ムラサキツバメの蛹のその後(2018年9月12日)

近所の公園では8月下旬からムラサキツバがあちらこちらで散見される(写真1)。
これは野草園のアオキの葉上にとまったところ。

▼写真1 ムラサキツバメ その1a(ノートリミング、2018年9月7日、東京都)
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ちょっと拡大する(写真2)。

▼写真2 ムラサキツバメ その1b(2018年9月7日、東京都)
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※写真1、2はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ムラサキツバメの蛹は9月5日に見つけている(その記事は→こちら)。
このポイントで終齢幼虫を最後に見たのが8月25日なので、翌日移動して前蛹、27日に蛹化したとすると、2週間後の9月10日が羽化予定日と推測する。
9月9日、外出するときに通りかかって見ると少し黒化しているように見えた。
この時はカメラを持っていなかったのでスマホで撮っておいた(写真3)。
ブレブレなのはご愛敬で(笑)。

▼写真3 ムラサキツバメの蛹 その1a(2018年9月9日、東京都)
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※写真3はスマホで撮影

翌朝6時前に見に行ってみる。
かなり黒化していてもういつ羽化してもおかしくない感じ(写真4)。

▼写真4 ムラサキツバメの蛹 その1b(ノートリミング、2018年9月10日、東京都)
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拡大してみる(写真5)。

▼写真5 ムラサキツバメの蛹 その1c(2018年9月10日、東京都)
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自然光で撮るとこんな感じ(写真6)。

▼写真6 ムラサキツバメの蛹 その1d(ノートリミング、2018年9月10日、東京都)
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仔細に見ると腹部の両脇がまだ黒くなっていない(写真7)。
羽化は明日だろうか。

▼写真7 ムラサキツバメの蛹 その1e(2018年9月10日、東京都)
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引き上げるときに近くのマテバシイを見るとまだ終齢幼虫がいた(写真8)。

▼写真8 ムラサキツバメの幼虫(ノートリミング、2018年9月10日、東京都)
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その日の夕方は雨になった。
夕食後に見に行くと蛹は真っ黒になっていた(写真9)。

▼写真9 ムラサキツバメの蛹 その1f(ノートリミング、2018年9月10日、東京都)
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※写真4〜9はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro&マクロフラッシュSTF-8

翌朝は朝5時台から観察に行く。
写真10は朝5時半の撮影。
まだかなり濡れているのが気になる。

▼写真10 ムラサキツバメの蛹 その1g(ノートリミング、2018年9月11日、東京都)
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こんな状態でもアミメアリがまとわりついている(写真11)。
まるでアミメアリが水分を吸って乾かしてあげているように見える。

▼写真11 ムラサキツバメの蛹 その1h(ノートリミング、2018年9月11日、東京都)
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拡大する(写真12)。
前日の方が黒かったような気がする。
もうすぐにでも羽化するかと思ったけれど、気温も低かったせいかなかなか羽化しない。朝7時までは粘ったが諦めて帰宅。…ちょっと頑張りが足りなかったか。

▼写真12 ムラサキツバメの蛹 その1i(2018年9月11日、東京都)
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昼過ぎに見に行くともう羽化したあとであった(写真13)。

▼写真13 ムラサキツバメの蛹 その1j(蛹殻)(ノートリミング、2018年9月11日、東京都)
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空しいけれど拡大する(写真14)。

▼写真14 ムラサキツバメの蛹 その1k(蛹殻)(2018年9月11日、東京都)
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※写真10〜14はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro&マクロフラッシュSTF-8

うーん、もう2時間も粘れば羽化シーンが撮れただろうか。しかし、朝の公園で一人何時間も待つのはなかなかどうして、簡単ではないのであった。

ここのマテバシイのひこばえにはもう1匹幼虫がいた。もう蛹になっているはず。
そう思って探すとやはりいた(写真15)。

▼写真15 ムラサキツバメの蛹 その2a(ノートリミング、2018年9月11日、東京都)
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やはりアミメアリがたくさんまとわりついている(写真16)。

▼写真16 ムラサキツバメの蛹 その2b(2018年9月11日、東京都)
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※写真15、16はOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro&マクロフラッシュSTF-8

これほどたくさんのアリが蛹に群がっているからには、何か匂いや養分が関係しているのだろう。
ムラサキシジミの幼虫が分泌する液体を口にしたアリは、幼虫を守るように洗脳されるという研究結果があるらしいので、ムラサキツバメとアリにも同様の関係があるのかもしれない。蛹でも同じような作用があるのかどうかはよく分からない。

by mikiosu | 2018-09-12 23:59 | | Comments(12)

Commented by nika4 at 2018-09-15 10:10 x
うーん、残念でしたね。でも何時間も早朝の公園で観察を続ける姿勢に感服します。私にはとても出来ない!
ここまで来ると、もう1頭の蛹から羽化する瞬間を見てみたいですね。頑張ってください。
Commented by yurinBD at 2018-09-16 01:10
アミメアリの護衛がこれほどたくさんつくとは驚きです。
これでは他の虫はつきにくいでしょうね。自然はよくできてますね〜。
みき♂さんの幼虫と蛹の観察は凄いですね!
蟻と蝶の関係は面白いですね!
Commented by mikiosu at 2018-09-16 14:50
nika様
コメントありがとうございます。
この日は涼しかったのですが、朝の公園は意外に人目が多くて、蚊の襲来より人目の方が気になりました(笑)。
蛹はまだあるのでできれば羽化シーンを撮りたいですが、まあ簡単にはいかないでしょうね…。
Commented by mikiosu at 2018-09-16 14:55
yurin様
コメントありがとうございます。
ムラサキシジミやムラサキツバメの幼虫にアリが群がるのはこれまでも見ていましたが、蛹にもこれだけたくさんつきまとうのにはちょっとびっくりですね。
以前ウラゴマダラシジミの蛹が寄生バチに産卵されるシーンを見たことがありますが、これだけたくさんのアリがガードしていたら寄生バチ、寄生バエも寄ってこないでしょうね。
Commented by umajin2 at 2018-09-17 08:27
おはようございます!

アミメアリが集っているのは興味深いですね。
探す私たちには、目印になりますが(笑)
羽化シーン、惜しかったですね!
ずっと張っている訳にもいかないので、こればかりは難しいですね。
Commented by mikiosu at 2018-09-18 03:18
umajin様
コメントありがとうございます。
アリがまとわりつくのは前から観察していましたが、蛹にまでこんなにたくさん集まっているのはちょっとびっくりですね。もう一つの蛹はまだ黒化していないので、引き続き観察したいです。
Commented by Sippo5655 at 2018-09-19 21:47
野外で羽化を観察するのは
大変でしょう!!
よほど偶然性に賭けない限り・・・
飼育した蝶でさえ、難しいのですもの^^;
それにしても、蛹になってまで
たくさんのアリに囲まれて。
これもまた共生の一環、、
不思議ですね。
長い間に培われた、ルールがあるのでしょうね。
私も晩夏になってムラサキツバメを見る機会が
増えたというか、やっと見れたというか。。
Commented by mikiosu at 2018-09-20 20:04
Sippo様
コメントありがとうございます。
ムラサキツバメの羽化シーン、もうちょっと頑張れば…というところだったので悔やまれます。
残った蛹はその後なかなか黒化せず、微妙な状態になってます…。
その後は成虫もあまり見かけず、この分では越冬する姿も見られるかどうか心配になってきました。
Commented by nori at 2018-09-20 20:15 x
前日の夜と、翌朝5時から観察するなんてすごいですね。
ここまで粘ったらもう少し… という気持ちになりますよね。
空しいけど拡大、が笑ってしまいました。
しゃがんでいるのも疲れますが、立って見張っているのも
「あの人一体何を…?」と思われそうです。
アミメアリ、本当にたくさんですね。
羽化した殻にはもう全然寄りつかないんですね。
Commented by mikiosu at 2018-09-21 23:27
nori様
コメントありがとうございます。
今となってはどうしてもうちょっと粘らなかったかと悔やまれます。もう一つの蛹はその後まったく黒化せず、アミメアリも少なくなってきて、残念なことになってしまいそうです…。
Commented by TumaAka8 at 2018-09-24 15:21
はじめまして、Tsumamiyagarasu(ツマミヤガラス)です。
いつも拝見しています( ̄▽ ̄)
ムラサキツバメを前日の夜と翌朝から観察されるなんてすごいですね。
一応わたしも粘るときは、かなり粘る時があるのですが(汗)
成虫をしみじみ見たことはありますが、さなぎや幼虫をしみじみと観察した方がありません。
なので、今後はさなぎや幼虫にも注目できたらいいのではないかと思う限りです。
それにしても、あんなにアミメアリに囲まれて食べられないところがムラサキツバメのすごさですね。
改めて関心してしまいました‼
長文失礼しますm(__)m
Commented by mikiosu at 2018-09-25 03:07
TumaAka8様
ご来訪&コメントありがとうございます。
蝶の蛹は変化があまりないので観察するなら幼虫の方が良いかもしれませんね。シジミチョウ科の幼虫は結構可愛いし(私見)。
ムラサキツバメの蛹は何とか羽化シーンを撮りたくてその後もしつこく観察を続けています。今日の早朝くらいに羽化しそうなので起きて待機しているところです(笑)。
ブログを拝見すると同じ公園で撮影しておられますね。どこかでお会いしているかと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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