初見のベニイトトンボほか(2013年9月19日)

9月18日はベニイトトンボが見られると言う埼玉県の公園に遠征してみた。
路線図で見ると拙宅からはかなり遠くに感じるが、実際にはそんなこともなく、電車で約1時間、駅からバスで約30分、バスを降りてすぐが公園だった。
公園内の真ん中にある大きな池の周囲をぐるっと回る。
果たしてベニイトトンボに出会えるだろうか。
いたっ!
最初は2メートルくらいの距離から何とか証拠写真を撮った。
その後いくつかのポイントでじっくり撮ることができた。
思いのほかたくさんの個体がいた(写真1〜4)。
ベニイトトンボはやっぱり紅色だった(笑)。
ベニイトトンボ♂の体色は、成熟とともに紅色になるのではなく、羽化中に既に赤いそうだ。

▼写真1 ベニイトトンボ♂ その1(2013年9月18日、埼玉県)
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▼写真2 ベニイトトンボ♂ その2(2013年9月18日、埼玉県)
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▼写真3 ベニイトトンボ♂ その3(2013年9月18日、埼玉県)
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▼写真4 ベニイトトンボ♂ その4(ノートリミング、2013年9月18日、埼玉県)
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連結している個体も見つけることができた。♀は♂に比べるとかなり色が薄く、紅色というよりオレンジ色に近い(写真5)。
連結して産卵中のイトトンボ類では、♂が尾をまっすぐ伸ばして立っているような様子になるのを図鑑では見たことがあるが、実際に見たのは初めてだ(写真6)。

▼写真5 ベニイトトンボ♂♀ その5a 連結中(ノートリミング、2013年9月18日、埼玉県)
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▼写真6 ベニイトトンボ♂♀ その5b 連結産卵中(2013年9月18日、埼玉県)
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この池にはベニイトトンボのほかに、アジアイトトンボ、アオモンイトトンボもいた。
写真7、8はアジアイトトンボ♂。
アジアイトトンボとアオモンイトトンボの識別は、分かっているつもりでも結構難しい。
腹部先端の青い紋は、アジアイトトンボは第9節&10節にあり、アオモンイトトンボでは第8節&9節にある。
それとアジアイトトンボはやはり小さい。個体差もあろうが、フィールドでパッと見た時の印象では、うわっ、ちっちゃい! という感じだ。

▼写真7 アジアイトトンボ♂ その1a(2013年9月18日、埼玉県)
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▼写真8 アジアイトトンボ♂ その1b(2013年9月18日、埼玉県)
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写真9〜12はアオモンイトトンボ。
写真9の♂は何か小さな昆虫を捕食していた。
アオモンイトトンボの♀は、未成熟の間は濃いオレンジ色をしているが、この日は♂と同じ色の♀が見られた(いわゆる♂タイプ)。
この♀はしきりに産卵行動をしていた。アオモンイトトンボ♀は単独で産卵をするようだ(写真11、12)。

▼写真9 アオモンイトトンボ♂ その1(ノートリミング、2013年9月18日、埼玉県)
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▼写真10 アオモンイトトンボ♂ その2(ノートリミング、2013年9月18日、埼玉県)
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▼写真11 アオモンイトトンボ♀(♂タイプ) その1a(2013年9月18日、埼玉県)
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▼写真12 アオモンイトトンボ♀(♂タイプ) その1b(ノートリミング、2013年9月18日、埼玉県)
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アオモンイトトンボは主フィールドでも見られる数少ないイトトンボのひとつ。今年はまだ遠征先でしか見ていない。

参考文献:『ネイチャーガイド 日本のトンボ』(尾園暁、川島逸郎、二橋亮著、文一総合出版)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-09-19 21:02 | 蜻蛉 | Comments(12)

台風一過の蝶たち(2013年9月18日)

台風一過の9月17日、運が良ければ迷蝶でも…などと虫のいいことを期待して丘陵方面へ行ってみる。
そんな都合の良いことがそうそうあるわけもなく、この日はいつもよく見かける蝶たちを見かけただけだった。
この日撮影した蝶は、ヤマトシジミ(写真1)、ダイミョウセセリ(写真2、3)、ヒメキマダラセセリ、イチモンジセセリ、ヒメウラナミジャノメ、ヒカゲチョウ(写真4)、サトキマダラヒカゲ、コミスジ、メスグロヒョウモン♂♀(写真5)、ミドリヒョウモン♂♀(写真6)、アカボシゴマダラ、アゲハ♂♀(写真7〜10)、以上12種。
散策路には台風の爪痕も残っていたが、蝶たちは元気に飛び回っていた。

▼写真1 ヤマトシジミ(2013年9月17日、東京郊外)
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▼写真2 ダイミョウセセリ その1(ノートリミング、2013年9月17日、東京郊外)
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▼写真3 ダイミョウセセリ その2(2013年9月17日、埼玉県)
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今年はダイミョウセセリの正面顔もよく撮った。昨年まではなかった構図だ(笑)。

▼写真4 ヒカゲチョウ(ノートリミング、2013年9月17日、東京郊外)
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▼写真5 メスグロヒョウモン♂(ノートリミング、2013年9月17日、埼玉県)
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▼写真6 ミドリヒョウモン♀(2013年9月17日、埼玉県)
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メスグロヒョウモン♂♀はそうでもなかったが、ミドリヒョウモンは♂も♀もかなり痛んでいた。
帰り際にはアゲハのランデブー飛行が見られた。
黄色っぽい方が♀で、白っぽい方が♂なのだろう。
終始♀が♂を追いかけ、ほとんどつかみかからんばかりに見えた(写真9)。というか、実際につかみかかっていた(写真10)。

▼写真7 アゲハのランデブー飛行 その1a(2013年9月17日、東京郊外)
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▼写真8 アゲハのランデブー飛行 その1b(2013年9月17日、東京郊外)
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▼写真9 アゲハのランデブー飛行 その1c(2013年9月17日、東京郊外)
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▼写真10 アゲハのランデブー飛行 その1d(2013年9月17日、東京郊外)
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この丘陵では昨年の今頃、アオイトトンボを熱心に撮ったものだ。今年はまだ湿地付近には姿を現していないようだ。来週あたりもう一度チェックしてみようか。
今年は春先に湿地が干上がっていたので、昨年同様に見られるかどうか心配だ。

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-09-18 23:38 | | Comments(4)

アミメカゲロウ目の昆虫たち−−ヒメカマキリモドキほか(2013年9月16日)

今年はアミメカゲロウ目の昆虫をよく見つけた気がする。
アミメカゲロウ目には、ウスバカゲロウやクサカゲロウなどのほか、今年既に紹介したキバネツノトンボラクダムシヤマトセンブリなども含まれる。

写真1、2はヘビトンボ。
東京郊外の林縁では以前も灯火にきているのを見たことがあるが、この日は一日に5〜6匹ほど見かけた。
写真1の個体はイモムシのような昆虫を捕食していたようだ。ヘビトンボはうっかり掴むと血が出るほど噛まれるそうなので、気をつけたい。

▼写真1 ヘビトンボ その1 捕食中(ノートリミング、2013年8月19日、東京郊外)
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▼写真2 ヘビトンボ その2(2013年8月19日、東京郊外)
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写真3はウスバカゲロウ。
言わずと知れた蟻地獄の成虫だ。これは主フィールドのトイレの中で見つけた。

▼写真3 ウスバカゲロウ(2013年9月6日、東京近郊)
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写真4〜6はゴマダラウスバカゲロウコマダラウスバカゲロウの間違いです。
東京郊外の掲示板にとまっていた。ゴマダラウスバカゲロウ コマダラウスバカゲロウはウスバカゲロウのような蟻地獄の巣は作らないそうだ。

▼写真4 ゴマダラウスバカゲロウ コマダラウスバカゲロウ その1a(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真5 ゴマダラウスバカゲロウ コマダラウスバカゲロウ その1b 背面(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真6 ゴマダラウスバカゲロウ コマダラウスバカゲロウ その1c 触角(2013年9月12日、東京郊外)
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※写真4〜6はOLYMPUS STYLUS TG-2 Toughで撮影

写真7〜9はヒメカマキリモドキ。
これも東京郊外の掲示板にとまっていた。ヒメカマキリモドキは以前から見てみたいと思っていた昆虫なので、ちょっと嬉しい出会いだ。

▼写真7 ヒメカマキリモドキ その1a(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真8 ヒメカマキリモドキ その1b 背面(2013年9月12日、東京郊外)
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▼写真9 ヒメカマキリモドキ その1c 触角(2013年9月12日、東京郊外)
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この日は撮影しただけで喜んでしまい、ちょっかいを出すのを忘れてしまった。
オオカマキリなどに比べると身体もずっと小さいし、鎌もあまり痛そうではなかった。
今度会ったら忘れずに突ついてみたい。
(後日、誤;ゴマダラウスバカゲロウ、正;コマダラウスバカゲロウと気が付きました。本文及び写真のキャプションを青字にて訂正しました。2013年9月22日記)

参考サイト:虫Navi、ほか

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-09-16 23:24 | その他 | Comments(10)