウ(写真7)、ルリタテハ(写真8)などが見られた。

▼写真6 モンシロチョウ♂(2013年3月20日、東京都)
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▼写真7 テングチョウ(2013年3月20日、東京都)
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▼写真8 ルリタテハ(2013年3月20日、東京都)
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ほかにも初見の蛾や甲虫なども見られて収穫の多い一日となった。

家に戻って調べてみると、この公園に初めて行ったのが昨年4月2日で、その次が5月13日になっている。いずれもミヤマセセリには出会っていない。
昨年はミヤマセセリ♀の良い写真が撮れていないので、また近々探しにいってみたいものだ。

撮影機材:ニコンD7000&AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-03-21 05:20 | | Comments(2)

アルバムを作ってみよう(2013年3月19日)

昆虫写真を撮る方々は、自分の撮った写真をどうしているのだろうか。
今はデジタル写真の時代なので、フィルム代、現像・プリント代がかからないのでたくさん撮ってもパソコンに放り込んでおけば良い。
写真はパソコン上で見た方がカメラの液晶画面で見るより大きくてみやすい。パソコンに取り込んでおけば自宅のプリンターで印刷したり、ブログやネット掲示板に投稿することもできる訳だ。
気に入った画像はカメラのメモリにそのまま入れておけば、フィールド上で知人に見せることもできるので、消さずに残している方も多いのではあるまいか。
いずれにしても、今どきわざわざお金をかけてプリントする人は少数派に属するだろう。
しかし、敢えて言おう! 写真はプリントせよと。
私は蝶の写真を撮りはじめてまだ1年足らずの2011年、自分で撮った蝶の写真をアルバムにして図鑑代わりにしてみてはどうかと、種類別にプリントしてみた。
例えばツマグロヒョウモン。♂の開翅&裏翅、♀の開翅&裏翅でコンプリートとなり、4枚の写真を並べるのである(写真1)。

▼写真1 2011年のアルバムからツマグロヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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こうしておくと、種類によっては同定にも役立つし、何度も見て、撮った蝶でも、
「そういえば、まだ♀の開翅だけは撮っていないな」
というふうに、関心が薄れることもなくなる。
ミドリヒョウモン、オナガアゲハも同じ文脈でプリントした例である(写真2、3)。

▼写真2 2011年のアルバムからミドリヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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▼写真3 2011年のアルバムからオナガアゲハ(左側が♀、右側が♂)
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2011年にはあまり良い写真が撮れなかったサカハチチョウは、2012年に春型開翅、夏型開翅&裏翅と撮れたが、惜しくも春型裏翅だけ撮り逃してしまった(写真4)。

▼写真4 2012年のアルバムからサカハチチョウ(左側が春型、右側が夏型)
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一方で、クモガタヒョウモン、メスグロヒョウモンは♂♀ともにうまく揃えることができた(写真5、6)。

▼写真5 2012年のアルバムからクモガタヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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▼写真6 2012年のアルバムからメスグロヒョウモン(左側が♂、右側が♀)
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蝶のなかには雌雄が判別困難な場合もあるが、その場合は開翅&裏翅で良しとする訳である。
また、上記のサカハチチョウのように、春型、夏型(もしくは秋型)があれば、それもなるべく撮るようにする。
こうしていつまでも楽しく蝶を追いかけることができるのだ(笑)。
開翅写真の難しいタイプ(サトキマダラヒカゲとか)、裏翅写真が難しいタイプ(ダイミョウセセリとか)もあって、敢えてこれに挑戦するのも面白いかもしれない。
プリントした写真の裏には太めのポストイットを貼り付け、撮影日時&場所を記入しておくようにしている。
パソコン内に画像があればそれで事足れりとするのもいいが、手元にアルバムがあると、もっと手軽にソファーに寝転がっていても見ることができるし、虫撮り友人と持ち寄って見せ合うことだってできる。おっさん同士が小さな液晶画面に額を寄せ合うよりずっといいではないか。
それに、気に入った写真なら特にプリントをお薦めしておく。データというのはいつ消えてしまうか分からないものでもあるのだ。
カメラもパソコンも壊れたら買い直せばよろしい。しかし消え去った写真データは戻って来ない。そう思うと、今年もせっせとアルバムを作ることになるのだろう。
まあ、プリントしたいような写真が撮れれば…だけれど。

ちなみに私は、2012年には調子に乗って蛾のアルバムも作ってしまった(写真7〜9)。

▼写真7 2012年の蛾アルバムからヤママユ(成虫写真は2011年、空繭は2013年撮影)
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▼写真8 2012年の蛾アルバムからウスタビガ♂&空繭
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▼写真9 2012年の蛾アルバムからウスタビガ♀&交尾写真
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by mikiosu | 2013-03-19 23:12 | | Comments(0)