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8月の残り蛾(2013年8月31日)

7〜8月は暑くてフィールド散策をさぼり気味だったとはいえ、やはり夏は昆虫の季節。
少ない出撃数でもそれなりにいろいろな昆虫が見られる。今回は7月末から8月にかけて見られた蛾の一部を紹介する。

写真1は東京郊外の林縁で見つけたクロスジアツバ。

▼写真1 クロスジアツバ(ノートリミング、2013年7月30日、東京郊外)
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写真2、3は主フィールドの公園内トイレで見つけたツマキシャチホコ。
頭の方から撮るとこんな感じ(写真3)。

▼写真2 ツマキシャチホコ その1a(2013年7月26日、東京近郊)
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▼写真3 ツマキシャチホコ その1b(2013年7月26日、東京近郊)
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写真4は林縁の電柱で見つけたクロシタシャチホコ。

▼写真4 クロシタシャチホコ(ノートリミング、2013年8月29日、東京郊外)
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写真5は林縁の葉上にとまっていたトビイロスズメ。

▼写真5 トビイロスズメ(ノートリミング、2013年8月27日、東京郊外)
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写真6は散策路脇の木の幹で見つけたシモフリスズメ。

▼写真6 シモフリスズメ(2013年8月30日、東京近郊)
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写真7は林縁にある建物の窓にとまっていたヒトツメオオシロヒメシャク
→鍵コメ様より、フタツメオオシロヒメシャクではないかとのご指摘をいただき、再度検討してみた。この仲間にはヒトツメオオシロヒメシャク(開張47から50ミリ、成虫出現月6〜7月)、フタツメオオシロヒメシャク(開張30から35ミリ、成虫出現月4〜10月)、クロスジオオシロヒメシャク(開張32から41ミリ、成虫出現月6〜9月)、など何種類か似た種がいる。
かなり大きく感じたことからヒトツメオオシロヒメシャクと判断していたが、眼状紋の中の黒い斑紋の入り方からフタツメオオシロヒメシャクかクロスジオオシロヒメシャク、前者は比較的南方系なので後者が一番近いように思われた。
よって一応クロスジオオシロヒメシャクと訂正しておくが、とにかくみんな似ていて判別は難しい。
鍵コメ様、ご指摘ありがとうございます。


▼写真7 ヒトツメオオシロヒメシャク →クロスジオオシロヒメシャク(2013年8月19日、東京郊外)
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写真8はカギバアオシャク。
この個体は、林道を歩いている時に見つけた。
斜面に葉っぱのようなものが落ちてきたように見えたので念のために近づいてみると、蛾だった。

▼写真8 カギバアオシャク(ノートリミング、2013年8月19日、東京郊外)
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写真9はミツモンキンウワバ、写真10はイチジクキンウワバと思われる。
キンウワバの仲間は似ていて判別が難しい。
写真9は林縁の電柱で、写真10は公園のトイレ内で見つけたもの。

▼写真9 ミツモンキンウワバ(ノートリミング、2013年8月19日、東京郊外)
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▼写真10 イチジクキンウワバ(2013年8月27日、東京近郊)
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写真11はハスモンヨトウ。
これは主フィールドの公園内の柵で見つけた。

▼写真11 ハスモンヨトウ(ノートリミング、2013年8月27日、東京近郊)
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写真12はキンモンガ。
これは東京郊外の林道脇で見つけた。キンモンガは昼行性の蛾だ。この日は3〜4匹見られた。

▼写真12 キンモンガ(2013年8月28日、東京郊外)
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写真13はオスグロトモエ♀。
ハグルマトモエと似ているが、オスグロトモエと判断した。これは東京郊外の駅舎の外壁にとまっていた。

▼写真13 オスグロトモエ♀(ノートリミング、2013年8月28日、東京郊外)
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この駅のホームでは5月にオオミズアオを見つけている。郊外では駅舎も観察場所としてなかなか侮れないものがある。

参考サイト:虫Naviみんなで作る日本産蛾類図鑑ほか

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-31 22:58 | | Comments(6)

ウラナミシジミ出た(2013年8月30日)

そろそろウラナミシジミが出ているのではないかと、あちこち出かけるたびに探しているがなかなか見つからなかった。
業を煮やして昨年9月5日に初確認した場所へ行ってみると、やはりもう出ていた(写真1〜4)。

▼写真1 ウラナミシジミ その1a(ノートリミング、2013年8月30日、東京郊外)
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▼写真2 ウラナミシジミ その1b(2013年8月30日、東京郊外)
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▼写真3 ウラナミシジミ その1c(ノートリミング、2013年8月30日、東京郊外)
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▼写真4 ウラナミシジミ その2(2013年8月30日、東京郊外)
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ウラナミシジミは毎年この時期に初確認している。
東京では8月末から9月初めに姿を現し、秋にはあちこちで見られる印象だ。
この日はとある植物園のフジマメに来ているのを見つけた。見つけた、と言うかフジマメに来ている姿を探したのだった。
昨年はたくさん見かけたが、まだ発生初期なのか、2〜3匹くらいしか見られなかった。
写真4は別個体かどうか分からなかった。フジマメの花の先端で産卵行動のようにも見えたが、いずれもすぐに飛び去ってしまい、よく確認できなかった。

写真5は同じ植物園で見つけたチャバネセセリ。
この時期はニラの花に来る蝶が狙い目だ。同じニラの花にイチモンジセセリも来ていた。イチモンジセセリは近々まとめて取り上げる予定。

▼写真5 チャバネセセリ(ノートリミング、2013年8月30日、東京郊外)
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写真6は東京郊外の林道方面へ遠征した時に見つけたヒメウラナミジャノメ。

▼写真6 ヒメウラナミジャノメ(2013年8月29日、東京郊外)
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暑すぎて(?)蝶の姿は少なく、こういう日はウラギンシジミ、キタキチョウ、ヒメウラナミジャノメばかり目につく気がする。
面倒だからあまり撮らないけれど…(笑)。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-30 23:47 | | Comments(6)

林道の蝶たち−−フジミドリシジミほか (2013年8月28日)

今夏は暑くてフィールド散策をさぼり気味。
せっかく昆虫ブログを始めた最初の夏だと言うのにこれではいかんと、意を決して早起きし、東京郊外の林道方面へ行ってみる。
最寄り駅5時45分の電車に乗り、現地駅着7時半。林道方面行きのバスは8時10分発だ。
バスが来るまで駅舎や河原で蛾などを撮って時間を潰す。林道入口には9時前着だ。これは今年5月とまったく同じ行程。
春に来た時にはミヤマカラスアゲハを何とか撮ることができた。考えてみると今年はここでしかミヤマカラスアゲハを見ていない。
今日もミヤマカラスアゲハの姿は少しだけ見られた(写真1、2)。
→カラスアゲハ♂の間違いでした。yoda様、ご教示ありがとうございます。
吸水していても近づくとさっと逃げてしまい、なかなか綺麗な個体に見えたが、ろくな写真は撮れなかった。

▼写真1 ミヤマカラスアゲハ♂ →カラスアゲハ♂ その1a (2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真2 ミヤマカラスアゲハ♂ →カラスアゲハ♂ その1b 開翅(2013年8月28日、東京郊外)
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今日のお目当ては実はキベリタテハだった。
今夏は初めてキベリタテハらしき個体を上高地で見かけたが、判別不可能なほど擦れていたので、何とか綺麗な個体を見てみたいと出かけてみた次第だ。
しかし、虫影は思ったほど多くなかった。
蝶もキタキチョウやスジグロシロチョウばかり。たまにサカハチチョウ夏型が見られる程度で、どうも芳しくなかった(写真3〜5)。

▼写真3 スジグロシロチョウ♀(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真4 サカハチチョウ 夏型 その1 開翅(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真5 サカハチチョウ 夏型 その2 手乗り(2013年8月28日、東京郊外)
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思うように蝶に出会えず、林道をどんどん先に進む。
キベリタテハは見られなかったが、シータテハがいた。もう秋の装いに見える。
シータテハは都内で見るのは初めてなので、今日はこれで勘弁してやろうか。
この個体の「C」はかなりはっきりしていた。

▼写真6 シータテハ 秋型 その1a(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真7 シータテハ 秋型 その1b 半開翅(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真8 シータテハ 秋型 その1c 開翅(2013年8月28日、東京郊外)
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そろそろ引き返そうかと思った場所で、思いがけない出会いが待っていた。
かなり擦れてはいたが、ゼフィルスの一種に違いない。
…撮った時には分からなかった。
家に帰って調べると、フジミドリシジミ♀だった(写真9〜11)。

▼写真9 フジミドリシジミ♀ その1a(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真10 フジミドリシジミ♀ その1b(2013年8月28日、東京郊外)
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▼写真11 フジミドリシジミ♀ その1c 半開翅(2013年8月28日、東京郊外)
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フジミドリシジミは5月にこの林道を歩いた時に終齢幼虫を見つけている(→終齢幼虫の写真はこちら)。
その時は成虫を見たことがないのに幼虫を見てもなあ…などと思わないでもなかった。これで幼虫&成虫を見たことになるので嬉しい出会いだ。
まあ、♂の綺麗な開翅写真というわけでもなく、右から見ても左から見ても擦れた個体ではあったが、8月も終わりに近いこの時期での出会いに、帰りの足取りがかなり軽くなったのは間違いない(嬉)。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-28 23:51 | | Comments(2)

8月の蝶たち−−ゴマダラチョウほか(2013年8月26日)

あちこち遠征して蝶を撮っておられる方たちは、年に何種類くらいの蝶を見るのだろうか。
推測するに100種以上は見るのだろう。
都内での撮影をメインにしている私には夢のような話だ。
2010年の秋から昆虫写真を撮りはじめた私は、一昨年は74種(うち都内で62種)、昨年は77種(同70種)の蝶を撮影している。
昨年の年頭には、80種を目標に設定したりしたが、77種と少し足りずに終わった。
今年は特に目標を設定しなかった。たくさんの種類に出会うのも良いが、近場のフィールドで出会った蝶を丁寧に撮る方が大切に思えたからだ。
それでもいろいろな方の蝶ブログを拝見していると、やはりたくさんの蝶との出会いが羨ましく思えてくる。

8月半ばに帰省先から戻り、今年撮影した蝶のリストを点検すると、88種類になっていてびっくりした。
びっくり、というのは、今年はそんなにたくさんの種類を撮った気がしなかったからだ。
毎年撮っているモンキアゲハも今年はまだ撮っていない。春からあちこちで見かけているが、飛んでばかりで撮影チャンスがなかった。
スミナガシは全然見てもいないし、アオバセセリはともかくとして、毎年都内でも撮っているコムラサキ、オオムラサキ、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、ヒメアカタテハ、アカタテハさえも都内では撮っていない(これらは今年、他県で撮っている)。
そんな感じなので、撮影種類数がそんなに増えていると感じていなかった。
帰省先の岩手で予想以上の蝶たちに出会えたのも嬉しい誤算だった。

8月21日、久し振りに石川会長とお会いし、会長行きつけの中華屋で昼間からビールを飲んで蝶談義をしている時に、
「今年はまだゴマダラチョウを見ていないんですよ」と話すと、近所に樹液の出ているポイントがあるから行ってみようという。
石川会長の地元にある遊歩道で、中華屋からは徒歩20分くらいの場所らしい。
二人でカメラ片手にのんびり歩いていると、沿道の葉上にセセリチョウがとまっていた。
今年初見のチャバネセセリだった(写真1)。

▼写真1 チャバネセセリ(2013年8月21日、東京近郊)
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ここにはところどころコナラやクヌギがあり、なかなかいい雰囲気の遊歩道だった。
お目当ての樹液の出る木には確かにゴマダラチョウが来ていた。しかも4匹以上はいたようだ。
石川会長はさすがに蝶のいるポイントをよく知っておられる。
おかげで今年90種類目の蝶を撮影することができた(写真2、3)。

▼写真2 ゴマダラチョウ その1(ノートリミング、2013年8月21日、東京近郊)
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▼写真3 ゴマダラチョウ その2 開翅(ノートリミング、2013年8月21日、東京近郊)
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ついでに8月中に見かけた他の蝶たちを載せておく。
写真4はアカボシゴマダラ。
写真5はアカボシゴマダラ幼虫。
成虫は主フィールドで、幼虫は前述のゴマダラチョウを撮りに行った遊歩道脇のエノキの幼木で見つけた。

▼写真4 アカボシゴマダラ(ノートリミング、2013年8月16日、東京近郊)
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▼写真5 アカボシゴマダラ幼虫(ノートリミング、2013年8月21日、東京近郊)
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写真6、7はウラギンシジミ。
林道方面へ出かけた8月19日はウラギンシジミの姿がいやに目についた。多分20匹以上は見たような気がする。
写真6の右端には飛んでいる個体も偶然写っていた。ほとんどは♂だったが、♀の開翅も見ることができた(写真7)。

▼写真6 ウラギンシジミ♂ 開翅(2013年8月19日、東京郊外)
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▼写真7 ウラギンシジミ♀ 半開翅(2013年8月19日、東京郊外)
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写真8はヒメキマダラセセリ。
ヒメキマダラセセリも何匹か見かけた。

▼写真8 ヒメキマダラセセリ♂(ノートリミング、2013年8月19日、東京郊外)
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写真9はコミスジ。
林道脇の葉上にとまっていた個体を撮ろうとすると、シャッターを押す直前に飛び上がったようだ。ブレ写真だが、その一瞬を載せてみた。

▼写真9 コミスジ 飛翔中(2013年8月19日、東京郊外)
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写真10はサカハチチョウ夏型。
林道脇の葉上にとまっていた。この日は水辺で吸水するサカハチチョウの姿も何匹か見られた。

▼写真10 サカハチチョウ 夏型(ノートリミング、2013年8月19日、東京郊外)
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写真11はアオスジアゲハ。
林道入口の道路脇に生えていたヤブガラシにきていた。

▼写真11 アオスジアゲハ(2013年8月19日、東京郊外)
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写真12はクロアゲハ。
この個体は主フィールドのトイレの中で見つけた。
天井にとまっているのではなく、オブジェのように空間にぶら下がっていた。どうも蜘蛛の巣に引っかかっていたようだ。
写真を撮った後に軽く息を吹きかけてみると、気を取り直したのか翅をバタバタさせて蜘蛛の巣から逃れることができた。

▼写真12 クロアゲハ♂(ノートリミング、2013年8月16日、東京近郊)
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さて、今年はまだこれからウラナミシジミやムラサキツバメなどとの出会いも期待できる。
100種類は無理にしても、どこまで種類数を伸ばせるか、と同時に、今年まだ都内で撮っていない蝶の撮影にも精を出したい。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-26 00:01 | | Comments(6)

8月のサナエトンボたち−−オナガサナエほか(2013年8月24日)

お盆明け、久し振りに家人を連れて主フィールドをブラブラしてみる。
7、8月は暑くてプチ遠征はおろか、主フィールドにもあまり行っていなかった。
今年はまだゴマダラチョウを見ていないので、出会いを期待していたが残念ながら見つけられなかった。
蝶はいなかったものの、上水縁沿いの鉄柵にやや小振りなサナエトンボがとまっていた(写真1〜3)。
鉄柵の上部が滑るのか、落ち着かない様子でとまったり飛んだりしていた。
背面から見ると腹部先端付近がかなり幅広い(写真3)。
写真を何枚か撮った後に指を差し出してみると、素直に乗ってくれた(写真4)。

▼写真1 オナガサナエ♀ その1a(ノートリミング、2013年8月18日、東京近郊)
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▼写真2 オナガサナエ♀ その1b(ノートリミング、2013年8月18日、東京近郊)
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▼写真3 オナガサナエ♀ その1c(ノートリミング、2013年8月18日、東京近郊)
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▼写真4 オナガサナエ♀ その1d 手乗り(ノートリミング、2013年8月18日、東京近郊)
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このフィールドで長年昆虫観察をしておられる「公園昆虫記」のおはるさんにお聞きすると、昨年は見られなかったものの、2010年、2011年にも見られたとのことで、同じように鉄柵にとまっている写真や手乗り写真を撮っておられた。
オナガサナエがフレンドリーなのか、あるいはフレンドリーなDNAをもった個体なのか。
Wikipediaを読んでみると、「本種は警戒心が薄く、かなり至近距離に近づくまで逃げないことが多い。」とある。
手乗り写真を撮った後には、同じ鉄柵に戻ってとまったようだ。
不器用そうに鉄柵にとまる姿といい、すんなり手乗りしてくる様子といい、このオナガサナエは可愛らしく思えた。

主フィールドを散策した翌日は、これも久し振りに東京郊外の林道方面へ行ってみる。
8月はヤママユの時期。昨年見られなかったヤママユ成虫の姿を撮りたくて林縁の電柱をチェックして歩くが、出会うことはなかった。
林道脇を流れる渓流沿いでヒメサナエを見つけたのがこの日の収穫。
写真5、6は♂、写真7は♀と思われる。

▼写真5 ヒメサナエ♂ その1a(2013年8月19日、東京郊外)
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▼写真6 ヒメサナエ♂ その1b(2013年8月19日、東京郊外)
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▼写真7 ヒメサナエ♀(2013年8月19日、都内郊外)
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8月の写真ではないが写真8はウチワヤンマ、写真9はコオニヤンマ。
○○ヤンマという名前だが、これらもサナエトンボの仲間だ。
ウチワヤンマは池のそば、コオニヤンマは野山など、都内でも時折見られる種だ。
写真8は立川の昭和記念公園で、写真9は埼玉県の河原で撮影したもの。
いずれも複眼の綺麗な色が思うように撮れず、出し渋っていた写真だ(笑)。

▼写真8 ウチワヤンマ♂(2013年7月10日、立川市)
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▼写真9 コオニヤンマ♀(2013年6月23日、埼玉県)
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写真10、11はサナエトンボの仲間ではないが、東京郊外でヒメサナエを撮った時に見つけたミヤマカワトンボ。

▼写真10 ミヤマカワトンボ♂(ノートリミング、2013年8月19日、東京郊外)
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▼写真11 ミヤマカワトンボ♀(ノートリミング、2013年8月19日、東京郊外)
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この日は♂と♀が1〜2メートル離れた渓流の石の上にとまっていた。
5月上旬から見られたミヤマカワトンボもそろそろ見納めだろう。
今年5月はニホンカワトンボ&ミヤマカワトンボを随分熱心に撮った。
暑い7、8月は、行こう行こうと思いつつも、林道散策をさぼってばかりになってしまった(苦笑)。

参考文献:『ネイチャーガイド 日本のトンボ』(尾園暁、川島逸郎、二橋亮著、文一総合出版)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-24 00:01 | 蜻蛉 | Comments(0)

岩手の蛾たち−−シロシタホタルガほか(2013年8月23日)

今夏の帰省では大物蛾との出会いも期待していた。
実家の裏手は山、ちょっと歩いただけで林道だ。しかし思ったほどの出会いはなかった。

写真1はOK農園さん宅のブッドレアにきていたヒロオビトンボエダシャク。
トンボエダシャクと似ていて、この角度からはっきり識別するのは難しいが、ヒロオビトンボエダシャクのように思われた。

▼写真1 ヒロオビトンボエダシャク(2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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写真2はアトキスジクルマコヤガ。
実家近くの林道脇で見つけた。左端に写っているのはザトウムシの仲間。

▼写真2 アトキスジクルマコヤガ(ノートリミング、2013年8月10日、岩手県大船渡市)
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写真3はシロヒトリ。
これも実家近くの林道脇で見つけた。シロヒトリはかなり大きく、ちょっと不気味なたたずまいもあって気軽に手乗り写真に挑戦する感じではなかった。

▼写真3 シロヒトリ(ノートリミング、2013年8月9日、岩手県大船渡市)
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写真4、5はヨシカレハ。
これは五葉山の山麓で見つけた。タケカレハとそっくりで識別は難しいが、かなり大きく感じたのでヨシカレハの方ではないかと思う。
もっと大きい蛾もいるが、どっしりと重そうな雰囲気があって、これも気軽に手乗り写真を撮る感じではなかった。
白い綿のようなものはこの蛾の繭と思われる(写真5)。この個体が出てきた繭かどうかは分からない。出てきたような穴が見当たらなかった。

▼写真4 ヨシカレハ その1a(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真5 ヨシカレハ その1b(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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写真6はコナフキエダシャク。
これは五葉山を登っている時に見つけた。小振りな蛾だ。

▼写真6 コナフキエダシャク(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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写真7〜10はいずれも友人に連れて行ってもらった高原で撮った蛾たち。
写真7はツマジロカラスヨトウ。
写真8はエゾベニシタバ。
これらは高原にある休憩所の中にいた。
休憩所にはトイレの他に部屋が2つあり、それぞれにドアがある。ドアを開け放っている時に入ってしまうのだろう。残念なことにヒオドシチョウやヒョウモンチョウ類の死骸もたくさんあった。
トイレのドアにとまっていたウラギンヒョウモンは指に乗せて外に出したが、エゾベニシタバは忙しく飛び回っていて、外に出すことができなかった。

▼写真7 ツマジロカラスヨトウ(2013年8月8日、岩手県気仙郡)
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▼写真8 エゾベニシタバ(2013年8月8日、岩手県気仙郡)
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写真9、10はシロシタホタルガ。
ホタルガは都内の公園で何度も見かけているが、シロシタホタルガは初めてみた。シロシタホタルガも都内で見られるはずなのだが、どうもこれまで縁が無かった。この高原では何匹か見られた(→よく似たホタルガの画像はこちら)。

▼写真9 シロシタホタルガ その1(ノートリミング、2013年8月8日、岩手県気仙郡)
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▼写真10 シロシタホタルガ その2(ノートリミング、2013年8月8日、岩手県気仙郡)
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蛾類はもっと撮っているが、今のところ名前が分かったのは以上だ。
岩手の昆虫たちの写真はまだ少しあるが、これで一段落としておく。

参考サイト:虫Naviみんなで作る日本産蛾類図鑑ほか

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-23 03:39 | | Comments(6)

岩手のトンボたち−−ハグロトンボほか(2013年8月21日)

帰省中には一度だけ、市内を流れる盛川の河川敷を散歩してみた。
私が十代の頃には川遊びをしたり、釣りをする人も多かった川だが、最近は遊ぶ人も釣りをする人もあまりいないようだ。
写真1はハグロトンボ♂。
この日は河川敷を下流から上流に向かって2キロ以上歩いたが、どういうわけかハグロトンボは10メートルくらいの狭い範囲だけで5〜6匹見かけた。何枚か撮ったがすべて♂だった。

▼写真1 ハグロトンボ♂(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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写真2はセスジイトトンボと思われる。
やや離れた位置から1枚しか撮れなかったので自信を持って言いきれないが、セスジイトトンボ♂のように見えた。
セスジイトトンボは初めて見たのでかなり粘ったが、姿を見失った後は二度と現れなかった。

▼写真2 セスジイトトンボ♂(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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写真3、4はクロイトトンボ。
セスジイトトンボと同じく、河原の水たまりのような場所にいた。クロイトトンボは結構な数が生息しているようだ。

▼写真3 クロイトトンボ その1a 連結中(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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▼写真4 クロイトトンボ その1b 産卵中(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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写真5〜7はアジアイトトンボと思われる。
これも同じ水たまりで見つけた。クロイトトンボは♂♀連結して産卵していたが、この個体は単独で産卵していた(写真6、7)。

▼写真5 アジアイトトンボ♀ その1a(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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▼写真6 アジアイトトンボ♀ その1b(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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▼写真7 アジアイトトンボ♀ その1c(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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写真8〜10はオツネントンボ♂。
この写真は7月に宮古方面に蝶を撮りに行った時に見つけたもの。
いずれも近づいても逃げる気配がなく、羽化間もないのではないかと思われた。ちょうど羽化の時期に当たっていたのか、複数の個体を見かけた。
写真9、10は川沿いの道のガードレールにとまっているのを撮影した。同じ個体だったかどうかはっきり思い出せない。多分同じ個体だと思う。

▼写真8 オツネントンボ♂ その1(2013年7月6日、岩手県宮古市)
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▼写真9 オツネントンボ♂ その2a(2013年7月6日、岩手県宮古市)
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▼写真10 オツネントンボ♂ その2b(2013年7月6日、岩手県宮古市)
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参考文献:『ネイチャーガイド 日本のトンボ』(尾園暁、川島逸郎、二橋亮著、文一総合出版)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-21 04:48 | 蜻蛉 | Comments(2)

岩手の甲虫たち−−オオセンチコガネほか(2013年8月19日)

小学生時代、昆虫採集と言えばやはりカブトムシだった。
成虫を捕まえるのに飽き足らず、製材所近くの土を掘り起こして幼虫を見つけ、土ごともって帰って箱の中に収めて、幼虫〜蛹〜成虫と育ててみたりしたものだった。
今夏の帰省では残念ながらカブトムシには出会えなかったが、初見のオオセンチコガネに出会えた(写真1〜4)。
実家近くの林道を歩いている時に、地面を忙しく動き回っていたのを見つけた。
センチコガネは都内近郊&郊外でもよく見かける。オオセンチコガネはやはり鞘翅の輝きが違っていた。
嬉しい出会いなので4枚も写真をアップしてしまう(笑)。
写真4はブレ写真だが、オオセンチコガネの動きと、この個体の輝きがよく出ている気がするので敢えて載せてみた。

▼写真1 オオセンチコガネ その1a(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真2 オオセンチコガネ その1b(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真3 オオセンチコガネ その1c(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真4 オオセンチコガネ その1d(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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写真5はあまり自信がないがヒメコガネではないかと思われる。
この個体はOK農園さん宅をお訪ねした帰りに、街道脇で見つけた。

▼写真5 ヒメコガネ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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写真6、7はミヤマクワガタ♂。
大アゴの形など、典型的なミヤマクワガタの形ではないが、やや小振りで未発達なのだろう。
これは実家付近の紫陽花の茎を上っていた。ミヤマクワガタを見たのは数十年振りではなかろうか。
最初は大アゴを開いていなかった。私が近づいたので大アゴを開いて威嚇しているのかもしれない。

▼写真6 ミヤマクワガタ♂ その1a(ノートリミング、2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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▼写真7 ミヤマクワガタ♂ その1b(ノートリミング、2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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写真8はヒメシロコブゾウムシ。
これも実家付近の葉上で見つけた。隣の蟻の種類は…分からない(笑)。

▼写真8 ヒメシロコブゾウムシ(ノートリミング、2013年8月9日、岩手県大船渡市)
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写真9はシロスジカミキリ。
残念ながら死んでいた。兄の車で新幹線の駅まで送ってもらう途中に寄ったコンビニの外灯前で見つけた。

▼写真9 シロスジカミキリ(ノートリミング、2013年8月10日、岩手県一関市)
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写真10はガムシ。
これもシロスジカミキリと同じ場所で見つけた。コンビニの廻りは一面田んぼ。コンビニの灯りに引き寄せられてきたのだろう。ガムシ…、子供の頃はよく捕まえていたものだが、ガムシという名前自体、かなり久し振りに思い出した。

▼写真10 ガムシ(ノートリミング、2013年8月10日、岩手県一関市)
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以下は岩手の甲虫ではないが、紹介しそびれていたので、ついでに載せておく。
写真11はスジグロボタル、写真12はオトシブミ。
いずれも7月下旬に上高地の湿地付近で撮影したもの。木製のベンチにとまっていたオトシブミは後翅がはみ出していた。飛び立つのかと思い、カメラを構えたまま待っていたがそのままじっとしていた。

▼写真11 スジグロボタル(2013年7月21日、上高地)
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▼写真12 オトシブミ(2013年7月21日、上高地)
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上高地ではコメツキムシの類をよく見かけた。写真もいくつか撮ってあるが、何しろコメツキムシは種類が多くて同定が難しいので割愛した。
いつかまとめて紹介する機会があれば良いのだが…。

参考サイト:虫Navi、ほか

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-19 23:44 | 甲虫 | Comments(4)

岩手の蝶たち−−アゲハチョウ&シロチョウ編 キアゲハほか(2013年8月17日)

昆虫少年と言っても過言ではなかった小学生時代でも、蝶を熱心に追いかけた記憶はなく、蝶の名前はアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ジャノメチョウくらいしか知らなかったような気がする。
昆虫少年と言ってもそんなに熱心な虫好きではなく、夏休みの自由研究に昆虫を捕まえるくらいしかやることがなかったのだろう。

写真1〜3はキアゲハ。
写真1はOK農園さん宅のブッドレアにきていた♀と思われる個体。側面写真だけでは私にはよく分からないが、腹部側面の黒条が先端まで続いているので♀と判断したがどうだろうか。
写真2、3は♂。
こちらは実家近所の原っぱで撮った個体。
夏型♀は6月17日に東京郊外で撮影している。♂と♀ではかなり黒い部分の面積が異なるようだ(→♀の開翅写真はこちら)。

▼写真1 キアゲハ♀ 夏型その1(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真2 キアゲハ♂ 夏型その2a(ノートリミング、2013年8月5日、岩手県大船渡市)
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▼写真3 キアゲハ♂ 夏型その2b(2013年8月5日、岩手県大船渡市)
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写真4はカラスアゲハ飛翔中、写真5はクロアゲハ飛翔中。
日付は異なるがいずれも実家近所の林道脇で撮った。まあ証拠写真だ(苦笑)。

▼写真4 カラスアゲハ♂ 飛翔中(2013年8月8日、岩手県大船渡市)
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▼写真5 クロアゲハ♂ 飛翔中(2013年8月10日、岩手県大船渡市)
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写真6はジャコウアゲハ、写真7はアオスジアゲハ。
こちらはいずれもOK農園さん宅のブッドレアで撮ったもの。
ジャコウアゲハもアオスジアゲハも東京辺りでもよく見られる蝶だが、ここ岩手では意外に数が少ない。
特にアオスジアゲハは北限に近く、OK農園のさんのブログ(「viva! OK農園の田舎暮らし♪」)では、8月初旬に見たのが5年振りとのことだ。私がここで見られたのは運が良かったと言える。

▼写真6 ジャコウアゲハ♀&キタテハ(2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真7 アオスジアゲハ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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写真8はキタキチョウ、写真9はモンシロチョウ交尾シーン。
いずれも実家近所の道路脇で撮った。
一昨年の夏にはモンキチョウをよく見かけた気がするが、今夏はどうも見られなかったようだ。

▼写真8 キタキチョウ(ノートリミング、2013年8月9日、岩手県大船渡市)
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▼写真9 モンシロチョウ 交尾中(2013年8月5日、岩手県大船渡市)
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写真10、11はスジグロシロチョウ。
このスジグロシロチョウがちょっと厄介なのだ。
写真10はスジグロシロチョウ♀で間違いないと思うが、写真11は♂か♀か、あるいはヤマトスジグロシロチョウか判断に苦しんだ。裏翅しか撮れなかったのが残念だ。♀の裏翅はやや黄色みがあることから、スジグロシロチョウ♂と判断したがあまり確信が持てない。
写真10はOK農園さん宅のブッドレアで、写真11は実家近所の道路脇で撮った。
写真12はヤマトスジグロシロチョウと思われる。
前翅の黒い斑点が上下の肢脈に達していないことから判断したが、これもあまり確信はない。

▼写真10 スジグロシロチョウ♀ 夏型(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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▼写真11 スジグロシロチョウ♂ 夏型(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真12 ヤマトスジグロシロチョウ♂ 夏型(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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スジグロシロチョウに関しては、帰省前からスジグロシロチョウ&ヤマトスジグロシロチョウが混在していることを予想していた。見つけたら積極的に撮ろうと思っていたが、そうそう都合良く開翅&裏翅が撮れるわけでもなく、やっぱり識別には苦労してしまった。
もっとたくさんの個体を見て識別する眼を養う必要があるのだろう。

今夏の帰省で撮った岩手の蝶はこれでおしまい。
帰省中に撮った蝶は、キアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ、キタキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ヤマトスジグロシロチョウ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ベニシジミ、ツバメシジミ、トラフシジミ、ゴイシシジミ、ミズイロオナガシジミ、ジョウザンミドリシジミ、イチモンジセセリ、コチャバネセセリ、オオチャバネセセリ、キマダラセセリ、ヒメキマダラセセリ、キバネセセリ、アオバセセリ、スジグロチャバネセセリ、ヘリグロチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、ウラギンスジヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、ウラギンヒョウモン、メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン、ヒオドシチョウ、エルタテハ、キタテハ、ルリタテハ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、コムラサキ、イチモンジチョウ、サカハチチョウ、オオミスジ、コミスジ、サトキマダラヒカゲ、ジャノメチョウ、ヒメウラナミジャノメ、以上45種である。

一昨年夏、美麗な個体を見たクジャクチョウに出会えなかったのは残念だったが、帰省前の予想をはるかに超えるたくさんの蝶たちに出会えて、楽しい一週間を過ごすことができたと思う。

突然の訪問にも関わらず歓待していただき、たくさんの蝶の撮影をさせていただいたOK農園のO氏にあらためてお礼を申し上げたい。

参考サイト:蝶鳥ウォッチング
参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-17 12:29 | | Comments(10)

岩手の蝶たち−−シジミチョウ編 ゴイシシジミほか(2013年8月16日)

一昨年の夏に帰省した時の観察では、シジミチョウ類は都内とほぼ同じような種類がいるように思われた。
今夏も実家付近や河原を観察した限りでは、同じような感想を抱いた。

写真1はヤマトシジミ。
朝6時前にはまだ朝露に濡れていた。

▼写真1 ヤマトシジミ(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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写真2はベニシジミ、写真3はツバメシジミ♂、写真4はルリシジミ♀。
写真2、4は河原で、写真3は実家付近の林縁で見つけた。
ルリシジミは萩系の花(多分マルバハギか)の廻りをフラフラ飛んでいた。
飛んでいる時には前翅が水色っぽく見えたが(写真4)、とまって開翅すると青灰色に見えた(写真5)。

▼写真2 ベニシジミ(ノートリミング、2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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▼写真3 ツバメシジミ♂ 開翅(ノートリミング、2013年8月10日、岩手県大船渡市)
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▼写真4 ルリシジミ♀ その1a 飛翔中(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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▼写真5 ルリシジミ♀ その1b(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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写真6はトラフシジミ夏型。
トラフシジミは特に探すまでもなく、実家近所の道路脇で何匹も見られた。この日はチダケサシの花に複数の個体がとまっていた。

▼写真6 トラフシジミ 夏型(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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写真7はゴイシシジミ。
この個体はOK農園さん宅からの帰り道に道路脇で見つけた。

▼写真7 ゴイシシジミ(ノートリミング、2013年8月6日、岩手県大船渡市)
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写真8は、どうにもひどい写真だが、かなり遠くの葉上にとまっていたミズイロオナガシジミと思われる蝶。
帰省中はオナガシジミあたりに出会えないかと期待していたのだったが、斑紋の発達したミズイロオナガシジミと思われる。これは実家裏手にある木の葉上にとまっていた。一応証拠写真として撮っておいた。

▼写真8 ミズイロオナガシジミ(2013年8月7日、岩手県大船渡市)
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写真9〜12はジョウザンミドリシジミと思われるがどうだろうか。
これは五葉山に登りはじめて間もなく見つけたもので、標高約750メートルの場所でテリ張りしていたようだ。時間は朝8時半頃の撮影。
やや擦れ気味のうえ、高い位置にばかりとまるのであまり良い写真は撮れなかったが、種々検討してジョウザンミドリシジミと判断した。
いずれにしても、今度こそ初見のゼフィルスだと思う(苦笑)。

▼写真9 ジョウザンミドリシジミ♂ その1a(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真10 ジョウザンミドリシジミ♂ その1b(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真11 ジョウザンミドリシジミ♂ その1c(ノートリミング、2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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▼写真12 ジョウザンミドリシジミ♂ その1d(2013年8月4日、岩手県大船渡市)
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この個体は付近を飛ぶ虻などを追飛しては戻ってくるのを繰り返していた。
写真12は写真11を拡大したもの。
あまり鮮明な写真が撮れずに残念だが、この山に登ろうとしたのは、こういう出会いを期待してのことだったので、少しだけ目的を達成できた気がする。
次に帰省する時には、今度こそ山頂まで登ってみたい。

次回はアゲハチョウ科とシロチョウ科をまとめて取り上げる予定。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
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by mikiosu | 2013-08-16 00:02 | | Comments(6)