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コシアカスカシバの産卵シーン(2014年8月31日)

数日前にイチモンジセセリをたくさん見かけたキツネノマゴの花をチェックしていると、「公園昆虫記」のおはるさんがやってきて、近くのピンオークの木にコシアカスカシバの蛹殻が見られると教えてくれた。
一緒にピンオークを見に行くと確かに蛹殻がある。しかもたくさん!
写真1はコシアカスカシバの蛹殻。
1本の木の幹に4〜5個もあり、近くの木の幹にも複数見られた。

▼写真1 コシアカスカシバの蛹殻(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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「こんなに蛹殻があるなら、今しも成虫の姿が見られても不思議はないですね」
と言いながら別の木の前を通りかかると、まさにそこにいた。
「あ、いました!」と慌てて写真を撮る。
慌てるまでもなく、やがてもう1匹、さらにもう1匹やってきて、木の幹で産卵行動をはじめた。
後からやってきた個体の方がひと回り大きく、色も綺麗だった。
写真2〜7はコシアカスカシバ♀。
木の幹のあちこちで何度も産卵していたようだ。卵も探したがちょっと見つからなかった。

▼写真2 コシアカスカシバ♀ その1a 産卵中(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真3 コシアカスカシバ♀ その1b 産卵中(2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真4 コシアカスカシバ♀ その1c 産卵中(2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真5 コシアカスカシバ♀ その1d 産卵中(2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真6 コシアカスカシバ♀ その1e 産卵中(2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真7 コシアカスカシバ♀ その1f 産卵中(2014年8月29日、東京近郊)
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先日信州旅行で見つけたセスジスカシバはスズメバチに似ていた(セスジスカシバは→こちら)。
この日見かけたコシアカスカシバはセスジスカシバに比べるとやや小さく、細身で、キアシナガバチに似ている。
こういう蛾が主フィールドで見られるのは嬉しい。

木の廻りを飛んでいるところも撮ってみた(写真8、9)。
しかし、この場所は薄暗く、ISO5000〜6400でやっと1/250秒のシャッターが切れる程度だったので、翅はブレブレになってしまった。
こういう時は外付けストロボが欲しくなる。

▼写真8 コシアカスカシバ♀ その1g 飛翔中(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真9 コシアカスカシバ♀ その1h 飛翔中(2014年8月29日、東京近郊)
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写真10〜12は別個体をフィッシュアイレンズで撮ってみたもの。
苔むした木の廻りを飛んでいる姿はやはり蜂にしか見えない(写真10)。

▼写真10 コシアカスカシバ♀ その2a 飛翔中(2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真11 コシアカスカシバ♀ その2b 産卵中(2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真12 コシアカスカシバ♀ その2c 産卵中(ストロボ撮影、2014年8月29日、東京近郊)
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※写真10〜12はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

暗くて今にも雨が降り出しそうな雰囲気だが、実際に降り出して、慌てて撤収した。
公園を出る前に雨は上がったので、もっと粘って撮れば良かった。
次は外付けストロボを持参して撮り直したい感じがした。

参考サイト:みんなで作る日本産蛾類図鑑、ほか

撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-08-31 00:01 | | Comments(8)

MFのチャバネセセリ、ほか(2014年8月30日)

微妙な天気の日はなかなか遠出をする気になれない。
8月29日はそんなことで主フィールドをちょっと歩く。
8月25日に歩いた時にはイチモンジセセリがたくさん見られた。この日はイチモンジセセリの姿はほとんど見られない。
あ、いた。と思ったらチャバネセセリだった。
写真1、2は葉上で休むチャバネセセリ。
同じ個体をマクロレンズとフィッシュアイレンズで撮ってみた。

▼写真1 チャバネセセリ その1a(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真2 チャバネセセリ その1b(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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※写真2はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

写真3〜5は一時間後にほぼ同じ場所にいたチャバネセセリ。今度はキツネノマゴで吸蜜していた。
斑紋を仔細に比較したところ、違う個体のように思われた。

▼写真3 チャバネセセリ その2a(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真4 チャバネセセリ その2b(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真5 チャバネセセリ その2c(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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写真6はダイミョウセセリ。
ダイミョウセセリもキツネノマゴで吸蜜。ちょっと小首を傾げているようだ。

▼写真6 ダイミョウセセリ(2014年8月29日、東京近郊)
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写真7はキマダラセセリ。
キマダラセセリはこの日も1匹見つけた。

▼写真7 キマダラセセリ(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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写真8はモンシロチョウ。
最初はやや離れた場所のキツネノマゴで吸蜜していた。カメラを構えているとどんどん近づいてきて、最後はフレームからはみ出しそうになった。

▼写真8 モンシロチョウ(2014年8月29日、東京近郊)
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写真9、10はヤマトシジミ。
ヤマトシジミもキツネノマゴで吸蜜。
そろそろウラナミシジミでも出ていないかと萩の花をチェックすると、きていたのはヤマトシジミだった(写真10)。

▼写真9 ヤマトシジミ その1(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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▼写真10 ヤマトシジミ その2(ノートリミング、2014年8月29日、東京近郊)
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この日は「公園昆虫記」のおはるさんとお会いし、初見の蛾を見つけることが出来た(つづく)。

撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-08-30 04:05 | | Comments(2)

ノコギリクワガタ&ウンモンテントウ、ほか(2014年8月29日)

8月14日に山梨県に行った時には、ノコギリクワガタが花壇の葉っぱにとまっているのを見つけた。
大顎の形状がノコギリクワガタらしくはないが、小型の♂のようだ。
ノコギリクワガタを見たのは小学生の時以来だ。
腹面を上にしてとまっているのを(写真1)、ひっくり返して撮った(写真2)。

▼写真1 ノコギリクワガタ♂ その1a 腹面(ノートリミング、2014年8月14日、山梨県)
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▼写真2 ノコギリクワガタ♂ その1b(ノートリミング、2014年8月14日、山梨県)
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写真3、4は同じ花壇のワレモコウにきていたウンモンテントウ。
ウンモンテントウは図鑑でしか見たことがなかったのでちょっと嬉しい。隣に写っているのはハサミムシの仲間。

▼写真3 ウンモンテントウ その1a(2014年8月14日、山梨県)
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▼写真4 ウンモンテントウ その1b(2014年8月14日、山梨県)
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追記 ネットでウンモンテントウを検索すると、食性がよく分かっていないとの記述が見られる。
ある日海外のネイチャー番組を見ていると、ウンモンテントウそっくりのテントウムシが、松の木に発生するアブラムシを捕食すると紹介されていた。日本のウンモンテントウもやはりアブラムシを捕食している可能性があるのではなかろうか。(2015年1月10日記)


写真5はアカハナカミキリ。
宿の敷地内に咲いているキクイモモドキの花にきていた。

▼写真5 アカハナカミキリ(ノートリミング、2014年8月14日、山梨県)
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写真6はヨツスジハナカミキリ。
東京郊外の林道脇に咲くタマアジサイの上で交尾中だった。

▼写真6 ヨツスジハナカミキリ 交尾中(ストロボ撮影、2014年8月5日、東京郊外)
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写真7はセマダラコガネ。
これは信州旅行で撮ったもの。

▼写真7 セマダラコガネ 交尾中(2014年8月18日、長野県)
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※写真7はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真8、9はシラホシヒメゾウムシ。
これも信州旅行で撮ったもの。今年の信州旅行では甲虫の写真はこの2種しか撮っていない。意外に甲虫との出会いはなかった。
写真8は標高約1700メートルの場所に咲くカライトソウの花の上で三段重ねになっていて、交尾中なのかどうかよく分からなかった。

▼写真8 シラホシヒメゾウムシ その1a(2014年8月18日、長野県)
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▼写真9 シラホシヒメゾウムシ その1b(2014年8月18日、長野県)
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写真10はハスジカツオゾウムシ。
これは東京郊外の林道で撮ったもの。
コンパクトデジカメで接写しようと思ったら逃げられてしまった。

▼写真10 ハスジカツオゾウムシ(2014年8月3日、東京郊外)
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参考サイト:虫Navi、ほか

撮影機材:ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-08-29 12:11 | 甲虫 | Comments(2)

MFのナガサキアゲハ、ほか(2014年8月27日)

MFとはマニュアルフォーカスではなく、マイフィールドの略です、念のため(笑)。
8月ももうじき終わるというのに、今月はまだ一度も主フィールドを歩いていないことに気がつき、慌てて行ってみる。
一か月前にカラスアゲハ♂がきていたボタンクサギの花にはナガサキアゲハ♂が何匹か、入れ替わり立ち替わりきていた。その割りには碌な写真が撮れなかった(写真1、2)。
それにしてもボタンクサギの花はいつまで咲いているのだろう。
今年は彼岸花にくるナガサキアゲハ♀の写真でも撮りたいところだ。

▼写真1 ナガサキアゲハ♂ その1a(ノートリミング、2014年8月25日、東京近郊)
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▼写真2 ナガサキアゲハ♂ その1b 飛翔中(ノートリミング、2014年8月25日、東京近郊)
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写真3、4はクロアゲハ♂。
散策路脇の路上で、行ったり来たりしていた。どうも湿ったところがお気に入りのようだ。

▼写真3 クロアゲハ♂ その1a 飛翔中(2014年8月25日、東京近郊)
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▼写真4 クロアゲハ♂ その1b(2014年8月25日、東京近郊)
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写真5はダイミョウセセリ。
相変わらずきびきびとした飛翔。暑くないのかな…。

▼写真5 ダイミョウセセリ(2014年8月25日、東京近郊)
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いつのまにか主フィールドにはキツネノマゴの花が咲いていて、イチモンジセセリが何匹か吸蜜していた(写真6、7)。
やっぱりイチモンジセセリの眼は大きい!
昔、CMで「芸能人は歯が命」とかいうのがあったが、「イチモンジセセリは眼が命」と言いたい感じだ。

▼写真6 イチモンジセセリ その1a(2014年8月25日、東京近郊)
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▼写真7 イチモンジセセリ その1b(2014年8月25日、東京近郊)
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葉上で求愛中のように見えた個体もいた(写真8)。左の個体がしきりに右の個体の後翅を頭で押すような仕草をしていた。しばらく眺めていたが、交尾には至らなかった。ひょっとすると♂が♂に求愛していたのか。いつまでも交尾に至らないのでそんなことを考えたりした。
私にはイチモンジセセリの雌雄の判別は難しい。強いて言えば左側が♂、右側が♀だろう。
その理由は、迫っていたのが左側の個体だったことと、
1.右の個体は後翅の白斑の並びが直線状なのに左の個体はややバラツキがある。♂の方がやや乱れる傾向があるので、やはり左が♂、右が♀と思われる。
2.左の個体の方がやや複眼が大きく見える。♂の方が大きい傾向があるそうなので、やはり左が♂、右が♀と思われる。
など。
個体差もあると思うので、一応の目安と考えれば良いと思う。

▼写真8 イチモンジセセリ その2(2014年8月25日、東京近郊)
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写真9、10はキマダラセセリ。
キマダラセセリは1匹だけいて、キツネノマゴだけではなく(写真9)、フジカンゾウの花にもきていた(写真10)。
夏の終わりのキマダラセセリは何だか小さく見える。

▼写真9 キマダラセセリ その1a(2014年8月25日、東京近郊)
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▼写真10 キマダラセセリ その1b(2014年8月25日、東京近郊)
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久し振りに主フィールドを歩いてみたが、アカボシゴマダラ成虫、ゴマダラチョウ幼虫なども見られ、思ったより成果があった。やはり主フィールドは大事にしないといけないな。

参考サイト:蝶鳥ウォッチング、ほか

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-08-27 00:01 | | Comments(6)

ルリボシヤンマ初見初撮り、ほか(2014年8月26日)

都内でたくさん見られのはまだこれからだと思うが、信州旅行ではアキアカネの姿もたくさん見られた。
特にカメラを向ける気持ちもなかったが、一応何枚か撮っておく。
写真1はアキアカネ♂。
ワレモコウの花にとまっていたので撮ってみた。

▼写真1 アキアカネ♂(2014年8月18日、長野県)
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写真2はノシメトンボ。
腹部の腹面が白っぽいので♀だろう。
ヒョウモンチョウ類とのツーショットを狙ってみたがうまく撮れなかった。
都内では昨年、ノシメトンボの姿が少なかったが今年はどうだろうか。

▼写真2 ノシメトンボ♀(2014年8月18日、長野県)
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写真3〜5は初見初撮りのルリボシヤンマ♂。
標高約1600メートルの湿地で巡回飛行していた。
ホバリング時間は短かったものの、何度もやってくるので狙ってみた。
シャッタースピードは1/1600秒、ISO4000。
この時は日が陰っていて、これ以上速いシャッターでは画質の低下が懸念された。
写真5は試しに内蔵ストロボを使ってみたもの(シャッタースピード1/250秒、ISO200)。
こういう時は外付けストロボがあると良いのだろうが…。
湿地の木道でカメラを構えて何度かチャンスを窺うが、そのうちどこかにとまったのか、来なくなってしまった。
まあ、この程度の写真でも自分にとっては初見初撮りなので、ちょっと嬉しい。

▼写真3 ルリボシヤンマ♂ 飛翔中 その1a(ノートリミング、2014年8月18日、長野県)
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▼写真4 ルリボシヤンマ♂ 飛翔中 その1b(2014年8月18日、長野県)
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▼写真5 ルリボシヤンマ♂ 飛翔中 その1c(ストロボ撮影、2014年8月18日、長野県)
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写真6はムカシヤンマ♂。
山麓を流れる川に沿って敷設された水道管のようなものにとまっていた。

▼写真6 ムカシヤンマ♂(2014年8月18日、長野県)
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写真7はミヤマサナエ(推定)。
標高約1700メートルのあたりで見つけたが、遠くから1枚しか撮れなかった。
背面の模様や腹部先端の形状からミヤマサナエ♂と判断したが、あまり自信はない。

▼写真7 ミヤマサナエ♂(2014年8月18日、長野県)
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写真8、9はサナエトンボつながりで、7月に東京郊外で撮ったコオニヤンマ。
林道にあるベンチでひと休みしていると、近くにきてとまった。
翅胸部の大きさに比べて複眼がかなり小さく見えるのが特徴だ。
もうちょっと複眼の色が綺麗に撮れると良かった…。

▼写真8 コオニヤンマ その1a(ノートリミング、2014年7月6日、東京郊外)
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▼写真9 コオニヤンマ その1b(2014年7月6日、東京郊外)
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撮影機材:ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-08-26 13:11 | 蜻蛉 | Comments(8)

セスジスカシバの産卵シーン、ほか(2014年8月25日)

信州旅行の三日目は別の場所へ行くことも検討した。しかし、昼にはお気に入りのお蕎麦屋さんに行きたいので、この日も同じ山を散策することにした。
観光よりも蕎麦がメインの当家であった(笑)。
旅行中は信州ならではの蛾も期待していたのだったが、宿の窓にも近くの外灯にも蛾の姿はほとんどなく、蛾に関しては完全に肩すかしだった。
それでも昼間、面白い蛾が2種撮れた。

写真1〜6はセスジスカシバ♀。
これは標高約1600メートル付近で見つけた。
葉っぱの上をゆっくり飛んでいて、蜂だと思った家人は遠くに離れて行った。
私にも確信があったわけではなく、スカシバガの可能性があるので撮れるようなら撮って確認してみようとしばらく眺めていた。
ちょっと離れてもまた同じ葉上に戻ってくる。
やっぱり蛾だ!
セスジスカシバの食草はクマイチゴ、モミジイチゴなど。どうやらこの葉はクマイチゴで、産卵場所を探していたらしい。
写真1は産卵後に葉上でひと休みしたところ。
写真2は産卵直後だ。

▼写真1 セスジスカシバ♀ その1a(2014年8月20日、長野県)
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▼写真2 セスジスカシバ♀ その1b(2014年8月20日、長野県)
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写真3〜6は産卵中の様子。
せっかくなので上からも横からも撮ってみる。
見たところ、1枚の葉裏に1個ずつ産んでいたようだ。
ネット上で検索すると、同じ葉裏に複数産みつける場合もあるらしいが、この時は1枚の葉に1個ずつ、3箇所で産卵した。

▼写真3 セスジスカシバ♀ その1c 産卵中(2014年8月20日、長野県)
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▼写真4 セスジスカシバ♀ その1d 産卵中(2014年8月20日、長野県)
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▼写真5 セスジスカシバ♀ その1e 産卵中(2014年8月20日、長野県)
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▼写真6 セスジスカシバ♀ その1f 産卵中(2014年8月20日、長野県)
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写真7、8は葉裏に産みつけられた卵。
楕円形で短辺が約1ミリといったところか。

▼写真7 セスジスカシバの卵 その1a(2014年8月20日、長野県)
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▼写真8 セスジスカシバの卵 その1b(2014年8月20日、長野県)
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※写真8はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

スカシバガの仲間はまだコスカシバしか見たことがなかったので、この出会いはとても嬉しい。
それにしても、飛んでいる姿はもちろんのこと、葉上でとまっていても蜂と見紛うばかり。
自然界の擬態の奥深さを目の当たりにした気がした。

写真9、10はクロスキバホウジャク。
これは前日見かけたもの。
標高約1600メートルに咲くタムラソウに吸蜜にきていた。
透明な翅の外縁が赤く、明らかによく見かけるオオスカシバとは違う。
シャッタースピードは写真9が1/640秒、写真10が1/3200秒。
花の廻りを飛ぶ時に速いシャッターを切ったつもりだが、それでもブレていた(写真10)。

▼写真9 クロスキバホウジャク その1a  吸蜜中(2014年8月19日、長野県)
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▼写真10 クロスキバホウジャク その1b 飛翔中(2014年8月19日、長野県)
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もっとたくさん撮りたかったのに、すぐ近くにいたオオウラギンスジヒョウモンに追い払われてしまった。

参考サイト:みんなで作る日本産蛾類図鑑、ほか

撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-08-25 00:01 | | Comments(4)

信州の蝶たち2014、その4 コキマダラセセリほか(2014年8月24日)

今回の旅行中はセセリチョウの姿が少なかった。連日1〜2個体見られたのはコキマダラセセリだけで、あとはオオチャバネセセリが1匹見られただけ。
写真1〜4はコキマダラセセリ。
ヒメキマダラセセリと似ていて紛らわしい。慎重に検討したがいずれもコキマダラセセリ♀ではないかと思う。
いずれも標高約1400メートルの場所で撮った。
写真1〜3はアザミの花、写真4はタムラソウの花。
セセリチョウ類は眼が大きいのも可愛いし、口吻を伸ばしている姿も愛らしい感じがする。

▼写真1 コキマダラセセリ♀ その1(2014年8月18日、長野県)
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▼写真2 コキマダラセセリ♀ その2a(2014年8月19日、長野県)
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▼写真3 コキマダラセセリ♀ その2b(2014年8月19日、長野県)
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▼写真4 コキマダラセセリ♀ その3(2014年8月20日、長野県)
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この場所ではキアゲハもよく見かけた。気のせいかもしれないが、どうも東京郊外などで見かける個体より大きく見えた。
写真5〜8はいずれも標高約1400メートルの場所で撮ったもの。
写真5はタムラソウの花で吸蜜していたところ。
一昨年7月下旬には山道脇でクルマユリが咲いているのを見かけた。今年はもう終わってしまったのか、クルマユリは見られず、リフト前のプランターにコオニユリが咲いていた。写真6〜8はそのコオニユリにきていたところ。

▼写真5 キアゲハ その1(2014年8月19日、長野県)
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▼写真6 キアゲハ その2a(ノートリミング、2014年8月20日、長野県)
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▼写真7 キアゲハ その2b(2014年8月20日、長野県)
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▼写真8 キアゲハ その2c(2014年8月20日、長野県)
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ヤマユリやオニユリなどでアゲハ類が赤い花粉をたっぷりつけて吸蜜している姿は結構好きだ。
子どもの頃、玄関前に大きなヤマユリが植えてあり、時々服に赤い花粉をつけてしまって親に叱られたのを思い出したりする。
どうしてか、よそゆきの服を着た時に限って花粉をつけたりするのだった。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-08-24 13:30 | | Comments(4)

信州の蝶たち2014、その3 ゴマシジミ初見初撮りほか(2014年8月23日)

山道脇では、あちこちにワレモコウの花が咲いていた。
ワレモコウと言えばゴマシジミ…。
家人にシジミチョウがいたら教えてくれと言っておいたところ、標高約1800メートルのところで、ワレモコウの花にとまるゴマシジミを見つけてくれた。
かなり黒い。
家人には「裏翅は白く、表翅はやや青っぽい。ヤマトシジミみたいな感じ」と言っておいたので、話が違うと言われた(笑)。まあ♀だから仕方ない。
写真1、2はそのゴマシジミ♀。
ちょっと撮ったら飛ばれてしまった。

▼写真1 ゴマシジミ♀ その1a(2014年8月18日、長野県)
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▼写真2 ゴマシジミ♀ その1b 開翅(2014年8月18日、長野県)
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写真3〜6は翌日見つけたゴマシジミ♀。
これもほぼ同じような場所にいた。前日も見かけた場所なので注意していると、飛んできてカライトソウにとまった。
これは花の後ではなく、蕾らしい。
見ていると産卵行動をはじめた(写真5、6)。
家に帰ってから調べて、カライトソウも食草と知った。

▼写真3 ゴマシジミ♀ その2a(2014年8月19日、長野県)
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▼写真4 ゴマシジミ♀ その2b 半開翅(2014年8月19日、長野県)
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▼写真5 ゴマシジミ♀ その2c–1 産卵行動(ノートリミング、2014年8月19日、長野県)
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▼写真6 ゴマシジミ♀ その2c–2 産卵行動(2014年8月19日、長野県)
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ゴマシジミが飛び去った後、卵を見てみようとしたが、見つからなかった。
どうやらワレモコウでもカライトソウでも、でこぼこした表面の奥に産みつけるらしい。もっと丹念に探せば見つかったかもしれない。

写真7〜12はヒメシジミ。
一昨年の7月下旬に訪れた時には既に擦れた個体が多かったので、ヒメシジミの時期はもう過ぎたのではないかと思っていた。19日にかなり擦れた♀を1匹だけ見かけた。
20日には、新鮮とは言えないまでもまだ綺麗な♂と♀が見つかった。
写真6〜9はヒメシジミ♂。
ここは標高1600メートルくらい。
せっかくなのでフィッシュアイレンズでも撮ってみる(写真10)。

▼写真7 ヒメシジミ♂ その1a 半開翅(2014年8月20日、長野県)
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▼写真8 ヒメシジミ♂ その1b 開翅(2014年8月20日、長野県)
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▼写真9 ヒメシジミ♂ その1c 開翅(2014年8月20日、長野県)
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▼写真10 ヒメシジミ♂ その1d 開翅(ストロボ撮影、2014年8月20日、長野県)
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※写真10はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

♂から2〜3メートル離れたところには♀もとまっていた(写真11、12)。

▼写真11 ヒメシジミ♀ その1a 開翅(ノートリミング、2014年8月20日、長野県)
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▼写真12 ヒメシジミ♀ その1b 開翅(2014年8月20日、長野県)
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シジミチョウ類はゴマシジミとヒメシジミの2種のみ見られた。
ゴマシジミの♂が撮れればなお良かったが、初見のゴマシジミが撮れただけでも良しとしよう。(つづく)

撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-08-23 17:30 | | Comments(8)

信州の蝶たち2014、その2 クジャクチョウほか(2014年8月22日)

今回の信州旅行では山に入って10分くらいで目当てのベニヒカゲが撮れたので、あとはだいぶ気分が楽になった(笑)。
旅程二日目は、朝ご飯の後、さっそく同じ山に入り、2000メートルくらいの高さまで脚をのばす。と言っても、リフトで1800メートルくらいまで登れるので、歩くのはちょっとだけだ。
標高1900メートルくらいの高さで見つけたのが写真1〜3のクジャクチョウ。
登山道脇に咲くタムラソウの花にきていた。
夏に見かけるクジャクチョウはとても色鮮やかで綺麗だ。
艶やかな姿を撮ることができて、登山道をスキップしながら歩いた(笑)。

▼写真1 クジャクチョウ その1a(2014年8月19日、長野県)
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▼写真2 クジャクチョウ その1b(2014年8月19日、長野県)
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▼写真3 クジャクチョウ その1c(2014年8月19日、長野県)
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写真4はさらに高く、標高2000メートルくらいで見つけたクジャクチョウ。
タンポポのような花は、ミヤマタンポポというらしい。近所で見かけるタンポポにくらべるとちょっと大きかった。

▼写真4 クジャクチョウ その2(ノートリミング、2014年8月19日、長野県)
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アサギマダラが優雅に飛んでいる姿も何度か見かけた。
写真5〜8は唯一とまってくれたアサギマダラ♂。
標高約1800メートルあたりのタムラソウでのんびり吸蜜してくれたので、マクロレンズ(写真5、6)とフィッシュアイレンズ(写真7、8)でじっくり撮ることができた。
写真7の右端の方に、白いマッチ棒のように小さく写っているのは家人です(笑)。

▼写真5 アサギマダラ♂ その1a(ノートリミング、2014年8月19日、長野県)
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▼写真6 アサギマダラ♂ その1b(2014年8月19日、長野県)
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▼写真7 アサギマダラ♂ その1c(ノートリミング、2014年8月19日、長野県)
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▼写真8 アサギマダラ♂ その1d(ノートリミング、2014年8月19日、長野県)
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※写真7、8はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

旅行中はヒョウモンチョウ類もいろいろ見られた。
写真9はギンボシヒョウモン。
ウラギンヒョウモンと混在していて、裏翅を確認しないとなかなか判別しにくい。

▼写真9 ギンボシヒョウモン♂(2014年8月19日、長野県)
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写真10はウラギンヒョウモン。
擦れているとどうか分からないが、そこそこ新鮮なら、ギンボシヒョウモンよりちょっと赤みが強い気がした。

▼写真10 ウラギンヒョウモン♀(2014年8月19日、長野県)
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写真11はオオウラギンスジヒョウモン。
湿地のアザミ類で吸蜜しているところへ♂がやってきた。
♀はあっさり交尾拒否したようだ。

▼写真11 オオウラギンスジヒョウモン♀(2014年8月19日、長野県)
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ヒョウモンチョウ類ではほかにクモガタヒョウモン♀、ミドリヒョウモン♂♀なども見られた。一昨年7月にこの場所で初めて見たコヒョウモンの姿は見られなかった。(つづく)

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-08-22 21:00 | | Comments(6)

信州の蝶たち2014、その1 ベニヒカゲ三昧(2014年8月21日)

8月18日から二泊三日で信州方面に旅行に行ってきた。
家人との旅行なので蝶ばかり追いかけているわけにはいかないが、昼前に現地に着き、蕎麦屋で昼食を済ませるとすぐに山の方へ行ってみる。

写真1、2は標高約1800メートル付近で見つけたベニヒカゲたち。
特に湿っているようには見えなかったが、7〜8匹集まっていた(写真1)。
シャッター音に驚いたのかすぐに散り散りになり、がっかりして見回すと地面に置いたザックにもきていた(写真2)。

▼写真1 ベニヒカゲたち(2014年8月18日、長野県)
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▼写真2 ザックにベニヒカゲ(ノートリミング、2014年8月18日、長野県)
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※写真1、2はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

写真3〜9は旅程二日目に同じ山で撮ったベニヒカゲたち。
登山道にはかなりの人が歩いていた。登山道脇どころか登山道の地面にとまる個体もいて、踏まれるのではないかと心配になるほど。
写真3はかかとにとまったベニヒカゲ。
歩いていても腕や脚にとまったりする。何とか身体を捻って撮ってみると、なかなか新鮮な個体だった。

▼写真3 かかとにベニヒカゲ(ノートリミング、2014年8月19日、長野県)
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写真4〜6は同一個体。
地面で開翅していた個体を(写真4)、手に乗せて、雪渓をバックに撮ってみた(写真5、6)。

▼写真4 地面で開翅するベニヒカゲ(2014年8月19日、長野県)
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▼写真5 手乗りのベニヒカゲ(2014年8月19日、長野県)
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▼写真6 手乗りのベニヒカゲ 開翅(2014年8月19日、長野県)
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※写真5、6はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

写真7、8は登山道脇に咲くマツムシソウの廻りを飛んでいた個体。
飛翔シーンを狙っていると、そのままとまった(写真8)。

▼写真7 ベニヒカゲ飛翔中(2014年8月19日、長野県)
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▼写真8 ベニヒカゲ&マツムシソウ(2014年8月19日、長野県)
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登山道脇の葉上では交尾シーンも見られた(写真9)。

▼写真9 ベニヒカゲ 交尾シーン(2014年8月19日、長野県)
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写真10〜12はおまけ写真。
家人の腕にとまった個体がいて、思いがけず時計と一緒に撮れた(写真10)。時計蝶シリーズ第二弾になった(笑)。

▼写真10 ベニヒカゲ&時計(2014年8月18日、長野県)
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写真11は家人の帽子にとまった個体をフィッシュアイレンズで撮ってみたもの。
写真12は私の帽子にとまったところを家人の携帯で撮ってもらった。

▼写真11 家人の帽子にとまるベニヒカゲ(ノートリミング、ストロボ撮影、2014年8月18日、長野県)
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※写真11はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

▼写真12 私の帽子にとまるベニヒカゲ(2014年8月19日、長野県)
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※写真12は家人撮影

旅行前夜の記事で「ベニヒカゲが撮れれば…」と書いたが、びっくりするほどたくさんのベニヒカゲに出会えた。旅程三日目にはベニヒカゲはもうお腹いっぱいという感じだった(笑)。(つづく)

撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-08-21 22:10 | | Comments(10)