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カワトンボ三昧(2013年5月31日)

5月末日はトンボにするか蛾にするか迷ったのだが、今月はカワトンボ類を熱心に撮ったので、カワトンボを取り上げて締めくくりたい。

写真1、2はクロヒカゲを見に行った東京郊外の公園で撮ったニホンカワトンボ(※1)
この公園には昨年(2012年)5月31日にも行っている。その時にはカワトンボ類は見かけなかった。
小川と呼ぶのもどうかというような小さな流れしか見当たらないのに、こうしてカワトンボがしっかり生息しているのは嬉しい限りだ。

▼写真1 ニホンカワトンボ♂ 無色翅型(2013年5月23日、東京都)
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▼写真2 ニホンカワトンボ♂ 橙色翅型(ノートリミング、2013年5月23日、東京都)
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写真3は東京郊外の里山で撮ったもの。ここにも大きな川はない。用水路脇の葉上にとまり、前脚で複眼をこすっていたようだ。

▼写真3 ニホンカワトンボ♂ 橙色翅型(2013年5月27日、東京都)
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写真4、5は渓流沿いの林道で撮ったもの。
前にも書いたが、橙色翅型の♂は翅胸も腹部も白い粉を吹くが、無色翅型の♂は腹部先端がやや白っぽくなる程度のようだ。

▼写真4 ニホンカワトンボ♂ 無色翅型(2013年5月24日、東京都)
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▼写真5 ニホンカワトンボ♂ 橙色翅型(2013年5月24日、東京都)
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写真6は山麓で撮ったもの。頭部(複眼の左右長)と翅胸高さの比率を知るために、時々こうした写真を撮っている。
今のところ明らかに頭部幅より翅胸高さが短いタイプ(=アサヒナカワトンボと推定されるタイプ)は見つかっていない。

▼写真6 ニホンカワトンボ♂ 橙色翅型 正面(2013年5月24日、東京都)
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写真7はどういうわけか山頂に近い場所で見つけた♀。
どこを見渡しても川は見当たらない。どこから飛んできたのか、狭い山道脇の葉上にとまり、意外なほど人なつこい個体だった。
私が撮っている間にも何人もの人が通りかかり、
「わ〜、綺麗ね〜」
「私も写真撮ろう!」
などと騒いでも一向に逃げなかった。

▼写真7 ニホンカワトンボ♀(2013年5月24日、東京都)
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写真8は林道脇の葉上にとまるミヤマカワトンボ♀。
やっぱりミヤマカワトンボは大きい。堂々たる体つきで林道を歩く人々を見下ろしていた。

▼写真8 ミヤマカワトンボ♀(2013年5月24日、東京都)
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写真9〜12は山麓の渓流沿いで撮ったミヤマカワトンボ♂。

▼写真9 ミヤマカワトンボ♂ その1a ストロボ撮影(2013年5月24日、東京都)
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▼写真10 ミヤマカワトンボ♂ その1b 開翅 ストロボ撮影(2013年5月24日、東京都)
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青緑色に輝くミヤマカワトンボ♂の腹部を何とか綺麗に撮りたいと思うのだが、なかなか難しい。

▼写真11 ミヤマカワトンボ♂ その2a(2013年5月24日、東京都)
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▼写真12 ミヤマカワトンボ♂ その2b(2013年5月24日、東京都)
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ミヤマカワトンボの翅は撮る角度によって肢脈が白く浮き出る場合がある。その様子を撮ろうと川べりに這いつくばって撮ったのが写真12である。
いかんせん、川の中の石の上にとまっているので、ゴム長でも履いていないと近づけない。
まあ、仮に持っていても川の中に入って行けば逃げられる可能性が高いのだが…。
いずれにしても5月中は予想以上にトンボに楽しませてもらった。
カワトンボ類はまだまだ見られるし、6月にはイトトンボ類ももっとたくさん出てくるだろう。楽しみなことである。

(※1)ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの識別は難しく、間違えている可能性があります。ご注意ください(2014年5月15日記)。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-31 00:05 | 蜻蛉 | Comments(2)

5月下旬のトンボたち−−ショウジョウトンボほか(2013年5月30日)

5月27日、蝶&トンボの一石二鳥を期待して出かけた東京郊外の里山では、蝶もトンボも意外に少なかった。
イトトンボも期待したがまったく見られず、ちょっと肩すかしを食らったが、取りあえず今季初見のショウジョウトンボは♂♀ともに見られた(写真1〜4)。
ショウジョウトンボが地面にとまるイメージはあまりなかったのだが、この日は地面にとまる姿が多かった。

▼写真1 ショウジョウトンボ♀ その1(2013年5月27日、東京都)
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▼写真2 ショウジョウトンボ♀ その2(2013年5月27日、東京都)
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▼写真3 ショウジョウトンボ♂ その1a(ノートリミング、2013年5月27日、東京都)
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▼写真4 ショウジョウトンボ♂ その1b(2013年5月27日、東京都)
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ハラビロトンボは前回(5月15日)行った時に♀は見られたので、♂との出会いを期待していた。黒く成熟した♂を見ることはできたが、残念ながら写真は撮れず、今回も♀の写真しか撮れなかった(写真5、6)。

▼写真5 ハラビロトンボ♀ その1a(ノートリミング、2013年5月27日、東京都)
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▼写真6 ハラビロトンボ♀ その1b(2013年5月27日、東京都)
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しかしハラビロトンボの♀は可愛いので良しとする(笑)。
ここではヤマサナエも見られた(写真7)。前回は側面写真が撮れなかったが、今回は側面から撮れた。

▼写真7 ヤマサナエ♂(2013年5月27日、東京都)
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ヤマサナエは5月22日に横浜方面に遠征した時にも見つけている(写真8、9)。
光を浴びたヤマサナエの複眼は緑色に輝いてまるでエメラルドのようだ。

▼写真8 ヤマサナエ♂ その1(2013年5月22日、神奈川県)
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▼写真9 ヤマサナエ♂ その2(2013年5月22日、神奈川県)
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ゼフィルス狙いで出かけた5月28日の丘陵方面遠征では、複眼が真っ黒のムカシヤンマが見られた(写真10)。
ムカシヤンマの写真は1枚しか撮ることができなかったので、昨年同じ公園で撮影した写真も掲載してみる(写真11、12)。

▼写真10 ムカシヤンマ(2013年5月28日、東京都)
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▼写真11 昨年撮影のムカシヤンマ♂ その1a(2012年6月26日、東京都)
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▼写真12 昨年撮影のムカシヤンマ♂ その1b(2012年6月26日、東京都)
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※写真11、12はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

ムカシヤンマはどうも変なとまり方が好きなようだ。太い杭の横っ腹にとまったり、杭の先端に斜めにとまったりしていた。
飛び方も何だか器用な感じはしない。バリバリととても大きな音を立てて飛んでくる印象だ。昨年初めて見つけた時には、何が起こったのかと振り返ると、柵にこのトンボがとまっていたのだった。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-30 00:05 | 蜻蛉 | Comments(2)

丘陵&野山の蝶たち−−ゼフィルス&セセリチョウ(2013年5月29日)

一部地域では梅雨入り宣言が出されたようだ。
5月28日、梅雨入り前に何とかウラゴマダラシジミの開翅を撮りたいと、微妙な天気の中丘陵方面へ出かけてみる。
ここは三日前の5月25日にアカシジミ&ウラゴマダラシジミを見つけたところだ。
公園入口でウラナミアカシジミが出迎えてくれた(写真1)。
前回アカシジミを数匹見かけた場所にもウラナミアカシジミがいた(写真2、3)。
三日前には見られなかったので、ウラナミアカシジミもどんどん羽化し始めたということだろう。
この日はアカシジミよりもウラナミアカシジミの方があちこちでたくさん見られた(写真4)。

▼写真1 ウラナミアカシジミ その1(ノートリミング、2013年5月28日、東京都)
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▼写真2 ウラナミアカシジミ その2a(ノートリミング、2013年5月28日、東京都)
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▼写真3 ウラナミアカシジミ その2b(ノートリミング、2013年5月28日、東京都)
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▼写真4 ウラナミアカシジミ その3(ノートリミング、2013年5月28日、東京都)
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もちろんアカシジミもいた(写真5、6)。
この日のアカシジミはあまり良い場所にとまっていなかったので、いずれも遠くから撮ったのみ。

▼写真5 アカシジミ その1(ノートリミング、2013年5月28日、東京都)
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▼写真6 アカシジミ その2(ノートリミング、2013年5月28日、東京都)
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肝心のウラゴマダラシジミは、1、2度飛んでいるところは見かけたのだが、残念ながら写真に撮ることはできなかった。
飛翔中のウラゴマダラシジミを目で追うと、青紫色の表翅もチラチラ見えた。
うーん、撮りたい!
今日を逃すと次はいつになるか分からないので粘ったが、チャンスは訪れなかった。
まあ、仕方がない。楽しみを次回に持ち越したと思うことにする。

前日の5月27日には郊外の里山方面に行ってみた。
蝶&トンボの一石二鳥を狙って行った場所だが、ゼフィルス類はまったく見られなかった。ここにはいないのだろうか…。
ヒメキマダラセセリが数匹見られたくらいだった。5月24日に林道で見かけたときはかなり遠かったので、開翅&裏翅を撮ってみる(写真7〜9)。
この日見かけた3〜4匹はすべて♂のようだった。

▼写真7 ヒメキマダラセセリ♂ 開翅 その1(ノートリミング、2013年5月27日、東京都)
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▼写真8 ヒメキマダラセセリ♂ 開翅 その2(ノートリミング、2013年5月27日、東京都)
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▼写真9 ヒメキマダラセセリ♂ その3(ノートリミング、2013年5月27日、東京都)
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写真10はダイミョウセセリ。複眼の下部は白いことを今年初めて知った。
例年開翅写真ばかり撮っているのに、今年はどうも半開翅や腹側の写真を撮る機会が多い気がする。

▼写真10 ダイミョウセセリ(ノートリミング、2013年5月27日、東京都)
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最後におまけ。
◎今日のニャンコ ♪(2013年5月28日、東京都)
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撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-29 06:05 | | Comments(4)

アサギマダラの舞い(2013年5月28日)

山頂でクモガタヒョウモンなどを撮影した帰りの林道では、アサギマダラを見かけた。
この近辺では珍しい蝶と言う訳ではないが、とまりそうでなかなかとまらないこの蝶をゆっくり撮ることはあまりないように思う。
アサギマダラが飛ぶ、と言うより風に舞っている姿を見ると、アニメ『犬夜叉』の風使い・神楽を思い出してしまうのは私だけではあるまい(いや、私だけだって!)。
後翅の白地に赤紫の色使いも神楽の着物を彷彿とさせるではないか…。
ま、まあ、それはともかくとして、この日も林道脇を食草でも探すようにゆらゆら飛んでいる姿を見て、♀なのかと思ったが、飛翔写真を撮ってみるとどうも♂のように見える。
せっかくのチャンスなので連写連写で飛んでいる姿を狙ってみる。
カメラから煙が出るんじゃないかと思うくらい撮った中から、ピントのきている写真をピックアップしてみた(写真1〜8)。

▼写真1 アサギマダラ♂ 飛翔中(2013年5月24日、東京都)
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▼写真2 アサギマダラ♂ 飛翔中(2013年5月24日、東京都)
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▼写真3 アサギマダラ♂ 飛翔中(2013年5月24日、東京都)
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▼写真4 アサギマダラ♂ 飛翔中(2013年5月24日、東京都)
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▼写真5 アサギマダラ♂ 飛翔中(2013年5月24日、東京都)
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▼写真6 アサギマダラ♂ 飛翔中(2013年5月24日、東京都)
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▼写真7 アサギマダラ♂ 飛翔中(2013年5月24日、東京都)
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▼写真8 アサギマダラ♂ 飛翔中(2013年5月24日、東京都)
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ついでに花にとまる写真も少し紹介したい。
ちょっと古い写真だが、一昨年(2011年)の秋にたまたま立ち寄った日比谷公園でガーデニングイベントが行われていて、そこのフジバカマにアサギマダラがきていたのを撮影したのが写真9、10である。

▼写真9 アサギマダラ♂&フジバカマ(ノートリミング、2011年10月24日、千代田区・日比谷公園)
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▼写真10 アサギマダラ♂&フジバカマ(ノートリミング、2011年10月24日、千代田区・日比谷公園)
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※写真9、10はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

以前、東京23区内にこだわって蝶を撮っておられる写真家・都市蝶さんとお話しした時に、日比谷公園ではまだアサギマダラを撮ったことがないと言っておられた。
東京郊外では時折見かけるアサギマダラも、都区内で見かけることはそれほど多くないと思われるので、掲載してみた。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

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by mikiosu | 2013-05-28 00:01 | | Comments(8)

丘陵のウラゴマダラシジミ&ゴイシシジミ(2013年5月27日)

金曜日に歩きすぎたせいか、翌日は腰に張りが出た(歳?)。
そんなわけで5月25日の土曜日は自宅でのんびり画像の整理でもしようかと思った。
ところが天気は悪くないし、ゼフィルス類が出ていると思うとなんだか家の中でじっとしていられない(笑)。
結局午後から丘陵方面へ出かけた。
早速アカシジミのお出迎えだ(写真1)。
この個体は腹部がふくよかに見えたが、葉上で口吻を伸ばしているところを見ると、やはり♂なのだろうか。
写真2の個体は色がとても鮮やかで、煌めいているかのようだ。
写真3は開翅してくれるかと期待したが、やはり駄目だった。
飛翔写真も何枚か撮ったが、アレなので全部捨てた(笑)。

▼写真1 アカシジミ その1(2013年5月25日、東京都)
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▼写真2 アカシジミ その2(ノートリミング、2013年5月25日、東京都)
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▼写真3 アカシジミ その3(2013年5月25日、東京都)
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この日3匹目のアカシジミを撮っていると、すぐ近くにウラゴマダラシジミがとまっていた(写真4〜6)。
ウラゴマダラシジミは昨年この公園で見たのが初めてだった。
まだ開翅写真を撮ったことがないので、今年こそはと思っているが、この日は残念ながら翅を開いてくれなかった。
それでも新鮮な個体でなかなか綺麗だった。
他のゼフィルス類に比べると模様もシンプルだが、割りと好きな蝶だ。

▼写真4 ウラゴマダラシジミ その1a(2013年5月25日、東京都)
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▼写真5 ウラゴマダラシジミ その1b(ノートリミング、2013年5月25日、東京都)
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▼写真6 ウラゴマダラシジミ その1c(2013年5月25日、東京都)
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この日思いがけない出会いだったのが、ゴイシシジミ(写真7〜9)。
確かにそろそろ発生時期ではあるが、昨年何度となく通りかかった笹薮に2匹ほどチラチラ飛ぶ姿が見えたので、こんなところにもいたのかという感じだ。
葉裏に2匹仲良く(?)並んでいる個体もいた(写真8)。
アリもきていたが、特に争う様子もなかった(写真9)。

▼写真7 ゴイシシジミ その1(2013年5月25日、東京都)
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▼写真8 ゴイシシジミ その2a(ノートリミング、2013年5月25日、東京都)
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▼写真9 ゴイシシジミ その2b(2013年5月25日、東京都)
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ゴイシシジミの幼虫は、日本のチョウの中では唯一の純肉食性で、笹類に付くアブラムシの仲間を食べる。
成虫もこのアブラムシの分泌物を吸うので、笹類&アブラムシが必須の蝶である。

ある意味この日一番の発見は、テングチョウかもしれない(写真10〜12)。
何が発見なのかと言うと、新成虫の綺麗なこと。
テングチョウは春先からさんざん見かけるが、それらは越冬個体で、擦れている場合がほとんどだ。
ヒオドシチョウにも同じことが言えるが、今の時期の新成虫がこんなに綺麗だとは思わなかった。
風が出て必死に茎にしがみついているところに指を差し出してみると、意外に素直に乗ってきた。開翅すると表翅がとても綺麗だった(写真11〜12)。

▼写真10 テングチョウ(2013年5月25日、東京都)
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▼写真11 テングチョウ 手乗り1a(2013年5月25日、東京都)
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▼写真12 テングチョウ 手乗り1b(2013年5月25日、東京都)
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この公園ではヒオドシチョウもよく見られるので、今年は新鮮なヒオドシチョウの開翅を是非とも撮ってみたい。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-27 00:05 | | Comments(4)

山頂の蝶たち−−クモガタヒョウモンほか(2013年5月26日)

ゼフィルス類も出始めた5月24日、ミヤマカラスアゲハを求めて東京郊外の山頂を目指した。
良い写真が撮れるかどうかはともかくとして、毎年裏高尾方面ではミヤマカラスアゲハの姿を見ていたが、今年はさっぱりなのだ。
山麓のツツジも終わりかけになってしまい、山頂付近にその姿を求めた次第だ。
結論から言うとやはり見られなかった。
その代わりにたくさん見られたのがクモガタヒョウモン。
今年は早くから山麓でその姿が見られ、どうも当たり年ではないかと思うのだがどうだろうか。
わずかな観察記録しかない私だが、秋は別にして2012年5月26日に高尾山頂で♂1匹、奥高尾方面で♂2匹、林道で♂1匹、同年6月15日に奥高尾方面で♀1匹が昨年の記録。
今年は山麓で5月7日に♀を既に見ている。
この日はあちこちで、20匹と言っては言い過ぎかもしれないが、少なくとも10匹以上は見かけた。ほとんどは♂のようだった。
しかし気温が高いせいかまったく花にとまる気配がない。
相当数見かけた飛翔中の姿はすべてスルーして、山頂のハルジオンで吸蜜する♂の写真を撮る(写真1〜4)。
やはり開翅を撮らないと始まらないと(何がだ…)、かなり粘る。暑くて開いてくれないのだろうか。どうにか遠くから1〜2枚だけ撮れた(写真4)。

▼写真1 山頂のクモガタヒョウモン♂(2013年5月24日、東京都)
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▼写真2 山頂のクモガタヒョウモン♂(2013年5月24日、東京都)
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▼写真3 山頂のクモガタヒョウモン♂ 開翅(2013年5月24日、東京都)
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▼写真4 山頂のクモガタヒョウモン♂ 開翅(2013年5月24日、東京都)
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♂の写真だけでは寂しいので昨年同じ場所で撮った♀の写真も併せて掲載しておく(写真5、6)。

▼写真5 昨年撮影した山頂のクモガタヒョウモン♀ 開翅(ノートリミング、2012年6月15日、東京都)
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▼写真6 昨年撮影した山頂のクモガタヒョウモン♀(ノートリミング、2012年6月15日、東京都)
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※写真5、6はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

わずかに残るツツジではようやく今年初撮りのカラスアゲハ(写真7)のほか、オナガアゲハ♀も見ることができた(写真8)。

▼写真7 山頂のカラスアゲハ♂(2013年5月24日、東京都)
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▼写真8 山頂のオナガアゲハ♀(2013年5月24日、東京都)
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モンキアゲハも見られたが、花には見向きもせずに飛び回っていた。
仕方がないのでイチモンジセセリ(写真9)やダイミョウセセリ(写10)などを撮って帰ってきた。

▼写真9 山頂のイチモンジセセリ(2013年5月24日、東京都)
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▼写真10 山頂のダイミョウセセリ(2013年5月24日、東京都)
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ノアザミの花も咲き始め、次はこの花に来るミドリヒョウモン狙いになるだろうか。

この日山麓を出発したのが9時30分、帰路の列車に乗るために駅に着いたのが16時50分。
撮影行なのでずっと歩きづめではないが、さすがに少し疲れました(苦笑)。

最後におまけ。
◎今日のニャンコ ♪(2013年5月24日、東京都)
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撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-26 00:12 | | Comments(0)

クロヒカゲを見に行く(2013年5月25日)

5月23日は郊外の公園へ行ってみた。
この公園は昨年(2012年)5月31日に初めて行った場所。
その時にはゴイシシジミやウラゴマダラシジミなどが見られたらと思って行ったのだが、いずれも見られず、ダイミョウセセリ、コジャノメ、クロヒカゲなどを撮って帰ったのだった。特別なんということもない蝶ばかりだ。

写真1はこの日最初に撮った蝶。
これは何だろうと思ってじっと見ているとやがて少しだけ翅を開いた。
相当擦れているが、ウラギンシジミの♀だった。
最初に見た時にはちょっと小振りのクロコノマチョウかと思ってしまった(笑)。

▼写真1 ウラギンシジミ♀(2013年5月23日、東京都)
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▼写真2 ウラギンシジミ♀ 半開翅(2013年5月23日、東京都)
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実はウラギンシジミは一昨年からどういうわけか♂ばかり出会い、♀の開翅はずっと撮れていない。
久し振りのウラギンシジミ♀なのだが、それにしても擦れている。厳しい生存競争に勝ち残ってきたのだろう。

さて、写真3はいよいよお目当てのクロヒカゲの登場だ。
と言ってもただのクロヒカゲだ。

▼写真3 クロヒカゲ ストロボ撮影(2013年5月23日、東京都)
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写真4、5は昨年(2012年)同じ公園で撮ったクロヒカゲたち。

▼写真4 昨年撮影のクロヒカゲ その1(2012年5月31日、東京都)
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▼写真5 昨年撮影のクロヒカゲ その2(2012年5月31日、東京都)
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※写真4、5はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真4はさておき、写真5は前翅裏翅の眼状紋が一つ多い。
写真4もよく見てみると、うーん、普通と言えば普通だが、何となく他所のクロヒカゲと違うような気がしないでもない。
今年もそういうクロヒカゲと出会えるかもしれないと思って出かけてみたのだが、この日は個体数も少なく、パッとしない結果に終わった。

写真6、7はその翌日の5月24日、東京郊外の山頂付近で撮ったクロヒカゲたち。
ここ、と言っても「どこ」とはっきり書けないのが歯がゆいが、ここのクロヒカゲはなかなか味わい深いものがあると以前から思っていた。
この日見たクロヒカゲもやはりどこかひと味違う感じがした。

▼写真6 山頂付近のクロヒカゲ その1(ノートリミング、2013年5月24日、東京都)
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▼写真7 山頂付近のクロヒカゲ その2(ノートリミング、2013年5月24日、東京都)
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写真6は山頂付近のベンチ、写真7は東屋の中の椅子にとまっていた。
クロヒカゲに限らず、どこでも普通に見られる蝶をあちこちで撮り、見比べてみるのも面白いかもしれないと思う。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-25 22:29 | | Comments(2)

よく見る蝶たち−−ツマグロヒョウモンほか(2013年5月24日)

よく見ると言っても今季初撮りの蝶たちである。
アカシジミ&ウラナミアカシジミを見つけて気分よく帰ることができた5月21日、同じ公園ではツマグロヒョウモン♂の姿も見られた(写真1)。
この花はオオキンケイギクに見えるが、オオキンケイギクは特定外来生物として栽培が禁止されているらしいので、似て非なる花かもしれない。

▼写真1 ツマグロヒョウモン♂(2013年5月21日、東京都)
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同じ場所ではシランの花にイチモンジセセリも来ていた(写真2、3)。
思いのほか敏感でなかなか近づかせてくれなかった。
この蝶もこれから数を増してくるだろう。

▼写真2 イチモンジセセリ その1a(2013年5月21日、東京都)
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▼写真3 イチモンジセセリ その1b(2013年5月21日、東京都)
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5月22日には、横浜方面まで遠征してみた。
6月にはミドリシジミで賑わう場所である。もちろんまだミドリシジミには早いのだが、アカシジミはもう発生しているらしいし、あわよくばウラゴマダラシジミも見られたら…と思って行ってみた。
全然いなかった(笑)。
ウラゴマダラシジミどころかアカシジミも見られずに帰ってくることになってしまった。
それでもイボタノキがたくさんあることを確認できたのは収穫だった。4月にはイボタガも見られたのではなかろうか。
来春はイボタガ狙いで出かけてみるのもいいなと思ったのだった。
この日、この公園ではヒメジャノメを今季初撮りできた(写真4〜6)。
草むらの中に入り込んでしまったが、覗き込むようにして撮ってみた。これは多分♀だろう。

▼写真4 ヒメジャノメ♀ その1a(ノートリミング、2013年5月22日、神奈川県)
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▼写真5 ヒメジャノメ♀ その1b(ノートリミング、2013年5月22日、神奈川県)
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▼写真6 ヒメジャノメ♀ その1c(2013年5月22日、神奈川県)
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サトキマダラヒカゲも今季初撮りだ(写真7)。

▼写真7 サトキマダラヒカゲ(2013年5月22日、神奈川県)
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ヒメジャノメもサトキマダラヒカゲも、都内の公園で定番の蝶だ。
都内で何種類の蝶を見られるか、というのも自分のテーマのひとつなので、近々都内の公園でも撮らないといけない蝶たちだ。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-24 02:21 | | Comments(6)

今年も一緒にアカシジミ&ウラナミアカシジミ(2013年5月23日)

巷間ではアカシジミが羽化しはじめたと聞き、早いなと思いながらもさっそく確かめに行ってみた。
拙宅から小一時間ほどで行ける公園では、昨年(2012年)5月28日にアカシジミとウラナミアカシジミを同じ日に見つけている。
5月21日、アカボシゴマダラ春型、ジャコウアゲハなどが飛び交い、公園入口ではツマグロヒョウモン、イチモンジセセリも見られた。
しかしゼフィルス類の姿は見られない。
公園を一周した後、もう半周して帰ろうと園内の散策路を脇に入った場所などもチェックして歩く。このポイントは一昨年(2011年)6月にミズイロオナガシジミを初めて見つけたゲンのいい場所だ。
この時見つけたミズイロオナガシジミは、桑の葉上にちょこんととまっていて、初めて撮ったゼフィルスということもあり、今でもかなりお気に入りの写真だ。
ところがどうもその桑の木が見当たらない。伐られてしまったのだろうか。
辺りを見回していると、緑色の葉上に橙色の閃光が走る。
アカシジミが穴だらけの栗の葉上にとまっていた(写真1)。
やっぱりゲンは担いでみるものだ。
やや高い場所から一旦飛ぶが、少し下の場所にとまってくれた(写真2、3)。

▼写真1 アカシジミ その1a(ノートリミング、2013年5月21日、東京都)
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▼写真2 アカシジミ その1b(2013年5月21日、東京都)
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▼写真3 アカシジミ その1c(2013年5月21日、東京都)
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この個体を撮っているともう一つ橙色のものが飛び立つ。
目を移すとそこにはウラナミアカシジミもいた(写真4、5)。

▼写真4 ウラナミアカシジミ その1a(2013年5月21日、東京都)
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▼写真5 ウラナミアカシジミ その1b(2013年5月21日、東京都)
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この個体はかなり小さく、翅も完全とは言えない状態だった。
2メートルほど離れた場所にもう1匹いた。こちらはひと回り大きく見えた(写真6)。

▼写真6 ウラナミアカシジミ その2(2013年5月21日、東京都)
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この日はやや風があって写真を撮るのに苦労したが、今年も2種揃って同じ日にシーズン初撮りできたのは喜ばしい。
今年の発生はもう少し先かもしれないが、2011年に同じ場所で撮ったミズイロオナガシジミの写真も載せておく。

▼写真7 一昨年撮影のミズイロオナガシジミ(2011年6月6日、東京都)
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▼写真8 同上(2011年6月6日、東京都)
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※写真7、8はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミは都内の公園でもよく見られる、言わば三種の神器みたいなものだ。
いずれの種もシーズンに一度は撮らないと気が済まない種ではあるまいか。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-23 00:39 | | Comments(10)

ミヤマカワトンボの♂と♀(2013年5月22日)

林道方面に行くのは蝶を撮るのが第一の目的だが、今年はどうも蝶の姿が少ない。
林道にたどり着く前にトンボを熱心に追いかけるために時間が無くなるのもあるが、カラスアゲハもミヤマカラスアゲハもほとんど見かけない。
そんなわけで今日もトンボを熱心に撮る。
前回行った5月7日は♂を1匹見かけただけだったが、5月18日は同じポイントで♂も♀も見つけることができた。
写真1〜3はミヤマカワトンボ♂。♀より♂の方が腹部の光沢が強く、青緑色の金属光沢が綺麗に見える。

▼写真1 ミヤマカワトンボ♂(2013年5月18日、東京都)
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▼写真2 ミヤマカワトンボ♂(2013年5月18日、東京都)
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▼写真3 同上 開翅(2013年5月18日、東京都)
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※写真1〜3はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&1.4×TELEPLUS MC4 DGX

カワトンボは時折翅を開く。これを撮るにはもうちょっと速いシャッターが良かったかもしれない。
赤茶色の翅に濃色の帯があるのがミヤマカワトンボの特徴だが、翅を開くと前翅にはその帯がない。帯があるのは後翅のようだ。

写真4〜6はミヤマカワトンボ♀。
♂にはないが♀には白い偽縁紋がある。ミヤマカワトンボ♀やアオハダトンボ♀の縁紋は、肢脈に囲まれない偽縁紋と呼ばれる。

▼写真4 ミヤマカワトンボ♀(2013年5月18日、東京都)
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▼写真5 ミヤマカワトンボ♀(2013年5月18日、東京都)
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▼写真6 同上 開翅(2013年5月18日、東京都)
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写真は7〜10はニホンカワトンボ(※1)の♂と♀。
この時期の♂の縁紋は赤で、未成熟の♂はほとんど見かけなかった。
橙色翅型の♂は白い粉を吹いていたが、無色翅型の♂はあまり粉を吹かないらしい。

▼写真7 ニホンカワトンボ♂ 橙色翅型(2013年5月18日、東京都)
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▼写真8 ニホンカワトンボ♂ 無色翅型(2013年5月18日、東京都)
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写真9と写真10は同一個体。カメラを構えている間に、一瞬ファインダーから姿を消したと思ったら、あっという間に獲物を捕らえて食べはじめた。食べかすが風に吹かれて飛び散っていた(写真10)。

▼写真9 ニホンカワトンボ♀(2013年5月18日、東京都)
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▼写真10 同上 捕食中(2013年5月18日、東京都)
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写真11はニホンカワトンボの交尾シーン。葉上にとまる♀を眺めていると、♂がやってきてあっさり連結し、葉上で交尾した。

▼写真11 ニホンカワトンボ 無色翅型同士の交尾シーン(2013年5月18日、東京都)
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ミヤマカワトンボもニホンカワトンボも、なかなか近づくことができない。自分としては1メートルまでは近づきたいが、大体2メートルくらいまで近づくと飛んで逃げてしまう。
こういう時は180ミリマクロか、300ミリ望遠だったら…などと思う。
稀に近づけた時には、ここぞとばかり撮りまくるものだから、ニホンカワトンボ100枚、ミヤマカワトンボ72枚も撮ってしまった。
この日は蝶や甲虫も含めて全部で600枚くらい撮影し、家に帰って写りの良くない写真をかなり捨てて(240枚くらい)この枚数だから、実際にはこの両種だけで200枚以上撮ったに違いない。
それでも満足できる写真はほとんどないのが技術の未熟な悲しさだ(涙)。
私は2011年から蝶をメインに撮ってきて、気に入った写真はプリントしてアルバムにしている。
2011年と2012年のアルバムを見比べると、やはり2012年の写真の方がいくらかうまく撮れている気がする。…自画自賛か?(笑)。
それは撮影技術が上がったというようなことではなく、経験を積んだからだ。
中には最初から素晴らしい写真を撮る人もいるだろうが、自分にはそんな才はない。
トンボ類も撮り続けることで少しでも上達できれば…、撮りまくる中で何かを掴めるのではないか…、そうなれば良いなと思っている。

最後におまけ。
◎今日のニャンコ ♪(2013年5月18日、東京都)
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(※1)ニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの識別は難しく、間違えている可能性があります。ご注意ください(2014年5月15日記)。

参考文献:『ネイチャーガイド 日本のトンボ』(尾園暁、川島逸郎、二橋亮著、文一総合出版)

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-05-22 02:05 | 蜻蛉 | Comments(0)