クロスジフユエダシャクの交尾シーン(2014年11月29日)
11月28日は微妙な天気ながら、主フィールドをひと回りしてみる。クロスジフユエダシャクの姿が多くなってきたようだ。
写真1、2は擬木柵にとまっていたクロスジフユエダシャク♂。
フィッシュアイレンズとマクロレンズで撮ってみる。
▼写真1 クロスジフユエダシャク♂ その1a(ノートリミング、2014年11月28日、東京近郊)
※写真1はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED&スピードライトSB-910
クロスジフユエダシャク♂の触角はちょっと変わっている。櫛歯状でも羽毛状でもない。私はこれをブラシ状と呼んでいる(写真2)。
▼写真2 クロスジフユエダシャク♂ その1b(2014年11月28日、東京近郊)
写真3はアケビの葉上にとまっていたところ。
どちらかと言うとクロスジフユエダシャクよりもアケビコノハが見たいのだが(笑)。
▼写真3 クロスジフユエダシャク♂ その2(ノートリミング、2014年11月28日、東京近郊)
写真4、5は交尾シーン。
フユシャクの交尾シーンは、♀が♂の翅の下に隠れてしまうので撮りにくい。
横から覗き込むように撮ってみたのが写真5。
▼写真4 クロスジフユエダシャク交尾シーン その1a(ノートリミング、2014年11月28日、東京近郊)
▼写真5 クロスジフユエダシャク交尾シーン その1b(ノートリミング、2014年11月28日、東京近郊)
写真6、7は交尾がばらけてしまった後の♀。
写真6はフィッシュアイレンズで、写真7はマクロレンズで撮ってみた。
写真6のように地面には黄色い落ち葉がたくさん。その上を♀を探してフラフラ飛んでいるクロスジフユエダシャク♂の姿がよく見られる。落ち葉の上にとまると保護色でなかなか見つからない。
▼写真6 クロスジフユエダシャク♀ その1a(2014年11月28日、東京近郊)
※写真6はニコンD7100+MB−D15 & AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED&スピードライトSB-910
マクロレンズで撮ろうとすると、♀はかなり早足で歩き回る。
まるで一刻でも早く産卵しようとしているようだ。
▼写真7 クロスジフユエダシャク♀ その1b(ノートリミング、2014年11月28日、東京近郊)
写真8、9は別個体の♀。
上記の交尾シーンから一時間後に通りかかると別の♀を見つけた。
交尾直後の♀に比べると尾端がやや細く見える。
これは産卵後なのか、交尾前なのか、ちょっと興味をそそられた。
▼写真8 クロスジフユエダシャク♀ その2a(ノートリミング、2014年11月28日、東京近郊)
▼写真9 クロスジフユエダシャク♀ その2b(2014年11月28日、東京近郊)
写真6、7の個体を撮った場所と写真8、9の個体を撮った場所は20メートルほど離れているが繋がっている同じ木柵。まさか産卵前と産卵後ということはないと思うが…。
撮影機材:全て外部ストロボ使用、※印以外はニコンD7100+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&スピードライトSB-910
by mikiosu | 2014-11-29 01:54 | 蛾 | Comments(4)
興味深いレポートですね。
交尾中の♀は♂の翅の下に隠れて足だけ見えている感じなんですね。
飛ぶ♂が多くて♀はどこにいるのか、巡り合えないのかいつも不思議なんですが、
交尾個体を見つけるこつはあるんでしょうか。
聞いた話では、雌は夜間にフェロモンを出すので、
♂が誘引されて交尾成立するとのことでしたが、
白昼でも堂々と?交尾成立するんですね。
こちらでも一箇所に50頭くらいちらちらと飛んでおりました。
例年だと12月上旬だと思うので、今年は少し早いですね。
交尾中の♀は♂の翅の下に隠れて足だけ見えている感じなんですね。
飛ぶ♂が多くて♀はどこにいるのか、巡り合えないのかいつも不思議なんですが、
交尾個体を見つけるこつはあるんでしょうか。
聞いた話では、雌は夜間にフェロモンを出すので、
♂が誘引されて交尾成立するとのことでしたが、
白昼でも堂々と?交尾成立するんですね。
こちらでも一箇所に50頭くらいちらちらと飛んでおりました。
例年だと12月上旬だと思うので、今年は少し早いですね。
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みき♂
at 2014-11-30 09:42
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twoguitar様
コメントありがとうございます。
クロスジフユエダシャク♂は昼間飛んでいる姿をよく見かけるので昼行性なのだと思います。
♀や交尾シーンは、主フィールドでは木柵や擬木柵など人工物で見かけることが多いです。
と言うか枯葉や木の幹にいるところは見つけにくいのだと思います。
コメントありがとうございます。
クロスジフユエダシャク♂は昼間飛んでいる姿をよく見かけるので昼行性なのだと思います。
♀や交尾シーンは、主フィールドでは木柵や擬木柵など人工物で見かけることが多いです。
と言うか枯葉や木の幹にいるところは見つけにくいのだと思います。
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himeoo27 at 2014-11-30 16:42
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みき♂
at 2014-12-01 00:44
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