フチグロトゲエダシャク その2(2014年3月9日)

3月4日は今季2度目のフチグロトゲエダシャク遠征。
一人で行くつもりでいたところ、朝早く石川会長から電話があり、蝶友・O氏と一緒に行くとのこと。現地集合にして、お二人より少し早めに現地に着く。
O氏とは3年前に一度、裏高尾の林道でミヤマカラスアゲハを一緒に撮ったことがあり、お会いするのはそれ以来だ。あの時は確か、アオバセセリを初めて撮った日だったような気がする。

10時から一人で、10時半頃からは3人でひたすらフチグロトゲエダシャクを探して歩く。
まだ個体数が少ないと見えて、なかなか♂の姿も捉えることができない。
自分としてはまだ見たことのない♀を見つけたいのだが…。
何とか土手の上で♂の写真を少し撮ることができた(写真1)。

▼写真1 フチグロトゲエダシャク♂ その1(2014年3月4日、東京郊外)
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飛翔中の♂は昼前くらいにやや数を増したようだ。
昼前に合流された「公園昆虫記」のおはるさんが、♂の姿を何度か見つけてくださった。
写真2〜4はその中で一番新鮮な個体。

▼写真2 フチグロトゲエダシャク♂ その2a(ノートリミング、2014年3月4日、東京郊外)
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※写真2はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真3 フチグロトゲエダシャク♂ その2b(ノートリミング、2014年3月4日、東京郊外)
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▼写真4 フチグロトゲエダシャク♂ その2c(2014年3月4日、東京郊外)
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※写真4はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED

この日も随分歩き回ったのに、とうとう♀の姿は見つけられなかった。帰り際、石川会長は二日後にもう一度来てみると言う。
自分は来週もう少し気温が上がってから行ってみようと思っていたが、3月6日の午後、石川会長から電話があり、一人で行ってフチグロトゲエダシャクの交尾シーンを見つけたとのこと。
そう聞くとやはり居ても立ってもいられない。翌7日に一人で探しに行ってみた。

3月7日、今季三度目のフチグロトゲエダシャク遠征。
昼頃にはそこそこ飛翔する♂の姿が見られた。しかし、一人で枯れ枝の多い草むらを歩き回るのは結構しんどい。靴は真っ黒になり、ズボンはひっつき虫だらけになってろくなことがない(笑)。
歩き回ってもなかなか撮影チャンスはなく、今日はダメかな…と思いつつ、飛んでいる♂の姿をうつろな眼で追う。
すると、同じ場所を旋回するように飛ぶ♂の姿に気づき、じっと見ていると草むらにぽとりと落ちたように見えた。
そっと忍び寄ると、なんとそこには交尾中の姿が!
写真5〜7は交尾シーン。

▼写真5 フチグロトゲエダシャク交尾シーン その1a(ノートリミング、2014年3月7日、東京郊外)
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※写真5はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

▼写真6 フチグロトゲエダシャク交尾シーン その1b(ノートリミング、2014年3月7日、東京郊外)
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▼写真7 フチグロトゲエダシャク交尾シーン その1c(2014年3月7日、東京郊外)
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邪魔な枯れ枝を払いのけながら何枚か写真を撮っていると♂は離れて飛んで行ってしまった。
写真8〜11は残された♀の姿。
翅はまったくなく、思ったよりも大きかった。体長は約12ミリといったところか。

▼写真8 フチグロトゲエダシャク♀ その1a(ノートリミング、2014年3月7日、東京郊外)
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▼写真9 フチグロトゲエダシャク♀ その1b(ノートリミング、2014年3月7日、東京郊外)
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▼写真10 フチグロトゲエダシャク♀ その1c(ノートリミング、2014年3月7日、東京郊外)
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▼写真11 フチグロトゲエダシャク♀ その1d(2014年3月7日、東京郊外)
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※写真11はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真を撮っている間、♀はじっとしていた。一旦離れて数分後に同じ場所に戻ってみると、♀の姿はどこにもなかった。
わずかの間に移動してしまったのだろうか。フユシャクの♀は、昼間はじっとしていることが多いが、歩くとなると思った以上に脚力があって驚かされることがある。以前、日当りの良い木柵にとまっていたクロオビフユナミシャク♀を突ついてみると、もの凄く素早く歩き出したのでびっくりしたことがある。
昼行性のフチグロトゲエダシャク♀はその気になればかなり速く移動できるのかもしれない。

参考サイト:日本産フユシャクWEB図鑑相模国の自然スケッチ、ほか

撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-03-09 00:01 | | Comments(8)

Commented by 2008oharu at 2014-03-09 08:41
見事交尾写真・メス写真をゲットされ、おめでとうございます。やはり思い立ったらすぐ行動することが大切なのですね。
Commented by himeoo27 at 2014-03-09 10:15
記載された通りフチグロトゲエダシャク♀の歩行
速度は、見た目とは異なり結構早かったです。
埼玉県内のポイントは個体数が少なく4時間
探し回って♂個体を3~4頭ほど(重複含む)し
か見かけませんでした。
Commented by みき♂ at 2014-03-09 19:11 x
おはる様
コメントありがとうございます。
運が良かったのではないかと思います。
ひとり、土手の上から草むらを眺めた時にはとても見つけられる気はしませんでした(笑)。
Commented by みき♂ at 2014-03-09 19:14 x
himeoo様
コメントありがとうございます。
4時間ですか! 頑張りましたね。
草むら探索、自分一人では2時間が限度のような気がします。
「鳥蝶ビデスコ」さんのブログも拝見しました。
フチグロトゲエダシャク♀、かなり歩行能力が高いようですね。
ちょっと写真を撮ったくらいで満足せず、もっと熱心に観察すべきだったと反省しております。
Commented by mtana2 at 2014-03-11 07:54
みき♂さん、はじめまして。
拙ブログ、ご訪問いただきありがとうございました。
今後共、よろしくお願いいたします。

交尾、♀、おめでとうございます。
交尾発見!、感激のほど、実感として伝わってきます。
私の場合、交尾時間が思っていたより短くて、実は撮影で刺激を与えすぎて警戒して交尾を解いてしまったのではないかと心配していました。
Commented by みき♂ at 2014-03-11 20:27 x
mtama2様
ご来訪&コメントありがとうございます。
こちらこそ宜しくお願い致します。
拙ブログで紹介した交尾シーンも、ひょっとすると途中でやめてしまった可能性があります。
またチャンスがあればじっくり観察したいものです。
Commented by Sippo5655 at 2014-03-11 21:43
抱きかかえるように・・・
私もいつか出会ってみたいです。
数年前、同じ種類?の蛾が、
死んだ♀を抱きかかえるようにじっとしていたことを
思い出しました。
Commented by みき♂ at 2014-03-11 22:55 x
Sippo様
コメントありがとうございます。
実際、近づいて目にした時に、抱きかかえているよう、と思いました。
なかなか撮影しにくい蛾なので、挑戦しがいもあります。是非探してみてください。
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