ホシミスジの羽化 その1(2017年5月22日)
拙宅からほど近い場所のコデマリにホシミスジの蛹が3個あるのは前に述べた(過去記事は→こちら)。
最初に蛹化した個体(個体Aとする)は5月5日蛹化なので、大体2週間くらいで羽化するとすればそろそろだ。蛹は羽化前にかなり黒化するので観察していれば分かるはず。
そうしてこの個体Aは蛹化後15日を経て、5月20日にようやく黒くなった。
写真1は5月20日の朝、写真2は夕方の様子。夕方にはさらに黒くなっていた。
▼写真1 ホシミスジの蛹(個体A 朝) その1a(2017年5月20日、都区内)
▼写真2 ホシミスジの蛹(個体A 夕方) その1b(2017年5月20日、都区内)
※写真1、2はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5Macro
翌日早朝には羽化してしまうかもしれない。
そう思って朝5時台に見に行ってみたのが写真3。
▼写真3 ホシミスジの蛹(個体A) その1c(2017年5月21日、都区内)
※写真3はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
背面を見るといまにもはち切れそうな雰囲気(写真4)。
▼写真4 ホシミスジの蛹(個体A) その1d(2017年5月21日、都区内)
※写真4はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ちなみに前日の背面は写真5。
ん? 同じように黒いがくねくねしている。そう思って遡ってみると5月18日もそのようになっていた(写真6)。
▼写真5 ホシミスジの蛹(個体A) その1e(2017年5月20日、都区内)
※写真5はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5Macro
▼写真6 ホシミスジの蛹(個体A) その1f(2017年5月18日、都区内)
※写真6はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
羽化目前に背筋が伸びたのだろうか…。
それはともかくとして、この日の朝、拙宅とコデマリを往復しながら5時10分、5時20分、5時45分、6時ちょうどにチェックしてもまだ羽化しない。
次にチェックしたのが6時30分とちょっと間があいてしまった。
…ホシミスジはもう出ていた(涙)。
カメラを持って近づくとホシミスジの姿が見えた(写真7)。
▼写真7 ホシミスジ その1a(ノートリミング、2017年5月21日、都区内)
※写真7はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5Macro
抜け殻にぶら下がり、翅もすっかり伸びているので羽化して10分くらいは経っている感じがした(写真8〜10)。
▼写真8 ホシミスジ その1b(2017年5月21日、都区内)
▼写真9 ホシミスジ その1c(2017年5月21日、都区内)
※写真8、9はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
▼写真10 ホシミスジ その1d(2017年5月21日、都区内)
※写真10はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
この日は早朝から気温が高く、羽化しそうな雰囲気は漂っていたのだけれど、たくさんいる蚊たちも朝から活動的だったので、いつ羽化するか分からない蛹の前で待っていることができなかった。
ホシミスジの蛹はまだ2つある。個体Bは5月8日蛹化なので、2〜3日後にはまたチャンスがあるはずだ。(つづく)
by mikiosu | 2017-05-22 23:59 | 蝶 | Comments(0)