スズバチの巣作り その1(2016年12月28日)
今年の春に新居に引っ越して約2か月後のこと、玄関前の短い階段にこんなものが出現した(写真1)。
ドロバチの仲間の巣だ。
▼写真1 スズバチの巣 その1a(2016年6月18日、拙宅にて)
しばらくすると母蜂がやってきた。スズバチだった(写真2)。
▼写真2 スズバチの巣 その1b(2016年6月18日、拙宅にて)
二日後には口が塞がれた(写真3)。
▼写真3 スズバチの巣 その1c(2016年6月20日、拙宅にて)
90分後には隣りにもう1部屋作りはじめた(写真4)。
▼写真4 スズバチの巣 その1d(2016年6月20日、拙宅にて)
写真5は翌日の様子。この日は雨が降っていた。
▼写真5 スズバチの巣 その1e(2016年6月21日、拙宅にて)
その翌日には口の形が出来上がっていた(写真6)。
▼写真6 スズバチの巣 その1f(2016年6月22日、拙宅にて)
毎日観察していると、作業がかなり捗る日と、2〜3日母蜂の姿が見えない日がある。
この後数日変化が無かったが、五日後には口から幼虫が見えていた(写真7)。
この幼虫はスズバチの幼虫ではなく、スズバチ幼虫の餌となる蛾の幼虫だ。
▼写真7 スズバチの巣 その1g(2016年6月27日、拙宅にて)
二日後には口が塞がれ、3番目の部屋を作りはじめていた(写真8)。
▼写真8 スズバチの巣 その1h(2016年6月29日、拙宅にて)
写真9は翌日の13時34分の様子、写真10は17時57分の様子だ。
▼写真9 スズバチの巣 その1i(2016年6月30日、拙宅にて)
4時間後には部屋はすっかり出来上がり、中には餌の幼虫まで詰め込んであった。母蜂はまったく働き者だ。
▼写真10 スズバチの巣 その1j(2016年6月30日、拙宅にて)
もうすぐにでも口を閉じて完成なのかと思うとそうでもなく、4日後の7月3日まであまり変わりはなかった(写真11)。
餌の幼虫が口から覗いているほか、巣の外に1匹落ちていた。
これは12時31分の撮影。
▼写真11 スズバチの巣 その1k(2016年7月3日、拙宅にて)
ところが12時35分にはもう口が閉じられていた(写真12)。
はやっ!
▼写真12 スズバチの巣 その1l(2016年7月3日、拙宅にて)
その日の18時42分には右側に4つ目の部屋がすでに出来上がっていた(写真13)。
▼写真13 スズバチの巣 その1m(2016年7月3日、拙宅にて)
翌日昼にはもう口が閉じられていたので、餌もたっぷり入れ終わったのだろう(写真14)。
▼写真14 スズバチの巣 その1n(2016年7月4日、拙宅にて)
部屋は4つで完成なのか、この後は外側に土を盛っていたようだ(写真15)。
これでほぼ完成なのだろう。あとで知ったが、オオセイボウはスズバチに寄生するらしい。スズバチには悪いが、オオセイボウが寄生に来てくれると嬉しいかな…。
▼写真15 スズバチの巣 その1o(2016年7月5日、拙宅にて)
写真16は二日後の様子。
階段が汚くなっちゃうなあ(苦笑)。
▼写真16 スズバチの巣 その1p(2016年7月7日、拙宅にて)
三日後、母蜂はまだ外側に土を盛ったりしていた(写真17)。
▼写真17 スズバチの巣 その1q(2016年7月10日、拙宅にて)
その後は特に変化無く過ぎ、11日後には穴が空いていた(写真18)。
これはスズバチの子どもがここから出たと考えて良いのだろうか。
位置的には最初の巣の場所。最初の巣の口が塞がれたのが6月20日なので、一か月くらい経っている。
▼写真18 スズバチの巣 その1r(2016年7月21日、拙宅にて)
二日後には穴が塞がっていた。誰が直したのか?
▼写真19 スズバチの巣 その1s(2016年7月23日、拙宅にて)
さらに三日後にはもう一つ別の穴が(写真20)。
これは15時33分の撮影。
▼写真20 スズバチの巣 その1t(2016年7月26日、拙宅にて)
同日18時11分にはまた穴が塞がっていた(写真21)。
穴から出てくる様子、穴を塞ぐ様子は残念ながら確認できなかった。
▼写真21 スズバチの巣 その1u(2016年7月26日、拙宅にて)
この後は巣は崩れるばかりで、もう子どもたちは全部巣立ってしまったのかもしれない(写真22〜24)。
▼写真22 スズバチの巣 その1v(2016年8月3日、拙宅にて)
▼写真23 スズバチの巣 その1w(2016年8月8日、拙宅にて)
▼写真24 スズバチの巣 その1x(2016年8月31日、拙宅にて)
できれば巣から子どもが出てくるところまで撮りたかったのだが、今年は果たせなかった。(つづく)
by mikiosu | 2016-12-28 23:59 | 虻・蜂 | Comments(0)