最近買った虫の本4(2015年12月26日)

今年もあと数日となった。今年買った本の中でまだ紹介していないものを載せておきたい。

写真1は『大探検時代の博物学者たち』(ピーター・レイビー著、高田朔訳、河出書房新社、2003年3月初版発行、約420ページ、定価3000円)。
ダーウイン、ウォレスなど19世紀イギリスの博物学者たちを網羅的に紹介した本。これは10月に古書店で買ってすぐに読んでしまった。なかなか面白かった。

▼写真1 大探検時代の博物学者たち
d0303129_42355.jpg


写真2は『ベイツ−−アマゾン河の博物学者』(ジョージ・ウッドコック著、長澤純夫・大曾根静香共訳、新思索社、2001年10月初版発行、約392ページ、定価3800円)。
これは3月に買ったもの。のんびり読んで秋頃読了。

▼写真2 ベイツ−−アマゾン河の博物学者』
d0303129_421598.jpg


写真3は『アマゾン河の博物学者』普及版(H・W・ベイツ著、長澤純夫・大曾根静香共訳、新思索社、2002年9月初版発行、約552ページ、定価6000円)。
これは3月に上記の伝記と一緒に買った。表紙を見ただけで何だか血が騒ぐような気がしないか(笑)。
ベイツはダーウィンやウォレスの陰に隠れて地味な扱いを受けがちだが、当初はウォレスと一緒に、後に一人でアマゾンに長く滞在して多くの標本を採集、ベイツ型擬態にその名を残す人物。
この分厚い本は、実家に帰省したとき夜にやることがなくて困る。そんな時に読もうと思って買ったのだが、結局帰省しなかったのでまだちょっとしか読んでいない(笑)。

▼写真3 アマゾン河の博物学者
d0303129_423079.jpg


写真4は『マレー諸島−−オランウータンと極楽鳥の土地』ちくま学芸文庫、上・下巻(アルフレッド・R.ウォーレス著、新妻昭夫訳、筑摩書房発行、1993年8月初版発行、定価/上巻約576ページ1600円、下巻約654ページ1800円)。
この本は11月に神田神保町の古書店を覗いたとき、上下巻6800円くらいで売られていてびっくりした。その数日後、病院からの帰りに近所の古書店に入ってみると上下巻1700円だったので喜んで買った。まだベイツの本も読み終えていないというのに(苦笑)。
あとで書店で見てみると単行本も出ていて6400円くらいだった。文庫は絶版になっているとはいえ、上下2冊で6800円はちょっと高いと思うがどうか。もっとも、もともと定価も上下巻で3400円もする。これが出たのが1993年ともう20年以上も前だから当時としても高い文庫本だったのではないか。
それはともかく、この本はまださわりしか読んでいない。ちゃんと読むのはベイツの本を読んでからかな。

▼写真4 マレー諸島−−オランウータンと極楽鳥の土地
d0303129_424196.jpg


写真5は『五麗蝶譜−−シジミチョウとアリの共棲』(山口進著、講談社、1988年10月初版発行、約264ページ、定価28000円)。
この本は10月に古書店で見つけて買った。見つけたと言うか、その古書店にあるのはしばらく前から知っていた。何ぶん高い本なので買うと言う踏ん切りがなかなかつかなかった(笑)。
サブタイトルにあるように、アリと関係の深いシジミチョウ−−ゴマシジミ、オオゴマシジミ、クロシジミ、キマダラルリツバメ、ムモンアカシジミの生態を詳しく調べられた本である。
定価28000円というのも当時としては高価な本だったと思う。古書店では38000円の値段がついていた。中身を見てやっぱり買おう! と決めた時には持ち合わせがなく、数日後に買いに行った。これで4万円を出してお釣りがくると思ってはいけない。税込みだと41000円を超えるのだ(涙)。
もったいないのでちょっとずつしか読んでいないが(笑)、大変な労作で、写真はもちろん読み応えのある文章も素晴らしいと思う。これからゆっくり読みたいと思っている。
ちなみに私はこの本に取り上げられている5種類のチョウのうち、成虫の姿すらゴマシジミ1種しか見たことがない。来年はもう1〜2種くらい見てみたいものだ。

▼写真5 五麗蝶譜−−シジミチョウとアリの共棲(右側は外函)
d0303129_42537.jpg


以下の2冊はおまけ。
写真6は「チョウの舞う自然」日本チョウ類保全協会 会誌21号、2015年11月30日発行。
私も会員になっている日本チョウ類保全協会の会誌である。
最新号の表紙はハヤシミドリシジミ♂の素晴らしい写真であった。ハヤシミドリシジミは無理かもしれないが、来年はオオミドリシジミかフジミドリシジミ♂の開翅シーンを撮りたいものである。

▼写真6 チョウの舞う自然
d0303129_43254.jpg


写真7は「月刊むし 2016年1月号」No.539(むし社、2016年1月1日発行。定価1260円)。
この雑誌は送っていただいた。「蝶鳥ウォッチング」のYODAさんが近縁種識別に関する論文をもう何か月も連載されておられる。1月号ではイチモンジチョウを取り上げているが、私の写真を3枚ほど使っていただき、編集部からお礼として送ってもらったものだ。ありがたいことである。
月刊むしは以前から気になっていた雑誌で、編集部まで買いに行こうかと思ったこともあるが、まだ果たしていない。
近縁種識別に関するYODAさんの連載も大変な労作だと思う。

▼写真7 月刊むし 1月号
d0303129_431289.jpg


余談だが、月刊むしはもうちょっと大きな字で組んではどうかと思う。若い人には分からないかもしれないが、50歳を過ぎて小さな字を追うのはかなりしんどい。その点、日本チョウ類保全協会の会誌は字も大きくて宜しい。タダで貰っておいて文句を言ってスマン(笑)。

今年は動植物に関する本をもっといろいろ買っているが、まだまったく読んでいない本や読んだけれどちょっと…という本は割愛した(笑)。それとキノコの本は何冊か興味深く読んだものがあるが、拙ブログではキノコをまだ扱っていないので紹介しないでおく。
ぼちぼち年末、またまた本の整理をしないといけない時期である。どこにどう片付けるか、頭の痛い時期なのであった。

by mikiosu | 2015-12-26 04:03 | その他 | Comments(4)

Commented by yurinBD at 2015-12-27 07:51
興味深い本がたくさんですね!
『五麗蝶譜−−シジミチョウとアリの共棲』は興味津々
ですね~。この本に登場する蝶達に出会いたい気持ち
を盛り上げる効果も大いに期待できそうですね!
私も出会いたい気持ちが強まってきました(笑)
月刊「むし」にお写真が採用されたのですね、
素晴らしいですね~♪ 本、購入してみます!
Commented by mikiosu at 2015-12-28 14:05
yurin様
コメントありがとうございます。
『五麗蝶譜』はまだちょっとしか読んでいませんが、冬の間に少しずつ読もうと思っています。
アリと共棲する蝶たちは、たまたま会えるという蝶ではないので、しっかり狙いを定めて見に行かないと出会えないでしょうね。
yurinさんが今年撮られたクロオオアリとクロシジミのような写真が撮れたら万々歳です。
Commented by 虫愛でるミセス at 2015-12-29 09:36 x
キノコ本も紹介して下さい。
キノコの写真も是非!
Commented by mikiosu at 2015-12-30 03:17
虫愛でるミセス様
コメントありがとうございます。
あ、そうですか。ではそのうち折りをみて紹介したいと思います。
キノコは図鑑も買いましたが同定がなかなか難しいですね。面白い写真が撮れたら載せたいです。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード