ウスタビガ再び(2013年11月16日)
11月8日にウスタビガを見に行った時には、♂♀各1匹ずついた。
11月11日にはもう少し多く見られるかと出かけてみたところ、♂1匹♀4匹見つけることができた。
写真1、2はウスタビガ♂。
この個体はかなり擦れていた。♀に比べて♂は擦れが目立つ気がする。
せっかくなので腹面も撮ってみた(写真2)。♀は腹部先端までぽってりふくよか。♂は先端が尖って見える。
▼写真1 ウスタビガ♂ その1a(ノートリミング、2013年11月11日、東京近郊)
▼写真2 ウスタビガ♂ その1b 腹面(ノートリミング、2013年11月11日、東京近郊)
写真3、4は散策路脇のフェンスにとまっていた♀。
この個体はなかなか新鮮な感じがした。
写真3はデジイチ(デジタル一眼)で、写真4はコンデジ(コンパクトデジカメ)で撮ったもの。
前者の方が色味は綺麗だ。
後者は被写体をしっかり捉えながら背景も写せるので気に入っている。
▼写真3 ウスタビガ♀ その1a(ノートリミング、2013年11月11日、東京近郊)
※写真3はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
▼写真4 ウスタビガ♀ その1b(ノートリミング、2013年11月11日、東京近郊)
写真5〜8は11月14日、三度目のプチ遠征で撮った♀。
昨年秋はちょうど11月13〜14日がピークだった。今年はもう少なくなってしまった。この日は♀1匹のみ(他には♀の死骸ひとつ)。
公園をひと回りしてもまったく見つからず、最後のポイントで何とか見つけた♀で手乗り写真に挑戦した。
▼写真5 ウスタビガ♀ その2a 手乗り(ノートリミング、2013年11月14日、東京近郊)
▼写真6 ウスタビガ♀ その2b 手乗り(ノートリミング、2013年11月14日、東京近郊)
▼写真7 ウスタビガ♀ その2c 手乗り 側面(ノートリミング、2013年11月14日、東京近郊)
▼写真8 ウスタビガ♀ その2d 手乗り 側面(ノートリミング、2013年11月14日、東京近郊)
好みは分かれるかもしれないが、ウスタビガの顔は結構可愛い(笑)。
この個体は♂ほどではないが、触角がよく発達していた。
▼写真9 ウスタビガ♀ その2e 手乗り 顔面(ノートリミング、2013年11月14日、東京近郊)
ウスタビガはつかむ力が弱くすぐ落ちてしまうイメージがある。
この日前脚を観察すると、先端にヘラ状の部分があり、その脇に鍵状の器官があるのに気づいた。ヘラ状の器官が吸盤の役割をするのだろう。
▼写真10 ウスタビガ♀ その2f 手乗り 前脚(2013年11月14日、東京近郊)
せっかくなので昨年秋に撮影した♂の手乗り写真も載せておく(写真11)。
今思うとこの♂はかなり新鮮だった。
▼写真11 昨年撮影のウスタビガ♂ 手乗り(ノートリミング、2012年11月11日、東京近郊)
※写真11はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
写真12は昨年秋撮影の交尾シーン。
上の黄色い方が♀、下の茶色い方が♂だ。
今年は♂の姿が極端に少なく、こういうシーンには出会えなかった。
▼写真12 昨年撮影のウスタビガ♂&♀ 交尾シーン(2012年11月14日、東京近郊)
※写真12はニコンD7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
今年はこれでウスタビガの観察も終わりだろうか。
ウスタビガの時期が過ぎると、自分の中ではクリスマスシーズンが終わったような気がして何だか寂しい(笑)。
この記事を作成した後の11月16日、ウスタビガが羽化しているとの情報をいただき、出先からの帰りに寄ってみた。連絡をもらってから3時間くらい経っていたがまだ繭にとまったままだった。
綺麗な♂だった。
▼写真13 ウスタビガ♂ 羽化直後 その1a(ノートリミング、2013年11月16日、東京近郊)
▼写真14 ウスタビガ♂ 羽化直後 その1b(ストロボ撮影、ノートリミング、2013年11月16日、東京近郊)
※写真13、14はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
この場所では繭を見つけたこともあり、何度も樹上を眺めていたがなかなか発見できなかった。今年もやはりここに繭があった訳だ。
夕方に撮った♂の写真を2枚だけ追加掲載しておく。
撮影機材:※印以外はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
by mikiosu | 2013-11-16 22:30 | 蛾 | Comments(4)