また増えたムラサキ兄弟(2016年12月27日)
ほぼ一週間前には主フィールドで越冬態勢の蝶としてウラギンシジミ6匹、ムラサキシジミ13匹、ムラサキツバメ6匹見られた。
ウラギンシジミに関しては、道路脇のツバキに3匹一緒にとまっていた個体FGHはすぐにいなくなってしまい、現在は3匹。
写真1はやや高い葉裏にとまるウラギンシジミ(個体C)。
▼写真1 ウラギンシジミ(越冬個体C) その1(2016年12月26日、東京近郊)

写真2はツバキの葉裏にとまる個体D。
▼写真2 ウラギンシジミ(越冬個体D) その2(ノートリミング、2016年12月24日、東京近郊)

写真3はその隣りのツバキにとまる個体E。
探せばもっと見つかるかもしれないけれど、今のところこの3匹が越冬中だ。
▼写真3 ウラギンシジミ(越冬個体E) その3(2016年12月26日、東京近郊)

ムラサキシジミは一週間前の13匹から15匹に増えた。もっとも、ムラサキシジミはちょっと暖かいと飛び出すので個体数の確定は難しい。
写真4は蜘蛛の巣に絡まる枯葉裏にいる4匹の集団。
以前は3匹だった場所に1匹増えて4匹になっている。
▼写真4 ムラサキシジミ(4匹) その1(2016年12月24日、東京近郊)

写真5はその近くにとまっている単独個体。
▼写真5 ムラサキシジミ(1匹) その2(2016年12月26日、東京近郊)

写真6、7はサンゴジュの葉上にとまっている2匹と3匹の集団。
▼写真6 ムラサキシジミ(2匹) その3(2016年12月24日、東京近郊)

▼写真7 ムラサキシジミ(3匹) その4(2016年12月24日、東京近郊)

写真8は4匹の集団。
ここのツバキの集団は一度集まった後にいなくなり、また集まってきたところだ。
▼写真8 ムラサキシジミ(4匹) その5(2016年12月24日、東京近郊)

写真9は同じツバキの少し離れた場所にいる単独個体。
見たところあまり安定性の良さそうな場所ではない。
▼写真9 ムラサキシジミ(1匹) その6(2016年12月26日、東京近郊)

ムラサキツバメはムラサキシジミほど活動的ではないように思うが、それでも出入りはあるようだ。
アオキのムラサキツバメは12月10日は頭部を下にしてとまっていて(写真10)、翌日は頭部を上にしてとまっていた(写真11)。その翌日の26日には見られなかった。
ここの個体は11月6日から観察してきたので、いなくなったのはやや寂しい。
▼写真10 ムラサキツバメ(1匹→0匹) その1a(2016年12月24日、東京近郊)

▼写真11 ムラサキツバメ(1匹→0匹) その1b(2016年12月25日、東京近郊)

昨冬から観察ポイントになっているツバキのムラサキツバメは葉っぱの間にいる5匹は健在(写真12)。
▼写真12 ムラサキツバメ(5匹) その2(2016年12月26日、東京近郊)

同じツバキの上の方に何と10匹くらいの集団がいるのを、この日お会いした黒猫さんが見つけてくれた(写真13)。
▼写真13 ムラサキツバメ(約10匹) その3a(外部ストロボ、2016年12月25日、東京近郊)

※写真13はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO & Tele Converter MC-14&エレクトロニックフラッシュFL-600R
写真14は翌日の様子。
何度見ても正確に何匹いるのか数えられない(苦笑)。便宜的に約10匹としておく。よってムラサキツバメは計15匹になった。
▼写真14 ムラサキツバメ(約10匹) その3b(ノートリミング、2016年12月26日、東京近郊)

ここのツバキには12月19日から5匹の集団がいるのを観察してきたのに、私も観察仲間も同じツバキの葉上にもっとたくさんの集団がいることに気がつかなかった。
昨冬もサンゴジュでムラサキシジミの集団を見つけられた黒猫さんの眼力にびっくりするばかりだ。
撮影機材:※印以外はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
by mikiosu | 2016-12-27 23:59 | 蝶 | Comments(4)
黒猫です。
いや、私も多くの人が見つけていた「5 頭集団」の方はちっとも気がつかなかったから同じようなものです。
5 頭の方が手元近くだから眼が老化したのかな?
一本の樹に集団を見つけてしまうと、無意識的に「もうここにはいないだろう」と思いこんでしまうものなのかもしれません。
一本で 15 頭なんて本当に「ムラサキツバメのなる樹」ですね。
いや、私も多くの人が見つけていた「5 頭集団」の方はちっとも気がつかなかったから同じようなものです。
5 頭の方が手元近くだから眼が老化したのかな?
一本の樹に集団を見つけてしまうと、無意識的に「もうここにはいないだろう」と思いこんでしまうものなのかもしれません。
一本で 15 頭なんて本当に「ムラサキツバメのなる樹」ですね。
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枯れ葉に紛れて越冬する蝶、
見つけるのは至難の業ですよね・・・
寄り添い寒さをしのいで
頑張る姿に心打たれます。
暖かく飛び回る日があっても
暮れるとまた同じ葉に戻る
たくさんある葉の中から
その葉をどうやって覚えているのでしょうね?
・・・あ、地震><
見つけるのは至難の業ですよね・・・
寄り添い寒さをしのいで
頑張る姿に心打たれます。
暖かく飛び回る日があっても
暮れるとまた同じ葉に戻る
たくさんある葉の中から
その葉をどうやって覚えているのでしょうね?
・・・あ、地震><
黒猫様
コメントありがとうございます。
いやあ、昨冬のサンゴジュのムラサキシジミといい、今度のムラサキツバメといい、流石の眼力ですよ!
サンゴジュのムラサキシジミは今年も観察できているので、黒猫さんのお陰で観察ポイントが増えました♪
コメントありがとうございます。
いやあ、昨冬のサンゴジュのムラサキシジミといい、今度のムラサキツバメといい、流石の眼力ですよ!
サンゴジュのムラサキシジミは今年も観察できているので、黒猫さんのお陰で観察ポイントが増えました♪
Sippo様
コメントありがとうございます。
地震、怖かったですね。
ムラサキ兄弟たち、本当に寄り添って寒さをしのいでいるように見えますよね。別に暖かいってことはないと思うのですが…。真ん中の子は風がしのげるから、自転車レースみたいに先頭交代のようなことをするんでしょうか。
コメントありがとうございます。
地震、怖かったですね。
ムラサキ兄弟たち、本当に寄り添って寒さをしのいでいるように見えますよね。別に暖かいってことはないと思うのですが…。真ん中の子は風がしのげるから、自転車レースみたいに先頭交代のようなことをするんでしょうか。


