<   2013年 07月 ( 19 )   > この月の画像一覧

上高地の昆虫たち−−幼虫&蛹編(2013年7月30日)

上高地旅行から帰って以降、ずっと「上高地の昆虫たち」というタイトルばかり…。
そろそろいい加減にしないかとお叱りを受けそうなので、これで最終回にしようかと思う。

写真1〜3は蝶の蛹。
蛹はよく分からないが、写真1はヒカゲチョウの蛹に似ていた。
写真2、3もよく分からず、トゲトゲのある姿からタテハチョウ科の蛹だと思われる。
ネット上で画像検索しても、蛹は似たような姿をしているので、同定するのは難しい。コヒオドシかクジャクチョウではないかと推測しているが、推測の域を出ない。
大きさは約24ミリだった。側面にちょっと傷があるようなので、無事に羽化できるかどうか…。

▼写真1 ヒカゲチョウ蛹(2013年7月21日、上高地)
d0303129_2248650.jpg

▼写真2 タテハチョウ科の蛹 その1a(2013年7月19日、上高地)
d0303129_22475467.jpg

▼写真3 タテハチョウ科の蛹 その1b(2013年7月19日、上高地)
d0303129_2248645.jpg


写真4はやはりタテハチョウ科の幼虫と思われるが、これもネット上ではドンピシャリ! という画像が見当たらず、近所の図書館でも調べてみたものの、古い図鑑にはあまり鮮明な写真は載っていなかった。
タテハチョウ科の幼虫写真をいろいろ見てみた限りではエルタテハの幼虫が一番近かったが、断定するまでには至らなかった。

▼写真4 タテハチョウ科の幼虫(2013年7月20日、上高地)
d0303129_22484147.jpg


写真5はヨツボシホソバ幼虫。
この幼虫には毒針毛があり、触るとかぶれるらしい。
ヨツボシホソバは都内の公園でも見られる蛾で、♀の姿が美しい。
参考までに一昨年、都内近郊の公園で撮影した成虫の画像を載せておく。
ヨツボシホソバにはマエグロホソバという近縁種がいて紛らわしいが、♀の姿は似ていても、♂の色彩が異なる。成虫♀の近くで成虫♂の姿も撮っているので、ヨツボシホソバと判断した。

▼写真5 ヨツボシホソバ幼虫(2013年7月21日、上高地)
d0303129_2248523.jpg

▼写真6 一昨年撮影のヨツボシホソバ♀ 成虫(2011年6月21日、都内近郊)
d0303129_23195199.jpg

▼写真7 一昨年撮影のヨツボシホソバ♂ 成虫(2011年6月21日、都内近郊)
d0303129_22491927.jpg


写真8はカバイロモクメシャチホコ幼虫。
これは観光ルートの散策路で横たわっていた。まだ死んではいないようだったが、誰かに踏まれるのは時間の問題という気がした。道路脇に避難させてあげるべきだっただろうか。

▼写真8 カバイロモクメシャチホコ幼虫(2013年7月20日、上高地)
d0303129_2249084.jpg


写真9、10はトビマダラシャチホコ幼虫。
最初は写真9のように身体を伸ばしていたが、ちょっと突つくと写真10のようにいかにもシャチホコガの幼虫らしい形になった。
葉っぱを見るとドロノキらしくは見えなかったが、トビマダラシャチホコの食樹はオオイチモンジと同じドロノキということで、やはりこの場所にしてこの蛾ありということなのだろう。

▼写真9 トビマダラシャチホコ幼虫 その1a(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
d0303129_22493297.jpg

▼写真10 トビマダラシャチホコ幼虫 その1b(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
d0303129_2249198.jpg


上高地では甲虫や蜻蛉、虻・蜂の類も撮ったが、いずれも一章を構成するほどの写真は撮れていない。いずれ他所で撮影した昆虫たちと一緒に紹介できればと思っている。
ちなみに蜻蛉に関しては、ミヤマアカネばかりが目立った。
上高地には湿原も何箇所かあり、イトトンボ類でもいないかと眼を凝らしたが、どうも見当たらなかった。
宿泊ホテルを引き払う時に、ホテル前の小さな池で翅胸が金属光沢に輝く蜻蛉がホバリングしているのが見えた。
慌ててカメラを持って近づいたものの、はるか上空へ飛んで行ってしまった。
あれは惜しいことをした。いつかまたチャンスがあれば良いと思う。

参考文献:『イモムシハンドブック』1、2(安田守著、文一総合出版)
参考サイト:虫Naviみんなで作る日本産蛾類図鑑ほか

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
[PR]

by mikiosu | 2013-07-30 00:01 | | Comments(4)

上高地の昆虫たち−−山の残り蛾(2013年7月29日)

上高地での宿泊ホテル近くの草地でヒメシジミを撮っていると、金属光沢のある昆虫が眼の端に見えた。
何か美麗な甲虫でもいるのかと思うと、青い金属光沢の綺麗なツマキホソハマキモドキだった(写真1、2)。
前翅長10ミリ以下の小さな蛾だが、ヒメハマキガと違って翅の畳み方が平べったいので、意外に写真は撮りやすかった。

▼写真1 ツマキホソハマキモドキ その1a(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
d0303129_22195450.jpg

▼写真2 ツマキホソハマキモドキ その1b(2013年7月19日、上高地)
d0303129_22191771.jpg


ツマキホソハマキモドキは別名マイコモドキという。
この蛾は後脚を持ち上げてクルクル回転させたりするらしい。撮影時にはそんな仕草をするとは知らず、よく観察しなかった。撮影写真を見ると確かに後脚が2本とも後翅外側に出ている。
後脚を触角のように動かすことで、捕食者を錯覚させると言われている。シジミチョウ科の尾状突起のような役割なのかもしれない。

写真3はコナミスジキヒメハマキ。
ヒメハマキガはやはり撮りにくい(苦笑)。不明瞭な写真なので同定もちょっと不明瞭だ。

▼写真3 コナミスジキヒメハマキ(2013年7月21日、上高地)
d0303129_2265545.jpg


写真4はマツアトキハマキ。
ハマキガは似た種が多くて同定が難しいので、普段はあまり撮らない蛾だ(笑)。

▼写真4 マツアトキハマキ(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
d0303129_227598.jpg


写真5はオオボシオオスガ。
お土産店のガラス窓にとまっていた。

▼写真5 オオボシオオスガ(2013年7月21日、上高地)
d0303129_2271573.jpg


写真6はテンクロアツバ。
梓川沿いの散策路脇の葉上にとまっていた。

▼写真6 テンクロアツバ(2013年7月21日、上高地)
d0303129_2272443.jpg


写真7はトビネオオエダシャク。
これは宿泊ホテル玄関のガラス窓枠にとまっていた。これだけ触角が発達していれば♂と考えていいのではなかろうか。
上高地ではホテルの窓に集まる蛾も期待していたのだったが、思ったほどではなかった。

▼写真7 トビネオオエダシャク♂(ストロボ撮影、2013年7月19日、上高地)
d0303129_2264776.jpg


写真8はキシタエダシャク。
写真9はカドモンヨトウ。
この両種は河童橋近くの休憩所の軒下にとまっていた。

▼写真8 キシタエダシャク(2013年7月20日、上高地)
d0303129_2271280.jpg

▼写真9 カドモンヨトウ(2013年7月20日、上高地)
d0303129_2265845.jpg


写真10はスジモンヒトリ。
写真11はヤナギドクガ。
写真12はウンモンスズメ。
これら3種は、やや山よりの公衆トイレ外壁にとまっていた。
スジモンヒトリは3匹、ヤナギドクガは数えたわけではないが10匹くらいいたような気がする。
ヤナギドクガの食樹はオオイチモンジと同じドロノキ。この辺りにたくさんいるわけだ。
スジモンヒトリもウンモンスズメもケヤキなどニレ科の樹木が食樹になっている。
この付近にはハルニレの巨木があるらしい。
ウンモンスズメは都内でもよく見かけるスズメガだが、上高地のウンモンスズメは心なしか緑が鮮やかに見えた。

▼写真10 スジモンヒトリ(2013年7月20日、上高地)
d0303129_228191.jpg

▼写真11 ヤナギドクガ(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_2281188.jpg

▼写真12 ウンモンスズメ(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_228396.jpg


ちなみにこの公衆トイレの軒下では先に紹介した羽化間もないミドリヒョウモンも見つけている。
不審者に間違えられる危険性はあるが、野外ではやはりトイレ周辺のチェックは欠かせない(笑)。
何しろ上高地ではオオイチモンジもトイレ外壁にとまっていたりするから…。

参考サイト:虫Naviみんなで作る日本産蛾類図鑑ほか

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
[PR]

by mikiosu | 2013-07-29 00:01 | | Comments(10)

上高地の昆虫たち−−シジミチョウ編 カラスシジミほか(2013年7月28日)

上高地のバス停で降りて宿泊ホテルに向かう途中、草むらでシジミチョウを何匹か見かけた。
擦れた個体ばかりだったが、ヒメシジミだった。
14時台にはまだ飛んでいる個体もいたが、ホテルに荷物を下ろして周辺をひと回りしてから戻ってみた16時半くらいには葉上で翅を畳み、じっとしている個体が多かった。もうお休みの態勢なのだろうか。
ヒメシジミは昨年の同時期に白馬方面に旅行に出かけた時にも見かけているが、やはり既に擦れた個体ばかりだった。
写真1、2はヒメシジミ♀。
写真3、4はヒメシジミ♂。
こうして見比べてみるとやはり♀の腹部はふくよかだ。

写真1 ヒメシジミ♀ その1a(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
d0303129_3121334.jpg

写真2 ヒメシジミ♀ その1b 開翅(2013年7月19日、上高地)
d0303129_3122494.jpg

写真3 ヒメシジミ♂ その1(2013年7月19日、上高地)
d0303129_349555.jpg

写真4 ヒメシジミ♂ その2(2013年7月19日、上高地)
d0303129_3123818.jpg


写真5は翌朝6時14分に同じ場所で撮影したヒメシジミ♂。
前日の夕方、草むらの葉上にとまっていた3匹のヒメシジミは、翌朝も同じ位置にとまっていた。
朝6時台には草も蝶も、蜻蛉も蜂も朝露でびっしょり濡れていた。
いつもそうなのか、吐く息も白くてびっくりした。
この写真を撮った翌日、朝6時半頃に河童橋付近の寒暖計を見ると11.5度だった。この写真を撮った日はもう少し気温が低かったかもしれない。
写真6はピントも露出も、蝶の新鮮度も今ひとつだが、同じシロツメクサに♂と♀が同時にきていたので載せてみた。

写真5 ヒメシジミ♂ その3(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_3131112.jpg

写真6 ヒメシジミ♂♀(2013年7月21日、上高地)
d0303129_3135936.jpg


写真7〜12はカラスシジミ。腹部のふくよかな感じから♀のように思われたがどうだろうか。
カラスシジミは観光スポットからはやや遠い場所のベンチ前で見つけた。
羽化間もないのか、飛ぶ気配がなく、地面を歩いたり、指を差し出すと素直に乗ってきて、手の上を歩き回ったりした。
写真11のあとには、中脚で触角を拭う仕草も見られた。やっぱりシジミチョウは可愛い。
最後は葉上に乗せて名残の一枚(写真12)。

写真7 カラスシジミ その1a(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_3141786.jpg

写真8 カラスシジミ その1b(2013年7月20日、上高地)
d0303129_3133997.jpg

写真9 カラスシジミ その1c(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_3135096.jpg

写真10 カラスシジミ その1d(ストロボ撮影、2013年7月20日、上高地)
d0303129_314373.jpg

写真11 カラスシジミ その1e(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_3135566.jpg

写真12 カラスシジミ その1f(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_314640.jpg


東京郊外の公園や野山、丘陵方面では平地性ゼフィルス6種類は見られるが、それ以外のゼフィルス類にはなかなかお目にかかれない。
信州方面では7月以降でもいくつか見られるはず。何か一種類でも見られたら…と密かに期待していた。
これで私が見たゼフィルス類は8種類になった。25種全部見るなど夢のまた夢だが、8月には岩手に帰省するので、新たな出会いを求めて山登りでもしてみようかと思っている。
(追記:後日確認すると、カラスシジミはゼフィルスに入っていなかった(恥)。従って見た種類はまだ7種類のままである。事前にちゃんと確認しなかったのは痛恨の極みだ。恥ずかしいので文章を訂正したいところだが、昆虫ブログでは間違いも付き物と考える。このような間違いも他山の石としていただければと、追記の文章で訂正しておく。
なお、カラスシジミの幼虫はハルニレを食樹としているようだ。この蝶を撮影した場所にはハルニレの巨木が点在していると、後日分かった。どんな木なのかよく見ておきたかった。2013年7月29日)

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
[PR]

by mikiosu | 2013-07-28 00:01 | | Comments(4)

上高地の昆虫たち−−セセリチョウ編 コキマダラセセリほか(2013年7月27日)

上高地で見かけたセセリチョウ科の蝶は、擦れてしまって何セセリか判別できない個体も少なからずいたが、コチャバネセセリが多かった(写真1〜3)。
写真1は宿泊ホテルの前の草むらに咲くオカトラノオの花にきていた。
写真2は花の名前が分からなかった。蝶がきている花の名前が分からないと何だか悔しい。
写真3は河原で撮ったものだが、腹部を前方に曲げて、水分を出したように見えた。これを地面に垂らしたのか、口吻で吸い取ったのかは分からなかった。

写真1 コチャバネセセリ その1(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
d0303129_1847010.jpg

写真2 コチャバネセセリ その2(2013年7月21日、上高地)
d0303129_1847323.jpg

写真3 コチャバネセセリ その3(2013年7月20日、上高地)
d0303129_18472497.jpg


写真4〜6はイチモンジセセリ。写真3のコチャバネセセリと同じ河原で撮影した。こうしてみるとイチモンジセセリの複眼はやはり大きく感じる。

写真4 イチモンジセセリ その1a(2013年7月20日、上高地)
d0303129_18471686.jpg

写真5 イチモンジセセリ その1b(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_18474682.jpg

写真6 イチモンジセセリ その1c(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_18482714.jpg


写真7〜10はコキマダラセセリ♀。
コキマダラセセリは初見の蝶だ。撮影時には何セセリかはっきり分からなかったが、ひょっとすると初見のセセリチョウかもしれないと思っていた。
名前が分からなかったとはいえ、コチャバネセセリやイチモンジセセリとは明らかに色が違うので、熱心にシャッターを切ったようだ(約20枚)。♂の写真も撮れていればなお良かったが…。


写真7 コキマダラセセリ♀ その1a(2013年7月20日、上高地)
d0303129_1848786.jpg

写真8 コキマダラセセリ♀ その1b(2013年7月20日、上高地)
d0303129_18481858.jpg

写真9 コキマダラセセリ♀ その1c 開翅(2013年7月20日、上高地)
d0303129_1849680.jpg

写真10 コキマダラセセリ♀ その1d 開翅(2013年7月20日、上高地)
d0303129_18491629.jpg


セセリチョウ科では高山蝶・タカネキマダラセセリとの出会いも期待していた。上高地の観光スポットは標高約1500メートル。タカネキマダラセセリに出会うにはもうちょっと標高の高い場所に行かないと駄目なのだろう。

上高地で撮影した蝶たちも、あとはシジミチョウを残すのみ。
蝶ばかりじゃつまらない、と言う方もおられるかもしれないが、もう一日だけお付き合いください。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
[PR]

by mikiosu | 2013-07-27 00:01 | | Comments(2)

上高地の昆虫たち−−タテハチョウ編 その3 ヤマキマダラヒカゲほか(2013年7月26日)

今回の上高地旅行で一番良く見かけたのがヒカゲチョウ類だ。
ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲ。この4種で何十匹見ただろうか。
ヒカゲチョウ、クロヒカゲは都内でもよく見られるが、ヒメキマダラヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲは都内で見ることはほとんどない蝶だ。
最初のうちこそ熱心に撮ったが、たくさんいるのでそのうちどうでもよくなってきた(苦笑)。
写真1は旅程初日に宿泊ホテルの玄関前で撮ったヤマキマダラヒカゲ。
地面に這いつくばって撮っていると、家人から恥ずかしいからやめてくれと言われてしまった。この蝶は翌朝までこの場所にとまっていたが、朝見てみると、蟻にたかられていた。
写真2は河原で吸水する個体。
写真3はサトキマダラヒカゲと少し紛らわしいが、ヤマキマダラヒカゲと思う。

写真1 ヤマキマダラヒカゲ その1(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
d0303129_20154172.jpg

写真2 ヤマキマダラヒカゲ その2(2013年7月20日、上高地)
d0303129_20162798.jpg

写真3 ヤマキマダラヒカゲ♂ その3(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
d0303129_20163473.jpg


写真4〜6はヒメキマダラヒカゲ。
ヒメキマダラヒカゲだけはなかなか近くに寄らせてくれなかった。

写真4 ヒメキマダラヒカゲ その1a(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_20165044.jpg

写真5 ヒメキマダラヒカゲ その1b(2013年7月20日、上高地)
d0303129_20161225.jpg

写真6 ヒメキマダラヒカゲ♂ その2 開翅(2013年7月20日、上高地)
d0303129_20164136.jpg


写真7、8はクロヒカゲ。
写真8の個体は茶店の外にあるテーブルで昼食をとっていると、ツツツと寄ってきて弁当の廻りをうろちょろしていた。試しに指を差し出すと汗を吸い出した。とても小さい個体だった。

写真7 クロヒカゲ♂ その1(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_20165258.jpg

写真8 クロヒカゲ♂ その2(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_20173067.jpg


写真9、10はヒカゲチョウ。
写真9の個体はとても綺麗だった。このように吸水している個体は♂と考えて良いのだろうか。
写真10は愛機についた汗の痕に口吻を伸ばしていた。そんなにレンズを持つ手が汗ばんでいたのだろうか(苦笑)。

写真9 ヒカゲチョウ♂ その1(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
d0303129_20171364.jpg

写真10 ヒカゲチョウ♂ その2(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
d0303129_20175361.jpg

※写真10はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR


写真10の個体はこの後、私のザックにとまったまま数百メートルもついてきた。家人によると、しゃがみ込んで他の蝶を撮っていても離れずにいたらしい。
梓川沿いの散策路を離れてバスターミナルに向かう直前に飛んで行ったようだ。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
[PR]

by mikiosu | 2013-07-26 00:01 | | Comments(0)

上高地の昆虫たち−−タテハチョウ編 その2 コヒョウモンほか(2013年7月25日)

上高地ではヒョウモンチョウ類が飛んでいる姿は散見されたが、静止する個体は少なく、シャッターチャンスはあまり多くなかった。
写真1、2はコヒョウモンの♂♀。
飛んでいる個体を眺めていると、もう1匹やってきて上方からおおいかぶさるように葉上に強制着陸させたように見えた。多分葉上にとまった大きな方が♀で、その周囲をバタバタしているのが♂なのだろう。
交尾には至らず、やがて1匹は飛び去ってしまった。残った方は♀だと思われる。
コヒョウモンは雨にたたられた昨年の白馬旅行で撮影しているが、裏翅は初めて撮れたので嬉しい出会いとなった(写真3、4)。

写真1 コヒョウモン♂♀ その1a 開翅(2013年7月20日、上高地)
d0303129_2245467.jpg

写真2 コヒョウモン♂♀ その1b 開翅(2013年7月20日、上高地)
d0303129_2246120.jpg

写真3 コヒョウモン♀ その1a(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_22453410.jpg

写真4 コヒョウモン♀ その1b(2013年7月20日、上高地)
d0303129_22455991.jpg


上高地には湿原が何箇所かある。そのうちの一つで見つけたのが写真5〜7のコヒョウモン。これは♀のように見えた。
コヒョウモンがとまっている花は、チダケサシの仲間・ハナチダケサシのように思われる。
最初はやや遠くの花で吸蜜していたこのコヒョウモンは、徐々に近づいてきて、長いこと楽しませてくれた。

写真5 コヒョウモン♀ その1a 開翅(2013年7月21日、上高地)
d0303129_22463592.jpg

写真6 コヒョウモン♀ その1b 半開翅(2013年7月21日、上高地)
d0303129_22463323.jpg

写真7 コヒョウモン♀ その1c(2013年7月21日、上高地)
d0303129_22472243.jpg


写真8はおそらくウラギンヒョウモン。かなり遠くのクガイソウにちょっとだけとまって飛んで行った。

写真8 ウラギンヒョウモン(2013年7月21日、上高地)
d0303129_2247863.jpg


写真9、10は羽化間もないミドリヒョウモン。公衆トイレの軒下で羽化したようだ。
家人がトイレに行っている間、トイレ外壁に蛾でもいないかとうろうろして見つけた(笑)。
裏翅のやや明るい配色から♂のように思われた。

写真9 ミドリヒョウモン♂ その1a(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_2246591.jpg

写真10 ミドリヒョウモン♂ その1b(2013年7月20日、上高地)
d0303129_22474763.jpg


ウラギンヒョウモンやミドリヒョウモンは都内でも見られる蝶だが、どちらも今年初見なので、こんな写真でもここで押さえられたのはちょっと嬉しい。特にウラギンヒョウモンを都内で見るのは難易度が高い。

参考サイト:蝶鳥ウォッチング
参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
[PR]

by mikiosu | 2013-07-25 00:01 | | Comments(2)

上高地の昆虫たち−−タテハチョウ編 その1 シータテハほか(2013年7月24日)

上高地ではアサギマダラも何匹か見られた。
写真1は広角ズームで、写真2はマクロレンズで撮った。川沿いの土手に咲くヨツバヒヨドリにきていた。
広角写真は背景も写せるのが長所だが、蝶に近づけないとなかなか良い写真にならないのが難しいところだ。
写真1の背景に写っているのは梓川。梓川はエメラルドグリーンに見えるのだった。

写真1 アサギマダラ♂ その1a 開翅(2013年7月21日、上高地)
d0303129_1362189.jpg

写真2 アサギマダラ♂ その1b(2013年7月21日、上高地)
d0303129_1371582.jpg

※写真1はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR


写真3、4はシータテハ夏型。
写真3は散策路脇にある小さな広場を歩いている時に、家人の美脚(笑)にとまったところ。
写真4は河原で撮影した。シータテハの裏翅は初めて撮れたので結構嬉しい。

写真3 シータテハ♂ 夏型 その1 開翅(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
d0303129_1372229.jpg

写真4 シータテハ 夏型 その2(2013年7月20日、上高地)
d0303129_1373958.jpg


写真5、6は河原で見かけたコムラサキ。
コムラサキはもっとたくさんいるのかと思ったが、見かけたのは3〜5個体くらいで、肝心の♂の開翅は碌な写真が撮れなかった(苦笑)。
駄目な写真は隠しておけばいいのだが、露悪趣味のある私は敢えて掲載したりする。

写真5 コムラサキ♂ その1a 開翅(2013年7月20日、上高地)
d0303129_1372752.jpg

写真6 コムラサキ♂ その1b(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_1373674.jpg


写真7〜9はクジャクチョウ。
クジャクチョウは信州あたりではごく当たり前の蝶かもしれないが、いつも都内でうろうろしている私にとっては珍しい美蝶と言っても過言ではない。
この写真は河原ではなく、やや山よりの路上で撮影した。

写真7 クジャクチョウ その1a 開翅(2013年7月20日、上高地)
d0303129_1374636.jpg

写真8 クジャクチョウ その1b 開翅(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_1381248.jpg

写真9 クジャクチョウ その1c(2013年7月20日、上高地)
d0303129_1382537.jpg


写真10は何だろうか。擦れすぎて分からないまま一応撮ってみた。いろいろ検討したところ、キベリタテハではないかという気がするがどうだろうか。
キベリタテハだとすると、私にとっては初見なのだが、これでは…。見なかったことにしておこうか(笑)。

写真10 キベリタテハ(2013年7月20日、上高地)
d0303129_138172.jpg


写真11はサカハチチョウ。驚いたことに春型だった。この辺りではまだ春型がいるということか。

写真11 サカハチチョウ♀ 春型 開翅(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_1385160.jpg


タテハチョウ科ではなくアゲハチョウ科なのだが、写真12はウスバシロチョウ(多分♀)。川辺に咲くヨツバヒヨドリの花に来ていた。

写真12 ウスバシロチョウ♀(2013年7月19日、上高地)
d0303129_1385987.jpg


サカハチチョウ春型にもちょっとびっくりしたが、ウスバシロチョウがまだいるのにも驚いた。
どうせならサカハチチョウなら夏型、ウスバシロチョウよりはミヤマシロチョウに出会いたかったと言っては、せっかく姿を見せてくれたこの蝶たちに失礼だろうか。

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
[PR]

by mikiosu | 2013-07-24 13:17 | | Comments(2)

上高地の昆虫たち−−オオイチモンジ編(2013年7月23日)

7月19日から21日まで、二泊三日の旅程で出かけた上高地では、首尾よくオオイチモンジの姿を見ることができた。
旅行前夜には見られるかどうか不安になってしまったが、二日目の朝、家人と一緒にホテルを出て数分であっさり出会った。
朝8時半頃の出来事だ。
写真1〜3がその写真。観光客が記念写真を撮っている場所のすぐそばの地面にとまっていた。
旅行前夜からオオイチモンジ、オオイチモンジと呪文のように頭の中で唱えていたので、すぐにそれと分かった(笑)。
飛ばれないうちに遠くから撮ったのが写真1、一旦飛んでまたとまった場所に少し近づいて撮ったのが写真2。この時はこれしか撮れなかった。それでも一応目当てのオオイチモンジが早々に撮れたのでだいぶ気が楽になった。
前日の夕方、ホテル玄関前で地べたに這いつくばってヤマキマダラヒカゲを撮っている間、家人がホテルの人から、
「この辺りでもオオイチモンジが見られます。日当りの良い午前中が狙い目ですよ」と言われたらしい。その通りだった。

写真1 オオイチモンジ♂ その1a(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_1794094.jpg

写真2 オオイチモンジ♂ その1b(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_1794944.jpg

写真3 オオイチモンジ♂ その1c(2013年7月20日、上高地)
d0303129_1795758.jpg


その後は観光スポットを家人と巡りながら、のんびり散策する。
ホテルで用意してもらった昼食を食べた後は、やや山よりの散策路を歩いてみる。天気は良く涼しい風もあり、心地よい散歩だった。
河原に出られる場所があったので、試しに行ってみると、そこにこの日2匹目のオオイチモンジがいた。
オオイチモンジは開翅写真も良いが、やはり裏翅を押さえておきたい。
河原を歩いて近づくとすぐに飛んでしまったが、飛び立つ前に裏翅を撮ることができた(写真4)。
この付近をテリトリーにしているのか、遠くまでは行かずに付近をあちこち飛んでいた。飛んでいる姿をずっと眼で追い、とまるたびに近づいて何枚か撮ることができた(写真5、6)。

写真4 オオイチモンジ♂ その2a(2013年7月20日、上高地)
d0303129_1795390.jpg

写真5 オオイチモンジ♂ その2b(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_1710209.jpg

写真6 オオイチモンジ♂ その2c(2013年7月20日、上高地)
d0303129_17101728.jpg


やがてもう1匹が姿を現し、先の個体と絡んで飛んだりしていた。
写真7〜9は先の個体と同じかどうかは分からなかった。裏翅の擦れ具合から別個体のように思われた。

写真7 オオイチモンジ♂ その3a(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_17101065.jpg

写真8 オオイチモンジ♂ その3b(2013年7月20日、上高地)
d0303129_17102147.jpg

写真9 オオイチモンジ♂ その3c(2013年7月20日、上高地)
d0303129_1711476.jpg


二日目にオオイチモンジに出会えなかった場合、三日目は家人と別行動にして少し標高の高い場所に行ってみようかと思案していたが、開翅写真&裏翅も撮れたので、三日目も家人とのんびり散歩して過ごすことになった。
三日目の朝もホテルを出てすぐの散策路脇にある公衆トイレ外壁にとまるオオイチモンジの姿が見られた(写真10〜12)。

写真10 オオイチモンジ♂ その4a(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
d0303129_1711284.jpg

写真11 オオイチモンジ♂ その4b(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
d0303129_17112454.jpg

写真12 オオイチモンジ♂ その4c(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
d0303129_17113378.jpg


後翅の白帯が太いという♀には出会えなかったが、♂の方は4匹も写真に撮ることができた。
チャンスがあれば背景を入れた広角写真も撮りたいと広角ズームを持参していたものの、どうもそんな余裕はなかった。
もう少し高山蝶に出会えれば申し分なかったが、三日間とも好天に恵まれ、家人も楽しく過ごすことができたようなので、良い旅行だったと言えるのではなかろうか。
いつかまた訪れた折には、少し高いところにも登ってみたいものだ。

7月22日、家に帰ってから宿泊ホテルのサイトを見てみると、ホテルの玄関にもオオイチモンジが時折来るという話が、オオイチモンジの写真入りで載っていた。
何か月も前に予約していたホテルなのに、どうしてもっと早く見ておかなかったのか(苦笑)。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
[PR]

by mikiosu | 2013-07-23 17:12 | | Comments(8)

上高地の昆虫たち 序章(2013年7月22日)

7月19日から二泊三日の旅程で上高地に行ってきた。
近年は毎年この時期に信州方面へ旅行に行っている。
信州は風景も美しく、食べ物も美味い。その上昆虫たちにたくさん出会えるとあってとても気に入っている。
昨年は白馬に行ったが、私の旅行としては珍しく三日間雨にたたられ、蝶の写真は少ししか撮れなかった。
それでも八方尾根の高山植物を見たり、宿の近くの蕎麦屋でおしぼり蕎麦に舌鼓を打ったりして楽しい旅行ではあった。
もう一度白馬旅行にしても良かったのだが、今年の旅行はかなり早いうちに上高地と決めていた。

どういうわけか、私の頭の中には、上高地=オオイチモンジというイメージがこびりついている。別に上高地でなくても見られるんじゃないかと思うのだが、上高地に行ったらオオイチモンジを見ないと駄目なような、何をしに行ったかわからなくなるような気がする(笑)。
そういうことで、旅行前夜はオオイチモンジが見られるだろうか、見られなかったらどうしようかと思ったりしてなかなか寝付けなかった(子どもか!)。

東京から上高地に行くルートは色々あるようだが、電車&バスで行く私は、松本駅まで特急あずさ号、松本駅から松本電鉄に乗り換え、新島々駅から路線バスで14時過ぎに上高地入りした。
上高地ではバスターミナルで降りる方が多いと思うが、宿泊ホテルの問題で一つ手前の帝国ホテル前でバスを降りる。
帝国ホテルに泊まる訳ではなく、そこから歩いて数分のホテルだ(笑)。
家人と重い荷物を抱えてホテルまでしばらく歩く。
川沿いを歩いていると早くもアサギマダラやヒメシジミが見られ、ザックからカメラを取り出して写真を撮りながら歩いたので10分くらいで着くはずが30分くらいかかってしまった。

つべこべ話はいい加減にして、上高地で撮影した昆虫たちの写真を少しだけ紹介しよう。

▼写真1 アサギマダラ♂&ヨツバヒヨドリ。梓川を背景に。(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
d0303129_2022811.jpg

※写真1はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

▼写真2 公衆トイレ外壁にとまるオオイチモンジ♂ 開翅(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
d0303129_20322149.jpg

▼写真3 家人の脚にとまるシータテハ♂ 開翅(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
d0303129_2023195.jpg

▼写真4 交尾には至らなかったコヒョウモン♂♀(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_2023959.jpg

▼写真5 愛機にとまるヒカゲチョウ♂(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
d0303129_2031515.jpg

※写真5はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

▼写真6 葉上で開翅するヒメキマダラヒカゲ(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_2025830.jpg

▼写真7 公衆トイレ内にいたヤマキマダラヒカゲ(ストロボ、ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
d0303129_203699.jpg

▼写真8 ホテルの庭に咲くシロツメクサにきたヒメシジミ♂(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_2034252.jpg

▼写真9 指にとまるカラスシジミ(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_2043155.jpg

▼写真10 河原の葉上にとまるコキマダラセセリ♀(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
d0303129_2044665.jpg

▼写真11 散策路脇にいたエゾゼミ(2013年7月19日、上高地)
d0303129_2045470.jpg

▼写真12 たくさん見られたミヤマアカネ♂♀(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
d0303129_205632.jpg

※写真11、12はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

これら上高地で撮影した昆虫たちの写真は、まだ整理ができていない。
写真の整理ができ次第、順次オオイチモンジ編、タテハチョウ編、シジミチョウ編、セセリチョウ編、その他の昆虫編として紹介していくつもりでいる。
明日7月23日はオオイチモンジ編をアップする予定。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
[PR]

by mikiosu | 2013-07-22 20:14 | | Comments(8)

7月のタテハチョウたち(2013年7月18日)

この夏は6月末に埼玉県までオオムラサキを撮りに行ったが、うっかり場所を間違えて放蝶会に参加し損なってしまい、肝心のオオムラサキにはちょっとしか出会えていない。
一昨年は夏の暑い日にも東京郊外の山に何度も出かけたりしたが、今年はどうもそんな元気がない(苦笑)。
昨年何度か出かけた丘陵方面では、思ったようにオオムラサキには出会えなかった。どうも今年も不作のようで、雨にたたられた日は別にしても、二度の丘陵遠征でまったく出会うことなく終わってしまった。
そんなことで、7月のタテハチョウなのにオオムラサキの写真はない。
まったく寂しい限りだ。

写真1はトンボ狙いで出かけた東京郊外の河川敷で見かけたキタテハ。
河川敷にブッドレアの花が咲いていて、そこにきていた。
この河川敷にはコマツナギの花も咲いていた。昔はミヤマシジミもいたのかもしれない。

写真1 キタテハ&ブッドレア(ノートリミング、2013年7月3日、東京郊外)
d0303129_3241788.jpg


写真2は近所の公園で見つけたルリタテハ。
ルリタテハは都区内の公園でもよく見かける蝶だ。幼虫の食草はホトトギスなどユリ科の植物。ホトトギスの花はあちこちの公園で植栽されているようなので、よく見かけるのはそのせいなのだろう。

写真2 ルリタテハ(ノートリミング、2013年7月8日、都区内の公園)
d0303129_3235292.jpg


7月上旬は暑くてとてもフィールド散策など覚束なかったが、中旬にはいくらか暑さも和らぎ、16日にはオオムラサキ狙いで丘陵方面に出かけてみた。
この日多かったのがコジャノメとクロヒカゲ、それとマイマイガだった(苦笑)。今年はマイマイガの成虫の姿がかなり多く見られた。
写真3〜5はコジャノメ。
眼状紋が妙にくっきり見えた気がする。コジャノメは第二化(夏型)なのだろう。同じ公園で5月上旬に見かけたコジャノメ第一化(春型)とは随分と違って見える(2013年5月6日付け「丘陵のコジャノメほか」参照)。
コジャノメの眼状紋周辺の白さが、春と夏でこんなに異なるとは今まで気が付かなかった。

写真3 コジャノメ♂(2013年7月16日、東京郊外)
d0303129_324773.jpg

写真4 コジャノメ♀ その1a(ノートリミング、2013年7月16日、東京郊外)
d0303129_3242095.jpg

写真5 コジャノメ♀ その1b(ノートリミング、2013年7月16日、東京郊外)
d0303129_3243046.jpg


写真6〜8はクロヒカゲ。
クロヒカゲも意識して見比べてみると、眼状紋の変異が結構ある。

写真6 クロヒカゲ(2013年7月16日、東京郊外)
d0303129_3243366.jpg

写真7 クロヒカゲ その1a(ノートリミング、2013年7月16日、東京郊外)
d0303129_3251839.jpg

写真8 クロヒカゲ その1b(2013年7月16日、東京郊外)
d0303129_325304.jpg


写真9は新鮮に見えたツマグロヒョウモン♂。
この日はヒョウモンチョウ類も少し期待していたが、もう夏眠に入ってしまったのか、オカトラノオの花はまだたくさん咲いているのに、メスグロヒョウモンにもオオウラギンスジヒョウモンにも出会えなかった。今年はまだミドリヒョウモンも見ていない。

写真9 ツマグロヒョウモン♂(ノートリミング、2013年7月16日、東京郊外)
d0303129_325945.jpg


写真10〜12はおまけ画像のゴイシシジミ。
ゴイシシジミだけは今年は随分と見かける。
同一個体だが、写真11では脚で触角を磨くような仕草をしていた。前脚ではなく中脚を使っていたようだ(写真12)。
…何だか可愛い(笑)。

写真10 ゴイシシジミ その1a(2013年7月16日、東京郊外)
d0303129_3251824.jpg

写真11 ゴイシシジミ その1b(2013年7月16日、東京郊外)
d0303129_3252619.jpg

写真12 ゴイシシジミ その1c(2013年7月16日、東京郊外)
d0303129_1595668.jpg


今月は7月6日に岩手までチョウセンアカシジミを撮りに行って以降、これといった収穫がないのが実情だ。このままではちょっと寂しいブログになってしまうが、私にとって今年最大の山場が今週末にある。
家人との旅行なのであまり好き勝手に歩き回る訳にはいかないが、19日から二泊三日の上高地旅行がひかえている。
私はまだ高山蝶を一種も見たことがない。この旅行でどんな蝶に出会えるかとても楽しみだ(ワクワク)。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
[PR]

by mikiosu | 2013-07-18 03:28 | | Comments(12)