初見のキバネツノトンボ(2013年5月13日)

前夜までミヤマカラスアゲハを見に行くつもりでいた5月9日、寝る直前に方針を変え、キバネツノトンボを見に行くことにした。
とにかく行ったことのない場所なので拙宅を7時半頃出たのだが、現地に着いたのは12時頃。4時間半近くかかってしまった。
…時間掛かり過ぎんだよっ(笑)。
まあ、途中で蕎麦を食べたり、3回の乗り継ぎが良くなかったりしたのもある。
いろいろな情報を元にいそうな場所のアタリを付けて行ってみたので、100%確信があった訳ではないが、そこに居そうだと囁いたのだ、私のゴーストが(笑)。
それにしても、ここまで時間をかけて行ったら、見られなかったでは済まないものがある。
しかし、それはそこにいた。
このポイントを正確に言うのは難しいが、まあ河川敷みたいなところだ。
蝶・蛾の好きな人なら、フチグロトゲエダシャクやギンイチモンジセセリがいてもおかしくないような場所と言えばピンと来るかも知れない。
現地に着いてしばらくすると何匹か飛んでいるのが見えたので、やはりここで間違いなかったと胸を撫で下ろす。
それでも1枚撮るまでは安心できない。
歩き回ると足元から飛び立つ個体もいる。その辺にとまっている個体を見つけて何枚か写真を撮って、ようやくひと安心という感じだ。
前置きが長くなったが、キバネツノトンボはこのような場所にいる(写真1)。

▼写真1 キバネツノトンボ♂(ノートリミング、2013年5月9日、埼玉県)
d0303129_23221575.jpg

※写真1はニコンD7000 & AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

キバネツノトンボはアミメカゲロウ目ツノトンボ科の昆虫で、ウスバカゲロウの仲間だ。幼虫は蟻地獄に似ているらしい。
成虫の姿はウスバカゲロウに似ているかというとちょっと微妙だ。ヘビトンボにはちょっと似ている気がする。
いずれにしても黄色と黒の複雑な模様と大きな触角がとても眼をひく昆虫だ(写真2〜4)。

▼写真2 キバネツノトンボ♂ 背面(2013年5月9日、埼玉県)
d0303129_23223117.jpg

▼写真3 キバネツノトンボ♂(2013年5月9日、埼玉県)
d0303129_23224662.jpg

▼写真4 キバネツノトンボ♂(2013年5月9日、埼玉県)
d0303129_23223614.jpg


写真5は腹面側から撮ったもの。
どうもキバネツノトンボの眼の構造がよく分からない。上と下に分裂しているように見える。
横から見ると大きな黒い目が可愛らしくも見える(写真6)。

▼写真5 キバネツノトンボ♂(2013年5月9日、埼玉県)
d0303129_23225392.jpg

▼写真6 キバネツノトンボ♂(2013年5月9日、埼玉県)
d0303129_23231096.jpg


開翅写真もどうにか撮れた(写真7)。
キバネツノトンボは前翅が透明で、後翅(下翅)が黄色と黒の模様になっている。

▼写真7 キバネツノトンボ♂ 開翅(2013年5月9日、埼玉県)
d0303129_2324964.jpg


写真8、9は同一個体。飛んできてとまった直後か、飛び立つ直前に翅を広げる。写真9は飛び立つ直前だ。

▼写真8 キバネツノトンボ♂(2013年5月9日、埼玉県)
d0303129_23234196.jpg

▼写真9 同上 開翅(2013年5月9日、埼玉県)
d0303129_23235060.jpg


飛んでいる姿は速くもないが遅くもないというところだろうか。大きな触角は特に邪魔にはならないようだ。
飛翔写真にもチャレンジはしたが、どれも失敗作でお見せできない(苦笑)。

この日は全部で15個体の写真を撮った。これらは♂ばかりだった。
一度腹部のふくよかな♀がとまっているところを見つけたが、残念ながらシャッターを切る前に飛ばれてしまった。
♀を撮るまでもう少し粘るべきだったかもしれないが、何だかもう疲れてしまって(笑)、粘る気力がなかった。
現地は14時半頃撤収。行きに時間がかかったので帰りは別ルートで帰ってみる。
14時45分頃現地駅発の電車に乗り、拙宅に近い駅に着いたのが17時10分頃。なんと、帰りは2時間半くらいだった。
これくらいなら我慢の範囲内だろう。毎年一回くらいなら行っても良いなと思ったりしている。
今月また行くかというと微妙だ(笑)。卵や幼虫もちょっと見てみたいが…。

ついでに5月12日、主フィールドで見つけたラクダムシを紹介しておく。
キバネツノトンボと同じアミメカゲロウ目の昆虫である。
2〜3枚撮っただけで逃げられてしまい、あまり良い写真ではないが、これも初見の昆虫だ。

▼写真10 ラクダムシ♀(2013年5月12日、武蔵野市)
d0303129_23245151.jpg

▼写真11 ラクダムシ♀(2013年5月12日、武蔵野市)
d0303129_23252119.jpg


キバネツノトンボよりはずっと小さく、体長は約10ミリくらいだろうか。
撮影した個体は産卵管があるので♀のようだ。
時折こういう昆虫が見つかるから主フィールドもなかなか侮れない。

※後日ラクダムシ♂の写真も撮れたので追加しておく(2013年9月17日追記)

▼写真12 ラクダムシ♂(2013年5月25日、東京郊外)
d0303129_284064.jpg


撮影機材:ニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-05-13 00:10 | その他 | Comments(6)

Commented by おはる at 2013-05-13 08:48 x
素晴らしいです!
あたりをつけて行ってみて、正解だったときのうれしさ、よくわかります。
Commented by みき♂ at 2013-05-13 11:09 x
おはるさん、コメントありがとうございます。
ちょっと遠いですが、せっかく場所が分かったので、また♀や卵を見に行くかもしれません。
トンボ類もいろいろいるようです。
この日撮ったトンボ類はまた後日アップ予定です。
Commented by あかね at 2013-05-13 19:42 x
勘だけを頼りに行ったのですか!!
キバネツノトンボは止まっている所をちょっと触ると
翅を広げます
怒っているのかなとおもいましたが?
私が撮影したところと同じ場所であれば
夏にはキトンボが見られますし色々なイトトンボも
見られます
一枚目の画像で同じ場所だと思いました
絶滅危惧種ですから場所はひ・み・つ・・・ですね
Commented by みき♂ at 2013-05-13 21:27 x
あかねさん、コメントありがとうございます。
場所は明確に特定できませんでしたが、ある程度までは分かりました。
あかねさんが行きそうな場所というのもヒントになっています(笑)。
キトンボも見られるのですか、それは楽しみですね。
やっぱりまた行かなくちゃ(笑)。
Commented by itotonbosan at 2014-02-22 22:43 x
私は未だキバネツノトンボを見たことはありませんが
オオツノトンボは勿来の関で見ました。
キバネツノトンボの方が大変奇麗です。
Commented by みき♂ at 2014-02-23 03:37 x
itotonbosan様
コメントありがとうございます。
ツノトンボ&オオツノトンボはまだ見たことがないので、今後の課題です。
今年はキバネツノトンボの♀も撮りたいと思っております。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード