カワトンボ…(2014年5月15日)

どうも自分が観察に行くポイントのカワトンボが、ニホンカワトンボかアサヒナカワトンボかよく分からなくなってきた(汗)。
これまでニホンカワトンボとして紹介してきたのだが、今後はっきりするまではカワトンボの仲間としておきたい。
写真については、「カワトンボの仲間の♂」というのではまだるっこいので、「カワトンボ♂(または♀)」と表記することとする。
これまで通りたくさん撮って、少しでも識別の助けとなる写真が撮れれば良いと思う。

そんな訳で、写真1〜6はカワトンボの仲間の♂。
写真1、2はまだ成熟途上の♂。縁紋は白いが腹端を見ると明らかに♂だった。
メタリックグリーンがとても綺麗で、何とか鮮明に撮ろうと地べたを匍匐前進して近づいたのだった(笑)。

▼写真1 カワトンボ♂ その1a(ノートリミング、2014年5月2日、東京郊外)
d0303129_322394.jpg

▼写真2 カワトンボ♂ その1b(2014年5月2日、東京郊外)
d0303129_32331.jpg


写真3も♂。この個体もまだ縁紋は白く、複眼の色も薄かった。

▼写真3 カワトンボ♂ その2(ノートリミング、2014年5月2日、東京郊外)
d0303129_324680.jpg


二日後に同じ場所で見かけた個体は縁紋も赤くなり、身体は白い粉を吹きはじめていた(写真4)。
どうやらカゲロウの仲間を捕食していたようだ。

▼写真4 カワトンボ♂ その3(2014年5月4日、東京郊外)
d0303129_325522.jpg


写真5は「ぐんま昆虫の森」で見つけた♂。群馬のカワトンボもニホンカワトンボかアサヒナカワトンボかよく分からない。
橙色翅型の♂が飛んでいる姿はなかなか美しいものがある。

▼写真5 カワトンボ♂ その4(2014年5月10日、群馬県)
d0303129_33635.jpg


写真6は5月12日に東京郊外で見つけた成熟♂。
翅の色はやや薄いが、複眼、縁紋、身体の白い粉を見ると成熟した♂と考えて良いのではないか。

▼写真6 カワトンボ♂ その5(2014年5月12日、東京郊外)
d0303129_331934.jpg


写真7〜12はカワトンボの仲間の♀。
写真7、8は羽化間もない♀。可哀想に翅は羽化不全のようだ。少し飛んだが長い距離を飛ぶのは無理かもしれない。葉上にとまったところをアップで撮ってみた(写真8)。

▼写真7 カワトンボ♀ その1a(2014年5月2日、東京郊外)
d0303129_33319.jpg

▼写真8 カワトンボ♀ その1b(2014年5月2日、東京郊外)
d0303129_334183.jpg

※写真7、8はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough

写真9、10は郊外の里山で撮った♀。
この日は何匹か見かけたが写真は一個体しか撮れなかった。
この付近ではアサヒナカワトンボが見られることになっているので、たくさん撮って見比べてみたい。

▼写真9 カワトンボ♀ その2a(2014年5月4日、東京郊外)
d0303129_335484.jpg

▼写真10 カワトンボ♀ その2b(2014年5月4日、東京郊外)
d0303129_3412.jpg


写真11、12は写真1と同じ場所で撮った♀。
葉上に移動したところを正面からも撮ってみた(写真12)。
カワトンボ類はなかなか接近させてくれないが、この個体は比較的近くまで寄ることができた。

▼写真11 カワトンボ♀ その3a(2014年5月12日、東京郊外)
d0303129_34978.jpg

▼写真12 カワトンボ♀ その3b(2014年5月12日、東京郊外)
d0303129_341921.jpg


ニホンカワトンボかアサヒナカワトンボか、早くはっきりできる日が来れば良いのだが…、なかなか難しいかもしれない。
名前が分からないからと言って、この綺麗なトンボを見つけて素通りすることは、私にはできない。
種名がはっきりしないのは悔しいが、めげずにこれからも引き続き取り上げていきたい。

参考文献:『ネイチャーガイド 日本のトンボ』(尾園暁、川島逸郎、二橋亮著、文一総合出版)

撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

by mikiosu | 2014-05-15 03:04 | 蜻蛉 | Comments(10)

Commented by あかね at 2014-05-15 17:18 x
みき♂さま
こんにちは!
やっぱり悩んでいますね!!
でも専門家?でも識別は困難でDNA鑑定で
調べるそうです。
みき様が仰るようにカワトンボでいいと思います。
なんだかホッとしました!
相変わらずシャープな画像ばかり!!!
Commented by pastel24 at 2014-05-15 22:06
迷えば迷うほど分からなくなってしまい、奥が深すぎですね
写真1、これほど白濁が大きな未成熟個体ははじめて見ました
「トンボ入門」(新井裕)の本の中に全く同じ容姿の写真が
ありますが、差し替えたいぐらい見栄えのする写真です。
↓早々イモムシほしくなり、たまたまアケビコノハが安価でしたので
買ってしまいました。他のも欲しかったのですが、送料を入れると
300円以上になるので様子見です
以前ペットボトル飲料のおまけで野鳥シリーズがあったのですが
それを集めたことがありますが、イモムシシリーズがおまけでは
売れないと困るので、ガチャなのでしょうね(笑)
写真と関係の無い事でスイマセン
Commented by puntamama at 2014-05-15 23:05
 こんばんは!
写真8が素晴らしいですねぇ @@
頭部がメタリックでとても綺麗なのは分っていますが
これほど鮮明に!
しかもまだ初々しい乳白色の複眼との対比が美し過ぎます @@

OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough 恐るべし!
Commented by みき♂ at 2014-05-15 23:32 x
あかね様
コメントありがとうございます。
悩みましたがしばらくはカワトンボの仲間ということにしておきます。

Commented by みき♂ at 2014-05-15 23:35 x
pastel様
コメントありがとうございます。
アケビコノハ、ゲットされましたか。
アケビコノハ幼虫はちょっと欲しいですが、主フィールドでも時折見られるので、我慢しておきます。
Commented by みき♂ at 2014-05-15 23:38 x
puntamama様
コメントありがとうございます。
TG-2、動かない被写体だとかなりよく撮れます。
デジタル一眼でここまで鮮明に撮るのはなかなか難しいです。
Commented by twoguitar at 2014-05-16 09:46 x
この辺はニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの分布が重なっている地域なんですね。すべてニホンカワトンボだと勝手に思い込んでいました。
DNAが異るのなら、生態の相違とか翅脈の相違だとかどこかに識別ポイントが現れても良さそうに思うのですが。
一時ウラギンヒョウモンには、サトウラギンヒョウモン、ヤマウラギンヒョウモンの2種が混在するとの発表がありましたが、その後明快な研究報告がないようですね。悩ましいです。
Commented by みき♂ at 2014-05-17 04:21 x
twoguitar様
コメントありがとうございます。
昨年まではニホンカワトンボしかいないと思っていたのですが、どうもそうとは言いきれないようです。
今後もたくさん撮って、識別ポイントを探してみたいです。
Commented by yoda-1 at 2014-05-21 02:52
これはややこしいですね。
東京都も西半分がアサヒナで中央東側にはニホンがいるとは埼玉県と同じような状況でしょうか。
私の今の識別眼では、写真7,8の♀雌その1がアサヒナで、他は全部ニホンに見えます。
今後のご参考にしてください。
Commented by みき♂ at 2014-05-21 04:50 x
yoda様
コメントありがとうございます。
yodaさんの比較記事、拝見しました。
自分も写真をたくさん撮りためて、識別の資料となるものを積み上げていけたらと思っております。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード