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フユシャク第十一弾、シモフリトゲエダシャク その1(2014年1月30日)

シモフリトゲエダシャク狙いでプチ遠征した1月28日、残念ながらその姿を見つけることができなかった。
帰りのバスの中で携帯をチェックすると石川会長から電話が入っていた。もう3時間も前だ(苦笑)。
バスを降りてから電話すると、私の主フィールドでシモフリトゲエダシャクを見つけたとのこと。
主フィールドでなかなか出会えないため、プチ遠征したというのに…。
慌てて主フィールドに行ってみると、教えてもらった場所に♂と♀の姿があった。
写真1、2はイヌシデと思われる木の幹にとまっているシモフリトゲエダシャク♂。
写真3は左側に♂、右側に♀が写っているところ。

▼写真1 シモフリトゲエダシャク♂ その1a(ノートリミング、2014年1月28日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真2 シモフリトゲエダシャク♂ その1b(ストロボ撮影、2014年1月28日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真3 シモフリトゲエダシャク♂&♀(ノートリミング、2014年1月28日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真4〜8はシモフリトゲエダシャク♀。
シモフリトゲエダシャク♀は初めて見た。フユシャク類の中でも最大級と聞いていたが、噂に違わず大きかった。
スケールを当ててみると、なんと20ミリ近くあった(写真8)。

▼写真4 シモフリトゲエダシャク♀ その1a(ノートリミング、2014年1月28日、東京近郊)
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▼写真5 シモフリトゲエダシャク♀ その1b(ノートリミング、2014年1月28日、東京近郊)
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▼写真6 シモフリトゲエダシャク♀ その1c(ノートリミング、2014年1月28日、東京近郊)
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※写真4〜6はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真7 シモフリトゲエダシャク♀ その1d(2014年1月28日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真8 シモフリトゲエダシャク♀ その1e(2014年1月28日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

比較的大きなチャバネフユエダシャク♀でもせいぜい12〜15ミリ、他のフユシャク類は10ミリにも満たないことが多いので(大体7〜8ミリくらい)、いかに大きいかお分かりいただけると思う。

翌日も同じ場所に出かけてみると、木の幹には♂も♀もいなかった。その代わり前日この場所を教えてくれた石川会長がいた(笑)。
話をすると、前日の♂と♀は擬木柵にとまっていたのを木の幹に移動させたのだと言う。
写真を見せてもらうと♂と♀の距離が近かったので、私が見に行った時には♂がかなり移動していたようだ。

この日は前日とは別個体と思われるシモフリトゲエダシャク♀の姿を近くの擬木柵で見ることができた(写真9、10)。
この個体は大体17ミリくらいだった。

▼写真9 シモフリトゲエダシャク♀ その2a(ノートリミング、2014年1月29日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真10 シモフリトゲエダシャク♀ その2b(2014年1月29日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

シモフリトゲエダシャクは、一昨年は主フィールドでは見られず、昨季は♂の姿だけが見られた。
今季は是非とも♀の姿を見たいと思っていたので、念願が叶った。
主フィールドで♂も♀も見られたということは、来年以降も継続して観察できそうなのでなおさら嬉しい。

最後におまけ。
冬の間は猫の姿を見る機会が少ない気がする。ちょっと寂しい(笑)。この写真は主フィールドではなく、プチ遠征先で撮ったもの。

◎今日のニャンコ ♪ (ノートリミング、2014年1月28日、東京近郊)
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参考サイト:相模国の自然スケッチ、ほか

by mikiosu | 2014-01-30 05:54 | | Comments(2)

フユシャク第十弾、ウスモンフユシャク その1 ほか(2014年1月28日)

フユシャク亜科に属する蛾のうち、主フィールドで観察できるウスバフユシャクとクロテンフユシャク、ウスモンフユシャクの3種はよく似ている。
ウスモンフユシャクは個体数が少なく、昨季は見逃してしまった。
今季は首尾よく交尾シーンを見つけることができたので、♂と♀を見たことになる。
と言っても柵の反対側にとまっていたのであまりよい写真は撮れなかった(写真1〜4)。
もっと良い写真が撮れてから紹介したいところだが、これきり出会えない可能性もあるので、取りあえず紹介しておきたい。
翅がないフユシャク♀は、一見小さく見える。しかし、写真1、2のように側面から観察すると、♂よりもずっと腹部が太く、大きい(写真の上が♀)。

▼写真1 ウスモンフユシャク 交尾中 その1a(ノートリミング、2014年1月24日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真2 ウスモンフユシャク 交尾中 その1b(ノートリミング、2014年1月24日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真3、4はコンパクトデジカメを柵の向こう側にのばして背面から撮ってみたもの。♀の姿は♂の翅に隠れて見えなくなっている。
ウスモンフユシャク♂の特徴がお分かりいただけるだろうか。

▼写真3 ウスモンフユシャク 交尾中の♂の背面 その1c(ノートリミング、2014年1月24日、東京近郊)
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▼写真4 ウスモンフユシャク 交尾中の♂の背面 その1d(ノートリミング、2014年1月24日、東京近郊)
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※写真3、4はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

ウスモンフユシャク♂の外横線は、クロテンフユシャク♂と同様に、前縁付近で前方(頭部の方)にカクッと曲がるのが特徴で、この点でウスバフユシャク♂と識別できる。
参考までに最近撮ったクロテンフユシャク♂(写真5、6)、ウスバフユシャク♂(写真7〜8)の写真も併せて載せておく。

▼写真5 クロテンフユシャク♂ その1(ノートリミング、2014年1月25日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真6 クロテンフユシャク♂ その2(ノートリミング、2014年1月27日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真7 ウスバフユシャク♂ その1(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough


▼写真8 ウスバフユシャク♂ その2(ノートリミング、2014年1月24日、東京近郊)
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▼写真9 ウスバフユシャク♂ その3(ノートリミング、2014年1月27日、東京近郊)
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※写真8、9はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

ウスバフユシャク♂は色彩の個体変異があり、クロテンフユシャク♂やウスモンフユシャク♂のように薄茶色の個体から、写真8のように赤茶色っぽい個体まであり、内横線と外横線の間にある黒い点もかなり薄いものから、写真9のようにはっきり出ているものまでいる。
それでも、外横線の曲がり具合を確認すれば、クロテンフユシャク♂やウスモンフユシャク♂と混同することはないはずだ。

参考サイト:相模国の自然スケッチ似た蛾の比較図鑑、ほか

by mikiosu | 2014-01-28 01:35 | | Comments(0)

フユシャク第九弾、クロテンフユシャク その1(2014年1月25日)

例年主フィールドでは1月中旬以降に見られるクロテンフユシャク。
東京郊外の山麓では12月下旬に既に見られた。
写真1、2は郊外の林縁で見つけたクロテンフユシャク♂。

▼写真1 クロテンフユシャク♂ その1a(ノートリミング、2013年12月21日、東京郊外)
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▼写真2 クロテンフユシャク♂ その1b(ノートリミング、2013年12月21日、東京郊外)
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※写真1、2はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真3〜6は主フィールドで見つけたクロテンフユシャク♂。
昨季は1月15日初見だったが、今年は1月22日とやや遅かった。

▼写真3 クロテンフユシャク♂ その2a(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真4 クロテンフユシャク♂ その2b(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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▼写真5 クロテンフユシャク♂ その3(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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※写真4、5はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真6 クロテンフユシャク♂ その4(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

クロテンフユシャク♂とウスバフユシャク♂は一見似ている。
クロテンフユシャク♂の外横線は前縁付近で前方(頭部の方)に曲がること、内横線と外横線の間にある黒い点がクロテンフユシャク♂の方がはっきり出る場合が多い、ウスバフユシャク♂は赤茶色になる傾向があるが、クロテンフユシャク♂は薄茶色である場合が多い、などで判別できる。
自分の経験では、ウスバフユシャク♂はやや色の濃い個体が多く、ウスバフユシャク♂をさんざん見た後にクロテンフユシャク♂を見つけると、何だか綺麗に見えるように思う(笑)。
なお、クロテンフユシャク、ウスバフユシャク、ウスモンフユシャクは♂の姿も似ているが、♀に至ってはほとんど外見で識別するのは困難なようだ。
交尾でもしていないと判別できないので、♀が単独でいるのを見つけても、それがどれの♀なのか分からない。
クロテンフユシャクは3月くらいまで見られるので、まだこれから交尾シーンを見ることもあるだろうが、参考までに過去画像から交尾シーンを1枚だけ載せておく。

▼写真7 クロテンフユシャク交尾シーン(ノートリミング、ストロボ撮影、2012年1月31日、東京近郊)
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※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

参考サイト:相模国の自然スケッチ似た蛾の比較図鑑、ほか

by mikiosu | 2014-01-25 03:50 | | Comments(4)

マツヘリカメムシの撮影記録(2014年1月24日)

カメムシつながりで、今回は前から気になっていたマツヘリカメムシを取り上げてみた。
マツヘリカメムシは、2008年に東京・小金井市で最初に採集された北米原産の外来種と言われている。従って、都内の公園ではよく見かけるが、他県ではあまり見られないのではないだろうか(もっとも、最近はかなり分布域を広げているようだ)。
私が初めて見たのは2010年11月だった(写真1)。
この個体は庭園内の資料室の中で見つけた。この時はしばらく名前が分からなかった。

▼写真1 マツヘリカメムシ その1(ストロボ撮影、2010年11月8日、国分寺市)
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※ニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

写真2はほぼ一年後の2011年10月に小金井公園で見つけたもの。
この日は公園内の電話ボックスと掲示板で2匹見かけた。写真は掲示板で撮った個体。

▼写真2 マツヘリカメムシ その2(2011年10月10日、小金井市)
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※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真3は善福寺公園で見つけた。
どこにいたかはっきり覚えていないが、多分トイレ外壁だろう。

▼写真3 マツヘリカメムシ その3(ストロボ撮影、2011年10月20日、杉並区)
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※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真4は玉川上水縁(三鷹地域)で見つけた。
これはトイレ外壁で撮った。

▼写真4 マツヘリカメムシ その4(ストロボ撮影、2011年10月21日、三鷹市)
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※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真5は井の頭自然文化園本園で見つけた。
これは園内にある茶室の外壁を歩いていた。

▼写真5 マツヘリカメムシ その5 (ストロボ撮影、2011年10月25日、武蔵野市)
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※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真6は2012年、写真7は2013年に玉川上水縁(三鷹地域)で見つけた。
いずれも擬木柵で撮った。

▼写真6 マツヘリカメムシ その6 (ストロボ撮影、2012年2月15日、三鷹市)
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※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

▼写真7 マツヘリカメムシ その7 (2013年10月31日、三鷹市)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真8は野山北・六道山公園で見つけた。
これは公園のインフォメーションセンターの入口付近にいた。

▼写真8 マツヘリカメムシ その8 (2013年11月1日、武蔵村山市)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真9、10は東御苑で見つけたもの。
2013年秋には都心の東御苑でも2度続けてみた。

▼写真9 マツヘリカメムシ その9 (ノートリミング、2013年11月13日、千代田区)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真10 マツヘリカメムシ その10 (2013年11月19日、千代田区)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

玉川上水縁で見つけた例が多いのは、そこを歩く機会が多いからだと思う。
見つけた日付を確認すると、10〜11月がほとんどだ。
マツヘリカメムシは成虫越冬するので、秋に冬眠場所を探して樹上から降りてくるためと推測される。
2011年にたくさん見たので、その後の分布状況が気になったが、2012年はそれほどでもなかった。
もっとたくさん見ていると思うが、撮らなかったり、写真を見落としたりしているかもしれない。
今後も見かけたら面倒がらずにちゃんと写真を撮っておきたい。

by mikiosu | 2014-01-24 02:52 | その他 | Comments(2)

真冬のアカスジキンカメムシ(2014年1月23日)

主フィールドにフユシャク探しに出かけた1月22日、思いがけないものを見つけた。
アカスジキンカメムシだ(写真1、2)。
アカスジキンカメムシは終齢の5齢幼虫で越冬するので、真冬に成虫がいるはずがない。
これは一体どうしたことか…。
間違えて羽化してしまったのだろうか。
成虫の出現時期は大体5月中旬〜8月上旬なので、間違えるにもほどがあると思うのだが…。

▼写真1 アカスジキンカメムシ その1a(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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▼写真2 アカスジキンカメムシ その1b(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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※写真1、2はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

アカスジキンカメムシはカメムシとしては大型で、背中もかなり盛り上がっている。そのためデジタル一眼+マクロレンズでは全体にピントを合わせるのがなかなか難しい被写体だ。
コンパクトデジカメの深い被写界深度がこういう時に役に立つ(写真3〜8)。

▼写真3 アカスジキンカメムシ その1c(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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▼写真4 アカスジキンカメムシ その1d(2014年1月22日、東京近郊)
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▼写真5 アカスジキンカメムシ その1e(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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▼写真6 アカスジキンカメムシ その1f(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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▼写真7 アカスジキンカメムシ その1g(ノートリミング、2014年1月22日、東京近郊)
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▼写真8 アカスジキンカメムシ その1h(2014年1月22日、東京近郊)
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※写真3〜8はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

この個体は木柵を歩き回っていた。
前述のようにアカスジキンカメムシは終齢幼虫(5齢幼虫)で越冬するので、真冬に終齢幼虫を見かけることもある(5齢幼虫の写真はこちら)。
真冬にいるはずのない成虫も、それほど寒さに弱いということはないのだろう。
帰宅後家人に、
「今日はアカスジキンカメムシの成虫を見たよ!」
と言ってみたが、家人には何のことやらさっぱり分からないようだった。
昆虫に興味のない家人に、もっとびっくりしてくれと言っても無理な話だった(笑)。

by mikiosu | 2014-01-23 04:22 | その他 | Comments(8)

キリギリス類の♀たち(2014年1月18日)

バッタ関係の写真はそれほど熱心に撮っていない。
まあ、見つけた時に、逃げなければ撮ると言う感じだ(笑)。
2013年に撮ったキリギリス類は、♂が撮れたら、そのうち♀と一緒に…とか、幼虫が撮れたら、そのうち成虫と一緒に…などと思っているうちに年が明けてしまった。

バッタ目(直翅目)はバッタ亜目とキリギリス亜目に分けられ、その下に上科>科>亜科と分類されているようだ。
バッタとキリギリスは、触角が太く短いのがバッタ亜目、触角が細くてやたら長いのがキリギリス亜目と言って良いと思う。
これだけ覚えておけば、バッタ類を見つけて名前を調べる時に、バッタ亜目とキリギリス亜目を行ったり来たりしなくて済む(笑)。
バッタ方面は♂と♀で外見は似ていることが多く、大抵の場合♀の方が身体が大きい。
それに対して、キリギリス類は♀の産卵管が目立つので判別しやすい。

写真1〜3はアシグロツユムシで、写真1、2は幼虫、写真3が成虫。
成虫の写真は2012年までさかのぼらないと見つからなかった。
アシグロツユムシ♀の産卵管は短く、上の方にするどく曲がっている。

▼写真1 アシグロツユムシ 幼虫1(2013年6月17日、東京郊外)
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※ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真2 アシグロツユムシ♀ 幼虫2(2011年9月6日、東京郊外)
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※ニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

▼写真3 アシグロツユムシ♀ 成虫(ノートリミング、2012年9月20日、東京郊外)
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※ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真4、5はササキリ♀。
ササキリ幼虫は2013年に何度か撮ったが、成虫は2012年のもの。
ササキリ♀の産卵管は体長の半分くらいで、やや上方に反って見える。

▼写真4 ササキリ♀ 幼虫(2013年7月26日、東京近郊)
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▼写真5 ササキリ♀ 成虫(2012年11月20日、東京近郊)
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※写真4、5はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真6、7はヤブキリ♀。
ヤブキリは都内の公園でも幼虫から成虫までよく見られる。
写真6はまだ幼虫だが、翅も見えていて、成虫一歩手前と言ったところだろう。
ヤブキリ♀の産卵管は体長と同じくらい長く真っすぐなので、他の種との識別も容易だ。

▼写真6 ヤブキリ♀ 幼虫(2013年6月5日、東京郊外)
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▼写真7 ヤブキリ♀ 成虫(ノートリミング、2013年8月16日、東京郊外)
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※写真6、7はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真8はウマオイ♀。
ウマオイにはハタケノウマオイとハヤシノウマオイがあり、鳴き声も微妙に異なるそうだ。
私には区別できないのでウマオイとしておく。
ウマオイ♀の産卵管は体長の3分の1〜半分くらい。上方にゆるくカーブしている。

▼写真8 ウマオイ♀(2013年8月16日、東京近郊)
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※ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真9はサトクダマキモドキ♀、写真10はヒメクダマキモドキ♀。
写真10のヒメクダマキモドキ♀は主フィールドの木柵にとまっていた。
サトクダマキモドキは何度か見ているが、ヒメクダマキモドキは2013年秋に初めて見た。
サトクダマキモドキ♀の産卵管は太くて短く、上方に鋭く曲がっている。産卵管の色は茶色っぽく、先端は翅の陰に隠れて見えない。
写真10の産卵管は体色と同じ緑色であることから、調べてみると初見のヒメクダマキモドキであることが分かった。

▼写真9 サトクダマキモドキ♀(2012年8月21日、東京近郊)
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※ニコンD90 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真10 ヒメクダマキモドキ♀(2013年11月16日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

クダマキモドキにはヤマクダマキモドキというのもいて、こちらは前肢の色が赤茶色っぽいので識別できる。

写真11はヒメツユムシ♀。
この個体は2013年の暮れ、高尾方面にフユシャクを探しに行った時に山麓のベンチで見つけた。
翅に白い模様が小刻みに入っていて、初見のキリギリス類と思われたので背面&左右から写真を撮って帰った。
ヒメツユムシ♀の産卵管は体長の3分の1くらい。先端がやや上にカーブしているようだ。

▼写真11 ヒメツユムシ♀(2013年12月21日、東京郊外)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

このヒメツユムシ♀はさすがに寒かったのか動きが鈍く、飛び跳ねて逃げるどころか、歩くのも難儀な様子だった。
12月も下旬となれば、そろそろ天寿を全うする時期だったのだろう。

参考サイト:虫Navi、ほか

by mikiosu | 2014-01-18 03:32 | その他 | Comments(4)

丘陵のアオイトトンボ & オオアオイトトンボ(過去編)(2014年1月15日)

1月14日、久し振りに丘陵方面に出かけてみる。
時節柄狙いはフユシャクなのだが、まったくその姿を見つけることができず、一度もシャッターを切ることなく帰ってきてしまった(涙)。
主フィールドに比べて自然の豊富な野山では、逆に見つけにくいことは想定していた。
それにしても一匹も見つけられないとは…。
そればかりか、散策路脇の草木が綺麗さっぱり刈られていたのにびっくりした。
そこはアオイトトンボやオオアオイトトンボの産卵場所で、昨年秋にはエノキの若木にオオムラサキの幼虫がたくさん見られた場所だった。
昆虫たちが逞しく生き残ってくれるのを祈る。

そんなことで、何も撮らずに帰ってきた。この場所では昨年はあまり成果がなかったが、2012年にはたくさんのアオイトトンボ&オオアオイトトンボの姿を見たのだった。ちょっと古いが一昨年の写真をいくつかピックアップしてみたい。
写真1〜4はアオイトトンボ♂。
アオイトトンボ♂の複眼は水色。この美しい複眼をなんとか綺麗に撮ろうと通いつめたものだった。
秋の産卵シーズンにはアオイトトンボの♂は水辺でテリトリーを張る。近付くと逃げるが、同じ場所に戻ってくることが多いので、しゃがみ込んで戻ってくるのを待って撮ったりした。

▼写真1 アオイトトンボ♂ その1(2012年9月20日、東京郊外)
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▼写真2 アオイトトンボ♂ その2a(2012年9月20日、東京郊外)
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▼写真3 アオイトトンボ♂ その2b 顔面(2012年9月20日、東京郊外)
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▼写真4 アオイトトンボ♂ その3 背面から(2012年9月20日、東京郊外)
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♂に比べるとアオイトトンボの♀は単独で見つけるのが意外に難しかった。
写真5はかなり遠くから撮った個体。
写真6はいわゆる♂タイプの♀で、複眼の色も体色も♂に近い。

▼写真5 アオイトトンボ♀ その1(2012年10月4日、東京郊外)
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▼写真6 アオイトトンボ♀ その2(2012年10月4日、東京郊外)
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写真7、8はアオイトトンボのカップル。この日は単独の♀よりもカップルの姿の方が多いくらいだった。

▼写真7 アオイトトンボのカップル その1 産卵中(ノートリミング、2012年9月20日、東京郊外)
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▼写真8 アオイトトンボのカップル その2(2012年9月20日、東京郊外)
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このように2012年にはたくさんのアオイトトンボの姿が見られたのに、2013年はさっぱり見られず、かなり消化不良に終わってしまった。

アオイトトンボの産卵シーズンが終わる頃に姿を現したのがオオアオイトトンボ。
写真9〜12はオオアオイトトンボ♂。
アオイトトンボ♂が水辺に多いのに対し、オオアオイトトンボ♂は水辺に近い林縁でよく見られた。
アオイトトンボ♂の複眼が水色であるのに対し、オオアオイトトンボの複眼はやや緑がかった色をしている(写真9)。中にはアオイトトンボ♂に近い水色の複眼をした個体もいるようだ(写真10)。
光の加減もあるが、体色も緑色から赤胴色の個体まで見られる(写真11、12)。

▼写真9 オオアオイトトンボ♂ その1(2012年10月13日、東京郊外)
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▼写真10 オオアオイトトンボ♂ その2(2012年10月17日、東京郊外)
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▼写真11 オオアオイトトンボ♂ その3(2012年10月17日、東京郊外)
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▼写真12 オオアオイトトンボ♂ その4(2012年11月9日、東京郊外)
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写真13はオオアオイトトンボ♀。♀の腹部はかなり太い。ちょっと遠かったが、この個体の腹部の緑色はなかなか綺麗だった。

▼写真13 オオアオイトトンボ♀ その1(2012年10月21日、立川・昭和記念公園)
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写真14、15はオオアオイトトンボのカップル。
このようなカップルの写真は、ピント合わせが難しい。♂にピントを合わせると♀がボケてしまい、♀に合わせると♂がボケたりして、思うように撮れない場合が多く、やみくもに近付けば良い訳ではないなと思い知らされたものだった。

▼写真14 オオアオイトトンボのカップル その1 交尾中(ノートリミング、2012年10月17日、東京郊外)
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▼写真15 オオアオイトトンボのカップル その2(2012年10月17日、東京郊外)
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2012年には10月中旬にたくさん見られたオオアオイトトンボ。アオイトトンボと同様、2013年はさっぱりだったが「あかねの独り言 パート2」のあかねさんによると、11月下旬になってたくさん見られたと言う。
2013年はオオアオイトトンボの産卵シーズンが2012年より一か月ほど遅かったようだ。
今年はどういうことになるのか、秋にはまた観察に訪れたいと思う。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-01-15 05:34 | 蜻蛉 | Comments(0)

ナミスジフユナミシャク その2(2014年1月13日)

12月下旬に見られはじめたナミスジフユナミシャク、年明けには主フィールドでよく見られるようになった。
写真1は擬木柵で、写真2はトイレの中で見つけた♂。

▼写真1 ナミスジフユナミシャク♂ その1(ノートリミング、2014年1月2日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真2 ナミスジフユナミシャク♂ その2(2014年1月2日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真3、4は木柵で見つけた♀。
淡いグリーンに見えたので遠目にはイチモジフユナミシャク♀かと思ったが、近くでよく見ると腹部の鱗粉(?)がはげたナミスジフユナミシャク♀だった。

▼写真3 ナミスジフユナミシャク♀ その1a(ノートリミング、2014年1月2日、東京近郊)
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▼写真4 ナミスジフユナミシャク♀ その1b(2014年1月2日、東京近郊)
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※写真3、4はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

写真5は初詣に出かけた東京郊外の山麓のガードレールで見つけた♂。
翅を開いていないので確信はないものの、ナミスジフユナミシャク♂の羽化間もない個体ではないかと思う。
薄暗いのはもう17時近かったから。初詣の帰り、生ビール&蕎麦を堪能した後に山麓をひと回りして見つけた。

▼写真5 ナミスジフユナミシャク♂ その3(ノートリミング、2014年1月3日、東京郊外)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真6〜8は1月9日に主フィールドで見つけた♀と♂。

▼写真6 ナミスジフユナミシャク♀ その2a(ノートリミング、2014年1月9日、東京近郊)
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▼写真7 ナミスジフユナミシャク♀ その2b(2014年1月9日、東京近郊)
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▼写真8 ナミスジフユナミシャク♂ その4(ノートリミング、2014年1月9日、東京近郊)
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※写真6〜8はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真9、10は1月11日に見つけた♂と♀。
このように、主フィールドでは擬木柵で毎日のように見られる。

▼写真9 ナミスジフユナミシャク♂ その5(ノートリミング、2014年1月11日、東京近郊)
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※写真9はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真10 ナミスジフユナミシャク♀ その3(ノートリミング、2014年1月11日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

フユシャク類の♀に関しては、蛾の種類も多い郊外の野山では逆に見つけることが難しい。♂の姿は灯火廻りで見つけることもできるだろうが、♀の姿はどこを探して良いのかポイントが掴みにくいのだろう。
主フィールドのように、昼間手軽に♂も♀も見つけられる場所はなかなかないのではなかろうか。

参考サイト:虫Navi日本産フユシャクWEB図鑑相模国の自然スケッチ、ほか

by mikiosu | 2014-01-13 02:30 | | Comments(2)

フユシャク第八弾、ウスバフユシャク その1(2014年1月12日)

フユシャクの第八弾はウスバフユシャク。
主フィールドでは12月中に♂の姿が見られた(写真1)。
その後はしばらく見られず、年明けになるとよく見かけるようになった(写真2)。

▼写真1 ウスバフユシャク♂ その1(2013年12月19日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真2 ウスバフユシャク♂ その2(2014年1月2日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真3は♀。
ウスバフユシャク♀は、クロテンフユシャク♀、ウスモンフユシャク♀との判別が難しい。主フィールドでは、今季はまだウスバフユシャク♂の姿しか見ていないので、状況的な判断でウスバフユシャク♀としている。

▼写真3 ウスバフユシャク♀ その1(ノートリミング、2014年1月9日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

ウスバフユシャクは日中でも交尾シーンが時折見られる(写真4〜6)。
♂の腹部は翅に隠れて見えないが、腹部を横に曲げて交尾しているのだろう。

▼写真4 ウスバフユシャク♀&♂ 交尾中 その2a(ノートリミング、2014年1月9日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真5 ウスバフユシャク♀&♂ 交尾中 その2b(ノートリミング、2014年1月9日、東京近郊)
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▼写真6 ウスバフユシャク♀&♂ 交尾中 その2c(ノートリミング、2014年1月9日、東京近郊)
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※写真5、6はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

交尾シーンを見た二日後には、産卵中の♀の姿も見られた。
これは「公園昆虫記」のおはるさんに教えていただいた。

▼写真7 ウスバフユシャク♀ 産卵中 その3a(ストロボ撮影、2014年1月11日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

▼写真8 ウスバフユシャク♀ 産卵中 その3b(2014年1月11日、東京近郊)
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※OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真9 ウスバフユシャク♀ 産卵中 その3c(ストロボ撮影、2014年1月11日、東京近郊)
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※ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

これまでシロオビフユシャク♀、クロバネフユシャク♀の産卵シーンは見ている。ウスバフユシャク♀の産卵シーンは初めて見たかもしれない。
上記2種と同様に、産みつけた卵の上に尾端の毛を被せている。それでも卵の一粒一粒が見えているので、どれだけ保護効果があるのかよく分からない。
今後も継続して観察してみたい。

参考サイト:相模国の自然スケッチ、ほか

by mikiosu | 2014-01-12 03:34 | | Comments(4)

ホシミスジの越冬幼虫(2014年1月9日)

越冬幼虫と言っても幼虫の姿ではなく、幼虫が入っている巣のお話。
12月25日にプチ遠征先で石川会長と鉢合わせした際に、隣の公園でホシミスジの越冬幼虫が見られると言うのでついて行った。
ホシミスジ幼虫の食草はユキヤナギなど。冬には葉はほとんど落ちている。
この日途中から合流したN女史が、「ここにいます」と指差してくれるが、よく見えない。
かなり注意深く見ないと分からない大きさだ。
写真1にはホシミスジ越冬幼虫の巣が2箇所ぶら下がっている。
写真2では、葉を糸で綴じたような様子が見られた。
写真3の巣を計ってみると約7ミリだった。

▼写真1 ホシミスジ越冬幼虫の巣 その1&2(ノートリミング、2013年12月25日、東京近郊)
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▼写真2 ホシミスジ越冬幼虫の巣 その3(ノートリミング、2013年12月25日、東京近郊)
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▼写真3 ホシミスジ越冬幼虫の巣 その4(ノートリミング、2013年12月25日、東京近郊)
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これだけ小さいものがブランブランしていると、コンパクトデジカメのスーパーマクロ機能で撮るのも難しい。
デジタル一眼+マクロレンズで、息を詰めてピントを合わせて撮るしかない。
写真を何枚か撮ると息が切れて、ハアハアしてしまうのだった(笑)。

年明けの1月8日、もう一度ホシミスジ越冬幼虫の巣を見に行ってみる。
一人で見つけられるか心配したがいくつか見つけることができた。
写真5には二つの巣が写っている。
写真6は写真5の上部に写っている個体、写真7は写真5の下方に写っている個体だ。
写真8は写真7の巣を別角度から撮ったもの。やはり葉を糸で綴じたような構造になっている。

▼写真4 ホシミスジ越冬幼虫の巣 その5(ノートリミング、2014年2014年1月8日、東京近郊)
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▼写真5 ホシミスジ越冬幼虫の巣 その6a&7a(2014年2014年1月8日、東京近郊)
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▼写真6 ホシミスジ越冬幼虫の巣 その6b(2014年2014年1月8日、東京近郊)
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▼写真7 ホシミスジ越冬幼虫の巣 その7b(2014年2014年1月8日、東京近郊)
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▼写真8 ホシミスジ越冬幼虫の巣 その7c(2014年2014年1月8日、東京近郊)
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巣の大きさはまちまちのようだが、写真6のもので約5ミリだった。
大体5〜8ミリくらいというところだろうか。
巣はとにかく小さい。前回は写真を撮るのに苦労したので三脚を持って行こうかとも思ったが、面倒なのでやめた(笑)。
その代わり、少しでも手ブレを防ごうとホットシューに付けられるLEDライトを当てて撮ってみた。
それでも半分以上はピンボケあるいはブレ写真になってしまった。
それにしても、越冬するための巣が5〜8ミリだから、中の幼虫はどれだけの大きさなのか…。
けなげにもその小さな身体で葉を綴じ合わせて寒い冬を越す。とても葉っぱをこじ開けてみる気になれない。
冬は無理だろうが、暖かい日には巣から幼虫が顔を出すこともあるとか。いつかそんなシーンを見てみたいものだ。
この小さな巣をしげしげ見つめて、この蝶への愛着が今までより増した気がした。

最後におまけ。
この日、モズは♂も♀も見られた。最近は昆虫写真メインなので望遠系のレンズは持ち歩いていない。この写真もマクロレンズで撮ったもの。

▼写真9 モズ♀(2014年1月8日、東京近郊)
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撮影機材:ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-01-09 04:34 | | Comments(4)