晩夏の大物蛾・ヤママユ(2014年9月29日)
晩夏に見られるヤママユ成虫は、数は少なくないと推測するが、2011年に2度見かけた後は、一昨年も昨年も見ることが出来なかった。
今年は目撃情報を元に2〜3箇所ポイントを設定し、集中的にチェックしてみたところ、首尾よく見つけることができた。
写真1、2は林縁の電柱で見つけたヤママユ。
▼写真1 ヤママユ その1a(ノートリミング、2014年9月12日、東京郊外)
▼写真2 ヤママユ その1b(外部ストロボ、2014年9月12日、東京郊外)
写真3、4は2週間後に上記の撮影場所近くの電柱で見つけたヤママユ。
この個体はよく発達した触角まで確認できたので♂と分かる。
高い位置にとまっていたので計測は出来なかったが、この個体はかなり大きかったように思う。
▼写真3 ヤママユ♂ その2a(ノートリミング、2014年9月26日、東京郊外)
▼写真4 ヤママユ♂ その2b(2014年9月26日、東京郊外)
写真5は歩道橋にとまっていたヤママユを道路から見上げるようにして撮ったもの。
今年見つけた中では一番色が薄かった。
▼写真5 ヤママユ その3(外部ストロボ、2014年9月26日、東京郊外)
黄色いヤママユ♀を見たいとずっと思っていたのに、どうやら今年も果たせず、また来年の課題になってしまった。
(追記)
最後のお願いのつもりで出かけた9月30日、ヤママユの♀をとうとう見つけた(追加写真)。
ボ、ボロい(苦笑)。
何しろ道路脇の側溝に落ちていたので、2〜3枚撮って早々に引き上げた。
家に帰ってよく見ると卵もポロポロと落ちていた。
触れると動いたので一応生きていたようだ。
▼追加写真 ヤママユ♀(ノートリミング、2014年9月30日、東京郊外)
ついでなので2012年に撮ったヤママユの終齢幼虫の写真を1枚載せておく。
この幼虫、オレンジ色の気門や小さな薄青色の斑点がなかなか綺麗だった。
▼写真6 ヤママユ終齢幼虫(2012年6月26日、東京郊外)
※写真6はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
以下はおまけ画像。
石川会長が拙ブログにシンジュサンの画像がないと嘆いておられたので、古い写真だが一応載せておく。
これは2012年にミドリシジミを撮りに行った神奈川県の公園で撮ったもの。まだ繭にとまっていた羽化間もないと思われる個体。
写真7、8は腹面、写真9は背面。
背面写真は1時間後くらいに撮ったので、翅を左右に広げていた。
この日ミドリシジミを撮りに来ていた方々も熱心に撮っていたので、ご覧になったことがある人も多いだろう。
▼写真7 シンジュサン その1a 腹面(2012年6月14日、神奈川県)
▼写真8 シンジュサン その1b 腹面(2012年6月14日、神奈川県)
※写真7、8はニコンD90 & タムロンSP AF90mm f /2.8 Di MACRO
▼写真9 シンジュサン その1c(内蔵ストロボ、2012年6月14日、神奈川県)
※写真9はニコンD90 &タムロン AF 70-300mm f /4-5.6
ついでに幼虫写真も1枚。
と言っても幼虫にはまだ出会ったことがないので、海洋堂のイモムシ・ストラップを撮って載せてみた(笑)。
▼写真10 シンジュサン終齢幼虫のストラップ
※写真10はOLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
シンジュサンは成虫を一度見たきり、幼虫はまだ見たことがないので、来年は出会いを期待したい。
撮影機材:※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&スピードライトSB-910
by mikiosu | 2014-09-29 18:31 | 蛾 | Comments(4)