上高地の昆虫たち 序章(2013年7月22日)

7月19日から二泊三日の旅程で上高地に行ってきた。
近年は毎年この時期に信州方面へ旅行に行っている。
信州は風景も美しく、食べ物も美味い。その上昆虫たちにたくさん出会えるとあってとても気に入っている。
昨年は白馬に行ったが、私の旅行としては珍しく三日間雨にたたられ、蝶の写真は少ししか撮れなかった。
それでも八方尾根の高山植物を見たり、宿の近くの蕎麦屋でおしぼり蕎麦に舌鼓を打ったりして楽しい旅行ではあった。
もう一度白馬旅行にしても良かったのだが、今年の旅行はかなり早いうちに上高地と決めていた。

どういうわけか、私の頭の中には、上高地=オオイチモンジというイメージがこびりついている。別に上高地でなくても見られるんじゃないかと思うのだが、上高地に行ったらオオイチモンジを見ないと駄目なような、何をしに行ったかわからなくなるような気がする(笑)。
そういうことで、旅行前夜はオオイチモンジが見られるだろうか、見られなかったらどうしようかと思ったりしてなかなか寝付けなかった(子どもか!)。

東京から上高地に行くルートは色々あるようだが、電車&バスで行く私は、松本駅まで特急あずさ号、松本駅から松本電鉄に乗り換え、新島々駅から路線バスで14時過ぎに上高地入りした。
上高地ではバスターミナルで降りる方が多いと思うが、宿泊ホテルの問題で一つ手前の帝国ホテル前でバスを降りる。
帝国ホテルに泊まる訳ではなく、そこから歩いて数分のホテルだ(笑)。
家人と重い荷物を抱えてホテルまでしばらく歩く。
川沿いを歩いていると早くもアサギマダラやヒメシジミが見られ、ザックからカメラを取り出して写真を撮りながら歩いたので10分くらいで着くはずが30分くらいかかってしまった。

つべこべ話はいい加減にして、上高地で撮影した昆虫たちの写真を少しだけ紹介しよう。

▼写真1 アサギマダラ♂&ヨツバヒヨドリ。梓川を背景に。(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
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※写真1はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

▼写真2 公衆トイレ外壁にとまるオオイチモンジ♂ 開翅(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
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▼写真3 家人の脚にとまるシータテハ♂ 開翅(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
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▼写真4 交尾には至らなかったコヒョウモン♂♀(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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▼写真5 愛機にとまるヒカゲチョウ♂(ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
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※写真5はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

▼写真6 葉上で開翅するヒメキマダラヒカゲ(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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▼写真7 公衆トイレ内にいたヤマキマダラヒカゲ(ストロボ、ノートリミング、2013年7月21日、上高地)
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▼写真8 ホテルの庭に咲くシロツメクサにきたヒメシジミ♂(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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▼写真9 指にとまるカラスシジミ(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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▼写真10 河原の葉上にとまるコキマダラセセリ♀(ノートリミング、2013年7月20日、上高地)
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▼写真11 散策路脇にいたエゾゼミ(2013年7月19日、上高地)
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▼写真12 たくさん見られたミヤマアカネ♂♀(ノートリミング、2013年7月19日、上高地)
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※写真11、12はニコンD90 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

これら上高地で撮影した昆虫たちの写真は、まだ整理ができていない。
写真の整理ができ次第、順次オオイチモンジ編、タテハチョウ編、シジミチョウ編、セセリチョウ編、その他の昆虫編として紹介していくつもりでいる。
明日7月23日はオオイチモンジ編をアップする予定。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-07-22 20:14 | | Comments(8)

7月のタテハチョウたち(2013年7月18日)

この夏は6月末に埼玉県までオオムラサキを撮りに行ったが、うっかり場所を間違えて放蝶会に参加し損なってしまい、肝心のオオムラサキにはちょっとしか出会えていない。
一昨年は夏の暑い日にも東京郊外の山に何度も出かけたりしたが、今年はどうもそんな元気がない(苦笑)。
昨年何度か出かけた丘陵方面では、思ったようにオオムラサキには出会えなかった。どうも今年も不作のようで、雨にたたられた日は別にしても、二度の丘陵遠征でまったく出会うことなく終わってしまった。
そんなことで、7月のタテハチョウなのにオオムラサキの写真はない。
まったく寂しい限りだ。

写真1はトンボ狙いで出かけた東京郊外の河川敷で見かけたキタテハ。
河川敷にブッドレアの花が咲いていて、そこにきていた。
この河川敷にはコマツナギの花も咲いていた。昔はミヤマシジミもいたのかもしれない。

写真1 キタテハ&ブッドレア(ノートリミング、2013年7月3日、東京郊外)
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写真2は近所の公園で見つけたルリタテハ。
ルリタテハは都区内の公園でもよく見かける蝶だ。幼虫の食草はホトトギスなどユリ科の植物。ホトトギスの花はあちこちの公園で植栽されているようなので、よく見かけるのはそのせいなのだろう。

写真2 ルリタテハ(ノートリミング、2013年7月8日、都区内の公園)
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7月上旬は暑くてとてもフィールド散策など覚束なかったが、中旬にはいくらか暑さも和らぎ、16日にはオオムラサキ狙いで丘陵方面に出かけてみた。
この日多かったのがコジャノメとクロヒカゲ、それとマイマイガだった(苦笑)。今年はマイマイガの成虫の姿がかなり多く見られた。
写真3〜5はコジャノメ。
眼状紋が妙にくっきり見えた気がする。コジャノメは第二化(夏型)なのだろう。同じ公園で5月上旬に見かけたコジャノメ第一化(春型)とは随分と違って見える(2013年5月6日付け「丘陵のコジャノメほか」参照)。
コジャノメの眼状紋周辺の白さが、春と夏でこんなに異なるとは今まで気が付かなかった。

写真3 コジャノメ♂(2013年7月16日、東京郊外)
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写真4 コジャノメ♀ その1a(ノートリミング、2013年7月16日、東京郊外)
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写真5 コジャノメ♀ その1b(ノートリミング、2013年7月16日、東京郊外)
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写真6〜8はクロヒカゲ。
クロヒカゲも意識して見比べてみると、眼状紋の変異が結構ある。

写真6 クロヒカゲ(2013年7月16日、東京郊外)
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写真7 クロヒカゲ その1a(ノートリミング、2013年7月16日、東京郊外)
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写真8 クロヒカゲ その1b(2013年7月16日、東京郊外)
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写真9は新鮮に見えたツマグロヒョウモン♂。
この日はヒョウモンチョウ類も少し期待していたが、もう夏眠に入ってしまったのか、オカトラノオの花はまだたくさん咲いているのに、メスグロヒョウモンにもオオウラギンスジヒョウモンにも出会えなかった。今年はまだミドリヒョウモンも見ていない。

写真9 ツマグロヒョウモン♂(ノートリミング、2013年7月16日、東京郊外)
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写真10〜12はおまけ画像のゴイシシジミ。
ゴイシシジミだけは今年は随分と見かける。
同一個体だが、写真11では脚で触角を磨くような仕草をしていた。前脚ではなく中脚を使っていたようだ(写真12)。
…何だか可愛い(笑)。

写真10 ゴイシシジミ その1a(2013年7月16日、東京郊外)
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写真11 ゴイシシジミ その1b(2013年7月16日、東京郊外)
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写真12 ゴイシシジミ その1c(2013年7月16日、東京郊外)
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今月は7月6日に岩手までチョウセンアカシジミを撮りに行って以降、これといった収穫がないのが実情だ。このままではちょっと寂しいブログになってしまうが、私にとって今年最大の山場が今週末にある。
家人との旅行なのであまり好き勝手に歩き回る訳にはいかないが、19日から二泊三日の上高地旅行がひかえている。
私はまだ高山蝶を一種も見たことがない。この旅行でどんな蝶に出会えるかとても楽しみだ(ワクワク)。

参考文献:『フィールドガイド 日本のチョウ』(日本チョウ類保全協会編、誠文堂新光社)

撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-07-18 03:28 | | Comments(12)

夏のバッタたち−−ショウリョウバッタほか(2013年7月17日)

このところ暑くて外出をひかえる日が多く、蝶も蜻蛉もあまり撮っていない。先日河原で撮ったトノサマバッタやカワラバッタを紹介したので、バッタつながりで最近撮った写真の中からバッタ類をいくつかピックアップしてみた。

写真1、2はフキバッタの幼虫と成虫。
フキバッタの仲間はたくさんの種類に分かれていて、細かい分類は私には分からない。ここでは単にフキバッタとしておく。
翅が退化していてとても短いのがフキバッタの仲間の特徴だ。

写真1 フキバッタ 若齢幼虫(2013年6月17日、東京郊外)
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写真2 フキバッタ 成虫(2013年7月16日、東京郊外)
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写真3、4はツチイナゴの幼虫と成虫。幼虫写真は一昨年撮ったもの。
ツチイナゴは体長50ミリ以上になるかなり大きいバッタだ。成虫で越冬するので、初冬や早春に見かけることもある。
眼の下方にある条が涙のように見えたりする。この条の色は茶色っぽかったり緑色っぽかったりするようだ。

写真3 ツチイナゴ 成虫(2013年6月17日、東京郊外)
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写真4 ツチイナゴ 幼虫(2011年10月1日、都区内の公園)
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※写真4はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真5、6はヒナバッタ。
前胸部背面にくの字型の模様が左右にある。
どうしたものか、写真5は右側、写真6は左側の大事な後脚が欠けていた。

写真5 ヒナバッタ その1(2013年7月10日、立川・昭和記念公園)
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写真6 ヒナバッタ その2(2013年7月16日、東京郊外)
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写真7はクルマバッタモドキ。
前回の記事で幼虫写真を掲載したが、こちらは成虫。クルマバッタモドキの前胸部背面の模様はX型だ。

写真7 クルマバッタモドキ 成虫(2013年7月16日、東京郊外)
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写真8〜10はショウリョウバッタ。
写真8は♂、写真9は褐色型♀の幼虫。写真10は一昨年撮影した緑色型♀の成虫。
ショウリョウバッタの♀は非常に大型で、体長は80ミリくらいになる(♂は50ミリ前後)。長さに関してはトノサマバッタよりも上だ。

写真8 ショウリョウバッタ♂(2013年7月11日、立川・昭和記念公園)
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写真9 ショウリョウバッタ♀ 褐色型 幼虫(2013年7月11日、立川・昭和記念公園)
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写真10 ショウリョウバッタ♀ 緑色型 成虫(2011年9月29日、東京郊外)
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※写真10はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真11は昨年撮ったショウリョウバッタモドキ。
ショウリョウバッタモドキは体長約50ミリ前後。その名の通りショウリョウバッタに似ているが、触角がやや長く、背面にピンク色の筋がある。後脚もだいぶ短い(この個体は左側の後脚がなかった)。

写真11 ショウリョウバッタモドキ(2012年9月20日、東京郊外)
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写真12はオンブバッタ。
オンブバッタは拙宅の庭でも時折見かける。写真の個体は褐色型の♀の上に緑色型の♂が乗っていたところ。これは昨年10月に東京郊外の公園で撮った。
オンブバッタの♀は体長40ミリ、♂は20〜25ミリといったところか。
一見するとショウリョウバッタに似ているが、大きさはかなり異なる。仔細に見ると触角の形状も違うようだ。

写真12 オンブバッタ(2012年10月10日、東京郊外)
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バッタ類はあまり熱心に撮っている訳ではないので、何かのついでに撮ったものばかり。紹介する文章も筆が進まず、たったこれだけの記事に何日もかかってしまった(苦笑)。

参考サイト:虫Navi、ほか

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

# by mikiosu | 2013-07-17 23:41 | その他 | Comments(0)