ウツギにくる蝶、黒色系アゲハ編その1(2018年5月3日)
ウツギの花で見かけた黒色系アゲハをオナガアゲハ→カラスアゲハ→クロアゲハの順で取り上げたい。
当初は1回のつもりでいたのだが、山ほど写真を撮ったので少数に絞るのが難しい。まあ大した写真はないんだけどね(笑)。
何しろ4月27日と29日の二日間で約3000枚の写真を撮っていて、その多くは黒色系アゲハだったのだ。おかげで29日以降は写真の整理に忙殺されてしまった。
写真1はオナガアゲハ♂。
オナガアゲハは例年ウツギの花でたくさん見かける。今季もウツギの花に一番多くきていた蝶はオナガアゲハだった。
その割には毎年あまり写真を撮っていない。多分数が多いのと綺麗に撮るのが意外に難しいからではないかと思う。
▼写真1 オナガアゲハ♂ その1(ノートリミング、2018年4月27日、東京郊外)
※写真1はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
今季も似たような写真ばかり撮ってしまった(写真2)。
▼写真2 オナガアゲハ♂ その2(ノートリミング、2018年4月27日、東京郊外)
※写真2はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
ウツギにきているときよりむしろ街道沿いのオオアラセイトウにきているオナガアゲハの方が動感もあって良かったかもしれない。
写真3はオオアラセイトウにきていたオナガアゲハ♂。
狙ったわけではないのだが1/400秒では翅がかなりブレていた。
▼写真3 オナガアゲハ♂ その3a(2018年4月27日、東京郊外)
途中から1/2000秒に変えて飛翔シーンを撮る(写真4)。
▼写真4 オナガアゲハ♂ その3b 飛翔中(2018年4月27日、東京郊外)
オナガアゲハ♂は後翅前縁の白斑がポイントだ(写真5、6)。
▼写真5 オナガアゲハ♂ その3c 飛翔中(ノートリミング、2018年4月27日、東京郊外)
▼写真6 オナガアゲハ♂ その3d 開翅(ノートリミング、2018年4月27日、東京郊外)
拡大してみる(写真7)。
この白斑を性標と理解していたけれど、厳密に言うとちょっと違うらしい。確かに雌雄の識別点ではあるけれど、性標は♂の発香鱗のある場所を指すようだ(例:カラスアゲハ♂の表翅の一部など)。オナガアゲハ♂やクロアゲハ♂の白斑は広義の性標、カラスアゲハ♂やミヤマカラスアゲハ♂などの発香鱗は狭義の性標ということになろうか。
▼写真7 オナガアゲハ♂ その3e 開翅(2018年4月27日、東京郊外)
写真8は花から飛び立ったところ。
▼写真8 オナガアゲハ♂ その3f 飛び立ち(ノートリミング、2018年4月27日、東京郊外)
※写真3〜8はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
写真9は街道沿いの赤い花にきていた♂。
▼写真9 オナガアゲハ♂ その4 半開翅(2018年4月27日、東京郊外)
※写真9はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
二日後は白いツツジにきている♂も見かけた(写真10)。
翅がやや傷んでいたのがちょっと残念。
▼写真10 オナガアゲハ♂ その5 開翅(ノートリミング、2018年4月29日、東京郊外)
※写真10はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
ウツギの花ではオナガアゲハ♀も吸蜜していたけれど、翅がかなり破損していた個体しか撮れなかったので割愛した。(つづく)
by mikiosu | 2018-05-03 15:00 | 蝶 | Comments(0)