ダイミョウセセリの巣と幼虫(2018年11月2日)
丘陵遠征ではダイミョウセセリ幼虫の巣を少し観察した。
写真1はダイミョウセセリ幼虫の巣。
ヤマノイモの葉っぱはすっかり黄葉していた。
▼写真1 ダイミョウセセリ幼虫の巣 その1a(ノートリミング、2018年10月30日、東京郊外)
拡大する(写真2)。
▼写真2 ダイミョウセセリ幼虫の巣 その1b(ノートリミング、2018年10月30日、東京郊外)
20日前、10月10日に撮った巣を掲げる(写真3)。
これは何と、同じ葉っぱであった! この時は巣を開かなかったので幼虫は確認していない。
▼写真3 ダイミョウセセリ幼虫の巣 その2(ノートリミング、2018年10月10日、東京郊外)
再掲載になるが10月3日に同じ場所で撮った巣(写真4)。
穴や欠け方などからすると同じ葉っぱの可能性大である。移動しないでずっと同じ葉っぱにとどまっていたことになる。
▼写真4 ダイミョウセセリ幼虫の巣 その3(再掲載、ノートリミング、2018年10月3日、東京郊外)
写真5はその時に見つけた幼虫。
▼写真5 ダイミョウセセリの幼虫 その1(再掲載、2018年10月3日、東京郊外)
そして写真6が10月30日に見つけた幼虫。
丸々と太っていた。巣から出て近くの葉を食べ、また巣に戻る、を繰り返していたのであろう。
▼写真6 ダイミョウセセリの幼虫 その2a(ノートリミング、2018年10月30日、東京郊外)
拡大する(写真7)。
これくらい大きくなると移動して巣を作り直すのだと思っていたけれど、条件が合えば同じ巣に留まるということになろうか。
▼写真7 ダイミョウセセリの幼虫 その2b(2018年10月30日、東京郊外)
写真8は近くで見つけた別個体の幼虫。
これも丸々と肥えていた。
▼写真8 ダイミョウセセリの幼虫 その3(2018年10月30日、東京郊外)
ダイミョウセセリは幼虫越冬である。営巣している葉っぱが枯れ落ちるとそのまま地面で越冬して、春になったら摂食せずに蛹化するらしい。
老熟幼虫で越冬→春に摂食せずに蛹化、のパターンはコミスジと同じである。コミスジとは幼虫も成虫も似ているホシミスジは若齢幼虫で食草の枝先に作った巣の中にて越冬する。同じ幼虫越冬でも生態はいろいろで興味が尽きない。
撮影機材:OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II & M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
by mikiosu | 2018-11-02 23:59 | 蝶 | Comments(4)
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yurinBD at 2018-11-09 22:50
ダイミョウセセリの幼虫の巣は特徴的ですね~、
未だ見たことがありませんので、一度見たいものです。
それしにしても見事に丸々と太ってますね!
これほど太るとは知りませんでした~
蛹化するためのエネルギーを今から貯めているのですね、面白いです。
未だ見たことがありませんので、一度見たいものです。
それしにしても見事に丸々と太ってますね!
これほど太るとは知りませんでした~
蛹化するためのエネルギーを今から貯めているのですね、面白いです。
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Sippo5655 at 2018-11-10 22:13
幼虫の巣、、
これを見つけられるようになりたい^^
同じ葉っぱの上で暮らして、
ほんと丸々と太って♪
なんか、フウセンカズラの実を連想してしまいました^^;
越冬態の不思議。
ほんと興味は尽きないです。
これを見つけられるようになりたい^^
同じ葉っぱの上で暮らして、
ほんと丸々と太って♪
なんか、フウセンカズラの実を連想してしまいました^^;
越冬態の不思議。
ほんと興味は尽きないです。
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mikiosu at 2018-11-11 05:20
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mikiosu at 2018-11-11 05:24
Sippo様
コメントありがとうございます。
幼虫の巣はわりと見つかりますよ。この秋には先日ご一緒した場所でも見つけてます。忘れてましたが…(苦笑)。でもここまで丸々とした幼虫は初めてですね。プヨンプヨンしてました。
コメントありがとうございます。
幼虫の巣はわりと見つかりますよ。この秋には先日ご一緒した場所でも見つけてます。忘れてましたが…(苦笑)。でもここまで丸々とした幼虫は初めてですね。プヨンプヨンしてました。