ムシヒキアブたち(2013年9月3日)

ムシヒキアブの仲間は、他の昆虫を捉えて体液を吸う捕食者だ。
毛深い顔面、サングラスのような大きな複眼、逞しそうな胸部と脚など独特な風貌をしており、公園内の柵にとまってじっと獲物を待つ姿から、昆虫界のスナイパーという感じがする。

写真1〜3はシオヤアブ。
♂の腹部先端には白い毛束がついているので雌雄の判別が可能だ。
写真1は近所の公園の柵の上、写真2は東京郊外の橋のたもと、写真3は近所の路上で撮影した。

▼写真1 シオヤアブ♂(ノートリミング、2013年7月8日、杉並区)
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▼写真2 シオヤアブ♀ その1 側面(ノートリミング、2013年7月30日、八王子市)
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▼写真3 シオヤアブ♀ その2 背面(ノートリミング、2013年7月15日、武蔵野市)
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写真4〜7はマガリケムシヒキ。
都内ではシオヤアブと並んでよく見かける種だ。
先端が針のようにとがっているのが♀(写真4、5)、丸まっているのが♂だ(写真6、7)。
写真4は主フィールドの葉上で、写真5は東京郊外の公園内で、写真6は都区内の公園で、写真7は東京近郊の公園で撮影した。
♂の写真は最近撮っておらず、一昨年までさかのぼらないと見つからない上、ろくな写真がなかった(苦笑)。今度見つけたらしっかり撮ろう…。
写真5の♀は、コチャバネセセリを捕食していた。
ひょっとするとその直前に撮影していたコチャバネセセリだったかもしれない。飛翔能力の高いセセリチョウを捕まえてしまうあたり、やはり一発必中のスナイパーという気がする。
写真6の♂は小さなハエを捕食しているようだ。

▼写真4 マガリケムシヒキ♀ その1(ノートリミング、2013年6月7日、武蔵野市)
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▼写真5 マガリケムシヒキ♀ その2(2013年6月4日、八王子市)
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▼写真6 マガリケムシヒキ♂ その1 側面(2011年6月3日、港区)
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▼写真7 マガリケムシヒキ♂ その2 背面(2011年5月8日、三鷹市)
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※写真6、7はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO

写真8はサキグロムシヒキ。
これは近所の公園内の柵で見つけた。♂の写真も過去にさかのぼって探したが、まだ撮っていないようだ。

▼写真8 サキグロムシヒキ♀(ノートリミング、2013年7月8日、杉並区)
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写真9はオオイシアブ。
オオイシアブは公園内の柵やベンチなどでよく見かける。オオイシアブ♀は東京郊外の公園で何度か撮影しているが、♂の写真は見つからなかった。

▼写真9 オオイシアブ♀(ノートリミング、2013年6月5日、武蔵村山市)
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写真10はアオメアブ。
これは東京郊外の林縁で見つけた。
複眼が緑色のアオメアブはいつか見たいと思っていたが、この夏ようやく出会うことができた。腹部を確認できなかったので♂か♀かは分からなかった。

▼写真10 アオメアブ(ノートリミング、2013年7月30日、八王子市)
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ムシヒキアブの仲間は主フィールドでもよく見かけるので、古い写真も持ち出せばアオメアブ以外は♂♀セットで紹介できるかと思っていたが、案外そうでもなかった(笑)。
まだまだフィールド観察が足りないようだ。

参考サイト:虫Navi、ほか

撮影機材:※印以外はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2013-09-03 23:44 | 虻・蜂 | Comments(0)

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