7月のハエトリグモたち(2015年7月30日)
このところフィールド散策をさぼってばかりなので蝶の写真はなし。
最近主フィールドで撮ったハエトリグモでお茶を濁しておこう(苦笑)。
写真1はヒメカラスハエトリ♀。
これは7月でも主フィールドでもなく、6月に丘陵方面で撮ったもの。
▼写真1 ヒメカラスハエトリ♀(2015年6月28日、東京郊外)
※写真1はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&スピードライトSB-910
せっかくヒメカラスハエトリ♀が撮れたので、カラスハエトリと似ているところを♂♀並べてみたくて主フィールドでカラスハエトリを撮ろうとした。一応カラスハエトリは見つけたが、コンパクトデジカメで撮ろうとすると逃げられてばかりでうまく撮れなかった。
写真2はかろうじて撮れたカラスハエトリ♂。
カラスハエトリ♀はブレ写真しか撮れなかったので過去記事でご覧いただきたい(過去記事は→こちら)。
▼写真2 カラスハエトリ♂(2015年7月23日、東京近郊)
※写真2はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
写真3、4は主フィールドの柵で見つけたミスジハエトリの♀と♂。
ミスジハエトリはじっとしていてくれるのでコンパクトデジカメでも撮りやすい。
▼写真3 ミスジハエトリ♀(2015年7月11日、東京近郊)
▼写真4 ミスジハエトリ♂ その1(2015年7月11日、東京近郊)
※写真3、4はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
ミスジハエトリはどういうわけか家の中でもよく見かける(写真5)。
▼写真5 ミスジハエトリ♂ その2(2015年7月20日、東京近郊)
※写真5はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
写真6はオオハエトリ♀。
主フィールドで見かけるハエトリグモの中では大型だ。
これは建物外壁にいた個体。擬木柵などでもよく見かける。
▼写真6 オオハエトリ♀(2015年7月11日、東京近郊)
※写真6はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
写真7はチャイロアサヒハエトリ♀。
チャイロアサヒハエトリは小さい上に動きがあってうまく撮れないことが多い。
主フィールドでは木柵で見かけることが多い。
▼写真7 チャイロアサヒハエトリ♀(2015年7月23日、東京近郊)
※写真7はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
写真8〜10はデーニッツハエトリ♀。
デーニッツハエトリはハエトリグモの中では撮りやすいタイプと思う。
これは主フィールドの鉄柵で見つけた。
▼写真8 デーニッツハエトリ♀ その1a(2015年7月23日、東京近郊)
立ち止まってこちらをじっと見てくれることも多い(写真9)。
▼写真9 デーニッツハエトリ♀ その1b(2015年7月23日、東京近郊)
※写真8、9はOLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
写真10は幼体ではないかと思う。
多少動きがあってもデジタル一眼でストロボ撮影すれば大丈夫だ。
こちらは主フィールドの木柵にいた個体。
▼写真10 デーニッツハエトリ♀ その2(2015年7月25日、東京近郊)
※写真10はニコンD7200+MB−D15 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED&スピードライトSB-910
今の時期は気温も高く、ハエトリグモは活動的なのでコンパクトデジカメで接写しようとしても近すぎて逃げられてしまうことが多い。
デジタル一眼&マクロレンズで撮る方がワーキングディスタンスは長いので、逃げられない可能性が高い。自分の経験ではネコハエトリやアリグモなどは敏感で警戒心も強く、デジタル一眼でも撮りにくいタイプと思う。
しかし、ネコハエトリは近づくととレンズに飛び乗ってきたりするのが面白い。
参考文献:『ネイチャーガイド 日本のクモ』(新海栄一編著、文一総合出版)
by mikiosu | 2015-07-30 14:05 | 蜘蛛 | Comments(0)